透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記』は、作者:沖田×華のアルバイト先での実体験に基づく、1997年頃の産婦人科医院を舞台とした医療漫画作品。漫画家として活躍している作者が、看護師を目指していた時から考えている“命とは何か”という永遠の課題に真剣に向き合い、様々な命の物語を描く。“輝く命”だけではなく“透明な命”もある。時には、“輝く命”として産まれても“透明な命”になることもある。どんな命でも同じ重さがあり、意味があるという“命の尊さ”を考えさせられる作品である。

あっちゃん

×華の小学生の頃の家庭教師。中2の教え子が妊娠したと相談に来る。教え子の家族とは家族ぐるみの付き合いがある。

北野真理ちゃん(きたの まり ちゃん)

14歳の中学2年生。嘘つきな年上彼氏に騙され、妊娠して、その後彼氏には逃げられる。初めは両親の猛反対を受けたが、母親の理解があって出産する。しかし、出産後に母親を亡くしてしまう。自分のせいだと責めるが、恩返しのために子育てと勉強を両立させた。

『子供嫌いの看護師』 登場人物

栗山果月ちゃん(くりやま かづき ちゃん)

子供が嫌いなやる気のない準看護実習生。家庭環境が複雑で、母親には道具のように扱われてきた。お金をくれる母親の彼氏に何度も関係を強要され、中絶を繰り返す。産婦人科医院での実習で、親から子への愛情を知り、人生を自ら変えていく。

藤田さん(ふじた さん)

もうすぐ生まれる赤ちゃんが逆子になってしまった。万全の体制で普通分娩を行う。しかし、出産後産声をなかなかあげず、緊張が走る。なんとか声を上げ、何度も生まれてきた赤ちゃんに苦しくさせてしまったことを謝っていた。

『縁をつなぐ子』 登場人物

中川涼子さん(なかがわ りょうこ さん)

4人の母である41歳。5人目の赤ちゃんを妊娠するが、家族、親族に猛反対を受ける。不仲な親族に養子に出すことに悩むが、和解し、縁を繋ぐことになった。

久美子さん(くみこ さん)

中川さんの旦那さんの妹。長い間不妊に悩み、子供に多く恵まれる中川さんを羨ましく思っていた。中川さんとは些細なケンカから不仲になり、疎遠になっていた。中川さんの5人目の子供を養子にもらう提案が出た時、子供のためになりたいと志願した。中川さんとは和解し、赤ちゃんを迎え入れることができた。

『7日間の命』 登場人物

坂本あかねさん(さかもと あかね さん)

坂本夫妻

1回目の妊娠で、赤ちゃんの臓器が一部ないことが生まれる前にわかり、中絶を経験している。2回目の妊娠では、赤ちゃんは重度の心臓病で、生まれても長くはもたないことがわかる。中絶も考えたが、今回は産むことを決意し、赤ちゃんとの7日間を大事に過ごした。

『妊娠中毒症』 登場人物

平井藍子さん(ひらい あいこ さん)

仲良し家族で有名な平井家。藍子さんの妊娠がわかると、義母が献身的にお世話をする。しかし、そのことが負担になってきて、自分よりも頑張る義母を見て、段々と出産が億劫になる。1人で産めば自分の子供を産んだ実感ができると思い、1人で産むことを希望する。

8kHagio150
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