図書館戦争(小説・漫画・アニメ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
2006年よりアスキー・メディアワークスより出版された有川浩の小説及びそれらを原作とする漫画、アニメ、実写化作品である。シリーズ作品であり、「図書館戦争」から始まる全4巻と外伝「別冊図書館戦争」全2巻で構成される。舞台は公序良俗を乱し人権を侵害する表現を規制する法律が制定された架空の日本。主人公笠原郁は不当な検閲から本を守るため、表現の自由を守るため図書隊員として戦う。
『図書館戦争』の概要
2006年より刊行された有川浩によるミリタリー・SF・恋愛小説である。カバーイラストは徒花スクモ。2008年に第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞している。
シリーズ構成されており、「図書館戦争」から始まり、「図書館内乱」、「図書館危機」、「図書館革命」の全4巻と、スピンオフ作品である外伝シリーズ「別冊図書館戦争」全2巻からなる。単行本はアスキー・メディアワークスから出版され、角川文庫版が発刊されている。メディア展開も多岐にわたる。
『図書館戦争』のあらすじ・ストーリー
正化31年(2019年)、公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律「メディア良化法」の成立から30年経った日本。メディアの自由を巡りメディア良化委員会と図書隊は抗争を繰り広げ、激化の一途を辿り完全な武力抗争と化していた。
笠原郁は高校3年の秋に自身を検閲の窮地から救った図書隊員に憧れ、図書隊入隊を志す。
郁が図書隊に入隊し、本の自由、表現の自由を守るため、上官である堂上篤、小牧幹久、同僚の柴崎麻子、手塚光らとともにメディア良化法に抵抗し奮闘する姿と、恋愛模様を描く。
『図書館戦争』の用語
図書館の自由法(としょかんのじゆうほう)
メディア良化法の検閲に対抗すべく、図書館法全三章に付け加えられる形で成立した図書館法第四章の通称。
図書隊(としょたい)
図書館が図書館法第四章(通称 図書館の自由法)を根拠に正化16年(2004年)に設立した独自の防衛組織。北海道から沖縄まで全国10地区に図書隊基地を設置している。なお本作の舞台となるのは関東図書隊である。シンボルマークはカミツレ。花言葉は「苦難の中の力」。
郁が所属する防衛部、柴崎が所属する業務部のほかに、後方支援部、総務部、情報部、法務部、施設整備部からなる。
図書特殊部隊(ライブラリー・タスクフォース)
通常図書館業務から大規模制圧戦まで全業務に精通する精鋭部隊。
防衛部の中でも高い能力を持つものが揃う。
王子様
郁を良化隊による検閲から救った憧れの図書隊員のこと。
メディア良化法(メディアりょうかほう)
1988年に日本で制定された、青少年に悪影響を及ぼす有害情報や人権を侵害したり公序良俗を乱す表現を取り締まるための法律。
メディア良化委員会(メディアりょうかいいんかい)
メディア良化法の施行により設立された法務省の下部組織。各都道府県に代執行機関「良化特務機関(メディア良化隊)」を設置し、公序良俗を乱すメディアを取り締まる。
正化(せいか)
作品における元号。1989年の改元において昭和に続く元号となった。
日野の悪夢(ひののあくむ)
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目次 - Contents
- 『図書館戦争』の概要
- 『図書館戦争』のあらすじ・ストーリー
- 『図書館戦争』の用語
- 図書館の自由法(としょかんのじゆうほう)
- 図書隊(としょたい)
- 図書特殊部隊(ライブラリー・タスクフォース)
- 王子様
- メディア良化法(メディアりょうかほう)
- メディア良化委員会(メディアりょうかいいんかい)
- 正化(せいか)
- 日野の悪夢(ひののあくむ)
- 『図書館戦争』の登場人物・キャラクター
- 図書隊
- 笠原郁(かさはらいく)
- 堂上篤(どうじょうあつし)
- 小牧幹久(こまきみきひさ)
- 手塚光(てづかひかる)
- 柴崎麻子(しばさきあさこ)
- 玄田竜助(げんだりゅうすけ)
- 稲嶺和市(いなみねかずいち)
- 良化特務機関(メディア良化隊)
- その他
- 手塚慧(てづかさとし)
- 中澤毬江(なかざわまりえ)
- 折口マキ(おりくちまき)
- アニメ作品
- テレビアニメ版
- キャスト
- 劇場版
- 漫画化作品
- 図書館戦争LOVE&WAR
- 図書館戦争 SPITFIRE!
- 実写作品
- キャスト