御坂美琴（とある魔術の禁書目録・とある科学の超電磁砲）の徹底解説・考察まとめ

御坂美琴の概要

御坂美琴（みさかみこと）とは、鎌池和馬のライトノベル『とある魔術の禁書目録（インデックス）』の登場人物の一人であり、本作のヒロインの一人。また、『とある科学の超電磁砲（レールガン）』の主人公である。名門の常盤台中学に通う中学2年生の少女で、学園都市第3位の超能力者（レベル5）。能力名は発電系能力である「超電磁砲（レールガン）」。発電系の最高の能力で、他の同系統能力者とは別格の強さを誇り、攻撃はもちろん応用も利くオールラウンドな能力。物体に電磁加速を加えて放つ超電磁砲（レールガン）は本人の異名にもなっており、作中で「常盤台の超電磁砲」などと呼ばれている。不良に絡まれていたところを上条に助けられたが、その際に自身の能力を打ち消されたことでプライドを傷つけられ、上条に執着するようになった。しかし自身のクローンたちが惨殺され続ける非道な「絶対能力進化実験」を知り、最終的に自身の命をもって実験を止めようとした際に上条に救われて以降は、彼に対して恋心を抱いているような行動をとっている。

とある魔術の禁書目録（インデックス）のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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『とある魔術の禁書目録』とは、2008年10月より放送が開始した、鎌池和馬のライトノベルが原作のバトルアクションアニメ作品。超能力が科学によって解明された街「学園都市」を中心に、イギリスやローマなど世界中の様々な場所が舞台となる。超能力や超常の科学力を用いる「科学サイド」と、イギリス・ロシア・ローマを中心とした魔術師達「魔術サイド」の科学と魔術が交差した物語が、主人公「上条当麻」を中心としたキャラクター達の活躍と交錯しながら描かれる。

御坂美琴は、外伝である『とある科学の超電磁砲（レールガン）』では主人公である。外伝では本編の禁止目録よりも生き生きとした姉御キャラとして描かれており、同世代の女子キャラクターと共に活躍する姿が描かれている。

とある科学の超電磁砲（レールガン）のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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『とある科学の超電磁砲（レールガン）』とは、鎌池和馬のライトノベル『とある魔術の禁書目録（インデックス）』の外伝漫画・アニメ作品である。作画は冬川基、キャラクターデザインは灰村キヨタカが手掛ける。 総人口230万人、その8割を学生が占める『学園都市』が舞台。そこでは学生全員を対象にした超能力開発実験が行われており、230万人の頂点である7人の超能力者（レベル5）の第三位、御坂美琴（みさか みこと）を中心に起こる事件を描くファンタジー作品である。

御坂美琴のプロフィール・人物像

年齢：14歳
誕生日：5月2日
血液型：AB型
身長：161cm
体重：45kg
スリーサイズ：78・56・79

CV：佐藤利奈

学園都市屈指のお嬢様学校である名門「常盤台中学」の2年生。化粧をする必要がない整った顔立ちに、肩まで届く茶髪のボブカット、花がざりのヘアピンをつけている。校則により、休日でも制服を身に着けている。学園都市第3位の超能力者（レベル5）で、能力名は「超電磁砲（レールガン）」。性格は竹を割ったようなさっぱりとした勝ち気な性格で、知人にはくだけた態度をとるものの、人格破綻者ばかりのレベル5の中では唯一まともな常識人である。また、正義感が強くまじめで努力家。年相応の少女らしく少女趣味な面があり、小動物のマスコットなど可愛らしいものを好んでいる。なお、『とある魔術の禁書目録』ではツンデレなサブヒロインであるが、主人公を務める『とある科学の超電磁砲』では姉御肌なキャラとしての側面が強く描かれている。

御坂美琴の能力

超電磁砲（レールガン）

学園都市内の電撃使い（エレクトロマスター）系の頂点に立つレベル5の発電系能力。物体に電磁加速を加えて放つ技で、目最大出力にして10億ボルトを誇る。主にゲームセンターのコインを使用しており、指で弾く形で撃ち出す。そのスピードは音速の3倍以上。

雷撃の槍（らいげきのやり）

前髪から高圧電流を槍のように一直線に撃つ技。最大電圧は10億Vに達し、攻撃速度も光のように速い。普通の人間に直撃すれば感電死しかねないことから、対人戦では無意識の内に手加減している模様。

御坂美琴の来歴・活躍

幻想御手（レベルアッパー）事件

学園都市では、「幻想御手（レベルアッパー）」と呼ばれる使うだけで能力レベルを引き上げることができる道具があるという都市伝説がまことしやかに囁かれていた。とある事件を解決したことをきっかけに「幻想御手」のことを知った御坂は、真相を探るべく行動を開始する。

「幻想御手」の正体は、共感覚性を利用し、使用者の脳波に干渉する音声プログラムだった。同様の脳波のネットワークに取り込まれることで、能力の処理能力が向上し、一で気に能力があるという仕組みである。本来は、樹形図の設計者（ツリーダイアグラム）の使用許可を得られなかった木山春生（きやまはるみ）が、複数の人間の脳を繋げて巨大な一つの脳のようなネットワークを構成し、高度な演算装置を作ることを目的としたものであった。しかし簡単に能力が上がるという副産物的な効果により、学園都市を席巻してしまう。その結果、一万人もの使用者が集まってしまい、その中には御坂の友人であるレベル0の佐天涙子（さてんるいこ）も含まれていた。

木山春生が犯人だと突き止めた御坂だったが、木山の手を離れた「幻想御手」は暴走し、使用者約1万人分のAIM拡散力場が具現化した幻想猛獣・AIMバーストが生まれてしまう。AIMバーストは再生能力を有しており、ネットワークを破壊しながら攻撃しなければ千日手に陥ってしまう。きりがない再生能力によって御坂は苦戦するが、解除プログラムによる音声が学園都市に流れたことで再生ができなくなる。そして表面が電熱により焼き飛ばされ、中心核が露出したところを超電磁砲で破壊し、AIMバーストを消滅させることに成功したのだった。

絶対能力進化（レベル6シフト）実験と妹達（シスターズ）

幼少期、御坂はその能力を筋ジストロフィー治療の研究に応用するという名目で、研究機関にDNAマップを提供していた。しかしそのDNAマップによって秘密裏にクローンである「妹達（シスターズ）」が生成されており、2万人の妹達が「一方通行（アクセラレータ）」のレベルアップ実験、「絶対能力進化（レベル6シフト）実験」によって惨殺されていた。「絶対能力進化実験」とは、学園都市最強の能力者であるレベル5の第1位「一方通行（アクセラレータ）」に対し、2万通りの戦場で2万人の妹達を殺害させ、「一方通行」をレベル6に進化させるというものである。そのことを知った御坂は激しい怒りを感じ、一方通行に戦いを挑むが、格上の相手である一方通行には全く歯が立たない。しかし予定外の戦闘が実験に悪影響を与える可能性により、一方通行（アクセラレータ）が手を引いたため、間一髪のところで事無きを得た。

その後、実験を阻止するために暗部組織「アイテム」による妨害を退けながらも実験施設を破壊したが、実験は止まらない。絶望的な状況にショックを受けた御坂は、最後の手段として自身の命でもって「妹達」を救おうと考える。しかし偶然にも妹達の一人に出会い、その非道な実験の存在を知ることになった上条に制止される。上条を遠ざけるために雷撃の槍で攻撃を加えるも、身体を張って御坂を止めようとする上条に心を動かされた御坂は、「必ず「一方通行」を撃破する」という上条を信じた。そして彼の活躍により一方通行は敗北。「一方通行」が無能力者に敗れたことにより実験は凍結され、生き残った1万人の妹達は実験から解放されることとなったのだった。

御坂美琴の関連人物・キャラクター

上条当麻（かみじょうとうま）

本作の主人公。学園都市に住む無能力者（レベル0）の高校1年生の少年。右手には生まれつき「幻想殺し（イマジンブレイカー）」という能力が宿っている。偶然インデックスに出会い、インデックスを自身の学生寮に住まわせる。基本的に気だるげな態度で怠惰な性格をしているが、その一方でその心根は熱く、困っている人がいれば誰であろうと助けようとするお人よし。

上条当麻（とある魔術の禁書目録）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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上条当麻（かみじょうとうま）とは、鎌池和馬のライトノベル『とある魔術の禁書目録（インデックス）』の登場人物の一人であり、本作の主人公。学園都市に住む無能力者（レベル0）の高校生で、右手には「幻想殺し（イマジンブレイカー）」という能力が宿っている。謎のシスター・インデックスに出会ったことで魔術の存在を知り、「必要悪の教会」の魔術師ステイル・神裂と彼女の処遇を巡る戦いを繰り広げることになる。平凡な容姿で性格も怠惰だが、心根は熱く、困った人がいれば危険を顧みずに助けようとする正義感の強い人物である。

白井黒子（しらいくろこ）