ビーデル(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ

ビーデルとは、鳥山明の漫画及びそれを原作とするメディアミックス作品『ドラゴンボール』シリーズの登場人物である。救世主と称えられる格闘家ミスター・サタンの娘で、自身も格闘技に精通している。通学先のオレンジハイスクールの転校生孫悟飯(そん ごはん)が謎のヒーロー「金色の戦士」であることを見抜き、皆に言わない代わりに彼から空を飛ぶ「舞空術」の伝授と天下一武道会の出場を約束させる。勝ち気だが、悟飯に気を許してからは彼を信頼し、好意を寄せるようになった。

ビーデルの概要

ビーデルとは、鳥山明の漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品『ドラゴンボール』シリーズに登場するキャラクターである。TVアニメ『ドラゴンボールZ』の「魔人ブウ編」が初登場となる。
驚異的な戦闘力を持つ人造人間セルを倒し、世界を救ったヒーローと称えられるミスター・サタンの娘。
ほぼ独学で身に着けた格闘技で悪党を捕らえる自警団活動をしている為、常時から動きやすい服装をしている。登場時は髪を左右に結っていたが、クラスメイトの孫悟飯(そん ごはん)に空を飛ぶ舞空術(ぶくうじゅつ)を教えられた際、彼のアドバイスに従い短く切った。
TVアニメ『ドラゴンボール超』ではセミロングにまで髪が伸びている。また自警団はやめたのか、ワンピースやスカートなど女性らしい服装をするようになった。
原作終了から数年後の世界を描いたTVアニメ『ドラゴンボールGT』では三つ編みにしている。

ビーデルのプロフィール・人物像

髪を切ったビーデル。

CV:皆口裕子、柿沼紫乃(代役)

父に教えられた武術の腕で警察に協力し、悪党を捕らえるボランティアをしていた。勘も鋭く、オレンジハイスクールのクラスメイト孫悟飯(そん ごはん)が正体不明のヒーロー「金色の戦士」であることを早い段階で見抜いていた。そのことを知った悟飯が正体を隠すべくヒーロースーツで顔を隠し「グレートサイヤマン」と名乗った際もカマをかけて自白させた。悟飯が飛べることを知り、金色の戦士の正体を皆にばらさない代わりに空を飛ぶ「舞空術(ぶくうじゅつ)」の伝授を半ば強引に約束させ、孫家に通うこととなった。
強い正義感を持つ一方好戦的な面もあり、世界中から猛者が集まり腕を競う天下一武道会少年の部での優勝経験を持つ。また、「最近は張り合いがない」からと、悟飯に舞空術の伝授と共に天下一武道会出場も約束させている。サタンの娘としてだけでなく、その実力や美少女ということも相まって一般人に人気がある。
大会当日は持ち前の負けん気の強さと身に着けた舞空術が災いし、対戦相手のスポポビッチに気を失うまで殴られ続けた。父よりも悟飯への信頼が強くなっており、彼が持ってきた仙豆(せんず)というソラマメ状の回復アイテムを言われるまま口にし、対戦で負った傷が完治している。
悟飯やその父悟空(ごくう)、天下一武道会出場者のベジータが地球人ではなく戦闘民族サイヤ人という異星人(悟飯は地球人とのハーフ)であること、かつてセルを倒したのが父サタンではなく悟飯であることを指摘し「却ってすっきりした」と口にした。
登場時から勝気な面が目立っていたが、「髪が長すぎるから切った方がいい」と言われ頬を赤らめ「ショートの方が悟飯君の好み?」と尋ねるなど少女らしい一面も見せた。悟飯には信頼のみならず好意も抱いており、悟飯たちが神々でさえ苦戦した魔人ブウの復活阻止に向かうのを見届けた際悟飯の無事を祈った。

TVアニメ『ドラゴンボールGT』及び『ドラゴンボール超(スーパー)』では、悟飯の妻として登場。娘のパンを産んでからは、かつての気の強さが母として、妻としての芯の強さへと昇華していた。

ビーデルの能力

格闘技

ビーデルの格闘技は、父に教えられたものが基礎となっているが、その後はほとんど独学だと本人が語っている。ビーデル自身は筋肉質には描かれていないが、武装強盗相手に素手で立ち向かい勝てるだけの戦力はある。
悟飯との特訓により、父をも超える戦闘力を身に着けた。

舞空術(ぶくうじゅつ)

「気」と呼ばれる生命エネルギーをコントロールし、空を飛ぶ術。クラスメイトの悟飯が飛べることを知ったビーデルは、彼に教えられて舞空術を身に着けた。初めは少し浮くのが精一杯だったが、しばらく通ううちに飛びまわれるまでになった。

ビーデルの来歴・活躍

『ドラゴンボールZ』

金色の戦士

悟飯(右コマ)が金色の戦士ではないかといぶかしがるビーデル(左2コマ)。

ある時、テレビのニュース番組に「人造人間セル」を名乗る者が現れた。セルは「強者と戦いたい」と言い、カメラの前でテレビ局を一部破壊して去って行った。ビーデルの父である格闘チャンピオンのミスター・サタンは「自分がセルを倒した」と言い、彼は世界の救世主としてもてはやされる。
サタンとセルのやり取りはテレビクルーにより撮影されていたが、そこには金髪に変身し、空を飛ぶなどする面々がいた。

7年後。高校生になったビーデルは、父に教えられた基礎を元に独学で格闘技を磨き悪党を捕らえる自警団の活動を行っていた。警察からも信頼を置かれていたビーデルの耳に、「金色の戦士」と呼ばれる者の噂が入る。金髪で、尋常ではない強さを持っていること以外は一切分からないという。
ある朝、登校前に強盗を叩きのめした金色の戦士の特徴は、その日転校してきた孫悟飯(そん ごはん)と一致していた。一見すると悟飯は勉強の虫といった感じで髪の毛は黒だったが、体力は常人をはるかに超えていた。
その後、金色の戦士の代わりに「グレートサイヤマン」というヒーローが現れる。「声が同じ」だと、ビーデルはグレートサイヤマンが悟飯であることを見抜く。悟飯は一般人をはるかに超える戦闘力を持ち、空を飛ぶ「舞空術(ぶくうじゅつ)」を使うことができるが、このことは皆に内緒にしてほしいと言う。
ビーデルは、自分に舞空術を教え、一緒に天下一武道会に出るなら皆に内緒にすると言い、孫家に通うことになった。
孫家での訓練の中、ビーデルは悟飯やその家族と打ち解け、とりわけ悟飯に好意を抱くようになる。また、自分では気づかなかったが、父であるサタンの戦力も追い抜いた。

悟飯たちの真実

天下一武道会当日、ビーデルはスポポビッチという選手と当たる。悟飯との修行で強くなったビーデルだが、スポポビッチは更なる圧倒的な戦闘力で彼女を戦闘不能に追い込む。負けたくないとの意地で降参を宣言しなかったビーデルは、最終的に場外に放り込まれ敗北した。
悟飯は医務室に運ばれたビーデルに仙豆(せんず)というソラマメに似た豆を食べるように言った。重傷を負った娘を案じるサタンは悟飯を追い払おうとしたが、ビーデルは悟飯を信じ仙豆を口にする。たちまち、ビーデルの怪我は完治した。

キビトという対戦相手と対峙した際、スポポビッチたちが悟飯のエネルギーを奪って去って行った。
悟飯は父の悟空(ごくう)、天下一武道会参加者であるベジータ、ピッコロ、シンが突如どこかへと飛び去り、シンと一緒にいたキビトについて悟飯、ビーデルも飛び立つ。シンは界王神(かいおうしん)と呼ばれる神で、天下一武道会に現れたのは悟空たちに魔人ブウと呼ばれる存在の復活阻止を頼む為であった。かつて界王神は東西南北に1人ずつ、彼らをまとめる大界王神もいたのだが、皆魔人ブウとの戦いで戦死するか吸収されてしまった。
ブウを封印し、ブウを作った邪悪な魔導士ビビディを倒すことはできたが、ビビディには息子バビディがいた。悟飯のエネルギーを奪ったのは、強者のエネルギーを注入してブウを復活させるためであった。
事の顛末を聞いていたビーデルは、悟飯に7年前セルを倒したのは彼らであることを指摘。英雄である父ではなく、自分がセルを倒したことで気を悪くしたかもしれないと悟飯はビーデルに謝るが、ビーデルは「却ってすっきりした」と言い、悟飯を励まし見送る。
帰りに悟飯の弟悟天(ごてん)、ベジータの息子トランクスと行き会ったビーデルは事の顛末を2人に説明。ブウに興味を抱いた2人はかつての悟飯のように金色に変身すると凄まじいスピードで飛んでいった。

魔人ブウ現る

悟飯たちの奮闘も空しく、魔人ブウは復活してしまう。また、味方であるはずのベジータが、悟空と戦いたい為だけに敢えてバビディの洗脳を受け、天下一武道会場へ飛ばされ観客を殺す事態が発生する。ビーデルはベジータの妻であるブルマや悟空の仲間と共に一時飛行機で逃走。ブルマたちは、世界に散らばる7つのドラゴンボールを集め、どんな願いも叶える神龍(シェンロン)を呼び出し、その日亡くなった人物を生き返らせた。
そこにやってきた悟空は、その場にいた皆を神様のいる神殿に集めさせる。悟空は、ベジータと悟飯が死んだと口にした。悟天、トランクスは「フュージョン」と呼ばれる技で合体し、戦力を倍加させる為の修行に入る。ビーデルは、悟空とベジータがサイヤ人と呼ばれる異星人の生き残りで、混血も含めて彼らが変身する金色の姿が「超(スーパー)サイヤ人」という強化形態であることを知る。
バビディに命じられるまま、ブウは世界各地で虐殺と破壊を繰り返す。しかし、元より命令するばかりのバビディを嫌っていたブウは彼を殺して自由の身となり、前以上に殺戮を楽しむようになる。
悟空に「お前を倒せる奴が2日後に現れるから、今は誰も殺すな」と言われていたブウは、神殿に現れた。悟天とトランクスの修行が完成していない為、悟飯の戦闘の師であり先代の神の片割れだったピッコロは「1時間ほど待ってほしい」とブウに言う。
待つのを拒んだブウだったが、その場にいるサタンの娘ビーデルも待ってほしがっていると聞き、渋々ながら了承した。ビーデルは、何故ブウが父を知っているのかとピッコロに尋ねる。神殿から全てを見ていたピッコロは、サタンが懐柔目的で近づいたとはいえブウに気に入られ友になったことを話す。力では到底悟空らに敵わないが、サタンはブウを説得して殺しをやめさせるに至った。ピッコロは、そんなサタンを誇り高いチャンピオンだと言う。
今神殿にいるブウは、サタンと友になった無邪気なブウと一度分離し、吸収した姿であった。純粋な悪意のみで動くブウになりはしたが、サタンを慕う気持ちが残っていたのだ。
一時「精神と時の部屋」と呼ばれる特殊空間で悟天とトランクスの合体した「ゴテンクス」と戦ったブウだが、強引に外に出て神殿にいた者をチョコに変え食い殺す。その中には、サタンの子ビーデルもいた。

魔人ブウ撃破

ブウには、吸収した相手の能力を自分のものにする力があった。吸収した相手を全て体内に入った悟空、ベジータにはぎ取られたブウは本来の姿となり、攻撃してくる。純粋なブウは言葉すら話さず、破壊衝動のみの存在であった。ブウは地球を爆破し、間一髪界王神界に逃げた悟空たちを追ってくる。
地球の神様の故郷であるナメック星にもドラゴンボールがあり、それに願いを掛けることとなる。ベジータは地球を元に戻し、天下一武道会があった日以降に死んだ者を極悪人以外すべて生き返らせるように言う。
地球人や地球の生命全てから少しずつ元気を集め、エネルギー弾を作る「元気玉(げんきだま)」を悟空に撃たせるためであった。ベジータは、界王(かいおう)と呼ばれる神を通し、地球人に、手を上げてエネルギーを少し分けるように言う。しかし、一度バビディも同じく世界中の人々の心に話しかけたことがあった為、「またバビディではないか」と多くの人々が信じなかった。中には言われた通り手を上げる者もいたが、元気を吸い取られ力が抜けることから誰も協力しなくなる。
悟空らと共に地球との心中を免れたサタンが見かねて声を掛けるや、地球人たちは救世主の声に反応し、手を上げる。これにより凄まじい元気が集まり、ブウを撃破することができた。
純粋なブウが吐き出した無邪気なブウは、サタンの家で保護されることとなる。地球のドラゴンボールの願いでブウに関する記憶は地球人たちから消えたが、「ミスター・サタンが何かから地球を守った」との認識は残った。
ビーデルは悟飯と再会し、交際の果てに結婚する。2人の間には娘のパンが誕生した。

『ドラゴンボール超』

えどまち
えどまち
@edono78

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ミスター・ポポ(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ

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ミスター・ポポとは、鳥山明原作の漫画、及びそれを原作とするメディアミックス作品『ドラゴンボールシリーズ』の登場人物で、地球の神に仕える付き人である。愛嬌のある顔つきながら、ピッコロ大魔王という脅威から地上を救った孫悟空(そん ごくう)を簡単にあしらえる強さを見せる。単なる戦闘力だけではなく、無駄を省いた動きや視覚以外の感覚を研ぎ澄ませた結果の強さで、悟空にもその戦い方を伝授した。後々のエピソードでも、サポートの役割で登場し、活躍している。

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亀仙人(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ

亀仙人(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ

亀仙人(かめせんにん)とは、『ドラゴンボール』に登場する主人公、孫悟空にできた初めての師匠。 初登場時の年齢は319歳であり、亀の甲羅を背負った陽気でスケベなおじいちゃんだが、実際は武天老師と呼ばれる亀仙流武術の達人である。 少年時代の悟空とクリリンを修行し、時に厳しく、時に孫のように愛情をもって弟子を育てる広い心の持ち主。『ドラゴンボール超』では弟子たちと肩を並べて戦っており、武術家としては生涯現役である。

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モロ(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ

モロ(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ

モロとは、鳥山明原案の漫画『ドラゴンボール超(スーパー)』のキャラクターで、「星食いのモロ」の異名を持つ悪役である。見た目には青いヤギを思わせる獣人。1000万年前、大界王神(だいかいおうしん)という神に力を封じられ銀河刑務所に収監された。わずかながら力を取り戻すと、他の囚人クランベリと共に脱獄。非道な性格で自分以外は餌と見なしており、部下も捨て駒にする。他者や星のエネルギーを奪うことでパワーアップを繰り返し、神の域に達した戦士の孫悟空(そん ごくう)たちを苦しめた。

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ブロリー(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ

ブロリー(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ

ブロリーとは、『ドラゴンボール』のキャラクターで、映画『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』で初めて敵キャラとして登場する。 その後、映画『危険なふたり!超戦士はねむれない』『超戦士撃破!!勝つのはオレだ』の3部作にわたって敵として登場している。 3部作にわたり公開されていることから、敵キャラの中でも人気の高さがうかがえる。 20数年ぶりに、ブロリーが登場する『ドラゴンボール超 ブロリー』が公開されると、かなりの話題になった。 尚、原作には登場しておらず、映画オリジナルキャラクターである。

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ブルマ(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ

ブルマ(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ

ブルマとは『ドラゴンボール』に登場するキャラクターで、世界的な大企業カプセルコーポレーションの令嬢である。科学者でもあり様々な機器を開発し、本作品の主人公である孫悟空や他の仲間たちをサポートしている。幼い頃に家でドラゴンボールを見つけ、7個集めるとどんな願いも叶えられることを知る。ドラゴンボール探しの旅に出た先で孫悟空や様々な仲間達と出会い、その中で孫悟空と同じサイヤ人のベジータとの間にトランクスという男の子を授かり母親となる。

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