透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記』は、作者:沖田×華のアルバイト先での実体験に基づく、1997年頃の産婦人科医院を舞台とした医療漫画作品。漫画家として活躍している作者が、看護師を目指していた時から考えている“命とは何か”という永遠の課題に真剣に向き合い、様々な命の物語を描く。“輝く命”だけではなく“透明な命”もある。時には、“輝く命”として産まれても“透明な命”になることもある。どんな命でも同じ重さがあり、意味があるという“命の尊さ”を考えさせられる作品である。

『めぐる命』 登場人物

塚ポン(つか ポン)

塚ポン(右)

串カツ屋「でかまるや」の店主。過去に役者経験がある。飲食業ではない仕事をしていたが、耳に障害がある息子の将来の就職先を確保するために店を持つ。

カナエさん

塚ポンの奥さん。結婚10年経ってから妊娠。無事出産するが、耳に障害を持つ子供を産む。自分のせいだと責任を感じ、必死に息子の治療法を探して倒れる。障害を受け入れるようになってからは、心の健康を取り戻す。

ナツキくん

塚ポンとカナエさんの息子。耳に障害を持って産まれる。しかし“カメムラ イチロー”のおかげで、人生が好転し始める。大きくなって耳の障害が治り、食いしん坊な元気な男の子になった。

カメムラ イチロー

ナツキくんの前世と思われる。福島でトマト作りをしていた。裕福ではなく、食に飢えて亡くなった。来世は食に困らない家に行きたいと、神様に希望していた。

『分娩台の涙』 登場人物

中谷亜希さん(なかたに あき さん)

幼少期に心臓病を発症した。年齢よりもグッと幼く見える。亡くなった母との約束を果たすために、強い気持ちで出産に臨む。リスクは多く心配されたが、無事に約束を果たす。

『妊娠騒動』 登場人物

久田七奈ちゃん(ひさだ なな ちゃん)

×華のクラスにいる、スクールカースト上位グループのリーダー格。友人3人と共に生理が遅れ、妊娠初期症状が出て心配していた。結果的に3人ともに想像妊娠で、そのことを自覚したら生理が始まった。

『母の祈り』 登場人物

黒田美奈子さん(くろだ みなこ さん)

21歳同士の若夫婦。団地に住んでいた。戸惑いながらも、一生懸命に育児していた。しかし、赤ちゃんが突然死し、周囲から虐待を疑われてしまう。現実を受け入れられずに閉じこもってしまう。

『安産祈願!』 登場人物

原口理恵さん(はらぐち りえ さん)

2児の母。3人目の赤ちゃんが男の子だとわかる。女系家族で、男の子を授かったことは奇跡と言われ、親族中が誕生を待ち望んだ。

原口トメさん(はらぐち トメ さん)

8kHagio150
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