ゴーン・ガール(Gone Girl)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゴーン・ガール』とは、ギリアン・フリンによる同名小説を基に製作されたアメリカの映画である。原作はアメリカで実際に起きたスコット・ピーターソン事件とテレビ番組ナンシーグレイスショーを元に執筆されたといわれている。ニックとエイミー夫妻5回目の結婚記念日にエイミーが消えてしまう。警察による事件の捜査が始まるが、ニックに不審な点が見つかり、彼が容疑者として疑われる。徐々に狂っていく夫婦関係を描いたミステリー・スリラー映画である。

届けたいのは一人だ

エイミーをおびき出すため、テレビ出演を決めたニックが言ったセリフである。
タナーが「大事なのは視聴者の心証を良くする事。またテレビに出れば何百万の人に声が届く」と言いながらニックのテレビ出演を説得している際、ニックは声を「届けたいのは一人だ」と言った。エイミーにだけ声を届け、帰ってこさせようとしているニックの決意が伺える。

彼女を怒らせるなよ

エイミーがニックのもとに戻り、弁護の必要がなくなったタナーが帰る際、ニックに言ったセリフである。
エイミーがデジーを殺した事実はあるも、正当防衛とみなされ警察は彼女を逮捕できなかった。タナーは、エイミーに支配され別れたくても別れられないニックの状況を面白がりつつも心配しながら、彼女を怒らせるとまた窮地に追いやられる可能性があるため、注意を促したのである。そして弁護の必要がなくなったタナーはニックの弁護士としての仕事を終え岐路についたのだった。

『ゴーン・ガール』の挿入曲

今作の音楽を手がけたのは、トレント・レズナーとアッティカス・ロスの二人である。製作の際に、フィンチャー監督は二人に「安心させてくれるような音楽」をリクエストしたという。

今作の音楽の多くは、やわらかい電子音や穏やかなピアノで構成されている。しかし、二人は随所に「ちいさな違和感」を感じさせるようなパルス音やフレーズを挟み込んでいったという。おしどり夫婦だと思われていたニックとエイミーの「うわべ」と「真実」が音楽で表現されている。

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『ゴーン・ガール』の関連映像

予告映像1

予告映像2

ロザムンド・パイクインタビュー映像

『ゴーン・ガール』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

原作はイヤミス(嫌な気分になるミステリーの名作)

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