ボンバーマン(初代・元祖)のネタバレ解説・考察まとめ

『ボンバーマン』(初代・元祖)とは、ファミリーコンピュータ用ソフトとして1985年12月にハドソンが発売したアクションゲーム。
地底王国で悪の手先として爆弾製造を行っていたロボットのボンバーマンは、地底を脱出し人間になろうと試みる。ボンバーマンを裏切り者として追ってくる強敵に対し、ボンバーマンは武器の爆弾を手に対抗する。
ファミコンのみならずゲームボーイアドバンスやプレイステーションにて収録・リメイクされ、初代『ボンバーマン』以降も多数の作品がシリーズ化された。

目次 - Contents

『ボンバーマン』(初代・元祖)の概要

『ボンバーマン』(BOMBER MAN)とは、ファミリーコンピュータ用ソフトとして1985年12月20日にハドソンが発売したアクションゲーム。ボンバーマンシリーズの第1作目で、「初代ボンバーマン」「元祖ボンバーマン」とも呼ばれ、8ビットパソコン用ゲーム『爆弾男』(ばくだんおとこ)を家庭用としてアレンジした。本作品はアクションパズルゲーム『ロードランナー』(1983年)の序章的な内容で、主人公ボンバーマンも『ロードランナー』のランナーくんの過去の姿という設定となっている。1986年にはメモリーカードのBEE CARD対応作品として『ボンバーマンスペシャル』というタイトルでパソコン規格MSXにも移植された。

ロボットのボンバーマンは地底王国で爆弾製造を行う日々に嫌気が差し、地上で人間になるべく地底からの脱出を試みる。目の前に数多くの強敵が現れるなか、ボンバーマンは爆弾を武器にし孤独な戦いを繰り広げていく。

BGMをボンバーマンシリーズや『高橋名人の冒険島』等を手掛けた竹間淳が担当し、本作品のBGMは後のシリーズ作品でアレンジされた。2004年に発売のゲームボーイアドバンス用ソフトであるファミコンミニシリーズの1タイトルとして移植され、2005年にもゲームボーイアドバンス版「ハドソンベストコレクション Vol.1」にも収録、2026年にはニンテンドースイッチやプレイステーション5にて『スーパーボンバーマン コレクション』にも収録された。他にも1998年にはプレイステーションにてノーマルモードとして、2006年にはプレイステーションポータブルのクラシックモードとしてリメイクされた。

『ボンバーマン』(初代・元祖)のあらすじ・ストーリー

地底からの脱出

坑道を探検しているロードランナーことランナーくんは、かつて「ボンバーマン」と呼ばれて地底王国で爆弾を作るロボットとして働かされていた。他のロボット達と共に爆弾製造に取り組む日々に嫌気が差していたボンバーマンは、「地上へ脱出すれば人間になれる」という噂を耳にして地底からの脱出を決意する。

強敵なる追跡者達との戦い

ボンバーマンを裏切り者として捕まえるべく次々と強敵が追跡し、ボンバーマンは武器である爆弾を手に対抗しつつ地上への脱出を目指す。ボンバーマンは迷路のような地下通路にて戦いを繰り広げる一方で、途中で手に入れるアイテムにより武器や能力共にパワーアップし次々と敵を倒していく。そして敵を全て倒したボンバーマンは地下を脱出し、後にロードランナーになっていくのだった。

『ボンバーマン』(初代・元祖)のゲームシステム

ステージ

プレイヤーはボンバーマンを操作、破壊可能なソフトブロックを爆弾で壊しながらステージでの敵を倒す。ステージは全50面で2画面分の広さがあり、全ステージ画面上の左端からスタートとなっている。ステージを方向キーで移動、Aボタンで爆弾を置く。ステージ上の敵全てを爆風で倒して、出口の扉の上に立つとステージクリア。ステージをクリアする度に、ボンバーマンの残機数が増える。ステージは制限時間付きで開始と共に画面左上タイマーがカウントを開始し、「0」になると敵キャラクターのポンタンが10匹現れる(ポンタン出現の際に他の敵キャラクターが消滅する)。敵や爆弾の爆風に触れる事でアウトとなり、そのステージの最初からやり直しなうえアイテムの効果も無くなってしまう。爆弾の配置場所を誤ると、行き場を無くし自爆するパターンにも繋がる。ボンバーマンの残機が「128」を超えるとゲームオーバーとなる。ステージ50面をクリアする事でエンディング画面へと進み、以降は再び1面へ戻る。ステージに存在するソフトブロックを破壊した際、ブロックの中にパワーアップアイテムが1つ隠されており、取得するとボンバーマンがパワーアップする。アイテムのリモコンを取得後、Aボタンで爆弾を配置後にBボタンを押すタイミングにより爆破が可能となる。取得アイテムに爆弾の誤って爆風を当てると大量の敵が出現してしまう。またソフトブロックの密度が上がっていても、ボンバーマンの初期位置やそこからの1マス右、1マス下の場所は空白である。

ボーナスステージ

5面をクリア(35面以降は39面、44面、49面後)にボーナスステージとなり、ここではソフトブロックが一切存在せずボンバーマンは敵や爆風に接触しても平気な状態である。制限時間内にて爆弾で多くの敵を倒し、タイマーが「0」になると終了し次のステージへと進む。ボーナスステージで現れる敵は、バロム(5面)→オニール(10面)→ダル(15面)→ミンボー(20面)→コンドリア(25面)→オバピー(30面)→パース(35面)→ポンタン(39面以降)の順となっている。

BGMの仕様

本作品におけるBGMはミニマル系(短くシンプルな音型を使用し音の要素を極限に減らしたスタイル)で、作曲を竹間淳が手掛けて後のボンバーマンシリーズでアレンジされた。パワーアップパネルの「ファイアーマン」や「パーフェクトマン」を取得した際には専用BGMが流れて、この時ボンバーマンは無敵状態となっている。

コンティニュー

「ゲームオーバー」になると「シークレットコード」というパスワードが表示され、次回プレイ時に入力すれば続きから開始可能。パスワードは20個のアルファベット(A~Pの16文字)で構成し面数や得点等も記録されている。本作品でのパスワード機能はバグったりする事が多いが、バグった面で遊べたり爆弾の火力が通常とかけ離れたものとなるといったパスワードが『ファミリーコンピュータMagazine』(徳間書店インターメディア)等のゲーム雑誌に掲載されていた。しかしパスワードを一文字でも間違えると、消去できず初めからやり直しとなる。一方で2004年に発売のゲームボーイアドバンス用「ファミコンミニ版」は、最後にプレイした際のパスワードがセーブ可能。そしてゲームオーバー時に表示のパスワードを、ゲームオーバー直後にコンティニュー選択する事で入力完了状態となりすぐスタートできる(オリジナル版ではこの機能が無く一文字ずつ1から入力しなければならなかった)。

裏技

「火力」「爆弾」等のパネルを取得し、故意にミスしてステージをやり直してパネルを取得を繰り返すやり方。これによりステージを進めないでパワーアップが可能。

「火炎バリア」や「無敵パネル」を取得し爆風に当たりつつAボタンを連打。ボンバーマンを中心に連続爆発が発生し無敵状態となり、敵やブロックの破壊が可能。パネルを取得しなくても早い連打で無敵に近い状態になるが、連打を止めた瞬間に爆死してしまう。

パワーアップパネル「壁通過」を取得している状態でダル、ミンボー、パースの3種敵キャラに故意に追いかけさせて壁の中へ逃げ込み、ソフトブロックで挟む状態を作る。ソフトブロックを利用して敵の動きを封じ込める技で、「爆弾」(2個以上を取得)「リモコン」「爆弾通過」らのパネルを取得していればこの技が可能。そのうえ本作品において、爆弾を通過できる敵は存在しない為にこの技は有効となる。

『ボンバーマン』(初代・元祖)の登場人物・キャラクター

主人公

ボンバーマン(ランナーくん)

ボンバーマン(写真中央)

アドベンチャーゲーム『ロードランナー』の主人公ランナーくんの前の姿で「ボンバーマン」と呼ばれており、地底王国で爆弾を作るロボット。悪の手先として他のロボット達と爆弾製造をやらされる事に嫌気が差して、「地上へ脱出すれば人間になれる」という噂を聞き地底からの脱出を試みる。目の前に立ち塞がる強敵に対し爆弾で対抗するが、アイテムを取得する事でレベルアップしていく。

敵キャラクター

fashionomega
fashionomega
@fashionomega

Related Articles関連記事

天外魔境ZERO(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

天外魔境ZERO(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『天外魔境ZERO』とは、ハドソン社(2012年コナミ社に吸収)より1995年に発売されたロールプレイングゲーム。PCエンジンなどで展開してきた天外魔境シリーズにおける外伝的な扱いの作品であり、唯一のスーパーファミコン作品。企画・原案は『サクラ大戦』『魔神英雄伝ワタル』シリーズで知られる広井王子。 物語の舞台は、「外国人からみた誤った日本観」をコンセプトとした架空の国「ジパング」。天より600年前に地上に降りてきた、人間とは異なる種族・火の一族と地獄の軍団との戦いを描く。

Read Article

サラダの国のトマト姫(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

サラダの国のトマト姫(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『サラダの国のトマト姫』とは1984年にハドソンからパソコン用で発売され、1988年にはファミリーコンピュータ用としても発売されたアドベンチャーゲームである。 舞台は野菜や果物たちが平和に暮らすサラダ王国。しかし大臣であるパンプキング・ド・アバレルによる反乱が起き、オニオン王は退けられ、トマト姫も幽閉されてしまう。カボチャ大王と名乗り王国を支配する大臣から平和を取り戻すため、キュウリ戦士が立ち上がる。

Read Article

迷宮組曲 ミロンの大冒険(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

迷宮組曲 ミロンの大冒険(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『迷宮組曲 ミロンの大冒険』とは、1986年に日本のゲームメーカーであるハドソンから発売されたファミリーコンピュータ用アクションRPG。 プレイヤーは主人公である「ミロン」を操作し、魔人マハリトを倒して奪われた楽器を取り返し、王女エルシラを救出する事を目指す。 タイトルの「組曲」という単語も大切な要素となっており、「音楽」が全体を通して雰囲気の軸となっている。 中でもストーリー進行に合わせてゲーム画面中だけでなく、BGMにも変化が起こるボーナスステージの演出は印象的。

Read Article

ボンバーキング(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

ボンバーキング(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『ボンバーキング』(BOMBER KING)とは、ハドソンが開発し、1987年に発売されたファミリーコンピュータ用アクションゲーム。「マル超シリーズ」の第1弾。爆弾で障害物となるブロックを破壊しながら先に進むゲームで、ボンバーマンシリーズに似ている点もあるが、ゲームシステムなどは大幅に異なる。また、グラフィックなどもSFの要素が強い。

Read Article

《歴史が面白い!》「ボンバーマン」の誕生から現在に至るまでの歴史まとめ

《歴史が面白い!》「ボンバーマン」の誕生から現在に至るまでの歴史まとめ

大人気ゲームメーカー:ハドソン様の超名作「ボンバーマン」シリーズは、爆弾を使って対戦や物語を楽しむアクションゲームです。そのシンプルでも奥が深く、そして誰もがハマってしまうゲーム性は、今もなお語り継がれています。しかしながら、その歴史の蓋を開けてみると、過去には様々な変遷と面白事実が眠っていたのです。今回はそんな大人気ゲーム「ボンバーマン」の面白くも奥深い歴史をまとめてみました。

Read Article

目次 - Contents