透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記』は、作者:沖田×華のアルバイト先での実体験に基づく、1997年頃の産婦人科医院を舞台とした医療漫画作品。漫画家として活躍している作者が、看護師を目指していた時から考えている“命とは何か”という永遠の課題に真剣に向き合い、様々な命の物語を描く。“輝く命”だけではなく“透明な命”もある。時には、“輝く命”として産まれても“透明な命”になることもある。どんな命でも同じ重さがあり、意味があるという“命の尊さ”を考えさせられる作品である。

原口理恵さんの祖母。誰よりも男の子の赤ちゃんの誕生を心待ちにしている。安産で生まれることへの執念が強い。

『妊娠非希望』 登場人物

北見桃香さん(きたみ ももか さん)

望まれない妊娠をする。家庭環境は複雑で、頼る親族はいない。妊娠させた相手にも逃げられている。“めんどくさい”から子供を産むという感覚。出産後、徐々に母性に目覚め、人に頼ることを覚えて、新しい生活をスタートする。

『師長さんについて』 登場人物

甲本さやかさん(こうもと さやか さん)

過去に流産経験がある。2人目の妊娠は順調に育ち安堵していたが、19週で切迫早産になる。そして、耐えきれず、胎児は亡くなった状態で出てきてしまう。亡くなった赤ちゃんと会わせてほしいと希望する。師長の最善の準備のおかげで、赤ちゃんの存在を認めてもらえた気持ちになり、笑顔と涙の対面を果たす。

池田さん(いけだ さん)

師長が新人看護師時代に仲良くなった妊婦さん。師長とは友達のような関係になった。分娩当日、赤ちゃんは「横位」という異常胎位になっていて、母子共に危険な状態となり、結果的に死産することになった。悲しみ深く、心を閉ざしたまま退院する。

『シングルマザーの決意』 登場人物

火田めぐみさん(ひだ めぐみ さん)

シングルマザーで、スナックのチーママをしている。女の子2人のママ。子供たちに手をあげてしまうことがあり、その都度自分を落ち着かせるためにリストカットを繰り返す。相手不明の妊娠が発覚し、中絶をすることになる。

火田いぶきちゃん、ここねちゃん(ひだ いぶき ちゃん、ここね ちゃん)

火田めぐみさんの娘たち。4歳と3歳の姉妹。めぐみさんが仕事の間、2人で飲食店で食事をしている。料金はめぐみさんのツケにしてある。2人とも行儀がよくいい子。めぐみさんからの虐待を受け、時々傷をつくっている。

『父性について』 登場人物

小川好恵さん(おがわ よしえ さん)

小川良介さん(左)、小川好恵さん(右)

妊娠8ヶ月の時に旦那さんからの暴力を受ける。妊娠してから食べつわりがあり、旦那さんのにおいも不快に感じていた。夫婦仲は前は良かったが、妊娠してからすれ違いが始まり、徐々に関係が悪化していく。旦那さんと義母からは、浮気を疑われる。出産後に謝ってきた旦那さんを許せずに離婚。

小川良介さん(おがわ りょうすけ さん)

小川好恵さんの旦那さん。小川好恵さんとは高校の同級生。妊娠で変わる女性の生活についていけずに、父親になりきれずに不満を爆発させる。暴力的になり、好恵さんの浮気を疑い、自分の子供だと認めなかった。出産後、自分の子供だと確信し、謝罪するが時すでに遅し。

『もうひとつのカケラ』 登場人物

吉本恵子さん(よしもと けいこ さん)

年上の旦那さんに妊娠中に浮気され、離婚。一時は中絶を考えるが、出産を決意。無事女の子を出産するが、仕事が忙しく、あまり子供の面倒を見られなかった。

8kHagio150
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@8kHagio150

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