透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記』は、作者:沖田×華のアルバイト先での実体験に基づく、1997年頃の産婦人科医院を舞台とした医療漫画作品。漫画家として活躍している作者が、看護師を目指していた時から考えている“命とは何か”という永遠の課題に真剣に向き合い、様々な命の物語を描く。“輝く命”だけではなく“透明な命”もある。時には、“輝く命”として産まれても“透明な命”になることもある。どんな命でも同じ重さがあり、意味があるという“命の尊さ”を考えさせられる作品である。

吉本友希ちゃん(よしもと ゆき ちゃん)

吉本恵子さんの一人娘。小さい頃から脇の下にしこりがある。4歳になり、急激に大きくなったしこりに“みーちゃん”と名前をつけ、友達のように接していた。

みーちゃん

吉本友希ちゃんが脇の下のシコリにつけた名前。双子の片割れという可能性がある。4歳になり大きくなり、切除される。

『よき父親とは?』 登場人物

正司マミさん(しょうじ マミ さん)

正司マミさん(左)、正司明さん(右)

生理不順で通院していたが、妊娠が発覚して喜ぶ。妊娠に対しての不安と、旦那さんの父性を感じられないことがストレスとなり、旦那さんにキツく当たってしまう。家出した旦那さんが居ない間に、旦那さんの存在の大切さに気がつく。

正司明さん(しょうじ あきら さん)

正司マミさんの年下の旦那さん。大人しく無関心に見える。しかし父性をなかなか理解できずに悩んでいた。奥さんと関係が悪くなり、一時期出家して自分を見つめ直すことも。

『透明な姉妹』 登場人物

津田サヤちゃん(つだ サヤ ちゃん)

両親から育児放棄され、妹とは死別。幼い頃は「ぱんだわん」という保育施設に預けられていた。見た目が派手で、中絶経験も複数回あった。お腹の子供が女の子だとわかった時に、出産を決意する。彼氏からはDVを受けていて、食事も満足に摂れていなかったが、なんとか出産する。子供を人生のパートナーのように思い、妹と重ね合わせて、大事に育てていく。

津田かのちゃん(つだ かの ちゃん)

津田サヤちゃんの妹。お人形のように可愛く、物静か。両親からは育児放棄されている。ベランダから転落死する。

津田リョータローくん(つだ リョータロー くん)

津田サヤちゃんの弟。丸々と大きく、両親から愛情を受けていた。サヤちゃんたちからは“コレ”と呼ばれていた。

山田さん(やまだ さん)

保育施設「ぱんだわん」の電話番をしている。強面で、子供が騒ぐと怒鳴りにくる。「地獄に落ちるぞ!」が脅し文句。

『マリエさんの赤いバラ』 登場人物

マリエさん

知的障害を持っている。幼い頃は、世間体を気にした両親から閉じ込められるようにして育つ。自立に向けて一人暮らしをしながら、ピザ屋でアルバイトをしていた。仕事はできないけれど、いつも笑顔で穏やか。断ることができずに、男性に騙されることが多く、中絶を繰り返していた。バラの花を赤ちゃんだと思い込んでいる。

マリエさんのお婆さん

8kHagio150
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