ハリー・ポッター／ファンタスティック・ビーストシリーズの魔法動物まとめ

2023.02.20

『ハリー・ポッター』シリーズおよび『ファンタスティック・ビースト』シリーズとはJ・K・ローリングが原作をてがける小説および映画、舞台、ゲームなどのメディアミックス作品である。同じ魔法界を舞台に、それぞれの時代での闇の魔法使いや闇の勢力との戦いが描かれる。『ファンタスティック・ビースト』シリーズは『ハリー・ポッター』シリーズの公式スピンオフ前日譚で、『ハリー・ポッター』の世界の過去の出来事が分かる作品だ。これらのシリーズには様々な魔法動物が登場し、戦いの中で活躍している。

「つまらない」と分類された魔法動物／M.O.M分類x

スカンジナビア地方原産で、北ヨーロッパに生息する魔法動物である。ピンク色の肉でできたキノコのように見え、ところどころに毛が生えている。
ミミズを好んでエサとしており、触手を使って捕獲し食べている。繁殖力が非常に高く、数日で庭がホークランプに覆われるほどである。
庭小人はホークランプを好んで食べる。

M.O.M分類が不明の魔法動物

三頭犬（さんとうけん）／ケルベロス

三つの頭を持つ巨大な犬の姿をした魔法動物である。
巨大ゆえに非常に危険だが、音楽を聴くと眠ってしまう習性がある。

『ハリー・ポッターと賢者の石』では、ハグリッドが飼育する三頭犬の「フラッフィー」が登場した。
当時ホグワーツに保管されていた賢者の石を守るための番犬として配置されており、ハリーたちが遭遇している。

ヒンキーパンク／おいでおいで妖精（おいでおいでようせい）

かすかではかなげな鬼火や煙のような見た目の一本足の魔法動物である。
無害のように見えるが、旅人を迷わせて沼地に誘ってくる。手招くように目の前を飛び、ついてきた人間を沼地に引き込んでしまう。

ヴィーラ

人間に似た姿をした非常に美しい魔法動物である。シルバー・ブロンドの髪と、月のように輝く肌をもち、多くの男性がその虜となる。
しかし怒った時には半鳥人のような姿かたちとなり、相手に炎を投げつけてくる。

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』で魔法界のスポーツ"クィディッチ"のブルガリア・ナショナルチームのマスコットとして登場した。
人間との交配が可能で、ボーバトン魔術アカデミーの生徒フラー・デラクールは人間とヴィーラのクォーターであり、非常に美しい。

巨人（きょじん）

ハーマイオニー（写真左）を手に持った巨人（写真右）

人型の体長10mを超える魔法動物である。
過去に巨人同士での争いで殺し合いが発生し、そのほとんどが滅んでしまった。残った巨人達は過去にヴォルデモートの闇の勢力の側についたため、対抗する闇祓いたちにより多くが滅ぼされた。ごく僅かな数だが群れで生息している。

人間との交配が可能でホグワーツの森番ルビウス・ハグリッドや、ボーバトン魔法アカデミーの校長マダム・マクシームも巨人の血を引いている。そのためこの2人は体格がよく、人間と比べると身長が高い。巨人の血を引く人物は、一部の心無い人間たちから「半巨人」と言われて差別対象になってしまっている。

小人（こびと）

小さな人型の魔法動物である。
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』に登場した。ホグワーツ教師のロックハートにより、バレンタインにキューピッドの格好をさせられた小人たちが、生徒や教師たちにバレンタインカードを配っていた。ハリーはロンの妹ジニーからのバレンタインカードを小人から受け取ることになるが、大勢の前で小人に歌まで歌われてしまい、頭が真っ白になってしまった。

屋敷しもべ妖精（やしきしもべようせい）

やせ細った風貌をした小さな人間のような見た目の魔法動物である。毛髪は無く、頭に対して目が大きく、耳は大きく長くコウモリのような形をしている。口は裂けているようにみえるほど大きく、甲高い声で話す。高い知能を持ち、人間とスムーズに会話することが可能である。
強力な魔法の力を持ち、魔法使いよりも強い魔法を使うことが出来る。魔法使い達が姿現わし（瞬間移動の魔法）できない場所でも、屋敷しもべ妖精は自由自在に移動が可能である。魔法使いとは異なり、杖を使わずに魔法を使うことが出来る。

多くの屋敷しもべ妖精は魔法使いと主従関係を結び、魔法使いの主とその家族に仕えて過ごす。魔法使いに仕えて働くことが屋敷しもべ妖精の本能である。主の命令は絶対で、意思に反していても服従する。屋敷しもべ妖精は、主人から衣類をもらうと主従関係が解消される。これは屋敷しもべ妖精にとっては解雇・クビと同じことである。多くの屋敷しもべ妖精はこれを嫌がる。

『ハリー・ポッター』シリーズに登場したドビーは、解雇されて喜んだ珍しい屋敷しもべ妖精である。ドビーはマルフォイ家に仕えていたが、奴隷のように扱われ自由になりたいと願っていた。ハリーが自身の靴下を、ドビーの主であるルシウス・マルフォイ経由でドビーに渡すことでマルフォイ家との主従関係が解消された。ドビーはその時の恩から、様々な場面で友人としてハリーを手助けした。

ホグワーツ魔法魔術学校には100人以上の屋敷しもべ妖精が雇われている。ホグワーツの食事は屋敷しもべ妖精たちが作っている。掃除など様々な仕事をして、快適な学校生活をサポートしてくれている。

コカトリス

トカゲのしっぽをもつオンドリのような魔法動物である。

1792年の三大魔法学校対抗試合で大暴れしてしまい、当時の3校の校長が全員負傷したと伝えられている。この事故が原因で三校魔法学校対抗試合は『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の時まで長年開催が見送られ続けていた。

スウーピングイーヴル

緑と青の体をもつ、蛇のような見た目をした魔法動物である。飛ぶときには緑と青の翼を広げ、巨大な蝶のような姿になる。飛ばないときはその翼を丸めて緑色の繭のような見た目になる。人間の脳をエサとして食べるため、非常に危険である。皮膚は強く、一部の呪文を跳ね返すことが可能だ。
毒を分泌し、その毒は薄めれば悪い記憶を消すことが出来る薬として用いられる。

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』では、ニュートが死刑執行室から仲間のティナを救出する際に登場した。ラストシーンでは、ニューヨークに住むノーマジ（マグル・非魔法族）達の魔法に関する記憶を消すために、その毒液を薄めたものが使用された。

チュパカブラ

ズーウー

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