もう一度見たくなる!「コクリコ坂から」の考察まとめ【ジブリ】

ジブリ映画の「コクリコ坂から」の考察をまとめました。用語の解説や、作中に登場する場所やアイテムについての小ネタなどを徹底的に解説していきます!これを読んでからもう一度「コクリコ坂から」を見てください!

鈴木敏夫プロデューサー「海ちゃんの相手役の俊くんには、『ゲド戦記』にも出てもらった岡田(准一)くんに。一度一緒にやっているので、気心が知れているので、お願いすることにしました」

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製作裏話

映画の発端は1990年頃まで遡る。当時、宮崎駿は毎年夏になると信州の山小屋で合宿を開催していたのだが、その時参加していたメンバーの中に攻殻機動隊』の押井守や、『新世紀エヴァンゲリオン』の庵野秀明らがおり、『コクリコ坂から』をいつか映画化しようと話していた

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ヒロインのモデルは当時の吉永小百合

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当初、メルの服装は紺色のブレザーだったが、宮崎駿が「俺はセーラー服の方がいいなあ」と言ったため、急遽セーラー服姿にデザインし直されたらしい。

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東日本大震災の影響を受け、計画停電となったため、作業道具が使えず、やむを得ず混乱が収束するまで会社は休業、スタッフは自宅待機することを会議で決定した。

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しかし、この決定に宮崎駿は猛反対。「絶対に作業は継続すべきだ!スタジオが生産現場を放棄するなんてとんでもない!こういう時だからこそ、我々は映画を作り続けなきゃダメなんだよッ!」と会議室に乗り込んで怒鳴り散らしたらしい。その結果、余震が続く中をアニメーターはジブリに集結し、PCを使うスタッフは真夜中からの作業を余儀なくされた。その間、宮崎駿は社員達にカレーパンを配っていた

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回想のための物語の詳細なあらすじ

主人公の「松崎 海」(まつざき うみ)、劇中では「メル」とか「うみ」とか呼ばれている真面目な女の子です。この子が住む「コクリコ荘」と呼ばれる洋館は元々病院として作られた建物で、その後下宿としてメルの妹弟や研修医、画家の卵などが一緒に住んでいます。

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舞台は海の見える港町(設定は横浜とのこと)、時代は東京オリンピックの1年前である1963年、高校生のメルは、学校の文化部が部室棟として使っている「カルチェラタン」と呼ばれる建物の取り壊しを反対している新聞部の部長「風間 俊」(かざま しゅん)と出会います。

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成り行きで風間の新聞作りを手伝うようになり、「カルチェラタン」に対する風間の活動を間近で見ているうちに、いつしか風間への恋心が芽生えるとともに、「カルチェラタン」を存続させようと、女子に働きかけ大掛かりな清掃と改修工事を企てます。

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しかし、努力の甲斐虚しく学校の理事長が取り壊しを決定、これに直談判をするため、生徒会長の「水沼 史郎」(みずぬま しろう)、風間、メルの3名で、東京に会社を構える理事長に会いに行きます。そして、メル達の熱い思いは理事長に通じめでたく取り壊しは中止となるわけです。

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一方、メルと風間の恋物語は複雑な家庭事情から予期せぬ展開へ。メルは父親を戦争で亡くしていて、形見として船長だった父と仲間2人が写された写真を形見として持っています。写真に書かれた父親の名前は「沢村雄一郎」。

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風間がコクリコ荘を訪れた際に、メルは父親の写真を風間に見せるのですが、ここから風間の態度が白々しくなっていくのです。その理由は、風間自身も実の父親の存在を知っており、現在は育ての親と暮らしていますが、実の父親の名前を「沢村雄一郎」と聞いていたからです。メルと自分の父親は同一人物だということを知ってしまい、メルとの関係をどうしたらいいのか迷ってしまい素っ気ない態度を取ってしまうようになるのです。

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しかし、実は風間の実の父親は別に存在し、メルの父親が、事故死してしまった風間の父親の子を預かって、妻(メルの母親)に託した、そしてメルの母親が現在の風間の育ての親に養子として引き取ってもらったと、つまり、メルの父親と風間の父親は戦友だったということが最後に判明することになります。

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