スター・ウォーズ ジェダイ：フォールン・オーダー（ゲーム）のネタバレ解説・考察まとめ

ここまでの内容で触れてきたようにゲーム全体としてはいわゆるソウルライクの3Dアクションゲームとなっている。
プレイヤーはジェダイであるカルを操作し、剣であるライトセーバーと様々な力を発揮するフォースの2つを使って帝国軍の兵士や兵器、訪れる惑星に潜むエイリアンや敵対者、襲い来る賞金稼ぎ達と戦っていく。

フォースは敵を空中に掴み上げて盾にしたり、投げ飛ばしたりする事もあれば衝撃波を発生させて吹き飛ばしたりする事も可能。
ジェダイの戦士がフォースの流れを感じ、先読みをするような描写は映画『スター・ウォーズ』でもよく見られたが、そういった能力も"敵をスローモーションにする演出"によって再現されている。

操作は簡単で、ライトセーバーを振るう際の特徴的な「ブォン」という音なども演出されておりとても爽快。

一方でアクションゲームによくある"色々な武器を入手し使い分けていく"といった要素はあまり強くない。
基本となる武器はあくまでライトセーバーであり、攻略に応じて2本の刃を発生させる"ダブルブレード"やライトセーバーの柄を2本に分割した二刀流などが追加されるものの、種類そのものは1種類となっている。

ただ、チェックポイント（瞑想場）で様々な技を習得する事が可能なのでプレイヤーの好みに応じた多種多様な戦闘スタイルを実現する事が可能。

システムの特徴

ソウルシリーズに似通った要素として敵の攻撃をタイミングよく防御する事によって"パリィ"という敵の攻撃を弾いたり受け流した上で強力な反撃が発生するシステムもある。
チェックポイントで休息すると体力が全回復し、回復アイテムも補充され、敵が復活するというソウルライクによく実装されるシステムも入っている。

高難度である事が注目されるゲームではあるものの、難易度をプレイヤー側が選択する事も可能。
難易度を落として簡単にし、あくまで物語を楽しむ事に特化した「ストーリーモード」。
標準的とされる「ジェダイ・ナイト」から難度を上げた「ジェダイ・マスター」、更に最高難度である「ジェダイ・グランド・マスター」まで選択できる。
難易度が不安である方も自分の腕前に応じた設定で遊ぶ事ができるのは嬉しいポイントとなっている。

『スター・ウォーズ ジェダイ：フォールン・オーダー』の登場人物・キャラクター

宇宙船スティンガー・マンティス（主人公一行）

カル・ケスティス（Cal Kestis）

CV：キャメロン・モナハン
吹き替え：相楽信頼

プレイヤーの操作する主人公。
銀河共和国と分離主義勢力の争うクローン戦争の末期、シスの暗黒卿ダース・シディアスによって発動されたジェダイの大粛清オーダー66を生き延びたジェダイ・パダワン。
粛清から逃れる際に師匠であるジェダイ・マスターのジャロ・タパルを目の前で亡くし、そのショックでジェダイとしての力を一部うしなっている。
物語の展開にあわせてその能力は徐々に取り戻される。

彼は帝国のジェダイ狩りから身を隠し惑星ブラッカで「スクラッパー・ギルド」という組織の一員として戦争にて生じた廃船からの資源回収などに従事していた。
ある日、ジェダイ捜索にブラッカを訪れた帝国の尋問官に正体が露見し、逃亡生活へ身を投じる事となる。

BD-1

CV：ベン・バート

帝国の追手を逃れたカルが訪れた惑星ボガーノにて独り"何か"を待っていたドロイド（ロボット）。
彼はカルにジェダイ・マスターであるイーノ・コルドヴァがジェダイ・オーダーの破滅を予知した際に遺したある物についての秘密を明かす。
『スター・ウォーズ』シリーズの有名なマスコットドロイドであるR2-D2のような立ち位置を持つキャラクター。
カルの背中に乗り、物語の要所要所で様々なサポートをしてくれる頼れる相棒である。

シア・ジュンダ（Cere Junda）

CV：デブラ・ウィルソン
吹き替え：北西純子

尋問官に追われるカルの窮地を救い、行動を共にする事となった女性。
元はジェダイ・オーダーの一員でジェダイ・ナイトであった。
オーダー66の粛清の際にパダワンを逃がすべく戦いを挑んだが返り討ちに遭い、帝国に拘束される。
そして壮絶な拷問によりパダワンの居所を帝国に話してしまい、心に深い傷を負う。
彼女はカルに対し「フォースと縁を切った」と語り、ジェダイとしての力の行使やライトセーバーをとって戦う姿は見せない。
それでもカルと共にジェダイ・オーダーの再建の為、過酷な戦いに身を投じる事となる。

グリーズ・ドリタス（Greez Dritus）

CV：ダニエル・ローバック
吹き替え：かぬか光明

宇宙船スティンガー・マンティスの船長。
気難しい性格で初対面のカルに対しても素っ気ない対応をする。
その技術はシアに高く評価されていたものの、博打癖がある。

ジェダイ

イーノ・コルドヴァ（Eno Cordova）

CV：トニー・アメンドーラ
吹き替え：山内健嗣

ジェダイ・マスターの一人で古代ゼフォ文明の研究をしていた。
シア・ジュンダにとってはマスター（師匠）。
シアと共にある惑星の神殿採掘を指揮していた。

ジャロ・タパル（Jaro Tapal）