ハリー・ポッター/ファンタスティック・ビーストシリーズの魔法動物まとめ
『ハリー・ポッター』シリーズおよび『ファンタスティック・ビースト』シリーズとはJ・K・ローリングが原作をてがける小説および映画、舞台、ゲームなどのメディアミックス作品である。同じ魔法界を舞台に、それぞれの時代での闇の魔法使いや闇の勢力との戦いが描かれる。『ファンタスティック・ビースト』シリーズは『ハリー・ポッター』シリーズの公式スピンオフ前日譚で、『ハリー・ポッター』の世界の過去の出来事が分かる作品だ。これらのシリーズには様々な魔法動物が登場し、戦いの中で活躍している。
レシフォールド
別名「生ける経帷子」と呼ばれ、肉食の非常に危険な魔法動物である。見た目は黒いマントのような姿をしており、人間の肉を好むとされている。
非常に攻撃的で危険であることから、闇の魔術に関する魔法動物だと考えられている。
『ハリー・ポッター』シリーズの映画には登場していないが、書籍『幻の動物とその生息地』やゲームに登場している。
クィンタペッド
全身が茶色の毛に覆われ、脚が5本ある危険な魔法動物である。別名「毛むくじゃらマクブーン(Hairly MacBoon)」と呼ばれている。
スコットランド北部のドレア島にのみ生息している。人間の肉を好み、人間に対しての敵対心も強いため、生息する島への出入が制限されていた。
ドレア島に住んでいた魔法使いの家系マクリアート家・マクブーン家がクィンタペッドを生み出したという伝説がある。
それぞれの家長であるデュガルド・マクリアートとクインティウス・マクブーンが酔って決闘になり、デュガルド・マクリアートが死亡。しかしデュガルドは死に際に、決闘相手のクインティウスとその家族を5本腕の怪物に変身させてしまった。それがクィンタペッドであると言われている。
魔法省の調査で、クィンタペッドの変身解除を何度も試みている。激しく抵抗され調査が進まず、クィンタペッドが本当にクインティウス・マクブーンとその家族なのかどうかは不明である。
ワンプス・キャット
見た目はピューマやマウンテンライオンに似ている、非常に速く動きパワーもある魔法動物である。黄色の目を持ち、二足歩行することができる。
催眠術をかける能力と、開心術(相手が何を考えているか心の中を読み解く術)の能力を持っている。その毛は、魔法使い達が使う杖の芯として使用されることもある。
アメリカにある魔法学校・イルヴァーモーニー魔法魔術学校の寮の名前の1つにワンプス寮があり、ワンプス・キャットはこの寮の象徴である。
角水蛇(つのみずへび)
頭に角が生えた蛇のような見た目をした魔法動物である。角水蛇は「つのみずへび」と読み、英名で「ホーンド・サーペント」とも呼ばれる。
世界各地で複数の種類が確認されており、その多くは北米に存在している。危険を察知すると角から低い音を出す習性がある。額に宝石がある種もあり、その宝石が不可視(透明になる)の能力と飛行の能力を与えるといわれている。
角は削って魔法使いが使う杖の芯として用いられることもある。この角を芯に使った杖は、飛行と不可視の能力が与えられる。
また魔法薬の材料としても使えるため、過去に絶滅の危険性があった。
アメリカの魔法学校・イルヴァーモーニー魔法魔術学校の寮の名前の1つに角水蛇を意味するホーンド・ サーペント寮があり、その寮の象徴にもなっている。
リュークロコッタ
鹿のような見た目をしている魔法動物である。
ゲームや『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』に登場した。
インドやエチオピアの伝説上の野獣とされており、その見た目に関する記述は様々である。
扱うには専門知識が必要な魔法動物/M.O.M分類xxxx
不死鳥(ふしちょう)/フェニックス
不死鳥は温厚な性格で争いを好まないが、飼育がとても難しいとされるためこの分類になっている。その巣は山頂にある。
黒い目、赤と金の色をした羽毛をもち、真紅の体をした白鳥ほどの大きさの鳥である。くちばしと足は金色で、鉤爪を持っている。金色の尾は孔雀のように長く、美しい。衰えると目が鋭くなり、羽毛も抜け落ちてゆく。その後、体を炎に包んで燃え上がるように灰となり、その灰の中から雛として生まれ変わる。雛の姿と衰えた際の姿は醜い。死の呪文である「アバダ・ケダブラ」を受けても、灰になり生まれ変わることが出来る。
不死鳥の歌には魔力が有り、善人に勇気を与え、悪人に恐怖を与える。
非常に重いものも運ぶことができ、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』では大人1人と子供3人をぶら下げた状態で飛び運んだ。
涙には癒しの力が有り、バジリスクの毒をも浄化し癒すことが出来る。
ホグワーツの校長であるダンブルドアはペットとして不死鳥のフォークスを飼っていた。不死鳥の羽毛は魔法使いが使う杖の芯としても用いられ、フォークスの羽毛も芯用に2つ提供されている。その羽毛を芯とした杖を使っていたのが、ハリーと宿敵ヴォルデモートである。
トロール
巨人のような体格をした魔法動物で、最大身長4m・最大体重1トンとされている。非常に暴力的で、手に棍棒を持っていることが多い。多くのトロールは知能は低く、行動の予測が難しいとされる。会話が成立する程度の少し高めの知能を持つトロールも存在しており、守衛などを任せられることもある。
川トロール、森トロール、山トロールの3種がいる。
川トロールの皮膚は紫色で、短い角がある者や毛深い者もいる。橋の下に潜んで暮らし、あらゆるものを食べる。
森トロールの皮膚は薄い緑色で、緑か褐色のざんばら髪が生えている者もいる。
山トロールは最も大きく、皮膚は薄い灰色ではげている。
『ハリー・ポッターと賢者の石』では、ハロウィンにホグワーツにトロールが入り込み混乱を招いた。ハーマイオニーがトロールに遭遇してしまったところをハリーとロンが助けたことが、3人の友情のきっかけとなった。
ケンタウルス
敬意をもち接する必要があるため、この分類となっている。
上半身は人間で下半身は馬の姿をした魔法動物である。森で10~50頭の群れを作り生活している。馬の部分の毛色は5~6種類あるとされている。
人間の言葉を理解しており、会話することが可能である。プライドが非常に高く、自分達を侮辱する存在には容赦なく攻撃する。「半獣」と呼ばれることを嫌っており、基本的に人間を信用していない。
星を読む占い、天文学、弓矢に精通している。
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』では、ダンブルドアがケンタウルスの1頭であるフィレンツェに占い学の教師になることを依頼した。この依頼を受けたフィレンツェは、人間との関わりを嫌うほかのケンタウルス達によって群れから追放されてしまった。授業は主に女生徒たちから好評であった。
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』の書籍版では、ダンブルドアの葬儀の際に禁じられた森に住むケンタウルス達が追悼の意をこめて弓矢を放った。
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目次 - Contents
- 『ハリー・ポッター』/『ファンタスティック・ビースト』シリーズの概要
- 登場する魔法動物について
- 『ハリー・ポッター』/『ファンタスティック・ビースト』シリーズに登場する魔法動物
- 非常に扱い難い魔法動物/M.O.M分類xxxxx
- 狼人間(おおかみにんげん)/人狼(じんろう)
- マンティコア
- バジリスク
- キメラ
- アクロマンチュラ
- ヌンドゥ
- レシフォールド
- クィンタペッド
- ワンプス・キャット
- 角水蛇(つのみずへび)
- リュークロコッタ
- 扱うには専門知識が必要な魔法動物/M.O.M分類xxxx
- 不死鳥(ふしちょう)/フェニックス
- トロール
- ケンタウルス
- 尻尾爆発スクリュート(しっぽばくはつスクリュート)
- セストラル
- 一角獣(いっかくじゅう)/ユニコーン
- 水中人(マーピープル)
- デミガイズ
- エルンペント
- 天馬(てんま)
- スニジェット
- グリフィン
- スフィンクス
- グラップホーン
- オカミー
- サンダーバード
- ケルピー
- 河童(かっぱ)
- エルクリング
- ハイドビハインド妖怪(ハイドビハインドようかい)
- リーエム
- ルーンスプール
- スナリーガスター
- テボ
- イエティ
- ドラゴン
- 有能な魔法使いであれば扱える魔法動物/M.O.M分類xxx
- ヒッポグリフ
- 火蜥蜴(ひとかげ)/サラマンダー
- 噛み付き妖精(かみつきようせい)/ドクシー
- ビリーウィグ
- フウーパー
- まね妖怪(まねようかい)/ボガート
- 赤帽鬼(レッドキャップ)
- ナール
- ニーズル
- ニフラー
- 火蟹(ファイア・クラブ)
- ピクシー妖精(ピクシーようせい)
- プリンピー
- レプラコーン/クローリコーン
- アッシュワインダー
- マートラップ
- バンディマン
- グランバンブル
- ホダッグ
- ジャービー
- ロバラグ
- モーク
- ノグテイル
- ポグレビン
- シュレイク
- ストリーラー
- 海馬(ヒッポカンポス)
- ダグボッグ
- シー・サーペント/海蛇(うみへび)
- マックルド・マラクロー
- 無害な魔法動物/M.O.M分類xx
- 庭小人(にわこびと)/ノーム
- ボウトラックル
- パフスケイン
- ピグミーパフ
- 妖精(ようせい)/フェアリー
- グールお化け(グールおばけ)
- クラップ
- ディリコール
- グリンデロー
- オーグリー
- ムーンカーフ
- チズパーフル
- インプ/小鬼妖精(こおにようせい)
- ジョバーノール
- ポーロック
- ラモラ
- 「つまらない」と分類された魔法動物/M.O.M分類x
- レタス食い虫(レタスくいむし)/フロバーワーム
- ホークランプ
- M.O.M分類が不明の魔法動物
- 三頭犬(さんとうけん)/ケルベロス
- ヒンキーパンク/おいでおいで妖精(おいでおいでようせい)
- ヴィーラ
- 巨人(きょじん)
- 小人(こびと)
- 屋敷しもべ妖精(やしきしもべようせい)
- コカトリス
- スウーピングイーヴル
- チュパカブラ
- ズーウー
- 鬼(おに)
- マタゴ
- ルークロッタ
- ファイアードレイク
- マーマイト
- グロウバグ
- パクワジ
- 大フンコロガシ
- 火を吐く鶏(ひをはくにわとり)
- 肉食ナメクジ(にくしょくナメクジ)