トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士2〜(A12)のネタバレ解説・考察まとめ

『トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士2〜(A12)』とはガストから発売されたPlayStation3用RPGゲームで『ロロナのアトリエ 〜アーランドの錬金術士〜』の続編である。
アーランド共和国にあるアランヤ村という小さな漁村にロロナの弟子である少女トトリが住んでいた。トトリは幼い頃に冒険に出たまま行方不明となっている母の足取りを追う為、冒険者になることを決意する。
母との再会を夢見てトトリの冒険が始まる。

トトリは冒険者としても錬金術士としても成長した。5年間のうちに錬金術の技術をしっかり身に付けたトトリは大好きなちむをもっと増やそうと、どんどん量産していく。トトリが作ったちむ達は非常に優秀な為、住民達から寄せられる依頼の9割をこなす様になっており、クーデリアから「冒険者」という職業がなくなるのではないかと危惧されるのであった。
最初に誕生させたちむのレベルが10になっており、ちむを5人誕生させて5人のレベル合計が40以上になっていれば見られるエンディング。

エンディング9 お金持ちエンド

冒険者として無事に永久資格をもらうことができたトトリだったが、この5年間で冒険以外にも錬金術で料理や酒を作ったりお金を貯める才能を開花させる。その腕を見込んだゲラルドとイクセルは協力してトトリに錬金料理の店をやってほしいと説得する。2人の熱意に押されて、トトリはロロナやツェツィを巻き込んで、錬金料理の店を出店するのだった。
所持金を50万コール以上にし、ゲラルドとイクセルのキャラクターイベントを最終盤まで達成すれば見られるエンディング。

エンディング10 トゥルーエンド

トトリが冒険者の永久資格を得て家に帰ってきた日の夜。村に1人の女性がやって来る。女性はアランヤ村の出身らしく、10年ぶりに村に帰ってきたことを懐かしみながら自宅へ向かう。自宅の扉をノックして家に入ると、そこには成長した自分の娘トトリとツェツィ、そして夫のグイードの姿があった。この女性こそ、トトリが探していた母ギゼラで、最果ての村から出て瀕死の状態だったところを、眼鏡をかけた女性に助けられ治療してもらっていたのだった。突然のギゼラの帰宅にトトリ達は驚くが、10年ぶりの母の帰宅を喜び、温かく迎え入れるのだった。
冒険者ランクをGALAXYにし、バッドエンド以外の全エンディング条件を満たせば見られるエンディング。

エンディング11 バッドエンド1・2・3

このメッセージはバッドエンド3のもの

本作のバッドエンドは3種類あるが、表示されるメッセージが違うだけで、スチルは全て同じものとなっている。
1年目の5月15日までにメルヴィアと2回冒険に行っていない場合はバッドエンド1。冒険者になりたいと思いながらもトトリは冒険者にならずに村でいつも通りの生活を送るという内容。
3年目の5月30日までに冒険者ランクがDIAMOND以下の場合はバッドエンド2。更新期限までに一定値以上の冒険者ランクを上げられず、免許取り消しとなってしまうという内容。
6年目の5月30日までに最果ての村に到着していない場合はバッドエンド3。なんとか冒険者の永久資格は得ることができたが、5年かかっても母親の行方を知る手がかりを得られなかったトトリに、クーデリアからこの調子では一生目的は果たせないだろうと言われてしまう。

『トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士2〜』のゲームシステム

アイテム調合

材料を組み合わせて調合する

本作のメインとなるシステム。
所持しているアイテムを材料にして様々なアイテムを創り出すことができる。調合できるアイテムは参考書を読むことで増やすことができ、レシピを知っていて材料が揃っていれば調合可能となる。調合時にはトトリのMPが消費される。アイテムには調合カテゴリーが存在し、そのカテゴリーに属するアイテムならどんな物でも材料として使用できる。アイテムにはそれぞれ品質や効果、特性があり、組み合わせ次第で完成したアイテムの品質を上下させたり、効果や特性を変化させることができる。

品質と劣化

品質は参考書以外のアイテムにあるステータスで、そのアイテムの鮮度や質の高さを現している。数字の大きさによって品質名は5段階に変動する。品質は売却価格には影響しないが、使用アイテムや武具においては使用時や装備時の効果に影響を及ぼす。
本作ではアイテムの保管をアトリエ内のコンテナと通常持ち歩くカゴの2つに分けるのだが、カゴに入れたまま数日経過するとアイテムの品質が落ちる「劣化」と呼ばれる現象が起こる。アイテムによって劣化速度は違い、中には劣化が起こらないアイテムがあったり、逆にカゴに入れておくことで品質が上がる「充填」と呼ばれる現象が起こるアイテムも存在する。

調合カテゴリー

アイテムの基本性質を示したもの。
「食材」や「鉱石類」と言った様にアイテムのカテゴリーを表しており、中には複数のカテゴリーを持つアイテムも存在する。本作の調合レシピは材料が固定ではないことが多く、指定されたカテゴリーに属するアイテムであれば何を使ってもアイテムを作成できる。

主効果

アイテムの基本性能を示したもの。
材料に使用したアイテムの持つ特性や品質の組み合わせによって、使用アイテムの威力を上下させたり、武具に属性や特殊効果を付加させることができる。

特性

素材となるアイテムが持っている特徴のこと。
主に主効果の補助的な役割を果たし、組み合わせによっては材料から特性を継承させることが可能。効果と同様にアイテムの性能を大きく変化させる重要な要素である。

コストレベルとクオリティ

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