彼氏彼女の事情(カレカノ)のネタバレ解説・考察まとめ
『彼氏彼女の事情』とは、津田雅美が1996年7月号から2005年4月号まで『LaLa』で連載していた漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。通称は、「カレカノ」。1996年2月号から4月号までの短期連載(全3話)として掲載された後、長期連載となった。進学校といわれる高校を舞台に、「仮面優等生」の宮沢雪野と本物の優等生・有馬総一郎が織りなす恋愛模様を描いている。過去やコンプレックスとの対峙、周りを取り巻く友人たちとの人間関係などに悩みつつも成長していく2人の等身大の姿が多くの読者の共感を呼んだ。
沢田 亜弥(さわだ あや)
CV:本谷有希子
つばさの中学からの友人で、りかとは家が隣同士の幼馴染。
幼い頃はやんちゃでりかを巻き込んで遊んでいたが、基本的にはりかにお世話されいる。
自他ともに認める読書家で、作文や小説コンクールを総なめにする才能を持つ。その才能を活かして、高校在学中に「沢井綾希」のペンネームで小説家デビューしている。締切りに追われることもあり、作中ではたびたび目の下にクマを作っている姿が見られる。締切間際は、りかが食事面でサポートしている。
十波 健史(となみ たけふみ)
CV:佐々木望
1年生の夏休み明けに沖縄から転入してきた雪野の同級生。
色黒で背が高くイケメンだと騒がれているが、実は椿の小学生の同級生。小学生の時はデブでいじめられっこの「タケフミ」だった。
椿には正体を明かさずに近づくものの、椿の表裏のない性格に戸惑う。椿を見返したいと考えているのは恋愛感情からだと気付き、様々な葛藤の末に椿と気持ちを通じ合わせることになる。
家族
宮沢 洋之(みやざわ ひろゆき)
CV:草野毅
都香とは幼馴染。幼い頃に両親を亡くし、祖父と生活していた。
妻とともに三姉妹を溺愛している、子煩悩な父親である。雪野の恋愛経過に、気持ちが追い付かないことも多々あり。雪野からは「でっかい弟」と思われている。「娘ラブ」というTシャツをよく着ている。
娘の意思と自由を尊重しており、雪野が成績を落として学校へ呼び出された時も、娘を信頼して全く動じない姿を見せた。
宮沢 都香(みやざわ みやこ)
CV:小山裕香
洋之の家庭環境を知り、見守っていた2つ年下の幼馴染。都香も幼くして母を亡くしている。
専業主婦として家を守っている。娘の恋愛に関して、干渉することなく見守る母親。また、暴走しがちな洋之のフォローも上手い。
雪野の妊娠に最初に気付いていた。
宮沢 月野(みやざわ つきの)
CV:渡邉由紀
雪野と1つ違いの次女で、運動神経抜群。
中学生でなんとなく始めたテニスで才能が開花し、スポーツ推薦で私立高校へ進学。
怪我をしてテニスを諦めた後、公立高校の教員になり、生徒の才能を伸ばせる指導者に成長する。
宮沢 花野(みやざわ かの)
CV:山本麻里安
雪野の2つ下の三女。雪野と同じ高校へ進学している。
姉妹一の読書家で、小説や漫画が好き。本から得た知識を基に、核心をつくアドバイスを度々している。
中学生の時から「作家・沢井綾希」の大ファンで、沢井綾希(沢田亜弥)の担当編集者になるという夢を叶えている。
有馬 総司(ありま そうじ)
CV:藤代裕士
怜司の長兄で実際には総一郎の伯父にあたるが、総一郎を養子として迎えて親子になる。
怜司には父親のような存在であったが、些細なひと言で怜司を傷付けたことを長年後悔していた。
有馬家の跡取りであり、有馬総合病院に医師として勤務している。
有馬 志津音(ありま しづね)
CV:さとうあい
総司の妻で、父は有名な日本画家。
父は総司の父・怜一郎と親友で、家族ぐるみの付き合いをしていた。生まれつき身体が弱く、幼い頃から医師だった総司の父・怜一郎の診察を受けていた。
総司と結婚後、子宮を摘出する病気を患い、子供が生めなくなってしまった。子どもとして受け入れた怜司にも総一郎にも、母親としての愛情を注いだ。
有馬 怜司(ありま れいじ)
NY在住で、世界的ピアニストとして活躍している。総司は腹違いの兄だが、怜司には父親のような存在であり、兄であれば大丈夫だと安心して実子の総一郎を預ける。
幼少期からピアノを弾いており、高校の頃までは感情のままに弾いていた。しかし、総一郎を預けた数年後に突然音色が変わり、次第に注目されるようになる。
『彼氏彼女の事情』の用語
陰・陽(いん・やん)
人気インディーズロックバンドで、一馬は最年少メンバーでボーカルを務めている。加入当初、なかなかファンに受け入れてもらえなかったが、ボーカリストとしての才能が開花したことで、ファンに認められていく。メジャーデビューが決まり、一馬は高校を中退して「陰・陽」の活動に専念する。その数年後、世界的人気を誇るバンドとなっていく。
他のメンバーは一馬よりも年上で個性的なメンバーばかりである。しかし、一馬の才能と努力を認め、弟のようにかわいがっている。
ペロペロ
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目次 - Contents
- 『彼氏彼女の事情』の概要
- 『彼氏彼女の事情』のあらすじ・ストーリー
- 『彼氏彼女の事情』の登場人物・キャラクター
- 主な登場人物
- 宮沢 雪野(みやざわ ゆきの)
- 有馬 総一郎(ありま そういちろう)
- 浅葉 秀明(あさば ひであき)
- 芝姫 つばさ(しばひめ つばさ)
- 芝姫 一馬(しばひめ かずま)
- 井沢 真秀(いさわ まほ)
- 佐倉 椿(さくら つばき)
- 瀬名 りか(せな りか)
- 沢田 亜弥(さわだ あや)
- 十波 健史(となみ たけふみ)
- 家族
- 宮沢 洋之(みやざわ ひろゆき)
- 宮沢 都香(みやざわ みやこ)
- 宮沢 月野(みやざわ つきの)
- 宮沢 花野(みやざわ かの)
- 有馬 総司(ありま そうじ)
- 有馬 志津音(ありま しづね)
- 有馬 怜司(ありま れいじ)
- 『彼氏彼女の事情』の用語
- 陰・陽(いん・やん)
- ペロペロ
- 『彼氏彼女の事情』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 雪野「うわべばっかりとりつくろって 優等生のフリをして 本気で人とつきあってこなかった私は こんなときどうすればいいのか わからない」
- 総一郎「もしかして 今まで『自分』だと信じてたものは 努力で創りあげただけの 『ニセモノ』だったんじゃなかったのか」
- 雪野「有馬はさ あなたはずっと人を、愛したかったんじゃないの」
- 真秀「心のバランスが取れなくなるから恋愛でしょ。カッコつけてうまくやってるうちは、まだ本当じゃない。それはまだ相手より自分の心を大事にしてるってことだよ。心のバランスが崩れるほどのひとに会った。だから心を「奪われる」っていうの」
- 洋之「勉強は、大事です。でも、高校時代の一日は大人になってからのひとつき分よりはるかに貴重な日々ですよ」
- 『彼氏彼女の事情』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 本作のアニメ監督は庵野秀明
- 原作にはない花野のオリジナルストーリー
- 各地の演劇部で実演された劇中劇『鋼の雪』
- 『彼氏彼女の事情』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):福田舞 「天使のゆびきり」(第6話、第8話 - 第26話)
- ED(エンディング):榎本温子/鈴木千尋 「夢の中へ」(第1話 - 第24話、第26話)
- ED(エンディング):渡邉由紀/山本麻里安 「風邪ひいた夜」(第25話)
- 挿入歌:渡邉由紀/山本麻里安 「S・O・S」(第6話)