ステージS(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ステージS』とは、日本の漫画家・針川智也による漫画。集英社のWeb漫画アプリ『少年ジャンプ+』にて、2022年3月から連載を開始した。2022年7月に休載し、翌2023年12月に連載を再開している。
主人公の浮世めぐるは、10年前から想いを寄せていた幼馴染の竜海紗良と付き合うことになった。しかしそれからまもなくめぐるは交通事故に遭い死亡。その後古い祠に住む白蛇様に100日後に紗良が黒蛇という神に殺されると聞かされる。紗良を守るために、めぐるは蘇り、黒蛇を倒すための戦いを始めるのだった。

『ステージS』の概要

『ステージS』とは、集英社のWeb漫画アプリ『少年ジャンプ+』に掲載されているアクションバトル漫画。作者の針川智也は『ジャンプルーキー!』出身の漫画家であり、「期待の新鋭、堂々デビュー」と銘打たれて2022年3月から連載を開始した。17話を更新した2022年7月に作者急病のため休載に入り、翌2023年12月に連載を再開している。

主人公の浮世めぐる(うきよ めぐる)は、10年前から想いを寄せていた幼馴染の竜海紗良(たつみ さら)と付き合うことになった。しかしそれからまもなくめぐるは交通事故に遭い死亡。めぐるの魂は生前交流があった古い祠に住む白蛇様(しろへびさま)の元で目を覚ます。白蛇様は未来のことを見通す力を持っていた。予め白蛇様から自分が事故死することを聞かされていためぐるは、比較的すんなりと死を受け入れる。そして白蛇様に残された紗良の未来を見せてほしいと頼んだ。白蛇様はめぐるの望みを叶える。めぐるの目に映し出されたには、100日後に無惨な死を遂げる紗良の姿だった。白蛇が言うには、紗良は100日後、黒蛇(くろへび)という神に殺されるという。紗良を守るためにめぐるは白蛇の力で蘇り、黒蛇を倒すための戦いを始めるのだった。

『ステージS』のあらすじ・ストーリー

蘇った浮世めぐる

主人公の浮世めぐる(うきよ めぐる)には、ある時古い祠に住む白蛇様(しろへびさま)という神様に出会った。白蛇様は未来を見通す予言の力を持っている。白蛇様は、めぐるが10年前から想いを寄せている竜海紗良(たつみ さら)という幼馴染がいること、そしてめぐるが紗良と付き合うことになることを教えてくれた。それは現実となり、めぐるは紗良と付き合うことになる。幸せ絶頂のめぐるだったが、その時間は長くは続かなかった。白蛇様はめぐるが死ぬと予言し、そしてめぐるはその通り交通事故に遭って死んでしまう。

気がつくと、めぐるは魂の状態で白蛇様の前にいた。事前に死ぬことを聞かされていたこともあって、めぐるは比較的すんなりと自らの死を受け入れる。そして死ぬ前に紗良の未来を教えてほしいと白蛇様に頼んだ。白蛇様はその願いに応え、めぐるに紗良の未来を見せる。めぐるの目に映ったのは無惨な死を遂げた紗良の姿だった。白蛇様曰く、100日後に紗良は黒蛇(くろへび)という神に殺されて死んでしまうという。何故そうなったのかはわからない。しかし確実に紗良は死ぬ。それを知っためぐるは白蛇様に紗良を助けてほしいと懇願した。白蛇様はめぐるに、黒蛇を殺してくれるなら運命を変える力を与えると言う。めぐるは紗良を守るために白蛇様の出した条件を飲んだ。

めぐるは蘇り、紗良を守るために黒蛇を倒すための戦いを始めるのだった。

めぐると穢の戦い

白蛇様に蘇らせてもらっためぐるは、人ではなくなった。白蛇様と同化したことで不思議な力が宿り、怪我をしても再生する。めぐるは空を這う巨大な黒蛇が落とす穢(けがれ)という化け物と戦いながら、黒蛇を倒すための方法を模索する。というのも、肝心の白蛇様はめぐると出会う前の記憶が曖昧で、黒蛇を倒したいという気持ち以外、あまり覚えていない。その上、白蛇様はめぐるを蘇らせるのに力を使いすぎて眠ってしまった。黒蛇を倒す方法がわからず手詰まり状態だと頭を抱えるめぐる。その次の瞬間、めぐるの頭が吹き飛んだ。

めぐるが目を覚ますと、何故か虎ノ門電機株式会社本社にいた。虎ノ門電機株式会社、通称・虎電は、家電製品シェアNo,1の大会社。虎電はその昔虎ノ山陰陽師寮として穢祓いを専門とする組織だった。現代になっても虎電此岸保安部(とらでんしがんほあんぶ)という部署があり、多くの陰陽師が所属している。穢の根源である黒蛇を倒すために、白蛇様を宿しためぐるの協力が必要だという。めぐるにとっては渡りに船。黒蛇を倒すための修行を受け、めぐるは内に宿る白蛇様のコントロールを覚えていく。

そんな時、白蛇様が目を覚まし、紗良の危険を告げる。紗良は人型の穢に連れ去られそうになっていた。めぐるは、虎電此岸保安部の中等陰陽師の膝実光姫(ひざみ こうき)と虎電社長秘書の姫川綾(ひめかわ あや)と共に紗良の元へ向かう。そこで人型の穢と戦闘に入るのだった。

『ステージS』の登場人物・キャラクター

主要人物

浮世めぐる(うきよ めぐる)

『ステージS』の主人公の少年。16歳の男子高校生。両親は10年前に交通事故で亡くなっており、養護施設で育った。10年前から幼馴染の竜海紗良に片思いをしており、白蛇様に背中を押されてようやく付き合うことになる。しかし自分の死を白蛇様に知らされて、紗良を悲しませないように別れを切り出し、その日に交通事故で死亡した。紗良が100日後に黒蛇という神に殺されるという未来を変えるため、白蛇様の力で現世に蘇る。

白蛇様(しろへびさま)

白い蛇の姿をした神。「白蛇様」と呼ばれている。古い祠に憑く神であり、人々の信仰が薄れて消えかかっていたところ、めぐるに出会った。めぐるに賽銭を入れてもらうことで信仰心を取り戻し、姿を保てるようになる。未来を予言する力を持っており、予言した未来は確実に起こる。めぐるが紗良と付き合うことも、交通事故で死ぬことも予言した。死んだめぐるに100日後に紗良が死ぬことを教え、黒蛇を倒してくれるのであれば運命を変える力を与えるとめぐるに約束。めぐるを蘇らせた。めぐると会う前の記憶がなく、自身の未来視が絶対であることと、黒蛇を殺さなければならないということしか覚えていない。めぐると蘇らせた後はめぐると同化しており、頭からヒョコッと出ている。

虎ノ門電機株式会社(虎電)

三ツ編くじら(みつあみ くじら)

家電製品シェアNo,1の業界最大手企業である虎ノ門電機株式会社・虎電此岸保安部に所属する陰陽師。社長の文代の孫に当たる。最強の陰陽師であり、穢達からも格が違うと恐れられている。情緒が不安定で自己中心的。

膝実光姫(ひざみ こうき)

家電製品シェアNo,1の業界最大手企業である虎ノ門電機株式会社・虎電此岸保安部に所属する中等陰陽師。組織図的にはくじらの上司だが、大体いつも虐げられている。

姫川綾(ひめかわ あや)

家電製品シェアNo,1の業界最大手企業である虎ノ門電機株式会社の社長・文代の秘書。過去くじらに助けられたことがあり、くじらのことを信頼しており、やや崇拝しているところがある。

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