とある魔術の禁書目録（インデックス第1期）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

CV：勝杏里

学園都市のとある高校に通う高校1年生の少年で、上条と同じクラスに通うクラスメイトである。普段は、上条と同じ第7学区の男子学生寮に住んでいて、部屋も上条と隣同士である。外見は逆立たせた金髪、サングラスに金色のネックレスといった派手な風貌が特徴で一見、遊び人風の外見であるが、サングラスを外すとかなりの美男子である。普段から体を鍛えることには余念がなく、かなりの筋肉質な体形を保持している。その一方で、イギリス清教「必要悪の教会（ネセサリウス）」所属の魔術師で、都市の暗部組織「グループ」のリーダー的存在でもあり、イギリス清教や学園都市から依頼を受け持つだけでなく、他の様々な敵対及び同盟組織とも個々に繋がりがあると嘯く多重スパイとしても活動している。
上条とは、クラスメイトということもあるが、目的を達成するためならば味方も欺き、自分の身を犠牲にすることも厭わないという信念を持っている点で性格が非常に似通っており、上条と共同で動くことも多い。普段は、不思議な訛り口調で軽めの言動を取り、珍妙な日本語を教えたりと普段はお調子者な様子ではあるが、いざ事件が起きると、まじめな口調に代わり、事件解決に躍起になるような性格でもある。
また、その立場上、上条の知人では魔術サイドと科学サイドの両面に関わる数少ない人物であり、科学・魔術の狭間で飛び回り、なんとか争いを回避させ続けている功労者でもある。

姫神秋沙（ひめがみ あいさ）

CV：能登麻美子

上条のクラスメイトの高校1年生で、元霧ヶ丘女学院の生徒であった。登場時は巫女装束姿であり、着物で胸の大きさはわかりにくいが、ひそかにCカップを誇る。表情の変化は少ないが、逆に攻撃性が少ないことで相手を安心させる顔立ちであり、彼女の武器の一つである。学園都市に来る前は、京都の小さな山奥で、ひっそりと生活していた。幼いころは、普通の少女として育てられ、特に能力を発動させるようなことはなかったのだが、10年前に自分の能力を恐れた吸血鬼たちに目を付けられ、命を狙われることになってしまう。その頃彼女自身は自分の能力について詳しくは知らなかったが、容赦なく襲ってくる吸血鬼たちに対して自らを守るために能力に目覚め、吸血鬼たちを殺してしまうといった事件を起こしていた。その時は、何とか吸血鬼から逃れることができたが、自分に吸血鬼のような怪物を殺してしまうような能力があることに困惑してしまう。
その後、その能力の弊害を防ぐ術を求めて学園都市に来たのであった。その学園都市で三沢塾の事を知り、自分の能力をコントロールする術の情報を得ようと塾を訪れたが、逆に姫神の能力を知った塾生たちによって、しばらく三沢塾に軟禁されてしまうことになる。その後、吸血鬼を欲するアウレオルスが三沢塾を乗っ取り、彼に協力することを条件に軟禁状態は解かれたが、自由に行動できるようになったわけではなかった。しかし、最終的には上条とステイルに助けられ、その後インデックスたちとも行動するようになった。

月詠 小萌（つくよみ こもえ）

CV：こやまきみこ

上条のクラスの担任である化学教師。童顔と身長135cm の容姿から一見すると小学生にしか見えないが、実は成人女性である。作中でも実年齢ははっきりしないが、アクセラレーターに「不老不死実験の被検体」と表現されるところを見るとかなりの年齢のようである。普段は、学園都市のオンボロアパートに住んでいて、家事全般まったくしないずぼらな生活を送っている。また、外見を気にせず喫煙、飲酒も嗜むため、未成年者が喫煙、飲酒をしていると勘違いされる。だが、教師をしているだけあり、社会心理学・環境心理学・行動心理学・交通心理学など幅広い専門知識を有している。超能力の能力開発に関しても、かなりの知識を有しており、発火能力などを中心に知識が豊富である。また「AIM拡散力場」に関しても豊富な知識を持ち、上条達の助けになることもしばしばある。また、私生活はだらしない側面もあるが、教師としての心構えは持っていて、困っている生徒を見ると、放っておけない性分でもある。根っからの世話好きで、インデックスや姫神のような身寄りのない子供たちを保護したりもしている。

青髪 ピアス（あおがみ ぴあす）

CV：川原 慶久

上条当麻のクラスメイトで、学級委員である。かなりの長身で、髪を青く染めてピアスを付けているので、通称が「青髪ピアス」となっている。本名は、作中では明らかにされていない。能力もはっきりした種類は明示されていないが、予知能力系と思われる描写はある。レベルはとある高校に通っていることから、学校の平均である1～2ぐらいと推察される。

科学サイド（常盤台中学）

御坂 美琴（みさか みこと）

CV：佐藤利奈

学園都市に住む中学生の少女で、現在は常盤台中学2年生である。容姿端麗で、ノーメイクではあるが化粧がいらないぐらいの整った顔立ちをしている。中学校の校則で休日も制服の着用が義務付けられていて、その校則を実直に守って普段から制服姿でいるといったまじめな性格でもある。勉学面でも非常に優秀で、学内でもトップクラスの成績であり、中学生ながら高校生の上条に勉学を教えることができるほどの学力を有していている。また活発で性格も良く、誰にでも公平に接する。上条に対しては好意の裏返しなのか、少し横柄な態度をとることもあるが、根本では上条を尊敬している。その一方で、「ゲコ太」や「キルグマー」などの幼年向けのキャラクターに愛着を持っている。また、ロマンチックな表現や繊細な恋愛映画を好む少女趣味的な一面も持ち合わせている。超能力者としては現在は学園都市第3位の実力者（レベル5）である。彼女の能力名は電磁加速を使ってコインを音速以上の速度で発射する「超電磁砲（レールガン）」で、磁力で瓦礫を盾にしたり、砂鉄で巨人を作り出したりするなど、応用技も多数ある。ただ、連続して能力を使用すると、電池切れのように能力が発動しなくなってしまう弱点もある。

白井 黒子（しらい くろこ）

CV：新井里美

常盤台中学の1年生で、「風紀委員（ジャッジメント）」第177支部に所属している。外見は茶髪ツインテールの髪型で、体形は小柄、顔立ちも童顔である。普段会話する際には、語尾に「～ですの」と付けるなどのお嬢様口調が特徴。御坂美琴のことを「お姉さま」と呼んで恋愛感情を抱いており、接する態度も変態的なアプローチが多いため、御坂の電撃攻撃をよく受けている。それでも全く懲りず、御坂に好意を持ち続けている。そのように自他ともに認める変態ではあるが、ジャッジメントの一員であるという意識も高く、学業、素行面では優等生であり、学校内では次世代のエース候補とも目されている。基本的には公私をキッチリと分け、「風紀委員」として行動する際は一切その素振りは見せず確実に任務をこなす等、非常に優秀な人物でも有る。
能力は、「空間移動（テレポート）」であり、レベル4にランク付けされている。物質を自動的に押し出して転移するため、転移先に干渉する物質がある場合、板状のものを転移させることで物質を「切る」ことも可能だが、転移対象は皮膚上に触れているものに限定されるため、箱の中身だけを転移させて取り出すといったことは不可能である。戦闘時には自身を相手の頭上へ転移してドロップキックを見舞うなどの体術を使った攻撃が中心だが、武器として太股に忍ばせた鉄矢を転移させて、相手の衣服を壁などにダーツのように刺し止める戦法を使うこともある。