Fear, and Loathing in Las Vegas(FaLiLV・ラスベガス)の徹底解説まとめ

Fear, and Loathing in Las Vegas(FaLiLV・ラスベガス)とは、ワーナーミュージック・ジャパンに所属する日本のラウドロックバンド。2008年に結成され、2010年の1stアルバム『Dance & Scream』でデビュー。
エモ、スクリーモ、メタル、EDM、ヒップホップ、アニソンなど、幅広い要素を詰め込んだカオスな音楽性で人気を博している。海外のEDMフェスに出場するなど、海外でも注目を集めているグループである。

Fear, and Loathing in Las Vegasの概要

Fear, and Loathing in Las Vegas(FaLiLV・ラスベガス)とは、クリーンボーカルのSo、スクリームボーカル兼キーボードのMinami、ギターのTaiki、ドラムのTomonori、ベースのTetsuyaら5人で構成されるラウドロックバンドである。2008年に結成され、2010年の1stアルバム『Dance & Scream』でメジャーデビューを果たす。

バンド名は、テリー・ギリアム監督の映画『ラスベガスをやっつけろ』の原題、「Fear, and Loathing in Las Vegas」から由来する。読み方は「フィアー・アンド・ロージング・イン・ラスベガス」と読む。
バンド名が長いことから「なんちゃらラスベガス」という愛称で呼ばれることも。

彼らの楽曲はエモ、スクリーモ、メタル、EDM、ヒップホップ、アニソンなど、幅広い要素が取り込まれており、「カオスな音楽」と称されている。ハイトーンボイスから始まり、ロック調な軽快なメロディラインが続くと思いきやハードなメタルロックに変化するなど、1つの楽曲の中で様々な変化を見せる事が大きな特徴であり、支持される理由の一つでもある。

また、アニメやゲームとのタイアップも数多くこなしており、幅広いファン層を獲得している。
TVアニメ『寄生獣』の主題歌、「Let Me Hear」は海外で大きな反響を呼び、海外からの注目も集めているグループである。

Fear, and Loathing in Las Vegasの活動経歴

Fear, and Loathing in Las Vegasの誕生

ドラム担当、最古参メンバーのTomonori

2008年夏、ドラムのTomonoriが中心となり結成される。同年1月までTomonori、Sxun、Mashu、Taikiで「Ending for a Start」というバンドを組んでおり、サポートでSoがボーカルを担当していた。Minamiも「Blank Time」という別のバンドに所属していたが、「Blank Time」解散のタイミングでTomonoriに誘われ、So以外の5人で「Fear, and Loathing in Las Vegas」が結成された。その後、2009年にSoが正式メンバーとして加入し、6人体制となる。この時メンバーは学生やサラリーマンなど、多様なメンバーが集まっていたため、趣味嗜好がバラバラであり、Tomonoriは当時「非常に個性的なメンバーが集まったので、個性を生かした音楽を作りたい」と語っていた。

1stアルバム『Dance & Scream』でメジャーデビューへ

1stE.P『Burn the Disco Floor with Your “2-step”!!』

結成当初は音楽で生計を立てていく目標はなく、あくまで「趣味として音楽を楽しむ」グループとして活動していた。しかし、2009年に1stE.P『Burn the Disco Floor with Your “2-step”!!』を出す過程でマネージャーと出会い、活動を続けていくうちに「音楽で生きていく」というビジョンが明確になり始めた。この頃は各地で様々な相手とのライブ活動を精力的に行っており、短期間で頭角を表す。次第に口コミが広がっていき、徐々にファンベースを構築することに成功し、その結果2ndE.P『Evolution~Entering the New World~』も即完売することに。こういった活動を続ける中、1stアルバム『Dance & Scream』で遂にメジャーデビューを果たす。発売当時から様々な音楽性が取り込まれたカオスな音楽性が人気を博し、タワーレコード限定発売された作品であるにも関わらず、驚異的なロングセールスを記録することに。

タイアップによるメディアへの露出、ミニアルバム『NEXTREME』でオリコンチャート上位へ

初のタイアップタイトル『逆境無頼カイジ 破戒録篇』

2011年4月、TVアニメ『逆境無頼カイジ』の主題歌を担当し、グループ初のタイアップタイトルとなり、主題歌「Chase the Light!」はアニソンファンにも大きな反響を呼ぶことに。その後、同年7月にミニアルバム『NEXTREME』をリリースし、オリコンチャート8位を記録し、グループ初のオリコンチャートTOP10入りを果たした。また、『NEXTREME』の収録曲である「Jump Around」が同年11月にPlayStation2のTVゲーム、「ワールドサッカーウイニングイレブン2012」の主題歌として起用されることに。各地方でのライブ活動で獲得したファンに加え、アニメ・ゲーム方面での活躍により、幅広いファン層を獲得することに。こういった活動の結果、同年9月から12月にかけて行われた「NEXTREME Release Tour」を全34公演行い、全国各地で即完売を連発するなどし、2011年は大きく飛躍の年となった。

メンバーの脱退・加入

左から2番目がベース担当のMashu

2013年9月、ベースを担当していた初期メンバーであるMashuが脱退。脱退理由はモチベーションの低下と本人からメンバー全員へ説明され、何度もメンバーから説得をされるものの、本人の意志は固く脱退することに。後任として、Mashuを教育していたベーシストのKeiが加入し、新体制の6人で活動することとなる。同年10月、Kei加入後の初ツアー「2 Man Shows Tour 2013」を開催し、ツアーのテーマとして「信頼」を掲げ、メンバー同士の信頼関係をより強固なものにした。

日本武道館ワンマンライブ達成

2014年1月、シングル『Rave-up Tonight』をリリースし、オリコンチャートで3位を記録。のちにアーケードゲーム「機動戦士ガンダムエクストリームバーサス マキシブースト」の主題歌に起用された。このほか、同年8月に発売された3rdフルアルバム『PHASE 2』に収録された「Virtue and Vice」がTVアニメ『漆黒のブリュンヒルデ』の主題歌に起用。更に、「Thunderclap」がTVアニメ『戦国BASARA Judge End』の主題歌に、「Let Me Hear」もTVアニメ『寄生獣 セイの格率』の主題歌として起用された。こうしてタイアップ数も多くなり、急速的に知名度を高めることに。メンバーの脱退や数多くのタイアップなど様々な出来事を経て、2015年6月に日本武道館でのワンマンライブを達成。チケットは即完売。また、本ライブでメンバー監修のアパレルブランド「FALILV by FaLiLV」の設立を発表し活動の幅を広げることとなった。

Fear, and Loathing in Las Vegasのメンバー

現メンバー

So(ソー)

So(ソー)

2009年に加入。ツインボーカルのうち、ハイトーンなクリーンボーカルを担当。エフェクトのかかったハイトーンボイスが特徴的。

Minami(ミナミ)

2ptkawai79
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@2ptkawai79

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