サラダの国のトマト姫(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『サラダの国のトマト姫』とは1984年にハドソンからパソコン用で発売され、1988年にはファミリーコンピュータ用としても発売されたアドベンチャーゲームである。
舞台は野菜や果物たちが平和に暮らすサラダ王国。しかし大臣であるパンプキング・ド・アバレルによる反乱が起き、オニオン王は退けられ、トマト姫も幽閉されてしまう。カボチャ大王と名乗り王国を支配する大臣から平和を取り戻すため、キュウリ戦士が立ち上がる。

物置からカボチャ大王の城へ潜入したキュウリ戦士と柿っ八。
城の中を調べて回ると、トマト姫がお風呂を出て中庭に涼みに行った事を教えてもらうが、中庭にすでに姿はなく、お風呂に入っていたオレンジから城内に牢があること聞き向かってみる。
牢内の野菜たちはカボチャの姿のキュウリ戦士たちに口を開いてくれないが、レジスタンスの紋章を見せると情報を教えてくれるようになる。カボチャ大王の嫌う青虫を飼っていて捕まったというシロナ伯爵から、大王はすでに青虫嫌いを克服しているのに、なぜか青虫は全て捨てられてしまったという話を聞く。そして青虫チェックを受けていなかったハクサイについていた青虫を手に入れる。
牢を出て奥の部屋を調べているとトマトのお婆さんを見つける。お婆さんはレジスタンスの紋章を見せても信用してくれないが、変草を渡すとお婆さんの変装が解けてトマト姫に戻る。トマト姫はカボチャ大王を倒し、王印も取り戻してほしいと言う。
城の最奥にある大広間までやって来た2人。入口を守るナスの兵士を倒し、中へ進むと奥にカボチャ大王の寝室があり、室内を調べているとベッドが動き出し階段が現れる。階段を覗き込むと誰かに突き落とされ地下迷路へと迷い込む。地下迷路にいた怪獣ウツボラを倒し、寝室へ戻るとカボチャ大王も戻って来ていた。そしてついにカボチャ大王との対決となり、勝利するものの大王は王印を持っていなかった。キュウリ戦士たちはトマト姫を連れて城を脱出する。

エピローグ

サラダロアの町ではカボチャ大王に勝利したお祝いのお祭りが行われ、賑わっていた。
そこへカボチャ大王の息子、パンプキング・ド・ブンナグが現れ、トマト姫をさらおうとする。そこを元サラダ王国大臣のタイナが食い止め、あっち向いてホイの戦いへ。こちらが勝利してもブンナグは全く疲れを見せない。そこで青虫をくっつけるとブンナグは王印を落として逃げて行ってしまった。
無事に王印を取り戻し、サラダ王国には再び平和が訪れるのであった。

『サラダの国のトマト姫』のゲームシステム

全8章の物語

物語は8つの章(公式では「章」と表現してないが便宜上使用する)に分かれており、章と章の間で柿っ八が不要な持ち物を落とし、合言葉(パスワード)が表示され、物語が区切られるようになっている。
プレーヤーは好みの箇所でセーブをすることはできず、ゲーム再開時はコンティニュー画面で合言葉を入力し、各章冒頭から開始する。また合言葉があれば好きな章から始めることもできる。

コマンド

14種の項目の中から行動を選ぶ。

行動を選ぶと対象が表示されるので選択する。「いどう」なら行き先、「はなす」なら話す相手を選ぶ。

コマンドは全部で14種あって選択すると赤くなり、決定すると他のコマンドが消える。

いどう

現在の場所から移動する。行き先を選択。

みる

画面内全体の様子を見たい時に使用する。

しらべる

「みる」よりも詳しく人や物を調べられる。調べる人や物を選択する。

はなす

人に話しかける。相手が複数いる時は誰と話すのかを選択する。

とる

画面内にあるものを自分の持ち物に入れる。

つかう

持ち物を使用する。

わたす

持ち物を相手に渡す。

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