SixTONES（ストーンズ）の徹底解説まとめ

SixTONESの概要

SixTONESとは、ジャニーズ事務所所属の男性6人組のグループである。
2015年に結成され、2020年にSME Recordsからメジャーデビューを果たす。

グループ名をつけたのは当時ジャニーズ事務所の社長であったジャニー喜多川。
命名当初の読み方は「シックストーンズ」であった。
ストーンは原石、トーンズは音域を表しており、6つの原石が個性を出していけるようにと願いが込められている。
しかし、グループ名発表の翌日にジャニー喜多川から「シックストーンズだと長いよ」と指摘された。
その結果「ix」を発音せずに「ストーンズ」と読むようになったのだ。
ジャニー喜多川はグループ名が略されてしまうことを嫌がったが、ファンからは「スト」とすぐに略されてしまった。

結成以来、グループ名に込められた願い通り、6人はそれぞれの個性の原石を磨いてきた。

ザ少年倶楽部では、ジェシーと京本のペアでの歌唱がファンの中で人気となった。
どちらも優しく包まれるような歌声であり、その2人が織りなすハーモニーは聴いていて心地がいい。

2018年3月には、ジャニーズJr.として初めてYouTube配信が始まった。
チャンネル「ジャニーズJr.チャンネル」の中でSixTONESは金曜日を担当した。
その2本目で配信した「SixTONES、半年ぶりの食事会＆企画会議」では、普段決して見る事ができない6人の食事姿や、会話が見る事ができ、ファンは歓喜した。
動画の冒頭の食べるメニューをみんなで決める場面で、ジェシーにカメラを持たせると、メニュー決めに協力せずに遊び始めてしまう。
そんなジェシーに対して田中は「メニュー決めるの協力しろよ」と突っ込むが、ジェシーはとても嬉しそうだ。
些細なやりとりだが、メンバー同士の仲がいい事が伝わるいい場面である。

YouTubeを中心にその活動を発信し続け、2020年に遂にデビューを勝ち取った。
デビュー曲「Imitation Rain」は、累積枚数100万枚を突破し、デビュー1年目にしてミリオンを達成した。

ジャニーズ事務所からのデビューで、いきなりミリオンを達成するのはKAT-TUNの「Real Face」以来となる。
近年のジャニーズのグループというと、キラキラした王子様のような雰囲気のグループが多く存在するが、彼らはいかつく、ギラギラした雰囲気を醸し出している。
系統で言えば、同じくデビュー曲でミリオンを達成したKAT-TUNを感じさせるものだ。

そのような雰囲気は楽曲にも反映されており、ファンの中で根強い人気である「RAM-PAM-PAM」では、パンツを見せるという過激なパフォーマンスを取り入れている。

人を寄せ付けないようなパフォーマンスをする彼らが、男子校を見ているかのような気持ちにさせられるYouTube配信をする事で、そのギャップに驚く。

6つの個性を放ち、歌声を響かせ続ける彼らの躍動はまだまだ止まらない。

SixTONESの活動経歴

2012年4月 私立バカレア高校出演

2012年4月より日本テレビで放送されたテレビドラマ。
映画化されるほどの人気を博した。

ジャニーズJr.とAKB48が共演した。
今までタブーとされたその2組の共演が注目を集め、SNS上でも話題に。

ジャニーズJr.が通うヤンキーが揃った男子校と、AKB48が通う頭がいい生徒が揃う女子校が合併したことから物語が始まっていくというようなドラマだ。

主演を務めたのは当時ジャニーズJr.の森本慎太郎。
森本の周りを固めたのがSixTONESのメンバーである他5人だったのだ。

本ドラマがきっかけとなり、雑誌やザ少年倶楽部で6人で活動する事が多くなっていった。
彼らにはグループ名がなかった為、ドラマの名前をとって「バカレア組」と言われていた。

2015年5月1日 SixTONES結成

「バカレア組」として活動していた彼らだったが、徐々に6人全員で呼ばれる事が少なくなっていった。
6人での出演から、ジェシーと松村のペアでのペア出演などに切り替わっていった。

徐々に「バカレア組」というくくりは消えていった。
後にその当時のことを、メンバーの森本や田中は「その当時進路に悩み、辞めようかと考えていた」と話している。

しかし、そんな彼らに転機が訪れる。
2015年のザ少年倶楽部で2年ぶりに「バカレア組」としてKAT-TUNの「HELLO,NO」という曲をパフォーマンスする。
その後、ジェシーが「やっぱり6人でやりたい」とジャニー喜多川と他5人を集め「SixTONES」結成に至る。

2018年3月21日 YouTubeチャンネル「ジャニーズJr.チャンネル」開設

ジャニーズ事務所として初めてアカウントを開設。
SixTONESとしては金曜日を担当。
2本目の動画では企画会議を行い、今後の方向性を話し合った。

その中で下記の希望が挙げられた。
・ゲリラライブ
・ジャニーズショップの店員に変装
・SixTONESハウス
・旅行に行く
・ジェシーの血液検査

この中で「ジェシーの血液検査」が実際に企画として行われた。
メンバーの中で唯一血液型がわからないジェシーの血液型を検査するという企画だ。
結果は、O型であった。

この他、地上波の番組では見る事ができない6人の姿を見られる動画が沢山配信されている。

2018年10月 「YouTubeアーティストプロモ」キャンペーンに抜擢

YouTubeが世界各地で行っているキャンペーンである。
世界的に有名であるBTSも同キャンペーンに抜擢されており、デビュー前のグループが抜擢されるのは異例だ。

キャンペーンの活動の軸として、ジャニーズ事務所副社長である滝沢秀明がプロデュースを務めた「JAPONICA STYLE」のMVを配信した。
また、その曲を「YouTube FanFest Music」の出演時に披露。
このイベントでは大トリという大役を務めあげた。

2019年8月8日 「ジャニーズJr.8・8祭り〜東京ドームから始まる〜」でデビュー発表

ジャニーズ事務所初の2組同時デビューが発表された。
デビューまで共に切磋琢磨してきたSnow Manと喜びを分かち合い、ファンも歓喜した。

デビューと同時に、今まで金曜日を担当してきた「ジャニーズJr.チャンネル」を卒業することを発表。
その代わりに、SixTONES単独のYouTubeチャンネルと公式Instagramの開設を発表した。

2020年1月22日 「Imitation Rain」でデビューを果たす

世界的アーティストX JAPANのYOSHIKIがプロデュースした楽曲「Imitation Rain」でデビューを果たす。

発売初日には77.3万枚を売り上げた。
その結果1月21日付のオリコンデイリーランキングでは初登場1位を記録し、衝撃的なデビューを飾った。

その後ぐんぐん売り上げを伸ばし、発売3日目にして累積枚数109.4万枚を売り上げて、ミリオン達成となった。

デビュー曲でミリオン達成は、KAT-TUN以来の快挙だ。

2020年4月4日 ニッポン放送「SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル」放送開始

YouTubeチャンネルでの配信で、人気を得た結果、ラジオパーソナリティとして番組が決まった。
6人全員での出演ではなく、毎週田中がMCを務め、他メンバー5人の中から1人ずつ週替わりで登場するスタイルだ。

同ラジオ内では「ジングルOAバトル」が行われている。
ジングルとはコーナーとコーナーの間に流れるCMのようなものだ。
メンバー1人1人が毎週オリジナルのジングルを考え、それぞれが収録をしている。
誰のジングルが採用されるかは、スタッフしかわからない。
中でもスタッフに定評があるのは京本の歌ものだ。
アコースティックギターを使って京本が自分で作った曲を歌うというもので、必ず採用される。
それに対して田中は、
「スタッフ甘いよね！？」
と反論しているが、スタッフは採用するのをやめていない。
これからも京本の歌ものが採用され続けるのか見ものである。

こういったように、YouTube配信よりも、よりラフで1番素に近いSixTONESが知れるという事がこのラジオの魅力だ。

2020年7月22日 2ndシングル「NAVIGATOR」発売