透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記』は、作者:沖田×華のアルバイト先での実体験に基づく、1997年頃の産婦人科医院を舞台とした医療漫画作品。漫画家として活躍している作者が、看護師を目指していた時から考えている“命とは何か”という永遠の課題に真剣に向き合い、様々な命の物語を描く。“輝く命”だけではなく“透明な命”もある。時には、“輝く命”として産まれても“透明な命”になることもある。どんな命でも同じ重さがあり、意味があるという“命の尊さ”を考えさせられる作品である。

×華が小学生の頃の同級生。昔は真面目で勉強と漫画が好きな子だった。高校1年生で妊娠、中絶をしてからは、荒れた生活を送っていた。新しい彼氏を繋ぎ止めるために子供を熱望している。勉強家であるため、妊娠について調べ上げ、スポイト法を試して妊娠する。

白木亜紀さん(しらき あき さん)

旦那さんと一人娘と暮らしていたが、二人目不妊に悩む。協力的ではない旦那さんと関係が一時悪化するが、旦那さんが次第に理解してくれるようになり、夫婦仲も良くなる。流産を乗り越え、双子を出産する。

白木ノンちゃん(しらき ノン ちゃん)

白木亜紀さんの1人娘。とても可愛い。

白木大介さん(しらき だいすけ さん)

白木亜紀さんの旦那さん。糖尿病で、ふくよかな体型をしている。二人目不妊に悩む奥さんとの関係が悪化することがあったが、次第に奥さんの気持ちを理解する。男性側に負担が少ないスポイト法を加藤あやめちゃんから教えてもらい、亜紀さんに提案する。ダイエットにも力を入れ、2人目を迎える為に自らの健康管理にも気を使うようになる。

『娘について』 登場人物

コトハちゃん

×華の義理の娘。旦那さんと前妻との間にできた一人娘。中学生くらいの時はよそよそしさがあったが、大人になって結婚、妊娠をして、改めて×華と親族らしくなった。

『コロナ禍の妊婦』 登場人物

中野優子さん(なかの ゆうこ さん)

×華がコロナ禍で縁あって出会った妊婦さん。元美容師。ボランティア活動の後、季節労働で各地で労働の楽しさを感じていた。そのときに出会った男性と交際したが、自立していない彼氏は中野さんに全て頼りきりになる。妊娠が発覚し、それと同時に仕事を解雇され、彼氏からのDVも始まる。彼氏から逃げて生活を新たにスタートさせるが、行政からの支援も受けれずに孤立。そんな時に、友人からの言葉や「透明なゆりかご」と出会い、赤ちゃんを産む決意をする。諦めずに仕事を見つけて赤ちゃんの誕生を控える。

『育児放棄』 登場人物

松井えみりちゃん(まつい えみり ちゃん)

中学1年生ではあるが、年齢よりもグッと幼く見える。出稼ぎに出ている母が、プレゼントとして託していった幼い男の子を、1人で世話していた。

松井ミキさん(まつい ミキ さん)

松井えみりちゃんの母親。えみりちゃんを妊娠した時、出産直前まで妊娠に気が付かなかった。ふくよかな体型で、引きこもりだった。出稼ぎで家を開ける時が多かった。自分を妊娠させた男が、新しい家族と幸せそうにしているところを見て、衝動的に男の子を連れ去る。

まさとくん

松井えみりちゃんにはチビ太と呼ばれていた。松井ミキさんが連れ去った男の子。えみりちゃんが1人で1ヶ月間世話していたが、栄養失調で脱水症状も起こし、オムツかぶれもあり入院した。本当の家族に引き取られる。

『小さなお弁当箱』 登場人物

浜崎ミホちゃん(はまざき ミホ ちゃん)

×華は、浜ちゃんと呼んでいた。援助交際をしている。家庭環境は悪く、親から暴力を受けていて、援助交際で得るお金だけは自分を守ってくれると思っていた。お金を貯めて自立しようと考えていた。一番お金を使ってくれていた相手との間に妊娠してしまい、中絶することになる。

8kHagio150
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