ミスター・サタン(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ミスター・サタンとは、鳥山明の漫画及びそれを原作とするメディアミックス作品『ドラゴンボール』シリーズの登場人物で、格闘技の世界チャンピオン。人類の命運を掛けた武道大会「セルゲーム」に出場した。実際は違うのだが、セルを倒したと名乗り出たことで、崇拝されるようになる。人類が魔人ブウの脅威にさらされた際にも、再び地球を救うことを期待され、結果的に魔人ブウと孫悟空やその仲間たちの戦いに巻き込まれていく。戦闘力はあくまで一般人のレベルだが、お調子者な性格と強運やタフさのおかげで、意外な活躍も多い。

『ドラゴンボール超』では、魔人ブウとの戦いから少し経ってから以降の出来事が描かれている。

ミスター・サタンは世界平和賞を受賞し、多額の賞金をもらう。しかし、その功績は本来は悟空やベジータらのものであると考え、二人に渡しに行く。ベジータは、偉大な発明家の娘であるブルマとともに経済的に豊かな暮らしをしているため、断ったが、悟空は、賞金があれば働かずに修行できるという悟天の入れ知恵により賞金を受け取った。サタンとしては、口止め料のつもりだったが、結果的にこれが、悟空がまた本格的に修行を開始するきっかけとなった。

ビーデルと悟飯の娘のパンが生まれると、祖父として孫のパンをあやしてかわいがったりもしている。また、サタンは善良な魔人ブウの世話もしている。悟空が破壊神たちの開いた武道大会に参加することになった際には、戦士候補である魔人ブウと同行した。

漫画版『ドラゴンボール超』の銀河パトロール囚人編では、長い休眠期間に入っていた魔人ブウがさらわれてしまう。さらったのは銀河の平和を守る銀河パトロール隊の隊員たちで、その目的は、魔人ブウの中の大界王神の力を、脱獄した凶悪な囚人であるモロとの戦いに役立てるためだった。サタンはブウを連れて行かせないために抵抗を試み、連れ去られた後もブウの身を案じており、モロと解放された囚人たちの地球襲撃を迎え撃つために地球にきた銀河パトロール隊員たちに対して怒りを顕にしている。

悟空とベジータの活躍によってモロを倒した後は、サタンの家で、ともに地球を守るために戦った仲間たちや家族とともに食事会が行われた。

魔人ブウとの戦いの10年後の天下一武道会

原作『ドラゴンボール』及び『ドラゴンボールZ』では、魔人ブウ編の最終エピソードとして、ブウとの戦いから10年後の天下一武道会の話が描かれている。

天下一武道会の前日になって、以前から気になっていた強そうな人物(魔人ブウの生まれ変わりの少年・ウーブ)が武道会の会場入りしたことを気で察知した悟空は、次男の悟天や孫のパンとともに出場することを決める。孫家にブルマとともにたずねてきたベジータも興味を持ち、トランクスとともに参加する。

天下一武道会は、まずトーナメントで一般出場者たちが優勝を争い、そこでチャンピオンとなった者が、スーパーチャンピオンであるミスター・サタンに挑戦するという方式になっていた。ミスター・ブウと名を変え、サタンの弟子というになっている善良な魔人ブウが毎回、挑戦者側のチャンピオンとなって、サタンとの試合でわざと負けるというやり方でサタンはその地位を守っていた。

大会の抽選前、予選終了後にサタンの控室を悟空たちが訪れ、大会出場することを告げると、サタンはショックを受けていたが、悟空は、自分たちの誰かが挑戦者になった場合は、勝ちを譲ると約束し、サタンは安心する。

第一試合には、サタンと悟空の孫のパンが出場し、大男と対戦した。試合は楽勝だったが、サタンは試合後にパンに怪我がないか心配していた。

『ドラゴンボールGT』

『ドラゴンボールGT』の物語は、悟空とウーブが神の宮殿にある「精神と時の部屋」での修行を終えて出てきたところから始まる。神の宮殿には、デンデの先代の神とピッコロがまだ二人に分かれる前の一人のナメック星人だった頃につくったドラゴンボールが保管されていた。このドラゴンボールを使って野望を叶えようと、少年時代の悟空とドラゴンボールを巡って争ったピラフ一味が宮殿に忍び込むが、悟空に見つかり、悟空を子どもの頃の姿に戻すという願いを叶えてしまう結果になる。その後、このドラゴンボールは、願いを叶えると宇宙に散らばってしまい、一年以内に集めないと、地球が消滅してしまうことが発覚し、悟空らは宇宙船でドラゴンボール探しの旅に出ることにした。
パンは、ブルマが宇宙船を準備するのを、両親である悟飯やビーデルが手伝う中、自分も何かを手伝おうとするが、のけものにされて機嫌を損ねてしまう。祖父である悟空がパンを構おうとするが、パンよりも小さな子どもの姿となった悟空では効果がなかった。こうした中、パンが気晴らしに向かったのが、もう一人の祖父のミスター・サタンのもとだった。サタンはパンのよき理解者であるようにつとめた。
宇宙へとドラゴンボール探しに旅立った悟空・トランクス・パンの三人はやがて、宇宙の征服を企む悪の科学者ドクター・ミューと出会う。ミューの生み出したマシンミュータントという機械たちは高い戦闘能力をもち、悟空でさえ苦戦することもあった。ミューの目的は、サイヤ人の力「サイヤパワー」を集めて、ベビーというマシンミュータントを目覚めさせることだった。マシンミュータントらとの激しい戦いの末、悟空たちはミューを追いつめるが、ベビーの復活を許してしまう。
実はドクター・ミューではなくベビーの方が主人であり、ミューはベビーによって生み出された。ベビーの正体は、かつてサイヤ人のために滅んだツフル人がその高度な科学力で生み出した寄生型生物であり、ツフル人の王の遺伝子を受け継いている。サイヤ人への復讐と「全宇宙ツフル化計画」、そして自分に敵対する孫悟空を打倒することに燃えるベビーは、悟空たちよりも先に地球に向かう。地球に到着したベビーは、寄生能力と寄生した人間の体内に卵を残すことで支配下におく能力により、悟飯・悟天兄弟を操り、ベジータの身体を乗っ取ることに成功した。さらに、ほとんどの地球人をも支配下においた。
地球人がほぼベビーに操られている状況になっても、危機を察知したミスター・サタンは、ミスター・ブウの体内に隠れることで難を逃れていた。サタンは、ドラゴンボールを集め終えて地球に帰還した悟空に「みんなはツフル人に操られられている」と、地球の危機を伝えたり、ベビーに操られていないブウと一緒にパンと行動をともにするなど、自分なりにできることをした。
ウーブが登場してベビーと戦うも苦戦する様子を見た際にはミスター・ブウに、「ウーブを見捨てて逃げてしまおう」と、珍しく弱気な発言をする。この際、ミスター・ブウは、元々は自分と一つだったウーブと融合することを決意し、サタンに別れを告げた。
ベビーとの戦いは、孫悟空が、全身を赤い体毛に覆われた形態である超サイヤ人4に覚醒することで勝利に終わったが、悟空たちが集めてきたドラゴンボールをベビーが新しいツフル星をつくるために使ってしまったため、再びボールは宇宙に散らばってしまっており、地球は消滅の危機に陥っていた。ベジータの発案で、地球中の人間を宇宙船と瞬間移動によって新ツフル星に移住させることで、地球の人々の命は守られた。この際には、ミスター・サタンが呼びかけることで人々は半信半疑ながらも素直に行動しており、ここでもサタンは地球人を救う大きな功績を残したと言える。

ミスター・サタンの関連人物・キャラクター

ビーデル

CV:皆口裕子

ミスターサタンの娘。孫悟飯とハイスクールの同級生であり、サタンシティに突然現れた正義の味方「金色の戦士」の正体は悟飯ではないかと怪しむ。後をつけられたことに気づいていた悟飯は、正体がバレない方法がないかブルマに相談し、変身装置をつくってもらう。
自身も正義の味方をしていて、警察から協力要請の連絡が入ると、授業中であっても悪人たちとの戦いに出向く。
その実力は「ミスターサタンに匹敵する」とされるが、それでは危ないのではないかと心配した悟飯は、変身装置で「グレートサイヤマン」の姿になり、現場に駆けつけ、援護する。このとき、声などからビーデルはグレートサイヤマンの正体が悟飯であることを見抜き、「正体をバラされたくなかったら」とおどすことで強引に天下一武道会への出場を約束させてしまう。また、天下一武道会が始まるまでの修行期間中に、孫悟飯に舞空術を教わり、空を飛べるようになる。
ミスターサタンから稽古をつけてもらっていたこともあるようだが、やがて試合はおろか稽古さえつけてもらわなくなった。本人は気づいていないが、孫悟飯の見立てでは、サタンをとっくに超えてしまていたようである。
父親のミスター・サタンには溺愛されているようで、自分よりも強い男でないと交際を認めないと言われている。こうした背景もあり、また、武道会当日に驚かせたいという思いもあって、悟飯のところに空を飛ぶ特訓に来ていることは、サタンには内緒にしてほしいと頼んでいる。

当初は、ミスターサタンの実力が世界一であることを疑っておらず、「パパより強い男の子なんているわけないのに」といったセリフや、武道会で一回戦からミスターサタンと当たることになった18号への「あなたついてないわね」といったセリフなどがある。

しかし、スポポビッチとの試合で負った怪我を回復させるために孫悟飯がビーデルに仙豆を与えた際には、医者やサタンが止めるも、素直に仙豆をもらっていたので、父親であるサタン以上に悟飯への信頼は厚くなっていたようである。

キビトとの試合で悟飯が超サイヤ人2に変身した姿を目撃し、「金色の戦士」や、セルとの戦いの際に登場した少年の正体が悟飯だったことを悟った。キビトと悟飯が、魔人ブウ復活の阻止に向かう界王神たちと合流するために追いかけた際には、二人に同行するも、待ち受ける戦いの危険度を察知し、武道会会場へと引き返した。別れ際に、悟飯が金色の戦士やセルゲームの場にいた金髪の少年だったことを確認し、セルを倒したのは父であるミスター・サタンではなかったことを知る。ビーデルは、セルを倒したのが父だということに関して、元々おかしいと思っていたので、真相を知り納得していた。

武道大会会場に戻った後は、悟飯の家族や仲間と行動をともにしており、不完全ながらバビディに支配されて悪人となったベジータが会場で死なせた人々を復活させるためにブルマらがドラゴンボールで呼び出した神龍を見て驚いている。その後、ブルマらとともに安全のために、魔人ブウによる危機にさらされた地上から天界に移動した。

太った無邪気な魔人ブウが変化して凶悪な姿になって、以前に悟空が約束した強い戦士との戦いのために天界に現れた際には、ピッコロが時間稼ぎのために、ビーデルのことを指して「ミスター・サタンの娘も待ってほしいと言っている」と言った。この説得はうまくいき、精神と時の部屋でのトランクスと悟天の修行の時間を稼ぐことができた。魔人ブウが父・サタンを知っていることを不思議に思ったビーデルはピッコロにたずね、サタンが魔人ブウと友達になることで世界を救おうとしたという話を聞かされ、不思議そうな表情をする。

界王神界で悟空がついに魔人ブウを消滅させた後、サタンが世界中の人々に、実際はそうではないのに自分がブウを倒したことを伝えた際には、恥ずかしがっていた。

その後も、サタンとの中は良好のようで、孫悟飯と結婚してからは、二人のための家を建ててもらっている。『ドラゴンボールGT』でも、邪悪龍との戦いの決着後に、サタンに夕食を食べていくように誘っている。

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ピッコロ

CV:古川登志夫

世界征服の野望を持つ魔族である初代ピッコロ大魔王が死に際に己のすべてを託して生み出した卵から生まれた生まれ変わり。父の敵である悟空と天下一武道会で死闘を繰り広げ、激戦の末に敗北した。このとき悟空はピッコロにとどめを刺さず逃がした。悟空へのリベンジを誓い修行していたが、サイヤ人ラディッツの襲来の際には、ライバル同士で手を組んで戦い、悟空の息子の悟飯の活躍もあって勝利する。死に際にラディッツが予告した二人のサイヤ人の地球侵略に向けて悟飯とともに修行した。サイヤ人との戦いや、その後のナメック星での、最強を自負する宇宙の帝王・フリーザとの戦いでも、悟飯や、悟空の修行時代からの親友・クリリンらと共闘し、地球に戻ってからも人造人間たちとの戦いにおいて悟空たちの強力な味方となる。人造人間に対抗するために、元々は一人の人間だった地球の神と同化することで再び元通り一人のナメック星人となった。初代のような悪の心はいつしかなくなっており、特に神との融合して以降は、天界から外界の様子を見たり、地球の人々のことを想ったり、界王神に敬意を払うなど、神の特性や性格も受け継いでいる。

サタンに対しては、当初、他の戦士たちと同様に冷ややかな目で見ていた。セルとの試合で場外に弾き飛ばされたサタンがまだ生きていたことを残念がっていた。サタンが死ななかった理由を、セルでも「あんなのを殺すのはイヤだった」と推測している。天下一武道会でサタンのインタビューで盛り上がっている様子を見ながら、「くだらないショー」だと不満を口にしている。また、天界から魔人ブウとサタンが仲良くなった様子を観察しながら、サタンのことを「あのホラ吹き野郎」と呼んでいた。

しかし、ミスター・サタンが魔人ブウと友達になることで地球を救おうとしたことを評価しており、凶悪な破壊獣姿と化した魔人ブウが天界に約束の戦士と戦うためにやってきたときに、戦士が準備できるまで待ってもらうように交渉するための材料として、その場にいたサタンの娘であるビーデルを利用している。魔人ブウが天界から残った人類を攻撃したときに、サタンは生かしたままにしていたことにも気づいていた。ビーデルへの説明の中では、力では自分たちにかなわなくてもサタンは「誇り高い世界チャンピオンだ」と評価している。ブウの魔の手を逃れるために天界から地上に移動していたデンデを、ブウが自爆して姿を消したすきに、悟飯、悟天、トランクスとともに探す道中で、途方に暮れて歩き回るサタンを発見した際には、手を差し伸べて一緒に連れて行ってやった。

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孫悟空

CV:野沢雅子

侵略のために地球に送り込まれた惑星ベジータで生まれた戦闘民族サイヤ人の下級戦士だったが、幼い頃に頭を強打したため、優しく素直な性格に育つ。育ての親は武術の達人である孫悟飯で、後に自身の息子に同じ名前をつけている。少年時代から銃弾を受けても平気なほどに頑丈な身体だった。ドラゴンボールを探す旅をしていたブルマと出会い、ボール集めを手伝った。その道中で出会った、「武天老師」とも呼ばれる武術の達人・亀仙人に弟子入りし、クリリンと一緒に修行を積み心身ともに成長していった。その後も、天下一武道会での活躍や悪の組織であるレッドリボン軍との戦い、ピッコロ大魔王との戦いなどを経てさらに力をつけ、地球最強の戦士となる。

サイヤ人の襲来により、みずからの出自を知ることとなる。ナメック星でのフリーザとの戦いでは苦戦の末に、超サイヤ人に覚醒し、勝利した。

地球への帰還後は、レッドリボン軍の悪の科学者であるドクター・ゲロがつくり出した人造人間たちと戦う。精神と時の部屋での修行をした後、人造人間17号、18号を吸収して完全体となったセルと戦う。孫悟飯によって追いつめられたセルの自爆による地球破壊を、瞬間移動によって阻止するも、自身は爆発に巻き込まれて死亡してしまった。しかし、死人となっても明るい性格は変わらず、セルとの戦いから7年後の天下一武道会の日に、一日だけこの世に戻ってきた。ちょうどその頃、魔人ブウ復活の野望を実現しようとしていたバビディらが動き始めており、界王神に頼まれて、野望阻止に向かった。復活してしまった魔人ブウとの戦いにも、悟天とトランクスに合体技であるフュージョンの伝授という間接的な形も含め、関与していく。

ミスター・サタンと初めて出会ったのはセルゲーム当日で、一番に試合に出たがるサタンに、殺されるからやめておけと忠告した。これに気を悪くしたサタンは悟空のことを、世界チャンピオンも知らないイナカ者と馬鹿にして、忠告を無視してセルと試合をしてしまう。続く悟空とセルとの戦いが始まったときには、構えや体つきから悟空をシロウトだと言っていた。しかし、試合が始まってからは、評価を改めざるを得なかったようである。

7年後、天下一武道会の少年の部の決勝戦でサタンは、トランクスと悟天の試合を観戦した際に、悟空とそっくりな悟天を見て、セルとの戦いのときのあいつの子どもだ、と気づいた。

老界王神によって潜在能力を限界以上に引き出した悟飯と、ゴテンクスとピッコロを吸収した魔人ブウの戦いの場において、サタンと悟空は再会する。悟空は、ポタラによって悟飯と合体することで魔人ブウに対抗するために、老界王神の命を与えられて再び地球に戻ってきたのだが、体内のゴテンクスの変身が時間切れになって追いつめられた魔人ブウは、悟飯を吸収してしまう。合体する相手がサタンしかいないことに悟空は絶望していた。悟空は、しかたなくサタンと合体することを選びポタラを渡そうとしたが、ブウと戦うためにあの世から現世に戻ってきたベジータの気を感知し、ベジータと合体してベジットとなった。

魔人ブウの体内で、吸収された仲間と無邪気な魔人ブウを引き剥がした結果、魔人ブウは、より凶悪で衝動的な行動をする本来の姿に戻ってしまった。悟空やベジータでも跳ね返せないほどのブウの気弾によって地球が破壊されようとしたとき、悟空は、ブウの体内から助け出した悟飯、悟天、トランクス、ピッコロよりも先に、デンデとサタンを助けてしまう。キビトと合体した界王神の能力により悟空たちは助かったものの、助け出した仲間や家族と地球は消滅してしまった。

界王神界でサタンは、老界王神やデンデに対して失礼な口の聞き方をしたり、状況が理解できず夢だと思い込んだりして、皆を呆れさせる。助けた仲間たちよりも先にサタンを助けたことをベジータに責められると、悟空も言葉を返せなかった。

しかし、界王神界にやってきた魔人ブウとの戦いで、何度かベジータが時間稼ぎのためにブウと戦って苦戦する場面で、サタンがブウに挑んでいく姿を見て悟空は評価を改めた。ブウのそばにベジータがいたためにためらっていた元気玉の攻撃を、サタンがベジータを移動させることで心置きなく実行できるようにしてくれた際には、サタンのことを「本当に地球の救世主かも」と認めている。

凶悪な魔人ブウが消滅し、皆が一息ついた後、ベジータは瀕死の善良なブウにとどめを刺そうとした。ブウを殺さないでくれというサタンの必死の嘆願にも聞く耳をもたないベジータだったが、悟空は、もしまた善良なブウから悪い魔人ブウが分裂して誕生しても、そのときに負けないように修行しておけばいいと説得する。その際、「このブウもサタンもよくやった」と評価している。

魔人ブウとの戦いの後に、サタンの娘のビーデルと悟空の息子の悟飯が結婚したことで、二人は親戚関係となる。サタンは悟空のことを「悟空さん」と呼んでいる。『ドラゴンボール超』や『ドラゴンボールGT』での描写からも、二人が良好な関係であることがわかる。ブウとの戦いから10年後の天下一武道会では、自分たちの誰かが優勝したらサタンに優勝を譲ると言っている一方で、賞金目当てで大会に参加したウーブと大会を抜けて修行に行く代わりに、サタンから金をもらってやると約束するなど、もちつもたれつの関係になっていることがわかる。

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ミスター・サタンの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「チャンピオンがこのまま逃げたんじゃいい笑いもんだぜ!!」

ミスター・サタンがセルとの試合に敗れてもなお、実力の違いを理解していなかったサタン本人とテレビ中継スタッフたちだったが、セルと悟空の戦いや、続くセルと悟飯の戦いを見て徐々に次元の違いに気づいていった。やがてセルは、悟飯を怒らせて真の力を見ようして、セルにそっくりな小さな化物であるセルジュニアたちを生み、試合を見守っていた戦士たちを痛めつけさせる。この状況に、いよいよ危険を悟り、サタンたちはセルゲームの会場から逃げようとする。そのとき話しかけてきたのが、セルに自爆攻撃を仕掛けようとしたものの、失敗して破壊され頭部だけの姿になってしまっていた人造人間16号だった。この16号の頭部は、胴部を破壊したセルが、残った頭部を蹴飛ばした際に、偶然、サタンたちのすぐそばに落ちてきていた。
人造人間16号はサタンに、「セルと戦っている少年(孫悟飯のこと)の近くに自分を運んでほしい」という趣旨のことを頼んだ。その狙いは、孫悟飯と話をすることで、真の力を解放させることだった。この頼みに、悟飯のすぐ近くにはセルがいることから、最初はサタンも難色を示したが、16号に「チャンピオンだから少しは役に立ちたいだろう」ということを言われ、決意を固める。中継のアナウンサーも、16号に対して「ミスター・サタンは人間のチャンピオンなんだ」と反論し、サタンにやめるように忠告するが、チャンピオンとしての自覚から、サタンは勇気を振り絞る。このときのサタンの言葉が、「やかましい!!名前も知らないやつらが戦っているんだ!!チャンピオンがこのまま逃げたんじゃいい笑いもんだぜ!!」だった。
こうして行動を起こしたサタンは16号を孫悟飯に話ができる位置まで持っていくことに成功し、このことが、悟飯が怒りのままに真の力を開放し、超サイヤ人を超えた姿へと変身してセルを倒すという結果につながっていった。

「強いな———ボク〜〜〜おじちゃんの負けだよ〜〜〜〜〜〜〜〜」

サタンに言われた通り、「アトラクションのあいさつ」として軽く拳を相手の顔面に当てるトランクス。

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ドラゴンボール(DRAGON BALL)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

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鳥山明による日本の漫画作品。略称は「DB」。 西遊記をモチーフにした中国風の世界にSFの要素を取り入れた独特の世界観を形成している。 長期連載と作者の鳥山明のセンスが相まって、様々な名言を生み出しており、これらの名言は、インターネットはもちろんのこと、様々なエンターテインメント作品に影響を与えている。

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人造人間18号/ラズリ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

人造人間18号/ラズリ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

人造人間18号/ラズリとは、『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、世界征服を企むレッドリボン軍の科学者ドクター・ゲロの作り出した人造人間である。元は普通の人間だったがドクター・ゲロによって改造されてしまい、双子の弟であるラピスも同様に改造され人造人間17号となる。同じくドクター・ゲロによって作り出された人造人間セルが倒された後、本作品の主人公である孫悟空の友人クリリンと結婚。マーロンという女の子を授かり、クリリンの師匠である亀仙人と共に暮らしている。

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人造人間16号(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

人造人間16号(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

人造人間16号(じんぞうにんげん16ごう)とは『ドラゴンボール』(DRAGON BALL)シリーズのセル編に登場する、ドクター・ゲロが作り出したすべてが機械でできている人造人間。ゲロ自身が最後まで起動を許さなかったほど危険な力を保持している。 人造人間17号・18号によって起動すると唯一プログラムされていた「孫悟空の殺害」という同一目的のため、行動を共にすることになる。セルが完全体へ進化後は悟空たちと共に「セルゲーム」に参加する。自然や動物を愛する心優しい性格。

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破壊神ビルス(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

破壊神ビルス(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

破壊神(はかいしん)ビルスとは、鳥山明監修のアニメ作品『ドラゴンボールZ 神と神』及び『ドラゴンボール超』に登場する破壊の神である。第7宇宙で宇宙の摂理に従い破壊を行うのが役目で、その戦闘力は「強い」という次元ではない。気に入らないことがあると周辺の星を破壊するなど子供っぽく我が儘な面から、立場としては対等な神の界王神にも恐れられている。「超(スーパー)サイヤ人ゴッド」が自分の強敵になるとの予知夢を見て主人公の孫悟空と戦った。邪悪な存在ではなく、それなりの良識や神としての威厳も持ち合わせている。

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セル(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

セル(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

セルとは、『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、世界征服を企んだレッドリボン軍に所属していた天才科学者のドクター・ゲロが作り出した人造人間。同じくドクター・ゲロが作り出した人造人間17号・18号を吸収して究極の生命体となり、世界を恐怖に陥れることを計画していたが、孫悟空親子や他の戦士達の活躍により、その計画は阻止された。 冷静で話し方にも知性が感じられるが、自分が劣勢になると激昂し冷静さを失ってしまう。また、人間が恐怖に怯える顔を好むような冷酷さも持っている。

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孫悟空(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

孫悟空(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

孫悟空(そんごくう)とは、『ドラゴンボール』シリーズの漫画・アニメにて主役を務める人物。戦闘民族サイヤ人として生まれたことから強い相手との戦闘を好み、幼少の頃より数々の相手との戦いを経てきた。やがて地球の平和を脅かす強敵たちとも対峙し、地球の危機を何度も救うことになる。持って生まれた朗らかさと純粋さが悟空の人間性に不思議な魅力を添えており、戦った後に仲間となる人物も多い。悟空自身も非常に仲間想いであり、強いだけではなく優しさも併せ持った戦士である。なお、私生活では妻チチの他、2人の息子がいる。

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ベジータ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ベジータ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ベジータとは、『ドラゴンボール』シリーズの惑星ベジータの誇り高き王子であり、主人公・孫悟空(そんごくう)の最大にして最強のライバル。その生まれからエリート意識が非常に強く、他人から指図されることが大嫌い。地球に定住後は、悟空を目標としながら自己鍛錬の日々を送る努力の人でもある。他人にも自分にも厳しく、当初は冷酷な態度が目立った。しかし、悟空や仲間たちと過ごす中で少しずつ人間らしい感情を見せ始め、愛する者のために戦う強さも身に付けていく。私生活では妻ブルマの他、息子と娘が1人ずついる。

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ドクター・ゲロ/人造人間20号(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ドクター・ゲロ/人造人間20号(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ドクター・ゲロ/人造人間20号とは、鳥山明の人気漫画『ドラゴンボール』に登場するレッドリボン軍の元科学者。世界征服を目論む超悪名高い組織の中で殺戮マシーン「人造人間」を開発し、勢力を増強させていった。しかし、孫悟空のたった1人の進撃によりレッドリボン軍は壊滅し、野望を絶たれてしまう。生き延びた後は悟空に復讐する為、秘密基地に身を隠し、より強力な人造人間の研究開発に没頭する。そして長い年月を経て自身を人造人間に改造し、再び悟空の前に姿を現したゲロは、その研究成果を存分に発揮してゆく。

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魔人ブウ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

魔人ブウ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

魔人ブウとは『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、本作品の主人公である孫悟空の敵キャラクターである。はるか昔、ビビディという魔道士に生み出されるものの手に負えず、封印されてしまった。時が経ち、ビビディの子供バビディが地球にて魔人ブウを復活させ世界を恐怖に陥れた。その後、魔人ブウは善と悪の2人に分かれ、悪の魔人ブウは孫悟空たちの活躍によって倒される。善の魔人ブウは孫悟空たちと協力し、悪の魔人ブウを倒したあと、地球で暮らしている。

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孫悟飯(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

孫悟飯(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

孫悟飯(そんごはん)とは、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、主人公孫悟空(そんごくう)の長男である。初期は泣き虫で甘えん坊だったが、強敵たちとの戦いの中父を超える潜在能力を見せ、戦士として成長を遂げた。全ての潜在能力を引き出された「アルティメット悟飯」は、単体で最強の戦士である。戦闘民族サイヤ人の血を引いているものの、悟飯自身は争いを好まない穏やかな性格で、平和な時代が訪れると幼い頃からの夢だった学者の道を歩むようになる。

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亀仙人(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

亀仙人(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

亀仙人(かめせんにん)とは、『ドラゴンボール』に登場する主人公、孫悟空にできた初めての師匠。 初登場時の年齢は319歳であり、亀の甲羅を背負った陽気でスケベなおじいちゃんだが、実際は武天老師と呼ばれる亀仙流武術の達人である。 少年時代の悟空とクリリンを修行し、時に厳しく、時に孫のように愛情をもって弟子を育てる広い心の持ち主。『ドラゴンボール超』では弟子たちと肩を並べて戦っており、武術家としては生涯現役である。

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全王(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

全王(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

全王(ぜんおう)とは、鳥山明原作のアニメ『ドラゴンボール超』のキャラクターで、12の宇宙の頂点に立つ最高位の神である。純粋な性格だが、それゆえの恐ろしさもまた持っている。何でも一瞬で消し去ってしまう能力も相まって、破壊神たちですら全王に逆らうことはできない。とはいえ基本的には無邪気であり、機嫌を損ねなければ善側に位置する。自分に物怖じしない主人公の孫悟空(そん ごくう)を気に入り、彼と友達になった。

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ミスター・ポポ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ミスター・ポポ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ミスター・ポポとは、鳥山明原作の漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品『ドラゴンボールシリーズ』の登場人物で、地球の神に仕える付き人である。愛嬌のある顔つきながら、ピッコロ大魔王という脅威から地上を救った孫悟空(そん ごくう)を簡単にあしらえる強さを見せる。単なる戦闘力だけではなく、無駄を省いた動きや視覚以外の感覚を研ぎ澄ませた結果の強さで、悟空にもその戦い方を伝授した。後々のエピソードでも、サポートの役割で登場し、活躍している。

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神龍(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

神龍(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

神龍(シェンロン)とは、鳥山明の漫画作品『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、文字通り神の龍である。世界中に散らばる7つのドラゴンボールを集めることで召喚され、呼び出した者の願いを叶える。ドラゴンボールを作った神様の力を超える願いは叶えられないが、死者の蘇生など超常的な事象は起こせる。登場時より威厳のある存在として描かれてきたが、テレビアニメ『ドラゴンボール超』では破壊神ビルスに怯えるなどコミカルな描写も増えた。

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ピッコロ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ピッコロ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ピッコロとは、大人気漫画『ドラゴンボール』シリーズに出てくるキャラクター。初登場時は、主人公・孫悟空の敵として地球の命運をかけた戦いを繰り広げた。悟空に敗れてからは、地球を征服しに来たサイヤ人に対して悟空と共闘するようになり、今では仲間として頼もしい存在となっている。悟空の息子・孫悟飯の師匠でもあり、普段はなかなか感情を表に出さないが、悟飯の前では優しい一面を見せている。

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ブルマ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ブルマ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ブルマとは『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、世界的な大企業カプセルコーポレーションの令嬢である。科学者でもあり様々な機器を開発し、本作品の主人公である孫悟空や他の仲間たちをサポートしている。幼い頃に家でドラゴンボールを見つけ、7個集めるとどんな願いも叶えられることを知る。ドラゴンボール探しの旅に出た先で孫悟空や様々な仲間達と出会い、その中で孫悟空と同じサイヤ人のベジータとの間にトランクスという男の子を授かり母親となる。

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モロ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

モロ(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

モロとは、鳥山明原案の漫画『ドラゴンボール超(スーパー)』のキャラクターで、「星食いのモロ」の異名を持つ悪役である。見た目には青いヤギを思わせる獣人。1000万年前、大界王神(だいかいおうしん)という神に力を封じられ銀河刑務所に収監された。わずかながら力を取り戻すと、他の囚人クランベリと共に脱獄。非道な性格で自分以外は餌と見なしており、部下も捨て駒にする。他者や星のエネルギーを奪うことでパワーアップを繰り返し、神の域に達した戦士の孫悟空(そん ごくう)たちを苦しめた。

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ブロリー(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ブロリー(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

ブロリーとは、『ドラゴンボール』のキャラクターで、映画『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』で初めて敵キャラとして登場する。 その後、映画『危険なふたり!超戦士はねむれない』『超戦士撃破!!勝つのはオレだ』の3部作にわたって敵として登場している。 3部作にわたり公開されていることから、敵キャラの中でも人気の高さがうかがえる。 20数年ぶりに、ブロリーが登場する『ドラゴンボール超 ブロリー』が公開されると、かなりの話題になった。 尚、原作には登場しておらず、映画オリジナルキャラクターである。

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トランクス(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

トランクス(ドラゴンボール)とは【徹底解説・考察まとめ】

トランクスとは、『ドラゴンボール』に登場する、戦闘民族サイヤ人のベジータと地球人のブルマとの間に生まれたハーフの男性。薄紫色の髪色で青色の瞳をしている。トランクスは本編時代と未来時代でそれぞれ登場し、育ってきた環境が異なるため性格も異なっている。トランクスの家はカプセルコーポレーションという大企業で、幼い頃から機械などに接していたため頭も良く、強さだけでなく知的な面も持っている。

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