ベイビー・ドライバー(Baby Driver)のネタバレ解説・考察まとめ
『ベイビー・ドライバー』とは2017年にアメリカ合衆国で公開されたアクション映画である。主人公ベイビーが音楽を聴く事で驚くべきドライビングテクニックを発揮し、逃がし屋として活躍する姿を描いた作品。更にアクションだけではなく、一目惚れした彼女との初々しい恋愛をも描いている。監督はエドガー・ライト、主演はアンセル・エルゴートが務めた。
映像と音楽が完璧にシンクロするという今までになかった爽快アクション映画。
ベイビーの育ての親。愛称はジョー。年老いて耳と足が不自由になり、手話と車椅子を使っている。パンの耳までバターを塗って食べるのが好き。ベイビーに犯罪とは足を洗って、ピザ屋で働く事を勧める。ベイビーが街を出る前に、介護施設に預けて「必ず会いに来るから」と最後に言い、お別れをする。
ベイビーの母(演:スカイ・フェレイラ)
ベイビーの母親。ベイビーがデボラと出会ったレストランで働いていた。歌手であり、ベイビーにもよく自分の歌を聞かせていた。夫とベイビーと3人で乗っていた車で交通事故に遭い、亡くなってしまう。
ベイビーの父(演:ランス・パルマー)
ベイビーの父親。母親と同じく音楽が好き。夫婦仲は日に日に悪くなり喧嘩が絶えなかった。事故の日も、車の中で夫婦喧嘩をしながら運転をしていたため、前方の車に気付かず父と母は事故死してしまう。
ザ・ブッチャー(演:ポール・ウィリアムズ)
武器商人のボス。ドクから郵便局襲撃の際に必要になる武器を調達するよう指示されたベイビー達が武器の取引を行おうとした相手。武器の取引の際に、持っていた銃の箱の「APD」の文字で警察官だとバッツに疑われ、撃たれて死んでしまう。
看守(演:ジョン・スペンサー)
ベイビーが入ることになった刑務所の看守。デボラからの手紙をベイビーに渡す。
『ベイビー・ドライバー』の魅力
音楽とカーアクションが見事にシンクロした作品
ミュージカルとも言われているこの作品。ベイビーのイヤホンから流れている音楽が映画の中でも流れ続ける。その音楽に合わせて全ての人が合わせて動くようになっている。音楽に合わせてカーチェイスを繰り広げるため、見てる側もアドレナリンが出て爽快感がある。
ベイビーは、音楽と合わせたリズミカルなハンドルさばきや、踊るように街を歩く秀逸なリズム感を見せている。元々ダンサーとしてキャリアをスタートさせ、リズミカルな動きが自分の強みだと公言しているアンセル・エルゴートだからこそ映像化できた作品でもある。
音楽好きにはたまらない作品
ソウル・ミュージックが流れていると思えば、ジャズやラテンやら、ありとあらゆる時代の音楽が使われている。映画の中で30曲も使用されており、有名なクイーンやビーチボーイズの音楽が流れている。そのためサウンドトラックにも注目が集まっている。
キュートなラブストーリーもある作品
犯罪組織に加わっている時のベイビーは口少なく無表情だが、デボラといる時のベイビーはにこやかで、犯罪組織にいる時とは全く違う。等身大の恋する青年のようで、映像でもベイビーの恋する気持ちを伝わりやすくするため、カラフルな色彩をふんだんに使い、映像でもベイビーの恋心を表現している。人の気持ちを表現するのに色味を使ったり、音楽とシンクロした演出を用いる事が多いエドガー・ライト監督ならではの遊び心が散りばめられている。
『ベイビー・ドライバー』の名シーン・名場面
オープニングのカーチェイス
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目次 - Contents
- 『ベイビー・ドライバー』の概要
- 『ベイビー・ドライバー』のあらすじ・ストーリー
- 犯罪組織に加わり逃し屋の日々を送るベイビー
- デボラと出会う
- 最後の仕事
- デボラとの楽しいひと時から一転
- 再び犯罪組織に加わる
- 襲撃の当日
- デボラとベイビーの逃走劇
- 『ベイビー・ドライバー』の登場人物・キャラクター
- ベイビー(演:アンセル・エルゴート)
- デボラ(演:リリー・ジェームズ)
- ドク(演:ケヴィン・スペイシー)
- バディ(演:ジョン・ハム)
- ダーリン(演:エイザ・ゴンザレス)
- バッツ(演:ジェイミー・フォックス)
- グリフ(演:ジョン・バーンサル)
- エディ(演:フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズのメンバー))
- J.D.(演:ラニー・ジューン)
- ジョセフ(演:CJ・ジョーンズ)
- ベイビーの母(演:スカイ・フェレイラ)
- ベイビーの父(演:ランス・パルマー)
- ザ・ブッチャー(演:ポール・ウィリアムズ)
- 看守(演:ジョン・スペンサー)
- 『ベイビー・ドライバー』の魅力
- 音楽とカーアクションが見事にシンクロした作品
- 音楽好きにはたまらない作品
- キュートなラブストーリーもある作品
- 『ベイビー・ドライバー』の名シーン・名場面
- オープニングのカーチェイス
- 街を踊り抜けるベイビー
- 『ベイビー・ドライバー』の用語
- マイク・マイヤー
- ICレコーダー
- トレックス
- 『ベイビー・ドライバー』の名言・名セリフ
- 「歌にある」
- 「人は幸せを求め痛みを嫌う。でも、雨が降らなきゃ虹は出ない……名言ね」
- 『ベイビー・ドライバー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ベイビーが多くのiPodとサングラスを持っている意味
- 人々の動きと音楽が完璧にシンクロする神業な映像化
- 続編の可能性
- 『ベイビー・ドライバー』の主題歌・挿入歌
- Jon Spencer Blues Explosion『Bellbottoms』
- Bob & Earl『Harlem Shuffle』
- Jonathan Richman & the Modern Lovers『Egyptian Reggae』
- Googie Rene『Smokey Joe's La La』
- The Beach Boys『Let's Go Away For Awhile』
- Carla Thomas『B-A-B-Y』
- Kashmere Stage Band『Kashmere』
- Dave Brubeck『Unsquare Dance』
- The Damned『Neat Neat Neat』
- The Commodores『Easy (Single Version)』
- T.Rex『Debora』
- Beck『Debra』
- Incredible Bongo Band『Bongolia』
- The Detroit Emeralds『Baby Let Me Take You (In My Arms)』
- Alexis Korner『Early In the Morning』
- David McCallum『The Edge』
- Martha Reeves & The Vandellas『Nowhere to Run』
- The Button Down Brass『Tequila』
- Sam & Dave『When Something Is Wrong With My Baby』
- Brenda Holloway『Every Little Bit Hurts』
- Blur『Intermission』
- Focus『Hocus Pocus (Original Single Version)』
- Golden Earring『Radar Love (1973 Single Edit)』
- Barry White『Never, Never Gone Give Ya Up』
- Young MC『Know How』
- Queen『Brighton Rock』
- Sky Ferreira『Easy』
- Simon & Garfunkel『Baby Driver』
- Kid Koala『Was He Slow (Credit Roll Version)』
- Danger Mouse ft Run The Jewels & Big Boi『Chase Me』
- 『ベイビー・ドライバー(Baby Driver)』の劇場予告動画