ウルトラマンオーブ(円谷プロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウルトラマンオーブ』とは、円谷プロダクション制作で2016年に放送されたウルトラシリーズの特撮テレビドラマ。ウルトラシリーズ50周年記念作品にあたる。主人公の風来坊クレナイ・ガイ/ウルトラマンオーブは旅の途中に魔王獣の復活を感じ取りとある街に立ち寄る。そこで起こる運命の出会いや、戦い、ガイ自身の葛藤を描く。キャッチコピーは「光の力、おかりします!!」「覚醒せよ、光の戦士。」「史上初!!合体から変身!」。

ウルトラ戦士の光の力を宿したカード。主にガイが変身するときに使用された。
魔王獣を倒した後、残ったクリスタルにオーブリングをかざすことで封印を施していたウルトラマンの力をカード化する。
力の元となるウルトラ戦士が描かれており、大まかに7つの属性がつけられており、ウルトラサインも描かれている。

怪獣カード

ジャグラーや惑星侵略連合が所持している、怪獣の力が込められたカード。
魔王獣は倒された後に、ジャグラーによりダークリングでカード化されている。
ただし、一度実体化させたカードに怪獣が戻る描写がない。
ジャグラーはゼッパンドンに変身するためガイと同じく2枚スキャンして使用することもあった。

オーブカリバー

オーブオリジンが使用する聖剣。かつて惑星 O-50(オーフィフティ)に存在する「戦士の頂」にて光の輪からガイが入手したもの。
かつて、マガゼットンとの戦いで制御を失い消失してしまったが、ゼッパンドンとの戦いでオーブオリジンのカードをスキャンした際にマガオロチの尾から出現しオーブの手に戻る。
オーブの紋章と風・火・土・水の紋章が描かれている盤面を柄の部分に持っている。ここに付いているリング状のカリバーホイールを回すことで各属性の力を引き出すことや必殺技のオーブスプリームカリバーを放つことができる。また変身時にもカリバーホイールを回しかざすことで、オーブオリジンとなる。
戦闘時には重量を生かし叩き切るようなスタイルで使われ、敵の攻撃を防ぐ際の盾としても使われている。

オーブリング

ガイの持つ変身アイテム。Oの字を模したリングに取っ手が付いた外見をしている。
変身時にはリングの中央にウルトラフュージョンカードを2枚リードして変身する。この時、左右半分ずつがリードしたウルトラ戦士のカードの背景色に変わり、高く掲げ側面のカバーを開いた際に各形態ごとの額のクリスタルの色になる。
オーブオリジンに変身する際はオーブオリジンのカードをリードしオーブカリバーを召喚し変身する。
また、ウルトラマンの力をカード化する能力を持っており、他のウルトラマンから譲渡されたときや魔王獣から力を回収するときに使用していた。

オーブスラッガーランス

ハリケーンスラッシュの専用武器。トライデントに似た形をしている。
ウルトラマンジャックのウルトラランスとウルトラマンゼロのゼロスラッガーを合わせた形状をしている。
槍状の武器として使うだけでなく、回転させ竜巻を起こしたり防御にも使うことができる。
レバーがついており、これを引くことで技を出すことができる。

ダークリング

ジャグラーが持つ、姿形がオーブリングによく似たアイテム。
宇宙一邪な心を持つ者の前に現れ、その力を増大させると言われている。
怪獣カードをリードすることにより、その怪獣の力を使ったりその怪獣を実体化させることができる。
また、ジャグラーが使用しているときは怪獣カード2枚と自身をフュージョンアップさせゼッパンドンに変身するという描写もあった。
倒された魔王獣をカード化することもでき、このカードを集めるためにジャグラーはオーブを利用した。

オーブニカ

ガイが所持しているハーモニカに似た楽器。
彼は決まって、どこか物悲しげなメロディを吹く。(ガイは故郷の曲と語っており、オーブオリジンに変身する際もこのメロディが流れる)
ナターシャがこのメロディを代々伝えているため、ナオミは「どこかで聴いたことある曲」と言っており、圭子も知っているような反応をしていた。
オーブニカの音色とこのメロディは、心の清らかなものには何らかのプラスの効力を与える力を持っているが、ジャグラーはオーブニカの音を聴くだけで片頭痛が悪化する。

太平風土記(たいへいふどき)

日本の歴史書であり、何故か魔王獣やその他の怪獣についても記載されている書物。
断片的にではあるがインターネットにアップされており、SSPが魔王獣を調査するときの情報源としている。
原本は故・岸根教授が所持し、遺言で「世間を混乱と恐怖に陥れるため、しかるべき時まで公開しないよう」と残し妻・秋恵に託している。
秋恵はマガタノオロチを調べるため原本の開示を求めたシンとジェッタに、今が「しかるべき時」と判断し原本を譲渡している。
マガタノオロチの記載を読んだシンは、この書物は太古の昔の預言者が現代に起こることを予言し書いた預言書ではないかと推測している。

組織

SSP

ナオミが発起人となり結成された怪奇現象追跡サイト。Something Search Peopleの頭文字を取りSSPとしている。
「世界のミステリーや怪奇現象を解明する」ことを目的としており、「ネバー・セイ・ネバー(できないなんて言わない)」を合言葉としている。
経営は芳しくなく、家賃も滞納していたりする描写もあり、リーダーのナオミがアルバイトを掛け持ちして支えている。
また、サイトに投稿したものも度々炎上してしまうこともある。だが、最終話でマガタノオロチの弱点を掲載し2億4千万アクセスを記録している。

ビートル隊

パリに本部を持つ国際的軍事組織。正式名称はVTLである。(Versatile Tactical Lerder)
本来は怪獣災害への対処を想定していない組織であるが、魔王獣の復活や異星人の襲来などにより法改正され活動範囲の拡大や装備の増強が図られるようになった。
怪獣への対処はオーブにいつも先を越されており、SSPメンバーからは出動の遅さを指摘されている。また機密事項も多く、一般の人々に公開されていないことも多い。

コフネ製作所

小舟惣一が社長を務めるバネ工場である。かつては倒産の危機にあったが、高い技術力を買われビートル隊の戦闘機ゼットビートルの緊急脱出装置に使われるバネを提供しはじめたことにより免れた。
社訓は「向上心」であり社長室の額縁にも飾られている。

TKBテレビ

劇中に登場するテレビ局である。西島まどかなどのアナウンサーが怪獣災害の現場に取材をしにいき中継をしていた。

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