透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記』は、作者:沖田×華のアルバイト先での実体験に基づく、1997年頃の産婦人科医院を舞台とした医療漫画作品。漫画家として活躍している作者が、看護師を目指していた時から考えている“命とは何か”という永遠の課題に真剣に向き合い、様々な命の物語を描く。“輝く命”だけではなく“透明な命”もある。時には、“輝く命”として産まれても“透明な命”になることもある。どんな命でも同じ重さがあり、意味があるという“命の尊さ”を考えさせられる作品である。

マリエさんを閉じ込めた両親を追い出し、マリエさんを育ててきた。自立を支援していたが、マリエさんが何度も妊娠をする度に、自分が責任を取るつもりで中絶させてきた。中絶手術後に、マリエさんにバラの花を渡し、それを赤ちゃんだと思わせて育てさせていた。

『性的暴行』 登場人物

山野沙知さん(やまの さち さん)

17歳の高校生。帰宅途中に連れ去られて、少年グループに性的暴行される。男性に対して拒否反応を起こす。後に妊娠が発覚し、中絶の予定が立てられるが、手首を切って救急搬送される。

佐々木良一くん(ささき りょういち くん)

×華が正看護師を目指している頃の元カレ。結婚を考えていた彼女が性的暴行に遭い、心に深く傷を負う。男性不信になった彼女とは別れることになったが、忘れられずにいた。

ユリさん

佐々木良一くんの元カノ。亮一くんと待ち合わせをしていたが、待っている間に連れ去られ、性的暴行を受ける。心に大きな傷を負い、引きこもる。後に、心を許せる相手に出会い幸せな家庭を持つ。

『特別養子縁組』 登場人物

本宮マミさん(もとみや マミ さん)

19歳だが落ち着きがあり物静か。対照的なタイプの年上の旦那さんがいたが、嘘つきで素行が悪く逮捕されたため離婚。全てを失い、自分自身も生きるために、特別養子縁組をすることを決意する。

本宮敦司さん(もとみや あつし さん)

本宮マミさんの旦那さん。ダーツバーを経営している34歳。借金が多くあり、金銭トラブルで知人に暴行し逮捕される。

山辺さん(やまべ さん)

養子縁組を支援する民間の支援団体のスタッフ。社会福祉士の資格を持ち、介護施設に勤務している。子供の幸せだけではなく、母親の幸せも支援してくれる。

中西里奈子さん(なかにし りなこ さん)

長年不妊治療をしていたが、子供を授かることがなかなかできずにいた41歳。ある日、養子をもらうことについて考えて、向かい入れるための準備を熱心に行う。両親からの愛情を受けずに育ち、子供を育てて愛情というものを知りたかった。

中西吉人さん(なかにし よしと さん)

中西里菜子さんの旦那さん。43歳。不妊治療を続けてきたが、もう諦めようかと奥さんに提案したことがある。しかし、奥さんの子供を持ちたいという強い思いを理解し、養子を迎える決意をする。子供に障害があっても、普通の妊娠と同じく、縁だと思い受け入れたいと考えている。

『出産の後で』 登場人物

南部育美さん(なんぶ いくみ さん)

おとなしい性格であったが、分娩時から産後ハイの状態になる。妊娠時より強い不安があり、産後ハイになることで自分を保ってきた。しかし、息子に病気が見つかり不安がさらに強くなり、今度は産後うつの症状が出る。

南部学くん(なんぶ まなぶ くん)

8kHagio150
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