黄金川貫至（ハイキュー!!）の徹底解説・考察まとめ

国見英（くにみ あきら）

青葉城西高校1年ウィングスパイカー。クレバーで、無駄のないプレーが特徴的である。
熱血とは程遠い性格をしており、黄金川との相性は悪そう。
実際に、黄金川から「もっとガムシャラにやろうぜ！！」と言われた時には露骨に嫌そうな表情を浮かべたり、白鳥沢のOBとの練習試合前も、頑張ろうな！とぐいぐい声をかける黄金川に対して国見はまだ心を開けていない様子だ。

黄金川貫至の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「俺、どんなボールでも上げられるようになります…！！それにブロックも、鉄壁の名に恥じないようにどんなパワーの奴でもデカい奴でも止められるようになります…！！」

春高予選準々決勝2セット目。
あと1点で青城が勝利するという場面で、スパイク体勢に入る岩泉に、二口・青根・黄金川の3人がきっちりブロックを揃える。
黄金川は、セッターとしては未熟でも、高さなら先輩たちと同等だと気合いを入れてブロックをする。
しかし、「締めが甘いぜ1年坊主！！！！」と、岩泉は少し開き気味の黄金川のブロックの隙間を狙って打ち抜き、見事勝利を収める。
非常に悔しそうな表情を浮かべる黄金川は試合を振り返って、
「俺、どんなボールでも上げられるようになります…！！それにブロックも、鉄壁の名に恥じないようにどんなパワーの奴でもデカい奴でも止められるようになります…！！」と固く決意する。
この言葉から、悔しさをバネにする力や伊達高のレギュラーとして強い責任感を持っている人物であるとわかる。

「余裕の無い体勢から、高すぎず低すぎず近すぎず遠すぎないトス。どんくらい練習したんだ。なんか感動する」

烏野高校との練習試合中、烏野の西谷夕（にしのや ゆう）のレシーブが乱れるが、セッター影山は余裕の無い体勢にも関わらず、高さやネットからの距離感のバランスが良く、まさにお手本のトスを放つ。
それは機械のような精密さである。
影山のトスを見た黄金川は、それほどのトスを上げられるようになるまでに影山がどれほどの努力を続けてきたかを想い、涙目になりながら感動する。
このシーンから黄金川は、人の積み重ねた努力に純粋に涙を浮かべることができる綺麗な心の持ち主であることがよくわかる。

「必要とあらば筋肉だけじゃなく！頭だって鍛えてみせます！！伊達の鉄壁の名にかけて！！」

春高観戦中、鴎台は烏野へ少しでもプレッシャーをかけるために、個々のブロック位置やローテーションごとにシフトを変えるという非常に頭を使うプレーをしていると伊達高メンバーはレベルの高さを話題にする。
二口は「お前ならとっくに頭パンクしてるだろうな」と皮肉を言うが、黄金川は「必要とあらば筋肉だけじゃなく！頭だって鍛えてみせます！！伊達の鉄壁の名にかけて！！」と堂々と宣言する。
青根はよく言ったという表情を浮かべ、二口は有名な推理漫画『金田一少年の事件簿』の決めセリフ「じっちゃんの名にかけて」から「黄金川少年…」と呟く。
しかし、当の本人は元ネタのを知らないのかよくわかっていない様子だ。

黄金川貫至の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

最近の悩みは「ツーアタックがカッコよく決められないこと」

春高予選の準々決勝で、黄金川は度々フェイントのツーアタックを仕掛ける場面があるが成功率は低い。
二口からバレバレだと叱られるが、本人はかっこいいからやりたい！と挑戦をやめない。
そんな黄金川に対して二口は、フェイントではなく「ぶっ叩け」とアドバイスする。
黄金川はアドバイスをもとに力いっぱいツーアタックを打ち込むと、見事得点につながった。
これを見ていた影山は、読んでいても拾えないとコメントする。
また、烏野との練習試合では、前回の反省を踏まえ強打のツーアタックに果敢にチャレンジする。
惜しくも拾われてしまうが、守護神として名高い烏野の西谷夕（にしのや ゆう）は、強烈だと評価している。
今は苦戦しているようだが、ツーアタックが武器になる日もそう遠くはないだろう。

好物は「カツ丼」

黄金川の好物はカツ丼である。
パワフルなプレーが印象的な黄金川が、カツ丼を頬張る姿を容易に想像できる。

豊かな表情

黄金川は表情がコロコロと変わるので、見ていて飽きないところが魅力の一つである。
たとえば、試合中にブロックをする時は、力が入っているのか往々にして白目になっている。
他にも、ミスして落ち込んだ時や何かに感動した時にはうるうると涙を浮かべる。
次から次へと変化する黄金川の表情も、ファンが注目するポイントの1つである。