「前田有一の超映画批評」で95点以上を獲得した映画まとめ!『アメリカン・スナイパー』など
ここでは映画批評サイト「前田有一の超映画批評」で95点以上を獲得した映画をまとめた。イラク戦争で160人を撃ったアメリカ人スナイパーを描く『アメリカン・スナイパー』、ディズニー映画『ピーターパン』をもとに妖精の世界を描く『ティンカー・ベル』などを紹介している。
「前田有一の超映画批評」で最低評価だったクソ映画まとめ!『テラフォーマーズ』など - RENOTE [リノート]
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ここでは映画批評サイト「前田有一の超映画批評」で最低評価を得てしまった映画をまとめた。同名の漫画が原作の『テラフォーマーズ』、小栗旬が主演を務めたものの酷評の嵐だった『ルパン三世』、日本発のB級映画の金字塔となってしまった『デビルマン』などを紹介している。
『アメリカン・スナイパー』100点(100点満点中)
私に言わせればこの映画は、神が巨匠の作品を借りてアメリカ人に伝えようとしているメッセージ、である。
まごうかたなき傑作だが、あまりにも不都合な真実であり、アカデミー作品賞をとることもきっとないだろう。逆に言えばこれが選ばれるならばアメリカにも、世界にもまだ希望は残っているということになる。
http://movie.maeda-y.com/movie/01961.htm
出典: www.amazon.co.jp
『ティンカー・ベル』100点(100点満点中)
「子供も大人も楽しめる」のは事実だが、『ティンカー・ベル』の場合、子供と大人にまったく違った物語を同時に見せた上で、それを実現しているのだ。こんな離れ業は、そうそうできるものではない。
こうなったらディズニーと宣伝会社の皆さんは、徹夜でもして精力的にお仕事に励んでいただきたい。こいつをヒットさせられなかったら、それはハラキリものである。
http://movie.maeda-y.com/movie/01223.htm
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『ローマの休日』100点(100点満点中)
非の打ち所がないとは、こういう映画を指すのだろう。
この、モノクロ、モノラル、スタンダードサイズの古い映画は、50年も前の作品だが、最新作として見ても、まったく遜色がないのだ。
http://movie.maeda-y.com/movie/00169.htm
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『バタフライ・エフェクト』99点(100点満点中)
今年ここまで紹介してきたすべての映画の中で、『バタフライ・エフェクト』こそナンバー1、ベストであると断言しよう。ほとんど完璧といっていい見事な映画だ。
ジグソーパズルのように綿密に組み立てられた脚本は、見終わった後、観客の頭の中のすべての謎が氷解し、心震わす感動を与える良質なものだ。
http://movie.maeda-y.com/movie/00521.htm
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『それでもボクはやってない』98点(100点満点中)
超映画批評を立ち上げた当初から願ってやまなかった「こういう日本映画が見たい」という私の気持ちを、具現化してくれたような一本だ。
唯一のマイナス点については、重大なネタバレにかかわるためここで書くわけにはいかないが、見終わった瞬間に多くの人が感じるのではと思う。しかし、それでもこの作品が必見であることに疑問の余地はない。
http://movie.maeda-y.com/movie/00854.htm
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『[リミット]』98点(100点満点中)
こんな離れ業ができる脚本家、映画監督がいったい世界中に何人いるだろう。
おそろしいほどに強烈かつ斬新な映画である。これほどに制限された舞台設定で、おもしろい映画を作る、おもしろい脚本を作るというだけでも大変なことなのに、そこに2010年の今、世界に公開するにふさわしい時代性豊かな社会派のテーマを盛り込んである。
http://movie.maeda-y.com/movie/01533.htm
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『ウォッチメン』98点(100点満点中)
この映画版は、原作に驚くほど忠実に作られているが、ここであえて私は断言する。この映画の完成度は、原作を超えている、と。
この世に、永続的な平和はどうすれば実現するのか。スーパーヒーローがそれを解決してくれるのか。『ウォッチメン』が提示する回答は、大きな衝撃を観客にもたらすことだろう。
http://movie.maeda-y.com/movie/01262.htm
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『明日、君がいない』97点(100点満点中)
低予算というと、ゆるいナンセンスギャグやチープ感を売りにするしか脳の無い日本の一部の映画監督らとは、志の高さが1000倍は違う。私はムラーリ・K・タルリ監督のような男をこそ、全面的に称えたい。
そして何より自分にしか決して書けない脚本、これを最大の武器にして世界の映画界に勝負をかけた。すなわち、予算100億円の大作とだって真っ向勝負してやろうというのだ。
じつにあっぱれ、これぞ新進気鋭の映画作家が取るべき理想の姿ではないか。
http://movie.maeda-y.com/movie/00895.htm
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目次 - Contents
- 『アメリカン・スナイパー』100点(100点満点中)
- 『ティンカー・ベル』100点(100点満点中)
- 『ローマの休日』100点(100点満点中)
- 『バタフライ・エフェクト』99点(100点満点中)
- 『それでもボクはやってない』98点(100点満点中)
- 『[リミット]』98点(100点満点中)
- 『ウォッチメン』98点(100点満点中)
- 『明日、君がいない』97点(100点満点中)
- 『アベンジャーズ』97点(100点満点中)
- 『ミスター・ノーバディ』97点(100点満点中)
- 『ダークナイト』97点(100点満点中)
- 『ヒックとドラゴン』97点(100点満点中)
- 『ナイト&デイ』97点(100点満点中)
- 『シッコ』96点(100点満点中)
- 95点の評価を得た作品たち
- サイトの情報と採点基準について
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