新世紀エヴァンゲリオン(エヴァ)のネタバレ解説・考察まとめ
『新世紀エヴァンゲリオン』とは、監督・庵野秀明が率いるGAINAXによるTVアニメ作品および登場する巨大人型兵器の名称。略称『エヴァ』。
本作を原作とする劇場版、漫画、ゲーム作品などの派生作品が存在する。本記事では1994年10月から翌3月まで放送されたTVシリーズについて記述。
90年代に社会現象とまで言われた国民的アニメの一つ。ストーリーは主に少年少女の苦悩が描かれ、人類の敵「使徒」との闘うにつれ、使徒やエヴァの正体など多くの謎解きが展開されるが、すべては説明されずに完結した作品。
声 - 川村万梨阿
アスカの実母。ゲヒルンのドイツ支部の科学者。本作劇中では顔は映されない。
エヴァ弐号機の実験で一度はエヴァに取り込まれ、救出されるが魂の大部分が弐号機のコアに残ったままとなったため、精神を病んでしまう。以降は人形を娘のアスカと思い込み、その人形とともに首吊り自殺した。
時田シロウ(ときた シロウ)
声 - 大塚芳忠
日本重化学工業共同体代表。第七話に登場。エヴァに対抗して造られたロボット「JA(ジェット・アローン)」の開発責任者。
NERVへの対抗意識が強い嫌みな男。
JAの起動実験で暴走が起き、JAを停止させるためのパスワードを教えるようミサトに迫られるが、上層部の許可が必要だった。最終的にミサトの勇敢さを認め、許可を得ずに独断でパスワードを教える。
老教師
声 - 丸山詠二
シンジ達が在籍する第3新東京市立第壱中学校2年A組の担任。授業中、唐突にセカンドインパクトとその当時の経験談を始める癖がある。
名前や年齢は不明だが、エンドクレジットでは「老教師」となっている。かつて小田原市根府川に住んでいたと劇中で語っていることから「根府川先生」という通称を付けられている。
アスカの父
声 - 関俊彦
声のみの登場。精神を病んだ妻・キョウコを捨て、医師である現在の妻(アスカの義母)と再婚した。
アスカの義母
声 - 勝生真沙子
声のみの登場。第弐拾弐話でドイツからミサトの家に国際電話をかけてきている。
キョウコの入院先の医師であり、それがきっかけでアスカの父と関わりを持つようになり、後に結婚。表向きはアスカと親しくしているが、内心では実母を忘れられないアスカとの親交を諦めている。
『新世紀エヴァンゲリオン』の用語
汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオン
一見、巨大ロボットだが厳密には巨大人造人間。
名前の由来は、聖書における最初の女性エヴァ(イブのこと)と、エウアンケリオン(福音)から。ベースは南極で発見された使徒のアダムおよびリリス。
稼働にはパイロットの脳波A10神経による「シンクロ」が重要視される。脳波によってある程度エヴァとシンクロし、操縦桿を使用することで操縦する。シンクロ率が高いほど、より精密にエヴァを操縦できる。ただ、エヴァが損傷を受けた際は内部にいるパイロットも同じ箇所に同じダメージを痛みとして味わう為、高いシンクロ率は諸刃の剣でもある。この点を考慮した仕様として、シンクロ率はネルフ側で操作することもでき、場合によっては全面カットも成される。
A10神経とは愛情を司る脳波であり、各機体が有するコアという部位(通常は拘束具に隠れて見えない)には、各パイロットの母親の魂が宿らせてある。
通常はアンビリカルケーブル(へその緒という意味)で電力を供給されているが、これが断ち切られる、もしくは抜けると内臓電源に切り替わる。内臓電池の活動限界は5分。
誕生経緯は、アダム再生計画(E計画)にてアダムをコピーして作られたもの。ただし、初号機だけはリリスをコピーして作られた。
プラグスーツ
パイロットがエヴァに乗る際に着用する専用スーツ。乗りこむ機体のナンバーが記されている。着用する際は全裸でなければならず、首から足までの一体型で、足から履くようにして着る。手首部分のスイッチを押すと体に密着する仕様。シンクロ率を上げるだけでなく、生命維持装置もついており、緊急時でもある程度の命の保証がされている。
着用は必須ではなく、シンジは作中で二度学生服を着て乗り込んだ。
ヘッドセット
頭部に装着する。カチューシャの両端に端末のようなものがついており、脳波と機体の接続を行うもの。
アスカは普段からヘアアクセサリーとして使用している。
エントリープラグ
エヴァに乗り込むための筒状のコックピット。内部には緊急時脱出用のパラシュートなどが備えられている。ネルフのオペレーションルームから強制的に射出することもできる。エヴァの脊髄部分から挿入する。別名「魂の座」。
パイロットが乗り込むと、内部はL.C.Lという特殊な液で満たされる。この液体は飲み込んでしまえば直接肺に酸素を送る為、パイロットが溺れることはない。また、外部情報をスクリーンとして映し出す、シンクロの為の神経接続及び衝撃時パイロットに伝わるダメージを和らげる効果もある。
ただし、何時間も内部にいるとL.C.L自体が濁り、血の臭気が発生する。作中、使徒の体内に広がる特殊空間に飲み込まれて、12時間ほどエヴァの内部にいたシンジは閉鎖空間での血の臭いにパニックを起こした。
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- 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生
- 旧劇場版
目次 - Contents
- 『新世紀エヴァンゲリオン』の概要
- 『新世紀エヴァンゲリオン』のあらすじ・ストーリー
- 第壱~弐話 エヴァとの邂逅、VSサキエル
- 第参~四話 シンジの苦悩と逃亡
- 第伍~六話 綾波レイ
- 第七話 セカンドインパクト
- 第八~拾話 アスカとの出会い
- 第拾壱~拾弐話 3人のチームワーク
- 第拾参話 NERVの実験と第1使徒・アダム
- 第拾六話 闘いは男の仕事
- 第拾七~拾八話 トウジ
- 第拾九話 VSゼルエル
- 第弐拾壱話 過去回想
- 第弐拾弐話 アスカ崩壊とレイの秘密
- 第弐拾四話 渚カヲル
- 第弐拾伍話~最終話 おめでとう
- 『新世紀エヴァンゲリオン』の登場人物・キャラクター
- 主要キャラクター / エヴァパイロット
- 碇シンジ(いかり シンジ)
- 綾波レイ(あやなみ レイ)
- 惣流・アスカ・ラングレー(そうりゅう・アスカ・ラングレー)
- 渚カヲル(なぎさ カヲル)
- NERV(ネルフ)
- 碇ゲンドウ(いかり ゲンドウ)
- 冬月コウゾウ(ふゆつき コウゾウ)
- 葛城ミサト(かつらぎ ミサト)
- 赤木リツコ(あかぎ リツコ)
- 伊吹マヤ(いぶき マヤ)
- 日向マコト(ひゅうが マコト)
- 青葉シゲル(あおば シゲル)
- 加持リョウジ(かじ リョウジ)
- 第壱中学校
- 鈴原トウジ(すずはら トウジ)
- 相田ケンスケ(あいだ ケンスケ)
- 洞木ヒカリ(ほらき ヒカリ)
- その他
- ペンペン
- キール・ローレンツ
- 碇ユイ(いかり ユイ)
- 赤木ナオコ(あかぎ ナオコ)
- 惣流・キョウコ・ツェッペリン(そうりゅう・キョウコ・ツェッペリン)
- 時田シロウ(ときた シロウ)
- 老教師
- アスカの父
- アスカの義母
- 『新世紀エヴァンゲリオン』の用語
- 汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオン
- プラグスーツ
- ヘッドセット
- エントリープラグ
- プラグ深度
- ダミープラグ
- A.T.フィールド
- 暴走
- 使徒
- セカンドインパクト
- ロンギヌスの槍
- 特務機関NERV(ネルフ)
- ゼーレ(SEELE)
- 戦略自衛隊(J.S.S.D.F.)
- MAGI(マギ)
- 『新世紀エヴァンゲリオン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- シンジ「逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ..」
- シンジ「知らない天井だ。」
- レイ「あなたは死なないわ、私が守るもの」
- レイ「私、にんにくラーメン、チャーシュー抜き」
- アスカ「あんたバカァ?」
- 加持「シンジ君、俺はここで水を撒く事しか出来ない。だが君には、君しか出来ない、君になら出来る事があるはずだ。誰も君に強要はしない、自分で考え、自分で決めろ...自分が今、何をすべきなのか。ま、後悔のないようにな」
- 『新世紀エヴァンゲリオン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 演出テクニック
- 映画『犬神家の一族』からの影響
- 木根さんの1人でキネマ
- 『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌・挿入歌
- 主題歌
- OP(オープニング):高橋洋子『残酷な天使のテーゼ』
- ED(エンディング):CLAIRE『FLY ME TO THE MOON』
- 挿入曲
- 三石琴乃『You are the only one』
- 三石琴乃『蒼いレジェンド』
- 三石琴乃『遠い空の約束』
- 奥井雅美『両手いっぱいの夢』
- 奥井雅美『Bay side love story -from tokyo-』
- 奥井雅美『FACE』
- 奥井雅美『不思議な夜』
- 『結婚行進曲』
- 緒方恵美、宮村優子、長沢美樹、岩男潤子『てんとう虫のサンバ』
- 「Hallelujah(第二部終曲)」
- 「Worthy is the Lamb...Amen(第三部終曲)」
- 交響曲第9番第4楽章「歓喜の歌」