全王(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ
全王(ぜんおう)とは、鳥山明原作のアニメ『ドラゴンボール超』のキャラクターで、12の宇宙の頂点に立つ最高位の神である。純粋な性格だが、それゆえの恐ろしさもまた持っている。何でも一瞬で消し去ってしまう能力も相まって、破壊神たちですら全王に逆らうことはできない。とはいえ基本的には無邪気であり、機嫌を損ねなければ善側に位置する。自分に物怖じしない主人公の孫悟空(そん ごくう)を気に入り、彼と友達になった。
力の大会が始まった。全王たちは試合展開を楽しみつつ、脱落した戦士を「神パッド」というアイテムで管理。全員脱落した宇宙は、容赦なくその場で消した。最低レベルの第9宇宙が一番に消されるや、観覧していた神々も含めその場にいた戦士も思わず動きを止めてしまう。
それでも生き残りを賭けた戦いは続き、次々と宇宙が消えていった。最後は第11宇宙最強の戦士ジレンと、第7宇宙の悟空、フリーザ、人造人間17号による戦いとなった。「プライド・トルーパーズ」というヒーロー集団に属するジレンは過去の経験から仲間をも信用しない孤高の戦士であり、3人の強者相手にも互角以上の戦いを見せる。
武舞台が大破する激闘の果て、悟空とフリーザ、ジレンが共に脱落。17号のみが武舞台に残り、第7宇宙が優勝した。超ドラゴンボールを与えられた17号に、全王たちは「何でも言っていいのね」と声をかける。全王や皆が見守る中、17号は消された宇宙の復活を願った。これにより、全宇宙とそこに息づいていた命が、神々もろとも蘇る。
その場にいた面々は17号の願いに驚くが、全王はこの結果を予想していた。最後まで生き残る戦士は、他の宇宙を思いやる徳を持っているはずだと思っていたのだ。自分本位の願いを言った時は本当に何もかも消すつもりだったが、17号は自分の願いは自分で叶えると言い、他の宇宙を復活させた。
全王は大会の結果に満足し、悟空と次の遊びを考えようとしたが、ビルスに割って入られた。
全王の関連人物・キャラクター
大神官(だいしんかん)
CV:高塚正也
全王に仕える天使。見た目は少年だが、各宇宙の破壊神の付き人兼師匠である天使たちの父親でもある。世界でも5本の指に入る戦闘力の主で、第7宇宙の破壊神ビルス以上の力を持った天使のウイスが「私でさえ、足元にも及ばない」と評した。
全王への不敬は許さないが、ビルスたちに比べれば比較的寛容で、悟空が「全ちゃん」とあだ名をつけた時も苦笑していた。鷹揚で常に余裕の態度を崩さない。
全王の付き人(ぜんおうのつきびと)
CV:織田優成、高塚正也(「破壊神シャンパ編」のみ)
「破壊神シャンパ編」で全王と共に現れた付き人。長身瘦躯で、全く同じ外見の付き人が2人、もしくは4人いる。浮遊しており、物質を透過することもできる。作中では、全王に近づこうとした悟空に対し武舞台の床をすり抜けて立ちはだかっている。
護衛、または世話係のような存在だが全王のことは恐れており、「消す」との脅しに怯える描写がある。漫画版では成長しない宇宙の消滅を口にした全王に戦慄していた。
ビルス
CV:山寺宏一
第7宇宙の破壊神。宇宙の摂理に則って破壊活動を行う。戦闘力は人間の比ではないが、怠け者で昼寝と食事を好む気まぐれな一面を持つ。初期は「子供っぽく我が儘で、怒らせると手が付けられなくなる」といった表現がされていたが、全王が登場してからは神としての威厳が強く描かれるようになり、気まぐれな面こそ出すものの常識的な言動が増えた。
全王の恐ろしさを熟知している為、名前を聞いただけで驚く描写がある。敬意も抱いており、悟空が全王を「全ちゃん」と呼んだ時は「全王様だ」と訂正をし、「純粋で崇高なお方」とも表現した。悟空の全王に対する態度には毎度冷や冷やさせられている。力の大会終了後、悟空と全王が新しい遊びを思いつく前にと両者の間に割って入り、「その話は、また後日ということで」と挨拶した。
破壊神ビルス(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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破壊神(はかいしん)ビルスとは、鳥山明監修のアニメ作品『ドラゴンボールZ 神と神』及び『ドラゴンボール超』に登場する破壊の神である。第7宇宙で宇宙の摂理に従い破壊を行うのが役目で、その戦闘力は「強い」という次元ではない。気に入らないことがあると周辺の星を破壊するなど子供っぽく我が儘な面から、立場としては対等な神の界王神にも恐れられている。「超(スーパー)サイヤ人ゴッド」が自分の強敵になるとの予知夢を見て主人公の孫悟空と戦った。邪悪な存在ではなく、それなりの良識や神としての威厳も持ち合わせている。
東の界王神(ひがしのかいおうしん)/シン
CV:三ツ矢雄二→太田真一郎
第7宇宙の界王神。かつて第7宇宙には東西南北に1人ずつ界王神がいた為「東の」とつけられている。個人名は「シン」。人間レベルに関しては、彼ら自身の自主的な成長に任せていた(為に人間レベルが3.18と下から2番目になってしまっていた)。
全王の顔を知らなかったらしく、「破壊神シャンパ編」で突如現れた全王を「微妙にイラッとする顔の子」と言ってしまい、先祖に当たる老界王神に殴られた。
「未来トランクス編」では、全王の呼び出しを受けた悟空を宮殿まで連れて行った。敬意を払わない悟空のフォローをしていたが、全王からは「黙ってて」と一蹴されている。あまりにも全王を恐れない悟空の態度に精神が疲弊し、一度気絶した。
「宇宙サバイバル編」のラストで、悟空と次の遊びの計画を立てようとした全王に「今回はこれで失礼します」と声を掛けた。
東の界王神/シン(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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東の界王神(ひがしのかいおうしん)/シンとは『ドラゴンボールZ』に登場するキャラクターで、東西南北の銀河を治める界王や彼らをまとめる大界王より更に上位に位置する神。
界王と同じく東西南北4人の界王神がおり、この東の界王神はその内の一人。
本名は「シン」。
老界王神(ろうかいおうしん)
CV:野本礼三→田中亮一
第7宇宙の界王神で、シンから数えて15代前の先祖に当たる。スケベで飄々とした老人だが、幅広い知識と深い見識を持つ。
全王の宮殿には3度行ったことがある。
15代前の界王神/老界王神(ドラゴンボール)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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15代前の界王神(かいおうしん)/老界王神(ろうかいしん)とは、鳥山明原作のアニメ『ドラゴンボール』及びそれを原作とするメディアミックス作品に登場する神である。一見するとスケベで掴みどころのない老人といったところだが、自然の摂理を曲げて願いを叶えるアイテム「ドラゴンボール」の使用に苦言を呈する一面もある。老練者らしく知識に長け、どっしりと構えている描写も多い。容姿が老人なのは、2人が合体するアイテム「ポタラ」で魔女と合体させられた為である。
シャンパ
CV:岩田光央
第6宇宙の破壊神で、ビルスとは双子。ビルスよりも短気で粗暴だが、人間に近い良識も持つ。
第7宇宙との格闘試合で敗北を喫したため自軍の戦士たちを破壊しようとした。そこに現れた全王に対し、ビルス共々冷や汗を流して挨拶に向かう。力の大会で全ての戦士が脱落したため消滅したが、超ドラゴンボールで復活している。
孫悟空(そん ごくう)
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目次 - Contents
- 全王の概要
- 現在の全王(げんざいのぜんおう)
- 未来の全王(みらいのぜんおう)
- 全王のプロフィール・人物像
- 全王の能力
- 消滅
- 全王の来歴・活躍
- 破壊神シャンパ編
- 未来トランクス編
- 全覧試合
- 宇宙サバイバル編
- 全王の関連人物・キャラクター
- 大神官(だいしんかん)
- 全王の付き人(ぜんおうのつきびと)
- ビルス
- 東の界王神(ひがしのかいおうしん)/シン
- 老界王神(ろうかいおうしん)
- シャンパ
- 孫悟空(そん ごくう)
- ザマス
- ベルガモ
- 全王の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「いいの、いいの」
- 「こんな世界」
- 「何でも言っていいのね。叶うのね。どうするの?」
- 全王の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 絶対に逆らえない全王様クッション
- 全王のテーマ曲
- 天使たちの指導者
- 全王は主題歌中で名前を呼ばれている唯一のキャラクター