ボーン・スプレマシー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ボーン・スプレマシー』とは『ボーンシリーズ』の2作目で、2004年に公開されたサスペンス・アクション映画。記憶を失くした元CIAトップ工作員ジェイソン・ボーンの2年後を描く。インドでマリーと暮らしていたボーンの元に暗殺者が現れ代わりにマリーが殺されてしまう。自分を追う理由を知るため動き出したボーンだが、ある事件の容疑者に仕立てられる。CIAの追跡をかわしながら自分を巡る陰謀の真相を探るボーン。トンネルの中のカーチェイスなど前作以上にスピード感あるスリリングなシーンの連続で観る者を魅了する。

『ボーン・スプレマシー』の登場人物・キャラクター

主人公

ジェイソン・ボーン(演:マット・デイモン)

出典: momo-rex.com

ライフルの照準器を用いてベルリンの指揮所の中を窺うボーン

日本語吹替:平田広明(ソフト版)、中村繁之(日本テレビ版)
記憶喪失となったCIAの工作員。本名はデビッド・ウェッブ。アメリカ合衆国ミズーリ州ニクサ生まれ。生年月日は1971年4月15日。ジェイソン・ボーンはコードネーム。相手に合わせて英語、フランス語、ドイツ語など数カ国語を話すことができ、格闘の技術にも長けている。警察や暗殺者に追われるようなどんな差し迫った状況でも周囲を冷静に観察し、即座にどう行動すればいいか判断し行動できる。銃は携行せず素手での戦いや周囲にあるボールペンや雑誌などを武器に戦うことが多い。一度見ただけで、駐車場に止まっている複数の車のナンバーを覚えたり、人を見るだけで体重や格闘術を使えるなど記憶力や観察力も優れている。
マルセイユの南100キロの地中海で意識を失い漂っていたところを、漁船に救助され、臀部に埋め込まれていたマイクロカプセルを手掛かりに自分が何者なのかを探っていく。途中で出会ったマリーと逃げるなかで、お互いに惹かれ合うが、マリーを危険から遠ざけるため別れた。自分を殺そうとしている人物がCIAのコンクリンだと知り、直接話をして、自分がCIAの「トレッドストーン」というプロジェクトで3000万ドルという大金をかけて作り上げられた暗殺者であることを知る。その後マリーを捜し、再会を果たして以降2年間、住む場所を変えながらマリーと共に暮らしていた。インドのゴアで暗殺者に見つかり、マリーが殺されてしまい悲憤にかられる。自分を狙う理由を知るため、CIAの情報を探るなかで、CIAのアボットがCIAの金を石油王に横流しして利益を得ていたこと、その罪を自分に被せ、口封じとして殺そうとしていたことがわかる。その罪を暴く中で、ロシアの政治家ネスキーとその妻を暗殺し、ネスキーを妻が殺し妻は自殺したように工作した最初の任務を思い出す。その記憶を思い出したボーンはモスクワにいるネスキーの娘の元へ行き、真実を話し、謝罪した。不正行為を告白したアボットとの会話を録音したレコーダーをCIAの指揮官パメラに渡したお礼に、自分の本名、生まれについて教えてもらった。

ヒロイン

マリー・クルーツ(演:フランカ・ポテンテ)

出典: www.pinterest.jp

ボーン(画像左)と撮った写真の中のマリー(画像右)

日本語吹替:湯屋敦子(ソフト版)、山崎美貴(日本テレビ版)
ボーンの恋人。年齢は28歳で生まれはドイツのハノーバー。父親は溶接工で1987年に死亡、母親の情報はなし、唯一の身寄りの祖母はハノーバーにおり、義理の兄がいる。逃走中のボーンと出会い、パリまで車に乗せていくが、共に手配されてしまう。共に行動するうちに惹かれ合うが、暗殺者の襲撃から逃れるため、ボーンと別れた。ギリシャのミコノス島でレンタルスクーターを経営しているところに彼女を捜したボーンが現れ、再会を果たした。その後2年間、住む場所を変えながらボーンと共に暮らしているが、インドのゴアでボーンを狙った暗殺者に見つかり、ボーンの身代わりに殺されてしまう。

CIA関係

パメラ・ランディ(演:ジョアン・アレン)

出典: momo-rex.com

パメラ

日本語吹替:小山茉美(ソフト版)、塩田朋子(日本テレビ版)
CIAのタスクフォースチームの指揮官。常に冷静に状況を見極め、チームのメンバーに状況に応じた的確な指示を出すリーダー。情報の分析力にも優れ、男性上司にも物おじせず意見を言い、真実を追求する強い意思がある。CIAの資金を横領した内部スパイを追っており、その過程で容疑者とされたジェイソン・ボーンを追う。様子のおかしいアボットに気づき、ボーンの残した証拠を元に内部スパイのアボットが資金を横流しした相手であるロシアの石油王グレツコフを逮捕する。証拠のお礼にボーンに本名と生まれた土地、生年月日を伝えた。

ワード・アボット(演:ブライアン・コックス)

グレツコフに電話するアボット

日本語吹替:糸博(ソフト版)、瑳川哲朗(日本テレビ版)
CIAの幹部で、極秘作戦「トレッドストーン(踏み石作戦)」の2年前の責任者。現場のことはコンクリンに任せていたが、ボーン暗殺の失敗が続くコンクリンを見限り、コンクリンを抹殺し、彼の死をもって「トレッドストーン」を終了させた。CIAの金2000万ドルをロシアの石油王グレツコフに横流しし、自分も利益を得ていた。内務調査部のパメラが内部スパイの証拠資料を取引することを知り、グレツコフに頼み取引相手を殺し証拠資料を奪ってもらう。その犯行をボーンがやったように工作し、ボーンを口封じのため殺すよう依頼するが、反対にボーンに追い詰められ自分の罪を自供し、自殺する。

マーティン・マーシャル(演:トーマス・アラナ)

マーシャル

日本語吹替:田原アルノ(ソフト版)、納谷六朗(日本テレビ版)
CIA本部の次官で、ランディの上司。ランディの調査活動を許可、監督する。

トム・クローニン(演:トム・ギャロップ)

出典: www.aveleyman.com

トム

日本語吹替:古澤徹(ソフト版)、佐久田修(日本テレビ版)
CIAのタスクフォースチームにいる、ランディの部下。ランディの指示を実行に移すよう手配している。

ダニー・ゾーン(演:ガブリエル・マン)

出典: www.pinterest.jp

ダニー

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