アメリカン・スナイパー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アメリカン・スナイパー』とは、2014年公開のアメリカ映画である。イラク戦争に従軍した実在の狙撃兵クリス・カイルの自伝的原作を、巨匠クリント・イーストウッド監督が実写映画化。主演はブラッドリー・クーパーが務める。クリスは海軍史上最強と言われる伝説的スナイパー。だが過酷な任務に心を蝕まれ、彼と家族はその影響に苦しむ。残酷な戦場と虚しい戦争の実像を、過剰な演出を排除した構成で淡々と描く。ミリタリー・アクションとしての鑑賞にも十分堪えるが、極めてメッセージ性の強い反戦映画である。

『アメリカン・スナイパー』の概要

『アメリカン・スナイパー』とは、2014年にアメリカで製作・公開された戦争アクション映画である。実際にイラク戦争に従軍したクリス・カイルの自伝『ネイビー・シールズ最強の狙撃手』(原題:American Sniper:The Autobiography of the Most Lethal Sniper in U.S. Military History)を題材としている。監督のクリント・イーストウッドは『ミリオンダラー・ベイビー』『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』などを手掛けた手腕を活かし、派手な演出を極力排除した構成を用いてリアルな戦場の姿を描いた。
主演は『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』で評価の高かったブラッドリー・クーパーが務める。彼はプロデューサーも兼任しており、戦場で華々しい功績を挙げながらも心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しむ兵士を好演した。脚本に『アメリカン・ソルジャー』『パワー・ゲーム』のジェイソン・ホールを迎え、実話を元にした無骨な原作をよりエンターテインメント性のある物語に昇華させている。
また、音楽は極力使わない手法が取られておりインターネット・ムービー・データベース(略称IMDb)にクレジットされているのは3曲のみである。主題歌とされる「Someone Like You」はVan Morrisonが1987年に発表したジャズのナンバーで、本作においては主人公の結婚式のシーンで流れている。また、「The Funeral」はEnnio Morriconeが手掛けた静かな曲で、葬儀のシーンで挿入されている。そして「Taya's Theme」はクリント・イーストウッド監督みずからが作曲しており、主人公が妻タヤと寝室で対面するシーンなどにさりげなく使われている。また、IMDbには無いもののdean valentineの「Main Theme」という曲も使われている。
本作の評価について述べると、アカデミー賞のうち作品賞及び主演男優賞(ブラッドリー・クーパー)、脚色賞、ふたつの音響賞(編集と調整)、編集賞の6つの部門がノミネートされている。その中から実際に音響賞(編集)を受賞し、高い評価を受けた。また、アメリカで3億5千万ドルに上る興行収入を上げ、2014年公開作品の中で第1位を獲得した。日本でも興行収入22億円を超える大ヒットとなり、世界での興行収入は合計5億ドルに上った。これら興行収入において、それまで全米歴代1位だった『プライベート・ライアン』の記録を塗り替え、戦争映画の名作と言える作品となった。

クリス・カイルは海軍特殊部隊シールズに属し、スナイパーとしてイラク戦争に従軍する。そして、海軍史上トップクラスの戦績を挙げ「レジェンド」と称されるまでになった。過酷な戦場に常に身を置き、クリスは国の為家族の為に仲間を守り、戦い抜く。だがその活躍の裏側で、彼の心は少しずつダメージを受け、蝕まれ続けていた。4度のイラク派遣を生き延びて帰国したクリスだが、戦地での経験から心的外傷後ストレス障害(PTSD)になり、その影響に苦しむことになる。

実在する狙撃兵の物語である本作のほとんどは、実話で構成されている。伝説のスナイパーと呼ばれ、英雄とも言われる功績は敵兵160人を殺害したものである。その経験と戦場で見たものは、クリスの心に深い傷を負わせた。本作は兵士とその家族の苦悩が描かれ、「戦争とは何か」「戦うこととは何か」を問いかけている。また、細部に渡るリアリティーは、過酷な戦場の現実を観る者にこれでもかと突き付けるのだ。
さらに衝撃的なのは、映画製作が進行中の2013年に原作者のクリス・カイルは銃撃により死亡している。アメリカでのボランティア活動の最中に起きた悲劇であった。
戦争映画としてミニタリー・アクションとしての鑑賞に十分堪え得るものの、本作の本質は空しい戦争の実態と兵士に課せられる犠牲の重さを表現した、極めてメッセージ性の強い反戦映画である。

『アメリカン・スナイパー』のあらすじ・ストーリー

クリス・カイルの生い立ち

カイル家の団らん。右からクリス、ジェフ、ウェイン、デビー

クリス・カイルはアメリカ南部テキサス州のオデッサで生まれた。父ウェインと母デビー、そして弟のジェフの家族4人で暮らしていた。

クリスは幼少よりウェインから狩猟を教わっていた。青年期になると、クリスとジェフは、毎週末ロデオに出かけては賞金を稼いでいた。しかしクリスは、悪くはないが何か物足りなさを感じていたのだ。

1998年、タンザニアとケニアでアメリカ大使館爆破事件が起きる。テレビでその様子を見たクリスは、とてつもない衝撃を受けた。罪のない無防備な命に対する、厳然たる暴力と悪の存在を目の当たりにしたのだ。

クリスは沸き立つ怒りの感情と、愛国心と正義感に打ち震える。自分にも何か役に立てることは無いかと考え、海軍に志願することを決意した。また、ジェフも同様に感じたらしく共に海軍に入隊する。

運命の出会い

射撃訓練中のクリス

クリスはアメリカ軍きっての狭き門、海軍特殊部隊シールズに志願していた。その中で厳しい訓練をやり切り、クリスは正式に海軍特殊部隊ネイビー・シールズの部隊に配属される。

クリスはある日の実弾を使用した射撃訓練中、教官から注意を受ける。スナイパーは遠くの標的を狙う際にスコープを覗き込むが、集中するため普通は片方の目を閉じる。しかし、クリスは両目とも開けていたのだ。
教官から使わない目を閉じるよう注意されるが、クリスは周囲に危険が有った場合見えないという理由で譲らない。

試しに教官が撃ってみろというと、クリスはライフルの引き金を引く。そして、訓練用の的を大きく逸れて弾は飛び、地面に砂煙をあげると同時に何かを吹き飛ばした。

なんと、クリスが命中させたのは草むらの影を這っていたヘビであった。「生きた標的は得意です」というクリスのこの言葉に、教官もその才能を認めざるを得なかった。そこでクリスは腕を磨き、優秀な成績を収めスナイパーとして頭角を現し始める。

入隊から数年が過ぎた2001年、クリスは行きつけのバーでタヤという女性と運命的な出会いを果たす。何度もデートを重ねたクリスとタヤは、互いを深く愛するようになる。

ある日の朝、テレビを点けると衝撃的な映像が流れた。それは2001年9月11日に起こった「アメリカ同時多発テロ事件」のニュースであった。ふたりは言葉を失い、惨劇を映し出す画面を見つめるほか無かった。

そして2002年にクリスとタヤは結婚した。だが結婚式当日、クリスの部隊に召集命令が下される。やむなくハネムーンの予定を数日繰り上げ、クリスは派遣先のイラクに向かう。

第一回派遣

イラクのファルージャで、クリスは狙撃手として友軍部隊をやや離れた後方から支援する任務に就いていた。同僚の観測手で、愛称ゴートことウィンストンが傍らに待機している。狙撃手は基本的に、観測手を伴って行動する。長距離射撃における弾道の観測と修正を担当させるためだ。

戦車を先頭に、地上を海兵隊の一群が移動している。クリスは建物の2階に不審な男を発見する。装備されている無線を使い、本部の判断を仰ぐ。
建物の男は、携帯電話を片手に部隊の様子を注視しているように見える。本部からは「怪しい動きがあれば撃て」という返答がきた。

男は建物内に戻った。すると同じ建物から女と少年が出てきた。女はイラク女性がよく着ている「チャドル」と呼ばれる黒い布をまとっており、年齢も表情も分かりにくい。少年はおそらく10歳に満たないだろう。
やがて女は少年に何かを手渡した。クリスはそれを「RKG対戦車手榴弾」と視認した。この手榴弾は炸裂すれば数人を殺害できる兵器である。

スコープの中で少年が部隊に向かって駆け出す。クリスの放った弾丸が命中し、少年の胸の辺りに血しぶきが上がる。女は少年に近寄り、対戦車手榴弾を拾おうとする。女はそのまま部隊に向かうが、すぐに2発目の弾丸により絶命する。手榴弾は戦車の数メートル手前で爆発し、部隊は無傷であった。

宿舎に戻ると、愛称ビグルスことライアン・ジョブがベッドで雑誌を読んでくつろいでいた。クリスは女や子供を撃った重い気持ちを、ビグルスに吐露していた。

別の日の任務では、爆弾を仕込んだ車両を走らせ部隊に突入しようとする運転手を狙撃した。車は部隊のはるか手前で停止した後に爆発した。地上で部隊の指揮を執っていたマーク・リーは、「守ってくれてありがとう」と感謝とねぎらいの言葉を伝えた。

いつしかクリスは部隊の内外を問わず、誰よりも優れたその功績から「レジェンド」とあだ名されるようになる。

その頃クリスが所属する部隊は、「ザルカウィ」という名の男を最重要目標としていた。イラク・アルカイダのNo.2とされ、オサマ・ビンラディンからの信頼も厚いという。この男を徹底的に探し出し、必要なら殺害せよとの命令である。

ただし情報は限られているため、建物を1軒ずつ捜索する作戦が取られる。まず避難区域を定め、住民を退去させた後に海兵隊が屋内をあらためてゆくのだ。何が起こるか分からない、極めて危険な任務である。

この日もクリスは狙撃手として、後方から監視する任務に就いていた。海兵隊は勇敢に建物内に突入し、その度に負傷者が出ているような有様だった。過酷な訓練を通るシールズとは違い、海兵隊は短期間の訓練で戦地へ赴くため、訓練不足は明らかだった。

そしてとある護衛作戦の途中、「ムスタファ」という凄腕のスナイパーにより護衛対象が殺害され作戦が中止となった。部隊は基地で待機を命じられ、クリスはそのまま帰還の日を迎えた。

帰国したクリスはタヤとの間に、第一子となる息子のコルトンを設ける。しかし平和に暮らす周囲の人々が、イラクに無関心なことに苛立つ。
そしてムスタファによって米兵が射殺されるビデオが、普通に近所のショップで売られていた。タヤになだめられるが、クリスは焦燥感を募らせていた。

第二回派遣

クリスにとって2度目のイラク派兵が始まる。クリスはすでに、敵味方を問わず有名人であった。アルカイダからは最重要指名手配人として懸賞金をかけられていた。

アメリカ軍の調査で、汚れ仕事を請け負うブッチャーという男の情報がもたらされたため、クリスの部隊は現地住民の家に潜伏する。
監視対象は、通りの向こうにあるレストランだ。夜になり現地住民の主人から食事に招待される。監視のため数人を残し食卓を囲んだが、クリスは主人を不審に思う。

スナイパーは長い時間ライフルを構えるため、肘にタコのようなものができる。この主人にも同様のタコがあったのだ。
クリスはトイレにいくフリをして家を捜索すると、大量の銃器や弾薬を発見する。その頃、監視チームは、ブッチャーを含む複数人の男がレストランに入るところを確認する。

クリスは逮捕した主人を脅し、レストランのドアを開けさせる。階上には愛称ドーバーことケヴィン・ラーチが、スナイパーライフルを構えている。そして、クリスは地上の突入部隊を指揮するのだ。メンバーは愛称「D」ことダンドリッジ、「リス」ことケイス、トニーそしてマーク・リーら精鋭とその他の仲間たちだ。

レストラン周辺では、すぐに激しい銃撃戦が繰り広げられる。突入部隊とドーバーの狙撃により、アルカイダの兵は次々と倒れていく。例の主人は倒れた兵士が落とした銃を拾ってクリスらに銃口を向けたため、ドーバーに撃たれる。

車で逃げようとしたブッチャーも、クリスの放った弾丸がガソリンタンクに命中し炎上。クリス達は、ブッチャーを仕留めることに成功したのだ。

やがて帰国したクリスは、戦場での過酷な経験と平和そのものに思えるアメリカでの日常のギャップに苦しんでいた。
その頃、タヤは第二子となる女の子を出産した。そしてタヤは「家族にはあなたが必要よ。身体は帰ってきても、心はイラクに置いてきているわ」と涙ながらに訴える。

だが、戦場にやり残した事がある。それは自分にしか出来ないことなのだと、この時のクリスは考えていたのだ。

第三回派遣

その日、クリスはチームリーダーとして仲間を率いていた。今回で3度目のイラク派遣である。本部の命令を受け、2台の一般車輛に分乗し1台の車輛を追跡していた。ブッチャーの残党を掃討する作戦の一環である。
そんなクリスらの様子を、建物上から怪し気な男が見ていた。そして、すぐに携帯電話を取り出し何者かと話している。男は見張り役で、連絡を受けたのは凄腕スナイパーのムスタファであった。

突然、追跡中の車両から男が発砲し始めた。そのため「接近しろ」と運転していたビグルスに命じ、クリスは応戦する。車輛が止まり、男が1人逃走する。
ここがアジト周辺なのか不明であったが、チームは逃げた男を追う。ビグルスを伴い、クリスは建物に入り屋上へと上がってゆく。周辺を警戒するためだ。

仲間から「男を射殺。車輛を制圧した」と連絡があり、クリスらは安堵する。その瞬間ビグルスの頭部から鮮血が飛び散った。ムスタファが放った弾がビグルスの銃に当たり、破片が彼の顔面を直撃したのだ。

幸いビグルスは一命を取り留めたが、かなりの重傷を負ってしまう。基地に戻ると、そう遠くない別の建物に隠れ家があるとの情報が本部に入った。
上官のマーテンス中佐は、戻ったばかりのクリスの部隊に「君らは休んでも構わない」と言う。しかしクリスたちはビグルスの仇討ちを誓い、引き返すのだった。

クリスの部隊は現地周辺にいた海兵隊と合流後、情報にあった場所に到着した。建物内に侵入するが誰もいなかった。実はクリスらの動きは察知されており、待ち伏せされていたのだ。
クリスらをめがけ、周囲からおびただしい銃撃が浴びせられる。そのうちの数発を撃ち込まれ、マークは帰らぬ人となった。

帰国したクリスは、マークの葬儀にタヤを伴い参列する。その後、ビグルスを見舞ったクリスは「必ず仇を討つ」と、復讐を誓うのだった。

タヤはイラクへ戻ることを打ち明けたクリスを責める。だがクリスは「これで最後だ。国のため、家族を守るために行くんだ」と約束し、タヤを説得した。そして4度目となる戦地イラクへと向かったのだ。

第四回派遣

イラクのサドルシティにクリスは降り立った。今までの任地とは違い、敵勢力の動きが活発で、現地の部隊は何度も攻撃を受けていた。そして部隊の顔ぶれも随分変わっており、リスは名誉除隊、ドーバーは妻の妊娠がきっかけで故郷に隠遁したという。
基礎訓練以来のめぼしい仲間といえば、今や「D」くらいであった。そのDが、ビグルスの訃報をクリスに告げる。

指令本部からの命令で、マーテンス中佐は「防護壁」で敵を封じ込める作戦を展開していた。だが、はるか1000メートルの彼方から壁を建設中の作業員を狙撃され、思うようにならない。例のムスタファの仕業だ。

そこで中佐はクリスたちシールズに「ヤツを仕留めろ」と、敵の支配地域内に向かわせた。クリスたちシールズは、数人のチームで目標の建物を確保した。壁の建設現場から離れた場所で監視を行い、ムスタファが発砲すれば位置を特定して排除する作戦である。

チームは建物の屋上に分散して配置に着く。敵の支配地域内だが、今のところ気付かれてはいない様子だ。監視してしばらくすると、防護壁建設の作業員が撃たれる。クリスはその射撃音から、およその位置を割り出す。弾は東方向から飛んできた。

「何かが見える。距離は1920m先だ」クリスがそう言うと、仲間は遠すぎて当たらないと発砲に反対する。撃てばチームの存在を察知され、敵兵が押し寄せるだろう。数人のチームではひとたまりもない。
すぐにQRF(即応部隊)の要請をするが、到着まで20分との回答である。それまでに何人の犠牲が増えるか、見当も付かない状況だ。

Dはクリスのスナイパーとしての腕を信頼し、クリスを励ました。このチャンスを逃せば、二度と機会は巡ってこないかもしれない。クリスは覚悟を決めた。

視界を拡大するスコープにさえ、はるか1920m先の建物の屋上は小さく映る。ムスタファの姿は当然見えないが、スコープが太陽光に反射して時折キラキラと光るものが見える。
クリスは呼吸を整え、引き金を引いた。弾は空を切り、はるか彼方の屋上で次の獲物を狙っていたムスタファに命中する。クリスとチームは、ついに宿敵ムスタファを仕留めたのだ。

「やってくれたぜ、レジェンドさんよ!」反対していた仲間がボヤいた。案の定、射撃音により位置を特定され、瞬く間に大勢のアルカイダ兵に取り囲まれてしまう。
懸命に応戦するが、敵は増える一方で絶体絶命になる。そこへ中東ではよくある砂嵐が辺りを覆う。クリスらはこの機に乗じ、最悪のピンチから脱出することに成功したのだ。

宿敵ムスタファを仕留めたクリスは、その後も過酷なイラクでの戦闘を生き抜き、ほどなくしてアメリカへの帰還を果たす。そして2009年に退役した。

その後のクリス

軍医(左)にカウンセリングを受けるクリス

だが、心に受けた傷はその後のクリスと家族を苦しめる。4度のイラク出征でおよそ1000日もの戦地滞在を経て、160人以上の敵兵を射殺したクリスには心理的治療が必要だった。
クリスはタヤの勧めで、軍医のカウンセリングを受ける。そこで心理的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、クリスはようやく自分に向き合い治療に専念し始める。

徐々に回復の兆しが見える中、クリスも帰還した傷病兵をサポートするボランティア活動を始める。これにより、少しずつ生きる希望とやりがいを見出し、クリスは落ち着きを取り戻してゆく。
その後の数年間、クリスは家族と共に平和で穏やかに暮らしている。ここで物語としての本作品は終わる。実際の映像が流れ、そのままエンドロールに向かうのだ。

2013年2月2日、クリス・カイルは退役軍人をサポートするボランティア活動の一環で、2人の元海兵隊員を連れて射撃場へ行った。そこでクリスは、同行した若者のうちの1人に殺されてしまう。享年38歳であった。若者はPTSDの影響が強く、情緒不安定だったという。

後日「クリス・カイル追悼式」がテキサス州ダラスのカウボーイズ・スタジアムで催される。多数の軍関係者や、本作のスタッフらが参列した。映画製作が進行中に起きた悲劇だったのだ。沿道にはアメリカ国旗を掲げた大勢の人々が押し寄せ、伝説のスナイパーであり、国の英雄クリス・カイルを見送った。

『アメリカン・スナイパー』の登場人物・キャラクター

主人公

クリス・カイル(演:ブラッドリー・クーパー)

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