ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』とは2022年に公開された『ファンタスティック・ビースト』シリーズ3作目の映画。『ハリー・ポッター』シリーズと同じ魔法界を舞台とした作品で、『ハリー・ポッター』シリーズの公式スピンオフ前日譚の第3弾。主人公ニュートらに協力を要請し闇の魔法使いグリンデルバルドの陣営に対抗するチームを作ったダンブルドア。魔法界を支配しようとするグリンデルバルドの企みを阻止するため、寄せ集めの凸凹チームが魔法動物と共に戦いに挑む。ダンブルドアの過去が明かされる物語。

アメリカ合衆国魔法議会/MACUSA(マクーザ)

アメリカ国内の魔法族の政府機関、通称MACUSA(マクーザ)。

闇祓い

魔法界における警察的な役割を持つ職であり、闇の魔法使いに対抗する職業。
専門の厳しい訓練を受けたエリート部隊。

ホグワーツ魔法魔術学校

イギリスにある魔法学校。
主人公ニュートの母校であり、テセウスやリタも通っていた。後にハリー・ポッターたちも通う学校である。

イルヴァーモーニー魔法魔術学校

アメリカにある魔法学校。ティナ・クイニー姉妹の母校。

ポートキー

日本語では移動キーとも言われる。
触ったものを予め決められた場所へ瞬間移動させる魔法道具。
移動時はぐるぐると回るような体感があり、三半規管が弱い人は酔う。

必要の部屋

ホグワーツ魔法魔術学校の7階にある部屋。
「あったりなかったり部屋」とも呼ばれる"隠し部屋"である。本当に必要としている時だけに現れるため、常に扉が存在しているわけではない。「必要の部屋」は部屋の入口前を"どんな部屋が必要か"をイメージしながら3回往復すると扉が出現する。

『ハリー・ポッター』シリーズでも度々登場している。ハリーたちが結成したダンブルドア軍団の魔法の練習場所、"半純血のプリンスの蔵書"の隠し場所、最終決戦前の学生達の篭城場所等として使われた。食べ物を作り出すことはできないが、それ以外は必要に応じて様々なものが現れる。

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

アルバス・ダンブルドア「君を愛していたからだ」

カフェで話すダンブルドア(写真左)とグリンデルバルド(写真右)

ダンブルドアがグリンデルバルドとカフェで会話する映画冒頭のシーン。
若かりし頃、ダンブルドアとグリンデルバルドは夢を語り、同じ志を持っていた。2人は互いに戦わないことを誓った「血の誓い」をたてるほどの強い絆で結ばれていたのだ。しかし今、ダンブルドアはグリンデルバルドのやり方が間違っていると指摘する。グリンデルバルドは君も「賛同しただろう」と言うが、ダンブルドアは「君を愛していたからだ」と告げた。

英語版でのセリフは「because I was love with you」”君に恋をしていたから”だ。

これは”ダンブルドアがグリンデルバルトを愛していたこと”が明白となったセリフである。
さらりと映画の冒頭に入れてきたが、これは1つ目の『ダンブルドアの秘密』だ。これまで原作者J・K・ローリングによって「ダンブルドアはゲイだ」と裏設定として語られたことはあったが、その相手については公言されていなかった。『ハリー・ポッター』及び『ファンタスティック・ビースト』シリーズのファンにとっては、ある程度予想通りの展開でもある。

2人の強い絆の証明ともいえる「血の誓い」を過去のことにして「互いを解放しよう」と言うダンブルドアに対して、グリンデルバルドはさっと表情を変える。SNSでもグリンデルバルドの表情の変化が凄いと話題になったシーンだ。

暗殺者ジェイコブの誕生

魔法を操っているように見えるジェイコブ

マグルで魔法を使えないはずのジェイコブが魔法を操っているように見えるシーン。
ジェイコブがグリンデルバルドに杖を向け「クイニーを返せ」と言った姿が、パーティーの出席者からは"暗殺者"のように見えた。1人の出席者が「暗殺者だ!」と叫んだことをきっかけに、ユーラリーは遠くからジェイコブとジェイコブの杖を魔法で操り、まるでジェイコブが魔法を使っているように見せたのだ。
パーティー会場は混乱に陥り、結果的にその日起こると懸念されていた"本当の暗殺"を防ぐことが出来た。

ジェイコブが手にしている杖は芯が入っていない"おもちゃの杖"であり、ジェイコブ自身も魔法使いではない。本物の魔法使い達に対して"ジェイコブが本当に魔法を使っている"ように見せてしまうユーラリーの魔法のレベルの高さが分かるシーンだ。
また、マグルのジェイコブには魔法を使うシーンがこれまで無かった。そんなジェイコブの貴重な魔法シーンである。

スキャマンダー兄弟のマンティコア擬態ダンス

魔法動物マンティコアに擬態するニュート(写真中央)とテセウス(写真左)

牢獄に捕えられたテセウスの救出に向かったニュート。
テセウスと再会するより前に出会ってしまったのが、牢獄に配置されている危険な魔法動物・マンティコアだった。杖も相棒の魔法動物達も受付に預けたニュートは、丸腰状態だ。大量のベビー・マンティコアに囲まれたニュートがとっさに取った行動は、マンティコアに擬態することだった。カニのようにニュートが両手をあげると、ベビー・マンティコアたちも一斉にその動きを真似した。
ベビー・マンティコア達を引き連れて、ニュートはゆらゆらとカニ歩きでテセウスの元までやってきた。ニュートは「仲間だと思わせて、攻撃の気を殺ぐ」とテセウスに説明する。効果はあるのか問うテセウスに対し、ニュートは"整えられた環境下で他の魔法動物で試したことはあるが今は不確定要素が多い"と学者らしい答えを返した。
テセウスの隣の囚人のランタンが消えると、地下から巨大なマンティコアの爪が隣の囚人を襲った。吐き出された食べ残しの体に一斉にベビー・マンティコアが群がる。それを見て改めて危険を感じたニュートとテセウスが、共にマンティコアダンスでカニ歩きをしながら脱出試みるシーンだ。

杖がなければ、魔法は使えない。そんな状況下で"さすが魔法動物学者"と思わせるシーンだ。ごく普通の魔法使いならこのような対応はできなかっただろう。
また緊迫した危機的状況には変わりないが、思わず笑ってしまう面白いシーンになっている。

兄弟らしいやり取りも印象的なシーンだ。弟ニュートが兄テセウスに「ちゃんとやって」と言い、テセウスが「お前がやってる通りにやってる」と言い返し、更にニュートが「出来てない」と返す。前作では兄弟仲はぎくしゃくしていたが、戦いを通して互いを認め合えるようになってきている事も伝わってくる。

グリンデルバルド「この先、誰がお前を愛する?一人きりだぞ!」

クリーデンスを攻撃したグリンデルバルドの魔法と守ろうとしたダンブルドアの魔法が交わった時、互いに戦わないと誓った「血の誓い」のペンダントが壊れた。それをきっかけに、ダンブルドアとグリンデルバルドは戦い始めた。
ダンブルドアと決別するその瞬間、グリンデルバルドはダンブルドアに向かって「この先、誰がお前を愛する?一人きりだぞ!」と叫んだ。その後決着がつかないままグリンデルバルドは崖から落ちるようにして、ダンブルドアの前から姿を消してしまう。

冒頭シーンのダンブルドアのセリフ「君を愛していたからだ」と対になるセリフでもある。
若かったとはいえ「血の誓い」を交わすほどにお互いに特別な感情を抱いていた2人だ。グリンデルバルドもダンブルドアも互いに未練があるように見える。

doublejumperw5
doublejumperw5
@doublejumperw5

Related Articles関連記事

ハリー・ポッター/ファンタスティック・ビーストシリーズの魔法動物まとめ

ハリー・ポッター/ファンタスティック・ビーストシリーズの魔法動物まとめ

『ハリー・ポッター』シリーズおよび『ファンタスティック・ビースト』シリーズとはJ・K・ローリングが原作をてがける小説および映画、舞台、ゲームなどのメディアミックス作品である。同じ魔法界を舞台に、それぞれの時代での闇の魔法使いや闇の勢力との戦いが描かれる。『ファンタスティック・ビースト』シリーズは『ハリー・ポッター』シリーズの公式スピンオフ前日譚で、『ハリー・ポッター』の世界の過去の出来事が分かる作品だ。これらのシリーズには様々な魔法動物が登場し、戦いの中で活躍している。

Read Article

ハリー・ポッターシリーズの魔法学校まとめ

ハリー・ポッターシリーズの魔法学校まとめ

『ハリー・ポッター』とは、イギリスの作家J・K・ローリングが生み出した児童文学、及びそれを原作としたメディアミックス作品。1990年代のイギリスと魔法界を舞台としており、主人公ハリー・ポッターのホグワーツ魔法魔術学校での学校生活と闇の帝王ヴォルデモートとの戦いを描いている。作中にはホグワーツの他、ダームストラング専門学校とボーバトン魔法アカデミーが登場し、同世界には全部で11の魔法学校が存在することが明かされている。そこで、世界の魔法学校の名前や、どこにあるのかという情報を一覧で紹介していく。

Read Article

ハリー・ポッターシリーズの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ハリー・ポッターシリーズの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ハリー・ポッター』とはJ・K・ローリングによる小説及びそれを原作とした映画、舞台、ゲーム作品である。本作は1997年にイギリスで1作目が刊行。その後、全7シリーズが刊行され2007年に完結した。児童書でありながら緻密に設定された世界観に、子供だけではなく大人も引き込まれる物語だ。バラエティ豊かな登場人物たちの言葉には見ている人を勇気づけたり、人生を導くほどの説得力があるものが数多くある。そのため、幅広い世代の人に愛され、共感を持たれる作品となっている。

Read Article

ハリー・ポッターシリーズの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

ハリー・ポッターシリーズの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物まとめ

『ハリー・ポッター』シリーズとは、J・K・ローリングによる小説およびそれを原作とした映画、舞台、ゲームなどのメディアミックス作品である。普通の少年ハリー・ポッターはある日自分が魔法使いである事を知らされる。魔法学校で魔法を学び、仲間と友情を育むハリー。そんな中、両親を殺した宿敵ヴォルデモートとの戦いが始まる。舞台はイギリスの魔法界。作中にはイギリス魔法界ならではの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物が登場する。人間界には無い少し変わったものも登場し、作品に楽しさ・面白さといった彩りを添えている。

Read Article

ハリー・ポッターシリーズの魔法・呪文まとめ

ハリー・ポッターシリーズの魔法・呪文まとめ

「ハリー・ポッター」とは作家J・Kローリングが描いた小説から始まり、映画化も行われている作品である。 主人公ハリーが悪と戦いを繰り広げ、魔法を用いた世界で、杖や魔法薬を用いることで魔法や呪文を行使できる。 一部の呪文には、効果が対になる呪文が設定されており、これを作中では「反対呪文」と呼ぶ。 このハリー・ポッターの映画や小説で登場した魔法を一覧にまとめた。

Read Article

ハリー・ポッターシリーズの魔法具・アイテムまとめ

ハリー・ポッターシリーズの魔法具・アイテムまとめ

『ハリー・ポッター』シリーズとは、J・K・ローリングによる小説およびそれを原作とした映画、舞台、ゲームなどのメディアミックス作品である。 普通の少年ハリー・ポッターはある日自分が魔法使いである事を知らされる。魔法学校で魔法を学び、仲間と友情を育むハリー。そんな中、両親を殺した宿敵ヴォルデモートとの戦いが始まる。 作中には戦いの行方を左右する重要なものや物語の鍵となるものから、魔法使い達の日常で使われるものまで、様々な魔法具やアイテムが登場する。

Read Article

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』とは2018年に公開された『ファンタスティック・ビースト』シリーズ2作目の映画。『ハリー・ポッター』シリーズと同じ"魔法界"を舞台とした作品で、『ハリー・ポッター』シリーズの公式スピンオフ前日譚の第2弾。 闇の魔法使いグリンデルバルドが移送中に逃亡するシーンから物語が始まる。巨大な力を求め仲間を集めるグリンデルバルドとの攻防が繰り広げられる。 黒い魔法使いグリンデルバルドを追う魔法動物学者ニュートの新たな冒険が描かれる。

Read Article

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』とは2016年に公開された『ファンタスティック・ビースト』シリーズ1作目の映画。『ハリー・ポッター』シリーズと同じ"魔法界"を舞台とした作品で、『ハリー・ポッター』シリーズの公式スピンオフ前日譚。原作者J.K.ローリングが脚本を手がけた。 イギリスの魔法使いニュートが魔法動物達と共にニューヨークに降り立つところから物語が始まる。手違いで逃げ出してしまった魔法動物達とニューヨークで起こった不思議な事件。魔法動物と魔法使いによる新たな魔法界の物語。

Read Article

ハリー・ポッターと謎のプリンス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ハリー・ポッターと謎のプリンス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。活発に動き始めた死喰い人。ハリーとダンブルドアはヴォルデモートを倒すため、秘密裏に対策を取り始める。そんな中ハリーは半純血のプリンスと署名された魔法薬学の教科書を発見。疑いながら、所有者に感情移入していく。しかし、死喰い人がホグワーツに現れたことで状況が一変。ダンブルドアが倒され、ホグワーツは最大の危機に陥る。J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ第六弾。

Read Article

ハリー・ポッターと死の秘宝(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ハリー・ポッターと死の秘宝(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ハリー・ポッターと死の秘宝』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。ホグワーツに戻らず、分霊箱を探す旅に出かけたハリー、ロン、ハーマイオニー。数少ない手がかりを探しながら、困難な旅を続けていく。そんな中ホグワーツにヴォルデモートが現れ、戦闘が始まる。多くの仲間が死んでいく中、ついにハリーはヴォルデモートと対峙することになる。J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ。第七弾。

Read Article

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。三年生となったハリ―。魔法界を訪れるとアズカバンに投獄されていたシリウス・ブラックが、脱獄していたことを知る。シリウスが自分を狙っていることを知るハリー。学生時代、父とシリウスが親友だったことを知り、ハリーは父を裏切ったシリウスに対し憎しみを抱き始める。 J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ第三弾。

Read Article

ハリー・ポッターと賢者の石(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ハリー・ポッターと賢者の石(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ハリー・ポッターと賢者の石』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。魔法学校を通じて、ハリーと友人たちの絆や成長を描いていく。 1997年に刊行されたJ・K・ローリング原作小説を映画化したもので、2001年に公開された。ハリーポッターシリーズ第一弾。

Read Article

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。復活を遂げたヴォルデモート。しかし魔法省はそれを受け入れずホグワーツに干渉するようになる。そんな中、ダンブルドアは「不死鳥の騎士団」を再び活動させる。五年生となったハリーたちはヴォルデモートに対抗するため、ダンブルドア軍団を結成。そしてヴォルデモートや死喰い人と再び対峙することとなる。 J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ第五弾。

Read Article

ハリー・ポッターと秘密の部屋(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ハリー・ポッターと秘密の部屋(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。二年生になったハリーはドビーに「ホグワーツに行ってはいけない」と忠告を受ける。そして忠告通り、ホグワーツで生徒が襲われるという事件が発生。五十年前に開かれたという秘密の部屋をヒントに、ハリー、ロン、ハーマイオニーがその謎を追う。 J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ第二弾。

Read Article

グランド・ブダペスト・ホテル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

グランド・ブダペスト・ホテル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『グランド・ブダペスト・ホテル』は、ウェス・アンダーソン監督、レイフ・ファインズ主演で製作された。ズブロフカ共和国にあるグランド・ブダペスト・ホテルが物語の舞台である。コンシェルジのグスタヴと部下のムスタファを主人公に、常連客をめぐる殺人事件と遺産争いに巻き込まれた二人が、ホテルの威信のためにヨーロッパ中を駆け巡り事件解明に奔走する。本作は1930年代、1960年代、1985年、現在と4つの時間軸で展開されていく。

Read Article

ガタカ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ガタカ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ガタカ』とは1997年にアメリカで製作されたSF映画。 遺伝的優劣によって人生が左右される近未来社会の中で、遺伝的問題を抱えた1人の青年が不屈のチャレンジ精神で人生を切り開き、夢を叶えようとする姿を描いている。遺伝子がすべてと言われる世界の中で、当り前である概念を打ち砕き、不可能を可能としようとする姿に周囲が心動かされていくヒューマンストーリーでもある。現実感のある設定と名言の詰まったセリフの数々は、見る者の心に訴えかけ、今もって語り継がれる作品となっている。

Read Article

キャプテン・マーベル(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ

キャプテン・マーベル(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ

『キャプテン・マーベル』とは、アメリカ合衆国で2019年3月に公開されたスーパーヒーロー映画である。MCUシリーズとしては第21作品目。記憶を失った主人公ヴァースは、惑星ハラで暮らすエリート女性戦闘員である。任務の途中で訪れた1990年代の地球・アメリカでアベンジャーズ結成前のニック・フューリーと出会ったヴァースは、彼と行動を共にするうちに失った真実の記憶を取り戻し、自らの使命に気づくことになる。

Read Article

レ・ミゼラブル(レミゼ)のネタバレ解説・考察まとめ

レ・ミゼラブル(レミゼ)のネタバレ解説・考察まとめ

2012年に公開されたミュージカル映画。主役のジャンバルジャンが牢獄から仮釈放されるシーンから始まる。ジャンバルジャンを追いかけるジャベール警部、ジャンバルジャンに自分の子供を託すファンティーヌなどの登場人物たちにより彼の人生は激動の時代を駆け抜けることとなる。そしてフランス革命が起き、それぞれの人生が変わるのであった。一人の男の一生を描いた超大作である。

Read Article

博士と彼女のセオリー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

博士と彼女のセオリー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『博士と彼女のセオリー』とは2014年にイギリスで製作された、物理学者のスティーヴン・ホーキング博士と元妻のジェーン・ホーキングの出会いとその後を描いた伝記映画である。スティーヴンは21歳で筋萎縮性側策硬化症(ALS)を発症し余命2年と宣告されるが、ジェーンの献身的な愛情に支えられ苦しみながらも困難に立ち向かって行く。第87回アカデミー賞では5部門にノミネートされ、主演のエディ・レッドメインは主演男優賞を受賞した。監督はジェームズ・マーシュが担当し、脚本をアンソニー・マッカーテンが担当している。

Read Article

コンテイジョン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

コンテイジョン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『コンテイジョン』とは、2011年にアメリカで公開されたスリラー映画。危険な未知のウイルスが、次々と人間の命を奪い、恐怖というパニックにも感染していく世界を描いている。世界各地で同時多発的に謎の病が発生する。それは咳・発熱を発症後、急激に症状が悪化し、亡くなってしまうという新種のウイルスだ。世界中で感染が広がるこの病に医師たちは敢然と立ち向かう。しかし人々は翻弄され、国家は瞬く間に崩壊していくのだった。ウイルス感染の恐怖を様々な視点から捉えた、リアル感溢れるパニック・スリラー・ムービーだ。

Read Article

007/カジノ・ロワイヤル(2006年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ

007/カジノ・ロワイヤル(2006年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『007/カジノ・ロワイヤル』(原題: Casino Royale)とは、2006年公開のスパイアクション映画で、「ジェームズ・ボンド」シリーズの第21作目。ダニエル・クレイグが架空のMI6諜報員ジェームズ・ボンドを演じた最初の作品である。 マダガスカルで爆弾密造犯の監視をしていたボンドは、犯人の携帯電話に残されたメッセージから、黒幕の存在を知る。バハマに向かったボンドは、黒幕の武器商人・ディミトリオスらが企てる大型旅客機爆破テロを阻止すべく、奔走するのだった。

Read Article

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』とは、イギリスを舞台に魔法使いの少年・ハリーが闇の魔法使い・ヴォルデモートと立ち向かうファンタジー映画。四年生となったハリーたち。ハリーは何者かの陰謀により、トライ・ウィザード・トーナメントに参加することとなる。待ち受ける過酷な課題を乗り越えていくハリー。そんな彼の前で因縁の敵、ヴォルデモートがついに復活する。肉体を持ったヴォルデモートと初めて戦うことになったハリー。その強大な力に圧倒される。 J・K・ローリングの小説が原作のシリーズ第四弾。

Read Article

リリーのすべて(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

リリーのすべて(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『リリーのすべて』とは、世界で初めて性別適合手術を受けた、リリー・エルベの実話を元に描いたヒューマン・ドラマ。2015年にアメリカ、イギリス、ドイツで製作された合作映画である。風景画家である主人公はある日、肖像画家の妻に頼まれ女性モデルの代役を引き受ける。そのことがきっかけで、自分の中に女性の存在があることに気付き始める。悩み苦しむ夫の変化に困惑しながらも、妻のゲルダは夫の本質を尊重し、理解を深めて行く。概念を超えた夫婦の絆と美しき愛の物語。

Read Article

ハリー・ポッターシリーズのスピンオフ映画3部作制作決定!主人公はルーナ・ラブグッドの義祖父

ハリー・ポッターシリーズのスピンオフ映画3部作制作決定!主人公はルーナ・ラブグッドの義祖父

『ハリー・ポッター』シリーズ完結後、その前時代を舞台にしたスピンオフ映画の制作が発表されました。そのタイトルは、『ファンタスティック・ビースト』シリーズ。主人公はニュート・スキャマンダーという人物で、かつてハリーとともに戦ったルーナ・ラブグッドの義祖父にあたります。この記事では、そんなファンタビについて、作者のJ・K・ローリングが語った内容などをまとめました。ハリポタファンなら、絶対見逃せないですね!

Read Article

ハリー・ポッタースピンオフ3部作の制作が決定!ファン歓喜!【ファンタスティック・ビーストシリーズ】

ハリー・ポッタースピンオフ3部作の制作が決定!ファン歓喜!【ファンタスティック・ビーストシリーズ】

世界中で大ヒットした映画『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ『ファンタスティック・ビースト』シリーズ3部作の制作が決定!2016年に1作目が劇場公開されることが明かされ、ハリポタファンを喜ばせました。ここでは情報が明かされた当時の情報をまとめています。ハリポタシリーズの簡単なあらすじ・ストーリーや、重要ワードの説明もあわせて紹介しています。

Read Article

ハリー・ポッターシリーズのスピンオフ!「ファンタスティック・ビースト」と「呪いの子」の情報まとめ

ハリー・ポッターシリーズのスピンオフ!「ファンタスティック・ビースト」と「呪いの子」の情報まとめ

2016年に『ハリー・ポッターシリーズ』のスピンオフ映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が公開された。これはハリーの時代よりも前の出来事を描いた作品である。また同年には『ハリー・ポッターと呪いの子』の舞台も始まった。こちらは『ハリー・ポッターと死の秘宝』の出来事から19年後の話となっている。

Read Article

ハリー・ポッターと死の秘宝でハリーが折れた自分の杖をニワトコの杖で直す描写がなかった件

ハリー・ポッターと死の秘宝でハリーが折れた自分の杖をニワトコの杖で直す描写がなかった件

『ハリー・ポッターと死の秘宝』は、シリーズ完結編にあたる第7作です。原作と映画版で内容が違っていることはよくある話ですが、どうやらそれは本作でも見られたそう。ハリーが所持していた杖が折れてしまい、原作ではこれをニワトコの杖で直す描写がありました。しかし、映画ではそれがなく、そのことを悲しむ声がSNSで挙がっています。どっちが良いかは、その人の感性によりますよね。気になる方は、原作と映画を実際に見比べてみてください。

Read Article

ハリー・ポッターと秘密の部屋のあらすじ&キーポイントまとめ!蛇の怪物やトム・リドルについて解説

ハリー・ポッターと秘密の部屋のあらすじ&キーポイントまとめ!蛇の怪物やトム・リドルについて解説

シリーズ2作目となる『ハリーポッターと秘密の部屋』のあらすじ・ストーリーを紹介。これさえ読めば内容が分かるよう、作品の重要箇所をまとめました。また、蛇の怪物やトル・リドルの正体、大蛇との対決でハリーが剣を入手できた理由など、作品の6つのキーポイントも分かりやすく解説しています。

Read Article

「ハリー・ポッターと呪いの子」のあらすじ・登場人物まとめ【ネタバレ注意】

「ハリー・ポッターと呪いの子」のあらすじ・登場人物まとめ【ネタバレ注意】

『ハリー・ポッター』シリーズは全7巻で完結のファンタジー作品ですが、実は7巻完結から19年後を描いた物語が8作目として登場しています。そのタイトルは、『ハリー・ポッターと呪いの子』。ハリーとジニーの息子、そしてドラコの息子の2人が主人公です。この記事では、そんな本作のあらすじ・ストーリーや登場人物・キャラクターの詳細についてまとめました。黒幕の正体はデルフィーニです。…あ、言っちゃった…。ネタバレが嫌な方は読まないように。

Read Article

【レ・ミゼラブル】ヘレナ・ボナム=カーターの七変化まとめ!ジョニー・デップに負けてない!【ハリー・ポッターシリーズ】

【レ・ミゼラブル】ヘレナ・ボナム=カーターの七変化まとめ!ジョニー・デップに負けてない!【ハリー・ポッターシリーズ】

ヘレナ・ボナム=カーターといえば、『レ・ミゼラブル』のテナルディエ夫人役や『ハリー・ポッター』シリーズのベラトリックス・レストレンジ役が有名ですよね。なんとなく想像される通り、どこかぶっ飛んでいる役が多いのが彼女の特徴です。他にどんなのを演じているか、この記事でまとめました。ジョニー・デップも良い意味で変な役が多いけど、ヘレナだってそれに負けてないですよ!

Read Article

「ハリー・ポッターと呪いの子」のハーマイオニー役がまさかの黒人だった件

「ハリー・ポッターと呪いの子」のハーマイオニー役がまさかの黒人だった件

『ハリー・ポッター』シリーズの続編として発表された『ハリー・ポッターと呪いの子』。この作品が舞台化されるにあたり、キャスティングが取り沙汰されることに。というのも、ハーマイオニー役を黒人俳優のノーマ・ドゥメズウェニが務めるというのです。作者のJ・K・ローリングはハーマイオニーについて「白い肌と明記したことはない」と発言しており、この配役に前向きな模様。決して差別的な意味ではなく、映画でエマ・ワトソンのハーマイオニー役に見慣れていると、黒人女性が演じるのにはちょっと違和感があるかもしれませんね。

Read Article

目次 - Contents