ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』とは2022年に公開された『ファンタスティック・ビースト』シリーズ3作目の映画。『ハリー・ポッター』シリーズと同じ魔法界を舞台とした作品で、『ハリー・ポッター』シリーズの公式スピンオフ前日譚の第3弾。主人公ニュートらに協力を要請し闇の魔法使いグリンデルバルドの陣営に対抗するチームを作ったダンブルドア。魔法界を支配しようとするグリンデルバルドの企みを阻止するため、寄せ集めの凸凹チームが魔法動物と共に戦いに挑む。ダンブルドアの過去が明かされる物語。

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

新たなキャストで挑んだ敵役グリンデルバルド

今作でグリンデルバルドを演じたマッツ・ミケルセン(写真左)と前作までグリンデルバルドを演じたジョニー・デップ(写真右)

2020年11月6日、前作までグリンデルバルド役を演じてきたジョニー・デップが3作目は再演しないことが発表された。その後11月25日、グリンデルバルド役をマッツ・ミケルセンが演じることがワーナー・ブラザースから発表された。マッツはすでに開始されていた撮影に途中から合流する形となったのだ。
マッツ・ミケルセンは起用当時のプレッシャーを明かしている。

マッツが起用当時を振り返っており「プレッシャーはすごかったです」と語っている。世界的スターのジョニー・デップが演じただけあり、当時こそグリンデルバルド役の代役への批判も想定されたが、不思議とマッツの起用に対しては好反応が多く見受けられた。もっとも、当然ながら当人にとっては負荷が大きかったようで、マッツは「もし全てを耳に入れ始めていたら、一歩を踏み出そうとはしなかったでしょう」と話し、対処法も明かした。

出典: theriver.jp

コロナ禍での撮影などにより公開時期が変動

今作はコロナ禍で撮影、公開となった作品である。
当初は2020年3月16日から撮影開始予定だったが、新型コロナウイルスのパンデミックにより延期が決定した。本来の予定から約半年後の2020年9月20日から正式に撮影が開始された。コロナ禍での撮影ということで、キャストとスタッフを守るために安全対策が施された状態で撮影は行われた。

公開は当初2021年11月を予定していた。その後ジョニー・デップの降板、マッツ・ミケルセンの再配役、新型コロナウイルスのパンデミックを受けて2022年7月に変更したが、最終的には3ヶ月前倒しされ2022年4月公開となった。

エディ&ジェシカが来日

スッキリ出演者と記念撮影に応じるジェシカ(写真中央左)とエディ(写真中央右)

公開直後の2022年4月13日、来日したニュート役エディ・レッドメインとユーラリー役ジェシカ・ウィリアムズが日テレ系情報番組「スッキリ」に出演した。

「ダンブルドアのあの秘密はいつから知っていましたか?」という質問に対してエディは、原作者J・K・ローリングが1、2作目の撮影中にちらりと話をしてくれていたと明かした。しかしこの秘密はトップシークレットだったため、「やっと今話せる状況になった」と語った。
ジェシカは「小さな頃からファンだったシリーズ」であり「オファーが来たときは母に電話して喜んだ」と語った。

「お気に入りの魔法動物は?」という質問に対しジェシカは「オーグリーとサンダーバードが好き。飛べるから」と答えた。一方エディは「トラブルメーカーだが可愛いニフラーのテディ、ニュートのポケットに入っているボウトラックルのピケット」と言いつつ、最新作でのお気に入りはカニのような見た目が面白い「マンティコア」と答えた。

「仕事以外で挑戦してみたいことは?」という質問に、エディは「旅行がしたいですね!子供をつれて世界中旅行をしたいです。実は最初の子供を身ごもっているときに、日本に来ていたんです。日本をもっと知りたい。休暇も取りたいです」と答えた。

「特別に教える私の秘密は?」という質問にジェシカは「ニンテンドースイッチがとっても上手なんです。今は、ポケモンスナップをプレイしてます。ベッドに必ず置いています。ポケモンも大好き!結構上手だと自負しています」とプライベートな一面を明かした。

最後にジェシカは「魔法ワールドに出られて本当に嬉しいです。ぜひ映画を楽しんでください」とコメントした。
エディは「もうとにかく東京にこれて嬉しいです!日本が大好きなので、2人を歓迎してくれてありがとう。是非『ファンタスティックビーストとダンブルドアの秘密』を楽しんでください」と来日できた喜びを交えながら語った。

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の主題歌・挿入歌

ジェームズ・ニュートン・ハワード

シリーズ前2作品に引き続きジェームズ・ニュートン・ハワードが音楽を担当した。ジェームズ・ニュートン・ハワードは「ダーク・ナイト」「キングコング」などの超大作を手掛けており、アカデミー賞にもノミネートされている。

主題歌:「Fantastic Beasts: The Secrets of Dumbledore」

「Fantastic Beasts: The Secrets of Dumbledore」

ED:グレゴリー・ポーター「Heaven」

グレゴリー・ポーター「Heaven」

今作のエンディングで流れるのは、グレゴリー・ポーターの楽曲「Heaven」だ。
グレゴリー・ポーターはアメリカの歌手で俳優、ソングライターと多岐にわたって活躍している。 2014年には「Liquid Spirit」で、 2017年には「Take Me to the Alley」で、ベスト・ジャズ・ボーカル・アルバム部門のグラミー賞を受賞した。

『Heaven』はラストシーンのジェイコブとクイニーの結婚式にふさわしいラブソングになっている。
今作ではそれぞれの家族愛、兄弟愛、恋愛が描かれている。様々な愛を描いた映画のエンディングに相応しい1曲だ。

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