ジョーカー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ジョーカー』とは、2019年にアメリカ合衆国で作成されたスリラー映画である。DCコミックス『バットマン』に登場するスーパーヴィランであるジョーカーが主人公となっており、2019年10月4日に日米同時公開された。舞台は、まだバットマンが誕生する以前の、不景気により治安の悪化する1981年のゴッサム・シティ。後のジョーカーことアーサーは、発作的に笑い出してしまう病と病弱な母親を抱えながら、一流のコメディアンを目指して貧しい生活を送りながらピエロのアルバイトを続けていた。
ギャリティ刑事(演・ビル・キャンプ)
ゴッサム・シティの刑事。地下鉄でピエロの格好をした男にサラリーマン3人が殺された事件を追っている。アーサーを疑っており、ペニーから事情徴収し、元同僚のランドルに手をまわして証拠を見つけようとする。テレビに出演するためジョーカーの仮装をして街を歩いていたアーサーを追いかけるが、地下鉄の中でデモに参加するピエロ仮装の市民たちに阻まれ見失ってしまう。
バーク刑事(演:シェー・ウィガム)
ゴッサム・シティの刑事。ギャリティ刑事と共に、地下鉄でピエロの格好をした男にサラリーマン3人が殺された事件を追っている。ジョーカーの姿となったアーサーを追いかける途中、地下鉄の中でデモの参加者であるピエロに扮装した一市民を銃で誤射してしまい、そのまま市民に暴行されアーサーを見失ってしまう。
ランドル(演・グレン・フレシュラー)
アーサーのアルバイト先の同僚で、大道芸人。街の不良に暴行されたアーサーに護身用の銃を渡す。その後、仕事中の銃の所持がバレたアーサーは上司からクビにされたが、保身から銃の出どころが自分であることは隠していた。警察に地下鉄のサラリーマン殺しの証言を頼まれ、同僚のゲイリーと共に何食わぬ顔でアーサーの自宅を訪れる。既にジョーカーと化したアーサーには目論見を見抜かれており、ハサミで胸を刺されたのち、壁に頭を打ち付けられて殺害される。
ゲイリー(演:リー・ギル)
アーサーのアルバイト先の同僚で、大道芸人。小人症で子供ほどの身長である。クビにされたアーサーのことを心配していた。ペニーが亡くなったことを知り、同僚のランドルと共にアーサーの自宅を訪れたが、そこでアーサーがランドルを殺害するところを目撃してしまう。自分も殺されると思い命乞いをするが、以前から損得なしにアーサーに対して優しくしていたことから、アーサーから危害を加えられることなく見逃された。
ジーン・アフランド(演:マーク・マロン)
マレー・フランクリンが司会を務めるテレビ番組「マレー・フランクリン・ショー」のプロデューサー。アーサーの出演したナイトクラブでのショーを番組で放送し、そのすべり方を面白おかしくトーク番組にするため、アーサーをゲストとして番組に招待した。
アルフレッド・ペニーワース(演・ダグラス・ホッジ)
ウェイン家の執事。主にトーマスの息子ブルースの世話をしている。トーマスの息子を名乗り屋敷にやってきたアーサーに向かって、それが養母である元メイドのペニーの虚言であると告げ、アーサーを追い返す。
ブルース・ウェイン(演・ダンテ・ペレイラ=オルソン)
市議会議員トーマス・ウェインの一人息子。後にゴッサム・シティでクライムファイターとして戦うバットマンとなる。屋敷に訪ねてきたアーサーの手品に興味を示す。父母と劇場を訪れていたところ、暴徒と化したゴッサム・シティの市民により両親が殺害されるところを目撃してしまう。
カール(演・ブライアン・タイリー・ヘンリー)
アーカム州立病院の職員。ペニーの入院記録を調べに来たアーサーの対応をした。はじめは当時の詳しい記録を見せることは出来ないと断るが、隙をついたアーサーにカルテを奪われてしまう。
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目次 - Contents
- 『ジョーカー』の概要
- 『ジョーカー』のあらすじ・ストーリー
- 『ジョーカー』の登場人物・キャラクター
- アーサー・フレック / ジョーカー(演:ホアキン・フェニックス)
- マレー・フランクリン(演・ロバート・デ・ニーロ)
- ソフィー・デュモンド(演:ザジー・ビーツ)
- ペニー・フレック(演・フランセス・コンロイ)
- トーマス・ウェイン(演:ブレット・カレン)
- ギャリティ刑事(演・ビル・キャンプ)
- バーク刑事(演:シェー・ウィガム)
- ランドル(演・グレン・フレシュラー)
- ゲイリー(演:リー・ギル)
- ジーン・アフランド(演:マーク・マロン)
- アルフレッド・ペニーワース(演・ダグラス・ホッジ)
- ブルース・ウェイン(演・ダンテ・ペレイラ=オルソン)
- カール(演・ブライアン・タイリー・ヘンリー)
- 『ジョーカー』の用語
- ゴッサム・シティ
- アーカム州立病院
- ゴッサム市警察
- スーパーヴィラン
- マレー・フランクリン・ショー
- バットマン
- 『ジョーカー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- この人生よりも硬貨な死を望む
- 僕の人生は悲劇ではなく喜劇だった
- 悲劇も喜劇も善も悪も全ては主観さ!
- 優しかったのは君だけだ
- 君には理解できないさ
- 階段でのダンスシーン
- 『ジョーカー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- フィリップス監督は反体制的で問題提起性の高い作品を撮ることを夢みていた
- DCコミックスと映画『ジョーカー』との相違点
- 当初のアーサー役はレオナルド・ディカプリオだった
- ジョーカーの起源とこれまでのジョーカーとの共通点・相違点
- ジョーカーのロケ地が新たな観光名所に
- 『ジョーカー』の予告編動画
- 『ジョーカー』の主題歌・挿入歌
- 挿入歌:Claude Bolling『Temptation Rag』
- 挿入歌:Steve Karmen『Here Comes The King』
- 挿入歌:The Main Ingredient『Everybody Plays the Fool』
- 挿入歌:Lawrence Welk『The Moon Is a Silver Dollar』
- 挿入歌:Fred Astaire『Slap That Bass』
- 挿入歌:Chaim Tannenbaum『If You're Happy and You Know It』
- 挿入歌:Jackson C. Frank『My Name Is Carnival』
- 挿入歌:Jimmy Durante『Smile』
- 挿入歌:Dean Kay and Kelly Gordon『That's Life』
- 挿入歌:Gary Glitter『Rock and Roll Part 2』
- 挿入歌:Ray Davies and His Button Down Brass『Spanish Flea』
- 挿入歌:Cream『White Room』
- ED(エンディング):Frank Sinatra『That's Life』
- ED(エンディング):Frank Sinatra『Send In The Clowns』