山岸由花子(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
山岸由花子(やまぎし ゆかこ)とは、荒木飛呂彦による漫画及びそれを原作とするメディアミックス作品『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』の登場人物で、自身の髪の毛を自在に操る能力「ラブ・デラクス」の使い手である。美少女だが思い込みの強い激しい性格で、想い人の広瀬康一(ひろせ こういち)を自身の能力で追い詰める。同じくスタンド使いである康一に逆転された由花子だが、そのタフな精神性で後に彼の愛を勝ち取るに至った。
岸辺露伴(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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岸辺露伴(きしべ ろはん)とは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』及びスピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』に登場するスタンド使いにして人気漫画家である。自己中心的かつ尊大な一面が目立つが、プライドが高い分決して他者に媚びない強さもある。漫画に対する真摯な姿勢や、自分が認めた人物への敬意など、傲慢なだけの人物ではない描写も多い。高いプライドに見合う実力やクセの強さが独特の魅力となり、読者からも「露伴先生」と呼ばれ親しまれている。作者も気に入っているキャラクターである。
辻彩(つじ あや)
CV:大原さやか(TVアニメ版)、水橋かおり(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』)
杜王町に住むエステティシャンでスタンド使い。他者の肉体や顔を、運勢の良いものと変えるスタンド「シンデレラ」を持つ。
康一との関係に悩んでいた由花子を店に招き入れ、康一との関係性を正確に言い当てた。由花子の美貌と性格を気に入り、全身メイクを施す。ところが、「30分ごとに口紅を塗る」という約束を守らなかったため、由花子は別人のように醜くなってしまう。
最後のチャンスとして無数の顔を出現させ、一発で本物の顔を選べば元に戻すと約束。実際には本物の顔はそこになかったのだが、由花子を追ってきた康一の由花子への愛や器の大きさに免じて元に戻した。
山岸由花子の名言・名セリフ/名シーン・名場面
広瀬家の窓の外にたたずむ由花子
由花子が初登場したエピソードは、主に康一の視点で進められている。美少女だが、自分への異常な愛情と執着を見せる由花子に康一は恐怖心を抱く。自宅でまどろんでいる時、夢にまで由花子が現れて気が休まらない、と思い目を覚ました康一は、まさに窓の外にたたずむ由花子を目撃するのだった。
このシーンは、闇夜、自室の窓に張り付く少女というシチュエーション、画風も相まってホラー的な要素が強い。
「どうして『30分』だけなのよォオオオ~~~~~~ッ!!」
辻彩のスタンド「シンデレラ」の能力で、康一との甘いひと時を堪能した由花子。しかし、彩の言うように彼女の施した「メイク」による効果は30分しか持たなかった。急な腹痛で走り去る康一を見た由花子は「どうして『30分』だけなのよォオオオ~~~~~~ッ!!」と叫んだ。
ポージング、表情、セリフ全てから由花子の無念や焦りなどが伝わってくる。
「うるさいわね!かってに"赤"になった信号が悪いのよ」
メイクの効き目が30分しか持たなかったため、由花子は彩の下へと向かう。この時、信号が赤になっていることを気にもせずにずかずかと道路を渡り、事故を引き起こす。ドライバーたちから文句を言われても「うるさいわね!かってに"赤"になった信号が悪いのよ」と振り向きもせずに言い捨てた。
由花子の身勝手な一面が現れたセリフである。TVアニメ版ではドスの利いた声と、赤信号の中悠然と歩く由花子という演出になっている。
山岸由花子の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
山岸由花子とPart1に登場したブラフォードとの共通点
『ジョジョの奇妙な冒険』Part1『ファントム・ブラッド』に、由花子と同じく髪の毛を操るブラフォードというキャラクターがいる。ブラフォードは16世紀スコットランドの女王メアリー・スチュアートに仕えた騎士で、強靭な肉体の他、髪の毛を操る技「死舞髪剣(ダンス・マカブヘアー)」を持っていた。夫殺しの疑いを着せられ逮捕された女王の助命嘆願の為、盟友タルカス共々処刑されるが、その際女王が既に殺されていたと知り、恨みを抱いて死んだ。
死後吸血鬼として復活したが、主人公ジョナサンとの戦いの果てに安らぎを取り戻した。ジョナサンに自身の愛刀と激励の言葉を残し成仏している。スタンド使いではない(スタンドはPart3から登場する)。
ファンの間では、「由花子はブラフォードの子孫ではないか」と見る向きもある。実際の所は不明だが、髪の毛を操る能力の他、敵(のような立ち位置)として登場し、後に和解するという流れや細身な体格など共通点がある。
Part8に登場するスタンド「ラブラブデラックス」
『ジョジョの奇妙な冒険』Part8『ジョジョリオン』に、ラブ・デラックスと似た名前、髪の毛に関係する能力を持ったスタンド「ラブラブデラックス」が登場する。
作波カレラ(さくなみ かれら)という少女のスタンドで、他人が触れたところにその人物の髪を生やすという能力である。80mという射程距離の外に出ると自然に髪は抜け落ちる。カレラの性格も由花子と似通っており、彼女の生まれ変わりのような存在かもしれない。
山岸由花子のモデルはスティーブン・キングの小説『ミザリー』の登場人物
由花子には、モデルがいる。アメリカの作家スティーブン・キングの小説『ミザリー』に登場するアニー・ウィルクスというキャラクターが由花子のモデルである。
物語は、小説『ミザリー』シリーズの作者ポール・シェルダンが崖から転落して骨折した際、元看護士のアニーに救われ看護を受けるも、彼女の狂気に晒されるという内容。異常なまでの執着、狂気じみた献身など、まさに康一と由花子の初期の関係を思わせる。
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目次 - Contents
- 山岸由花子のプロフィール・人物像
- 山岸由花子の来歴・活躍
- スタンドに目覚める
- 広瀬康一への愛
- 「シンデレラ」の魔法
- 街に潜む殺人鬼
- 『岸辺露伴は動かない』
- 『D・N・A』
- 山岸由花子のスタンド能力:ラブ・デラックス
- スタンドとは
- ステータス
- 能力:髪の毛を自在に操る
- 山岸由花子の関連人物・キャラクター
- 広瀬康一(ひろせ こういち)
- 東方仗助(ひがしかた じょうすけ)
- 虹村億泰(にじむら おくやす)
- ジョセフ・ジョースター
- 岸辺露伴(きしべ ろはん)
- 辻彩(つじ あや)
- 山岸由花子の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 広瀬家の窓の外にたたずむ由花子
- 「どうして『30分』だけなのよォオオオ~~~~~~ッ!!」
- 「うるさいわね!かってに"赤"になった信号が悪いのよ」
- 山岸由花子の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 山岸由花子とPart1に登場したブラフォードとの共通点
- Part8に登場するスタンド「ラブラブデラックス」
- 山岸由花子のモデルはスティーブン・キングの小説『ミザリー』の登場人物
- 山岸由花子のスタンド「ラブ・デラックス」の名前の由来はイギリスのバンド「シャーデー」のアルバム『Love deluxe』から