ボーダーライン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ボーダーライン』とは2015年に製作された犯罪・サスペンス・アクション・ドラマを扱ったアメリカ映画である。現場で活躍するFBIの女性捜査官がメキシコの麻薬カルテル撲滅のために組織されたチームにスカウトされ、アメリカとメキシコを股にかけた麻薬戦争の実情を目の当たりにするという話である。監督は『ブレードランナー2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴが務め、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のエミリー・ブラント、『トラフィック』のベニチオ・デル・トロらが出演した。
『ボーダーライン』の概要
『ボーダーライン』とは2015年に製作されたアメリカ映画である。2000年代に入ってから抗争が激化するメキシコの麻薬カルテルがテーマになっている。
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞ではスポットライト賞を受賞し、作品賞トップ10に入賞した。
第19回オンライン映画批評家協会賞では作品賞、監督賞、助演男優賞、オリジナル脚本賞、撮影賞、編集賞にノミネートされた。
第19回トロント映画批評家協会賞では、監督賞、助演男優賞、助演女優賞が次点であった。
アメリカ脚本組合賞では、オリジナル脚本賞にノミネートされた。
第20回サテライト賞では、作品賞、助演男優賞にノミネートされた。
第88回アカデミー賞では撮影賞、音響編集賞、作曲賞にノミネートされた。
第27回全米製作者組合賞では、映画部門でノミネートされた。
第66回アメリカ映画編集者協会エディ賞では、ドラマ映画部門でノミネートされるなどの評価を受けた作品である。
監督はカナダで実績を上げ、その後はハリウッドで『プリズナーズ』『メッセージ』『ブレードランナー2049』などを監督したドゥニ・ヴィルヌーヴ。脚本は後に『ウインド・リバー』で監督デビューすることになるテイラー・シェリダン。音楽は『博士と彼女のセオリー』などの作曲で知られるヨハン・ヨハンソン(2018年に急性薬物中毒により48歳で亡くなった)。撮影は後に『ブレードランナー2049』『1917 命をかけた伝令』でアカデミー賞撮影賞を2度受賞するロジャー・ディーキンス。
出演は『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のエミリー・ブラント、『トラフィック』のベニチオ・デル・トロ、『ノーカントリー』のジョシュ・ブローリン、『ゲット・アウト』のダニエル・カルーヤなど。
現場で活躍するFBI捜査官のケイトはその実績から、メキシコの麻薬カルテル撲滅のために組織されたチームにスカウトされる。捜査の現場では法を逸した作戦が次々に行われ、その現実に彼女は振り回されることになる。
2作目にあたる『ボーダーライン ソルジャーズ・デイ』の製作が公表された際に、3部作の計画であることも発表された。続編ではなくそれぞれが完全に独立したストーリーになるとのことで、2作目の『ボーダーライン ソルジャーズ・デイ』は2018年に公開された。
『ボーダーライン』のあらすじ・ストーリー
オープニングクレジット
本作の原題「Sicario(以下シカリオ)」について字幕で説明される。「シカリオ」の語源はエルサレムの「熱心党」を意味し、祖国を侵略したローマ人を追いつめた殺戮者たちを指す。またメキシコで「シカリオ」は「暗殺者」を意味する。
アリゾナでの爆破事件
アリゾナ州チャンドラー。ケイトらFBI捜査官は人質救出のために犯人が潜む家に突入する。ケイトは犯人に銃で撃たれるも撃ち返して犯人を射殺する。その犯人が撃った銃弾によって開いた壁からケイトの相棒レジーが透明のビニール袋に入った死体を発見する。捜索すると今までの事件で人質になっていた人たちの遺体が30体以上発見された。そこへケイトの上司デイヴが現れて「これはソノラの手口だ」と話していると、家の外にある小屋で爆弾が爆発して2名の捜査官が亡くなりケイトも負傷する。
麻薬カルテル撲滅作戦へ参加
事故の後、ケイトとレジーは会議室の外で待たされていた。会議室の中では、メキシコの麻薬カルテル撲滅のための作戦リーダーであるマット・クレイヴァーにデイヴがケイトとレジーの経歴を説明していた。マットはケイトのFBI勤務初日から現場で活躍する経歴を気に入り、ケイトだけが会議室に通される。誘拐事件の主犯とされるマヌエル・ディアスについて聞かれたケイトはメキシコの麻薬カルテルと繋がっていることなどを答える。マヌエル・ディアスの兄ギエルモやいとこのファウスト・アラルコンも麻薬カルテルに関わる重要人物だと知らされる。麻薬カルテル撲滅作戦の捜査範囲をアメリカ内にも広げるために専任捜査官としてケイトは推薦されたのだった。そのやり取りの後、ケイトはマットによってメキシコの麻薬カルテル撲滅のための作戦に引き抜かれることになる。
メキシコのとある家族
メキシコのノガレス。ベッドで寝ている父親を息子がサッカーの試合に行こうと言って起こす。その父親はノガレスで警察官をしているシルビオという男である。
想定外のメキシコ行き
引き抜かれた2日後、レジーの運転する車でルーク空軍基地に到着したケイトは国防総省のチャーター機に乗り込み、作戦に同行するアレハンドロと挨拶し、作戦会議の行われるエルパソ(アメリカテキサス州)へ向かう。エルパソに到着すると作戦に参加するメンバーが集う会議が行われていた。任務はメキシコのフアレスにいるマヌエル・ディアスの兄ギエルモの移送で、国境を越える際に襲撃に遭う可能性があることや、メキシコの警官は買収されている可能性があることが忠告されていた。ケイトはアレハンドロが以前メキシコやコロンビアで仕事をしていたと聞かされる。予定にないメキシコ行きや、特殊な経歴を持つアレハンドロがいたことで真相を知りたいケイトはマットに詰め寄るも、黒幕を捕まえたいのなら付いて来いと言われる。
麻薬カルテルからの襲撃
5台のバンに乗り合わせた作戦メンバーはメキシコの地元警察の先導でマヌエル・ディアスの兄ギエルモのいる裁判所へ向かう。ケイトはその途中で首のない裸の死体が吊るされているのを目撃し、麻薬取引で失敗するとこのような見せしめに遭うと知らされる。裁判所で無事にギエルモを乗せるとアメリカ国境を目指す。国境を越えたところで彼らは渋滞に巻き込まれる。周囲を警戒していると、彼らの車の左車線に銃を持った男が乗っている車を2台発見し緊張感が高まる。その1台の車から男が降りてきたことで作戦メンバーも車を降りて銃を下ろすように警告する。その男は警告に応じずこちらへ銃を向けてきたことから銃撃戦になる。車内に留まっていたケイトは、サイドミラー越しに警官がこちらに銃を向けていることを発見し間一髪のところでその買収されたメキシコの警官を射殺する。作戦メンバーによってすぐさま現場は鎮圧された。
アメリカとメキシコを繋ぐトンネルの存在
作戦の真の目的を知りたいケイトは再びマットに詰め寄る。麻薬カルテルに混乱を引き起こすことが作戦の目的であるとマットはケイトに説明する。アレハンドロは友人のラファエルからメキシコのノガレスとアメリカのツーソンを繋ぐトンネルの存在を聞かされる。
マットらによってアメリカに移送されたギエルモは椅子に手足を縛られていた。アレハンドロはその場に現れると、拷問でギエルモから何かを聞き出そうとしていた。
その後、レジーの車でケイトらはアリゾナ州ツーソンへ向かう。作戦の詳細を教えてもらえない状況に痺れを切らしたレジーとケイトは、作戦の目的を教えてくれないなら作戦から降りるとマットとアレハンドロに告げる。ツーソンへ来たのは、ギエルモからメキシコのノガレスの東にトンネルがあるという情報を入手し、ノガレス付近で捕まった人間から情報を得るためであるとマットは説明する。また、カルテル内に混乱が起こればマヌエル・ディアスがメキシコに呼び戻され、ボスのファウスト・アラルコンの居場所も突き止められるというのが最終的な狙いであるとも言われる。
資金洗浄屋と買収された警官
銀行内の監視カメラの映像を見るマットらは、資金洗浄をしている男女を取り押さえ、バッグからゴムで縛った大量の紙幣を発見する。マットの反対をよそにケイトとレジーは銀行に入り銀行の職員から事情聴取し、立件するのに十分な証拠があるとマットに突きつける。マットはあくまでマヌエル・ディアスの居場所を知ることが目的であり立件できないと突っぱねる。ケイトとレジーは立件したい旨を上司のデイヴに進言するも、この作戦はデイヴよりも遥か上の人間によって決められたもので、超法規的行動の制約も解除されていると告げられる。
ケイトとレジーは憂さ晴らしにバーへ向かう。ケイトはレジーの知り合いで警官のテッドを紹介される。意気投合し、ケイトはテッドの家に行くことになる。テッドがズボンのポケットから出した物の中に、大量の紙幣を縛っていたゴムと同じものを見つける。テッドが買収された警官だと気付いたケイトは銃を取ろうとしたところをテッドに抑えられ馬乗りの状態で首を絞められる。そこへアレハンドロが助けにやって来ると、ケイトは自分が囮に使われたのではないかと嘆く。アレハンドロは拷問によりテッドからカルテルに買収された警官の名前を聞き出す。
いざトンネルへ
マヌエル・ディアスがボスから呼ばれたことが確認されると、アメリカとメキシコを繋ぐトンネルへ行くことになる。一方メキシコのノガレスでは、警察官のシルビオがパトカーのトランクに荷物を積み込みそのトンネルへ向かっていた。
トンネルへ侵入した作戦部隊は敵と銃撃戦を繰り広げるが、ケイトとレジーは後方でただ見守ることしかできない。単独でメキシコ側に出たアレハンドロはパトカーのトランクから荷物を降ろしている警察官のシルビオを捕らえると、ケイトの制止を振り切り、シルビオとパトカーに乗ってその場を去る。作戦を終えた後、ケイトはマットに殴りかかる。ここでマットはケイトに真相を明かす。かつてアメリカに流通するドラッグの量は把握できていたが、他の麻薬カルテルが入ってきたことで秩序が乱れてしまった。アレハンドロは新参のカルテルを排除したいコロンビア・カルテルから雇われて元の秩序を取り戻そうとしており、かつてファウスト・アラルコンによって妻子を殺されたことへの個人的な復讐をしようとしているのだった。
アレハンドロによる復讐
アレハンドロは警察官のシルビオが運転するパトカーに乗り、衛星の情報からマヌエル・ディアスの乗る車を追う。マヌエル・ディアスの車に追いついたアレハンドロはシルビオを射殺し、マヌエル・ディアスに運転させて目的のファウスト・アラルコンの自宅へ向かわせる。ファウスト・アラルコンの自宅に到着したアレハンドロはマヌエル・ディアスとボディガードらを射殺し、ファウスト・アラルコンが妻と2人の息子と食事をしているところへ行く。ファウスト・アラルコンは子供たちだけは助けてほしいと言ったものの、アレハンドロは彼の妻と2人の息子をまず射殺し、その後ファウスト・アラルコンを射殺して彼の個人的な復讐を完了させる。
打ちひしがれたケイト
Related Articles関連記事
ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』とは2018年のアメリカのアクション映画で、2015年に製作された『ボーダーライン』のスピンオフである。前作同様にメキシコの麻薬カルテルをテーマにしている。メキシコの麻薬カルテル内に混乱を引き起こすことを国防長官から命ぜられたCIAのマットは暗殺者のアレハンドロを雇い作戦を決行するが、敵の攻撃を受けたことから想定外の事態へ陥ってしまう。監督はステファノ・ソッリマが務め、キャストはベニチオ・デル・トロやジョシュ・ブローリンが前作から続投した。
Read Article
ベイビー・ドライバー(Baby Driver)のネタバレ解説・考察まとめ
『ベイビー・ドライバー』とは2017年にアメリカ合衆国で公開されたアクション映画である。主人公ベイビーが音楽を聴く事で驚くべきドライビングテクニックを発揮し、逃がし屋として活躍する姿を描いた作品。更にアクションだけではなく、一目惚れした彼女との初々しい恋愛をも描いている。監督はエドガー・ライト、主演はアンセル・エルゴートが務めた。 映像と音楽が完璧にシンクロするという今までになかった爽快アクション映画。
Read Article
アベンジャーズ/エンドゲーム(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ
『アベンジャーズ/エンドゲーム』とは、2019年に公開されたディズニー配給・マーベル製作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の続編である。本作は、宇宙最大のパワーを持つ6つの石”インフィニティ・ストーン”を集めたサノスがアベンジャーズのメンバーを含む、全宇宙の生命の半分を消滅させたところから始まる。人類を守るため、”キャプテン・アメリカ”や”アイアンマン”を筆頭に最強ヒーローたちが再び立ち上がり、史上最凶最悪の敵・サノスに逆襲(アベンジ)する。
Read Article
プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)のネタバレ解説・考察まとめ
『プラダを着た悪魔』とは、2006年の公開から時間が経ってもなお人気を得ているアメリカ映画である。名門大学を卒業後、アンドレア・サックスはジャーナリストになることを夢見て田舎町からニューヨークへと移ったが、何故か超人気ファッション誌『ランウェイ』の悪魔のような編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント職に配属されてしまう。ファッションとは無縁だったアンドレアであったが、本来の彼女の夢をかなえるためにミランダの無謀な要求を乗り越え、ファッション業界とアシスタントの仕事の魅力に気付き始める。
Read Article
メッセージ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『メッセージ』(原題:Arrival)とは、本作後に「ブレードランナー2049」を撮るドゥニ・ヴィルヌーヴ監督によるSFムービー。 突如地球上に現れた巨大な宇宙船。飛来した目的を探ろうと、船内の異星人とコミュニケーションをとるため軍に依頼された女性言語学者が、彼らと接触するうちに未来を見ることが出来るようになり、自分の人生を見つめ直していくシリアスタッチの知的なドラマ。2016年製作のアメリカ作品。
Read Article
ユージュアル・サスペクツ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ユージュアル・サスペクツ』とは1995年にアメリカで製作されたサスペンス映画。 巧妙に練られた脚本と、思ってもみないどんでん返しのエンディングが大きな話題となり大ヒットとなる。 カルフォルニア州サンペドロで麻薬密輸船の爆破事件が起こる。謎に包まれたこの事件を、生存者である手足が不自由な男、ヴァーバルが捜査官に語って聞かせる。その事件には闇社会では伝説となっている人物、カイザー・ソゼが深く関わっていた。謎の人物カイザー・ソゼの正体を暴くうちに、事件の全貌が徐々に明らかになっていく。
Read Article
アニー(1999年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『アニー』とは、11歳の孤児である少女アニーが、両親から貰ったロケットと手紙を頼りに家族を手に入れるまでの物語を描いた作品だ。1924年に連載が開始された原作の新聞漫画『小さな孤児アニー』を元に、1982年、1999年、2014年と計3回映画化され、それぞれが時代にあったリメイクをされており、大ヒットとなった。中でも今回紹介する1999年にウォルト・ディズニー・カンパニーによってリメイクされた『ANNIE』は、TV映画として放映され瞬く間に人気作となった。
Read Article
ウォーキング・デッド(海外ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ウォーキング・デッド』とは2010年に放送された、ある日を境にアメリカ中がゾンビで溢れかえってしまった世界で生きる人間たちのサバイバルドラマである。主人公のリックとその仲間たちがゾンビと闘いながら生きる術を探していく。ゾンビの蔓延により迎えた世界の終末後が舞台。崩壊したアメリカ合衆国で安息の地を求め常に襲い来るウォーカー(ゾンビ)や略奪をしてくる生存者から逃れつつ旅を続ける人間たちを描いている。登場人物がそれぞれ恐怖と闘い、心も身体も成長していく。別れもあり、絶望の世界で育まれる恋も描かれる。
Read Article
クワイエット・プレイス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『クライエット・プレイス』とは2018年にアメリカで製作されたサスペンス・ホラー映画である。盲目であるが鋭敏な聴覚を使って人を殺すという異星人に襲われた世界。喋ることは勿論、ほんの少しの音を発しただけで即死に繋がるという過酷な状況下を生き抜く家族のサバイバルストーリーだ。異星人の恐怖を描くホラー的要素を主軸にしながらも、親が子を思いやる家族愛を描く温かいヒューマンドラマでもある。昔のサイレント映画をヒントに作られた今作であるが、今までに全く見たことがない新しい映画の扉を開いた。
Read Article
NOPE/ノープ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『NOPE/ノープ』は、2022年8月26日に日本で公開されたジョーダン・ピール監督・脚本のホラー映画作品。日本の配給会社は東宝東和。田舎町で牧場を経営し、ハリウッドへ撮影用の馬を貸し出し生計を立てているヘイウッド一家。ある日突然、空から金属片が降ってくる。OJの父はその金属片が頭部に直撃し亡くなってしまう。数カ月後、OJは心の傷が癒えないまま家業を継ごうと必死だったが、父が亡くなった異常現象の謎に挑むことを決心する。単なる「ホラー映画」ではなく、黒人差別の歴史を踏まえた作品となっている。
Read Article
ザ・ピーナッツバター・ファルコン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』とは、2019年にアメリカで公開された映画。自閉症の青年ザックは、プロレスラーの養成学校に入る夢を叶えるために養護施設を抜け出す。そこで偶然出会ったのは、獲物を盗んでいたことが知られて追われている漁師のタイラー。老人介護施設でザックの世話をしていたエレノアを加え、夢の実現を目指す3人の旅は、思いもよらなかった冒険へと変化していくのだった。『リトル・ミス・サンシャイン』のプロデューサーが贈る、全米を沸かせた奇跡のハートフルストーリー。
Read Article
クワイエット・プレイス 破られた沈黙(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』とは、2021年に公開されたアメリカ合衆国のホラー映画である。2018年に公開されたホラー映画『クワイエット・プレイス』の続編である。監督・脚本は、前作で父親役も演じたジョン・クラシンスキー。 前作同様、音を立てると襲ってくるクリーチャーに立ち向かうアボット一家を描く。今作では今までいた家の外に舞台を移し、耳の不自由な娘リーガン、息子マーカスの冒険と成長にフォーカスを当て、より緊迫感のある「音のない世界の恐怖」を楽しむことができる。
Read Article
ウォーキング・デッドの気になる展開をネタバレ解説!ダリルとキャロルの関係は!?
2010年にアメリカで制作されたドラマ『ウォーキング・デッド』。2022年時点でシーズン11までありますから、その人気の高さがわかりますね。作中にはダリルとキャロルという男女が登場するのですが、この2人がシーズンを追うごとにどんどん親密になっており、関係が気になるという声が挙がっています。この記事で2人についてまとめたので、ドラマファンの方はおさらいがてらチェックしてみてください。
Read Article
ネタバレ禁止!ラストが秀逸な映画10選
最近頭使ってますか?映画でも見て頭の体操をしましょう。というわけでトリックやミスリードを使った映画10本をまとめます。
Read Article
2000円台で楽しめるおすすめPS4ソフトまとめ!『風ノ旅ビト』など安価だけど面白い名作勢揃い!
PS4のゲームソフトは「とにかく値段が高い」という印象を持っている人はとても多いのではないだろうか。作品によっては1万円近いものも多数あり、なかなか購入することができない。しかしダウンロード版のゲームなどを探すと、何と2000円台で楽しめる面白いゲームもたくさんあるのだ。本記事では2000円台で楽しめるソフトの中でも、特に「面白い」と評判のソフトを厳選して紹介する。
Read Article
映画ファン厳選!どんでん返し映画まとめ【ユージュアル・サスペクツ他】
予想もしない大展開や驚愕のラストに思わずうなってしまったことはありませんか? 本記事ではこれさえ観ておけば間違いない、映画ファン厳選のどんでん返しがすごい映画をまとめました。 ふだん映画をあまり観ないという方にもおすすめです!
Read Article
【ウォーキング・デッド】シーズン1~7の登場人物一覧!
ゾンビによって崩壊した世界と、その中で懸命に生き延びる人々の姿を描いたアメリカのテレビドラマ『ウォーキング・デッド』シリーズ。2010年に放送開始し、国内外から多くのファンを獲得して11シーズンもの長期シリーズとなった人気作品である。 そんな『ウォーキング・デッド』シリーズの、シーズン1~7の登場人物を一覧で紹介する。
Read Article
【MCU】仲良しっぷりが伝わるアベンジャーズキャストの画像まとめ【マーベル・コミックス】
世界中にヒーロー映画旋風を巻き起こしてきた『アベンジャーズ』シリーズ。2019年、遂にヒーローたちの物語の終幕となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開されました。ここではロバート・ダウニー・Jr.やスカーレット・ヨハンソンをはじめとする、同作品に出演した超豪華キャストの集合写真などを集めました。撮影の舞台裏や貴重なオフショットを紹介していきます。
Read Article
自分磨きの参考になる!?女性が華麗なる変身・成長をする映画を紹介!『プリティ・ウーマン』など
仕事や家事・育児・人間関係などで日々悩み、忙しく過ごしているときに、ふと「今の状況を変えたい」「新しい自分に生まれ変わりたい」と考える人は少なくない。現実的にはなかなか難しいかもしれないが、そんな時には映画を鑑賞してみてはいかがだろうか。本記事では一生懸命だけどどこか残念な女性たちが、華麗に変身・成長を遂げて人生を切り開いていくような映画作品を、厳選して紹介する。
Read Article
目次 - Contents
- 『ボーダーライン』の概要
- 『ボーダーライン』のあらすじ・ストーリー
- オープニングクレジット
- アリゾナでの爆破事件
- 麻薬カルテル撲滅作戦へ参加
- メキシコのとある家族
- 想定外のメキシコ行き
- 麻薬カルテルからの襲撃
- アメリカとメキシコを繋ぐトンネルの存在
- 資金洗浄屋と買収された警官
- いざトンネルへ
- アレハンドロによる復讐
- 打ちひしがれたケイト
- またメキシコにて
- 『ボーダーライン』の登場人物・キャラクター
- ケイト・メイサー(演:エミリー・ブラント)
- アレハンドロ・ギリック(演:ベニチオ・デル・トロ)
- マット・クレイヴァー(演:ジョシュ・ブローリン)
- レジー・ウェイン(演:ダニエル・カルーヤ)
- デイヴ・ジェニングス(演:ヴィクター・ガーヴァー)
- テッド(演:ジョン・バーンサル)
- スティーヴ・フォーシング(演:ジェフリー・ドノバン)
- ラファエル(演:ラオール・トゥルヒージョ)
- ファウスト・アラルコン(演:フリオ・セサール・セディージョ)
- マヌエル・ディアス(演:ベルナルド・サラシーノ)
- シルビオ(演:マキシミリアーノ・ヘルナンデス)
- ギエルモ(演:エドガー・アレオラ)
- バーネット(演:ケヴィン・ウィギンズ)
- 『ボーダーライン』の用語
- 麻薬カルテル
- フアレス
- メデジン
- 『ボーダーライン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- マット「ここが出発点だ」
- アレハンドロ「ここは狼の地だから」
- 『ボーダーライン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 撮影監督ロジャー・ディーキンスがジョシュ・ブローリンの出演を勧めた
- アレハンドロのセリフは大幅に削られた
- 『ボーダーライン』の楽曲イメージは『ジョーズ』
- フアレス市長による本作視聴ボイコット発言
- 『ボーダーライン』の主題歌・挿入歌
- メインテーマ:ヨハン・ヨハンソン「The Beast」