頭文字D(イニシャルD・イニD)のネタバレ解説・考察まとめ

『頭文字D』とは1995年~2013年まで、しげの秀一が『週刊ヤングマガジン』で連載していた漫画およびそれらを原作としたアニメ作品である。実在する日本の峠を舞台にし、自動車を高速で走行させて峠を攻める事を目的とする「走り屋」達の物語を描いた作品である。トヨタスプリンタートレノ(ハチロク)のドライバー藤原拓海が卓越したドライビングテクニックを駆使して数多くの走り屋とのバトルを繰り広げる様を描く。

埼玉北西エリア連合の一員として、間瀬峠で高橋啓介と対戦した。前回のハチロク戦の後に自身もエンジンをブローさせており、AE92・GT-Zにスーパーチャージャー(機械式でエンジンの動力で加給を行う)のエンジンに換装している。馬力は前回のターボチャージャーに及ばないが、総合的な戦闘力は拓海とのバトルの時よりも断然アップしており啓介のFDとも互角に走る。その走りも前回のターボチャージャーの時のように左右に車体を振ることで安定化させる走り方が無くなり、確実に安定性も洗練度も増していたが、油断から排水溝のフタに上がった際にスリップしてしまい敗北した。

ボディカラー
ハイテックツートン

主な外装パーツ
TRD製リアスポイラー・カーボンボンネット、フロントグリルメッシュ化、タケチプロジェクト製ホイール

主な内装パーツ
ロールバー(メーカー不明 )

ナンバー
熊谷 56 よ 73-212

藤原拓海と同じAE86のレビンであるが、ブローから今回はAE92・GT-Zにスーパーチャージャー(機械式でエンジンの動力で加給を行う)のエンジンに換装している。
ハチロクのリトラクタブルヘッドライトに対して控えめな固定式ライトを採用しているレビンは、最後のFRモデルとなった車種である。拓海の自然吸気のチューニングに対して徹底したターボチューンを施しており、自身もコストパフォーマンス的に考えた際のターボチューンの恩恵の大きさからこれを選んでいる。

全長×全幅×全高(mm):4215 ×1625×1335
ホイールベース(mm):2400
車両重量(kg):935 - 940 kg
エンジン型式:4A-GEU型:1.587 L 直4
総排気量(cc):1600
最高出力:130ps/6600rpm
最大トルク:16.0kgm/7300rpm
トランスミッション:5MT
駆動方式:FR

土坂のランエボチーム(名称不明)

メンバー数は5人程度の少規模チーム。チーム名は記載されていないため不明である。
プロジェクトDを倒して名を上げることが出来たら、クルマを仕上げたショップから多額の金をもらえるという動機のもと、路面にオイルを撒くなどして卑劣な手段を使ってプロジェクトDを追い詰めた。
最後は知り合いである元暴走族のリーダーを呼び出すも、啓介の元舎弟であることが解りその場は治まることとなった。

会川(ランエボVの男/声 - 天田益男) / 搭乗車種:CP9A ランサーエボリューションV GSR

ランサーエボリューションV(通称エボV)のドライバー。高橋啓介のFDを狙って路面にオイルを流すように提案した張本人。
一応は走り屋ではあるようだがそれほどテクニックがあるわけではない。啓介とのバトルでは、細い通路を高速で走っていた事から道が狭まって見える錯覚の為に、啓介が幅寄せをしてきたと言いがかりを付けてきたが啓介曰く、「あれくらいの細い道路ならギリギリまで寄れば二台が余裕で並んで走ることが出来る。そんなことも分からないとは、車両感覚が全くなっていない」と言われた。

ボディカラー
スコーティアホワイト

主な外装パーツ
RAYS製ホイール、RS用純正カーボン調ミラー、純正フォグランプカバー(Fourth Stage)、HKS製マフラー、ドアバイザー(メーカー不明)

ナンバー
熊谷 30 あ 12-159

三菱自動車で製造販売されていた、ランエボの5代目。欠点であったブレーキとタイヤ容量不足を改善させたことでこのモデルから、5ナンバーから3ナンバーとなるボデイサイズへ変更となった。大幅な見直しがなされたことで、制動・走行・旋回性能が大幅に改善され当時の国産280㎰クラスの中でも抜群の加速性能と走行安定性を見せた車であった。

高橋啓介とバトルを行うも、プロジェクトDの圧倒的な実力差を見せつけられて敗北。ランエボⅤの性能を生かせないままで勝負は終わってしまう。作中のランエボ使いの中でも実力は低い方であり、同じ仲間であるエボⅥの男の方がまだ電子制御をうまく利用した走りを行っていた。

全長×全幅×全高(mm):4350×1770×1415
ホイールベース(mm):2510
車両重量(kg):1360
エンジン型式:4G63
総排気量(cc):1997
最高出力:280ps/6500rpm
最大トルク:38.0kgm/3000rpm
トランスミッション:5MT
駆動方式:4WD

一条(ランエボVIの男/声 - 真殿光昭) / 搭乗車種:CP9A ランサーエボリューションVI トミ・マキネン・エディション GSR

ランサーエボリューションVI T.M.EDITION(通称エボVI TME)に乗る男。路上にオイルを撒くように指示したり、バトル開始前に藤原拓海を脅したりと、汚い手を使って何が何でも勝とうとする。
しかし会川に比べると、クルマの性能に頼っている部分はあるものの、ランエボ特有の電子デバイスをうまく引き出す確かな運転技術を持っている。

拓海とのバトルでは、自分で蒔いたオイルの拭き残しにタイヤを乗せてしまい失速する。自業自得な結果に終わった。

ボディカラー
スコーティアホワイト

主な外装パーツ
リアウイングレス、HKS製マフラー、ドアバイザー(メーカー不明)

ナンバー
熊谷 36 よ 86-502

三菱自動車が製造販売していた、6代目のランエボ。
トミ・マキネン・エディションに関しては、当時の三菱のWRCワークスドライバー、トミ・マキネンの4連続ドライバーチャンピオン獲得を記念して作られたモデルである。足回りは従来よりも約10㎜ほどダウンしており、タービンもチタンアルミ合金製となったことから、最大トルクが2750rpmと低くなっている。

作中では藤原拓海とのバトルが行われるも、エボⅤの男よりかはまだランエボ特有の電子デバイスを活用する走りを行うことが出来たが、拓海を突き放すことが出来ず最終的には高橋啓介を事故らせるために路面に撒いていたオイルの拭き残しにタイヤを乗せてしまいスピンしてしまい、自業自得な結果となってしまう。

全長×全幅×全高(mm):4350×1770×1415
ホイールベース(mm):2510
車両重量(kg):1360
エンジン型式:4G63
総排気量(cc):1997
最高出力:280ps/6500rpm
最大トルク:38.0kgm/2750rpm
トランスミッション:5MT
駆動方式:4WD

暴走族

元暴走族リーダー(声 - 志村知幸)

いかつい容姿をしており、高圧的な会川らもたじろぐほどの容姿をしている。土坂のランエボチームの一人が同じ中学校の出身であったことから呼び寄せた。バトルに敗れた自分らの腹いせとプロジェクトDを力づくで潰すために呼び出したものの、実は高橋啓介が暴走族時代の元舎弟であることが解り、自分らのメンツを潰された上にプロジェクトDと高橋啓介に無礼を働いたとして会川たちに制裁を加える。

パープルシャドウ

ゴッドアーム・城島俊也とゴッドフット・星野好造の異名を持つ、神様とも呼ばれる二人が筆頭に発足したチーム。東堂塾とはジムカーナやサーキット走行会等で競い合っているライバル的存在である。

城島 俊也(じょうしま としや/声 - 江原正士) / 搭乗車種:S2000 前期型

LK168g9
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