一方通行/アクセラレータ(とある魔術の禁書目録・とある科学の一方通行)の徹底解説・考察まとめ

一方通行(アクセラレータ)とは、鎌池和馬のライトノベル『とある魔術の禁書目録(インデックス)』の登場人物であり、主人公格の一人。外伝『とある科学の超電磁砲』にも登場しており、『とある科学の一方通行』では主人公である。学園都市第1位の超能力者(レベル5)で、能力名の「一方通行(アクセラレータ)」は彼の通称。本名は不明。自身の効果範囲に触れたあらゆる力のベクトルを操作する能力を持っており、本編では敵役だったが、その後御坂のクローンの一人である「打ち止め」と出会い、彼女を守ることになる。

一方通行(アクセラレータ)の概要

一方通行(アクセラレータ)とは、鎌池和馬のライトノベル『とある魔術の禁書目録(インデックス)』の登場人物であり、主人公格の一人。外伝『とある科学の超電磁砲』にも登場しており、同じく外伝である『とある科学の一方通行』では主人公である。学園都市第1位の超能力者(レベル5)で、能力名の「一方通行(アクセラレータ)」は彼の通称。本名は不明だが、名字は2文字、名前は3文字。珍しくもない名前だという。能力である「一方通行(アクセラレータ)」は、自身の効果範囲に触れたあらゆる力のベクトルを操作する能力である。
昔は普通の子供だったが、10歳で危険な能力が発覚し、学園都市暗部のさまざまな研究施設を転々としていた。生来、人間離れした頭脳を持っており、スーパーコンピューター並みの高度な計算を行うことも可能。『とある魔術の禁書目録』時点では自身のレベルアップ実験のために御坂美琴のクローンを1万人以上殺害しており、本人も称するとおり、悪役的な立ち回りをしていた。しかし上条に敗北し、その後御坂のクローンの最後の一人である「打ち止め(ラストオーダー)」と出会ったことで、『とある科学の一方通行』では彼女を守ることに奔走することになる。

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御坂美琴が主人公である『とある科学の一方通行(アクセラレータ)』は、本編である『とある魔術の禁書目録』のスピンオフ作品である。本作でも一方通行(アクセラレータ)は敵役として登場している。

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一方通行(アクセラレータ)が主人公を務めている『とある科学の一方通行(アクセラレータ)』は、本編である『とある魔術の禁書目録』のスピンオフ作品である。禁止目録の中では悪役的な存在として登場した一方通行(アクセラレータ)だったが、打ち止め(ラストオーダー)と出会うことによって彼女をことになる。

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一方通行(アクセラレータ)のプロフィール・人物像

性別:不明(作中では男性として扱われているが明言されていない)
身長:168cm

CV:岡本信彦

学園都市に7人しか存在しない超能力者(レベル5)のうち、第一位に君臨する最強の能力者。白い髪に赤い瞳を持ち、細身の体躯で、整った顔立ちをしている。本人によると、白い髪と赤い瞳は紫外線を能力で全て反射しているため。普段は淡泊で無関心な言動をするが、戦闘中は凶暴化し、残虐な戦い方をする。また、敵を痛めつけることに快楽を感じる危うさを持つ。
本名は不明だが、名字は2文字、名前は3文字の、日本人らしく珍しくもない名前だという。作中では男性として扱われているが、細身の中性的な体格をしているのは、外部刺激を受けないことでホルモンバランスが崩れえていることが原因だと本人は解釈している。
能力名はレベル5の「一方通行(アクセラレータ)」。アレイスターからは、自身の計画の核となる「第1候補(メインプラン)」と称されている。体表面を覆う保護膜のようなものがあり、運動量・熱量・光量・電気量などが彼の能力の効果範囲に触れると、そのあらゆる力のベクトルを操作・変化することができる。デフォルトでは生きるために必要な酸素や重力などを除き、すべての力のベクトルを反射するように無意識下で設定している。

一方通行(アクセラレータ)の能力

一方通行(アクセラレータ)

レベル5の中でも学園都市第1位の能力で、運動量・熱量・光量・電気量といった力の向き(ベクトル)を任意に操作(変換)することができる。デフォルトの状態では、重力や酸素などの無害な力以外のすべてのベクトルを反射している。核兵器を撃ち込まれたとしても無傷のままでいることができるとされているため、学園都市最強の能力とされている。応用範囲も広く、周囲の物体を音速以上の速度で蹴り飛ばしたり、足元のベクトルを操作して高速移動したりすることができる。

2度目の木原との戦争の際に全演算能力を失った一方通行に、通常の能力とは違う「黒い翼」が発現する。黒い翼の状態になると演算補助なしで活動することができ、幻想猛獣(AIMバースト)などと同じ人街の言語を発するようになる。反射とは異なる防御能力や不可視の力による攻撃が可能で、圧倒的で強大な能力である。インデックスによると、本質的には異なるものの、天使の力と酷似しているという。
さらに第三次世界大戦でフィアンマの大規模攻撃を阻止した際には「白い翼」へと変化した。

一方通行(アクセラレータ)の来歴・活躍

10031人のクローン(妹達)を殺した最強の悪役

一方通行は当初、最悪な実験の加害者として、主人公である上条当麻と対峙する悪役として登場した。その実験とは、学園都市最強の一方通行をレベル6へと進化させる「絶対能力進化(レベル6シフト)実験」である。
この実験は、御坂美琴のクローン2万体を2万通りの方法によって殺害するという非常に凄惨なものだった。一方通行としては、自分が「最強」を超え「無敵」になれば、誰も自分に挑まず傷付かないと考え、この実験に参加。一方通行は10031人の妹達を殺害するが、このことを本体である御坂美琴に知られてしまう。

御坂は難なく退けるものの、偶然妹達(シスターズ)の一人に出会い実験のことを知った無能力者(レベル0)の上条当麻が、実験を阻止するために一方通行に立ち向かう。上条の右手にはあらゆる超能力を打ち消すの「幻想殺し(イマジンブレイカー)」が宿っており、真っ向から殴り合いでの勝負を挑まれた一方通行は窮地に陥る。一方通行は空気を圧縮してプラズマを生み出し、上条を瀕死に追い込むものの、残りの1万人の妹達が学園都市中の風車を操ることで空気の流れを乱したことでプラズマが崩壊。再び立ち上がった上条に拳を叩き込まれ、一方通行は敗北することになるのだった。

そして最強の能力者が無能力者に敗北したことにより、第10032次実験の途中で実験は凍結。しかしこの実験と上条当麻との対峙は、後の一方通行に大きな影響を与えるものとなるのだった。

打ち止め(ラストオーダー)との出会い

上条に敗れ実験が中止になった後、一方通行は日々さまざまな能力者からの襲撃に遭っていた。そんなある日、コンビニに寄った帰りに一方通行は妹達(シスターズ)の最後の1体である「打ち止め(ラストオーダー)」と出会う。彼女は妹達の反乱防止用として最後に作られた上位個体であり、ミサカネットワーク上では情報統制能力を持つ。打ち止めにまとわりつかれた一方通行は、打ち止めと共に訪れたレストランで、「絶対能力進化実験」の中枢を担っていた研究者である天井亜雄(あまいあお)を目撃する。

実は、打ち止めは天井によってウイルスプログラムを注入されたことで製造途中の状態で覚醒し、研究所から脱走。一週間後に一方通行が研究者と接点があると推測し、彼に接触したのだった。
頭部に注入されたウィルスによって打ち止めは昏倒してしまったが、一方通行は彼女を救うために彼女の頭の中に流されたウィルスプログラムを自身の能力を駆使して除去する。その際に天井に銃撃されるが、能力を使用していたため反射できず、頭部に銃弾を受けてしまう。寸前のところで「反射」が戻ったため致命傷は免れたものの、脳を損傷する大怪我を負い、病院に入院することになった。その後は、打ち止めのミサカネットワークの演算補助に頼ることとなる。

一方通行(アクセラレータ)の関連人物・キャラクター

上条当麻(かみじょうとうま)

本作の主人公。学園都市に住む無能力者(レベル0)の高校1年生の少年。右手には生まれつき「幻想殺し(イマジンブレイカー)」という能力が宿っている。基本的に気だるげな態度で怠惰な性格をしているが、その一方でその心根は熱く、困っている人がいれば誰であろうと助けようとするお人よし。「絶対能力進化実験」で御坂美琴のクローンである「妹達(シスターズ)」を殺害する一方通行を止める。上条に出会い、一方通行は「理想のヒーロー像である彼のようにはなれない、だから自分は悪党として自分のやるべきことをやろう」というように、彼の存在やそのヒーロー性を意識するようになる。

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