クロノ・クロス(Chrono Cross)のネタバレ解説・考察まとめ

『クロノ・クロス』は『クロノ・トリガー』の続編として1999年に発売された。
美麗なグラフィックやBGMは高評価を得たが前作との比較から賛否が別れることとなった。
前作のテーマが「タイムトラベル」であるのに対して、今作では「パラレルワールド」がテーマとなっている。
主人公セルジュは、「ホームワールド」と「アナザーワールド」という2つの世界を行き来し、パラレルワールドの秘密を解き明かしていく。

アカシア龍騎士団四天王の1人。28歳。
過去の戦いで顔に傷を負い、それを隠すため仮面をつけている。
筋骨たくましく屈強な外見をしており、寡黙で感情が見えにくい。
アナザーワールドで仲間になる。
ホームワールドでは3年前から行方不明。

マルチェラ (Marcella)

アカシア龍騎士団四天王である少女。9歳。
その幼い容貌とは裏腹に恐るべき戦闘能力を見せる。
母はマブーレの人魚ゼルベス。ゼルベスはマルチェラを産んですぐに亡くなり、その後ルチアナに引き取られ、蛇骨館で育てられた。
スラッシュは兄。
アナザーワールドで仲間になる。
ホームワールドでは3年前から行方不明。

オルハ (Orlha)

アナザーワールドのガルドーブで酒屋を経営している女性。23歳。
幼い頃から両親に格闘技を教わっており、ガルドーブに来たパレポリ兵を1人で倒す。
セルジュが元の姿を取り戻した後に、アナザーワールドで仲間にできる。
ティアという双子の妹がいたが、エルニドには双子を忌み嫌う風習があったため幼い頃に生き別れになった。
ホームワールドでは、逆にティアの方がガルドーブに残っており、登場しない。

スプリガン (Sprigun)

魔族の老婆。224歳。
ホームとアナザー、どちらの世界にも属さない「カオスフィールド」に住んでいる。
主人公が「カオスフィールド」に迷い込んだ時に、外の世界に戻るために仲間になる。
モンスターの力を取り込んで、モンスターの姿に変身する特殊能力を持っている。

それ以外の登場人物・キャラクター

ワヅキ (Wazuki)

セルジュの父親。
ヒョウ鬼に襲われ瀕死の重傷を負った3歳のセルジュを助けるため、親友のミゲルと共にセルジュを連れて亜人の呪医がいるマブーレに向けて船を出す。
しかし嵐に巻き込まれ、「神の庭」と呼ばれる領域に足を踏み入れてしまい、「凍てついた炎」に接触してしまう。
その後、ミゲルは行方不明となったが、ワヅキはセルジュと共に帰還する。だがワヅキは精神に異常をきたし、消息を絶ってしまう。
ワヅキは精神を「フェイト」に乗っ取られてしまっていたのだった。
息子のセルジュを失う恐怖心が反映され、セルジュを襲ったヒョウ鬼のイメージから「ヤマネコ」の姿となった。
ワヅキの意識は完全に「フェイト」に乗っ取られ、自我は失われてしまった。

ミゲル (Migel / Miguel)

ワヅキの友人で、レナの父。
ワヅキとセルジュとともにマブーレに向かい、消息不明となる。
ここでいうミゲルはホームワールドのミゲルであるが、アナザーワールドのミゲルも消息不明である。
ワヅキがフェイトに乗っ取られた頃、不老不死の時間を生きられることをエサにミゲルは「死海」で生きることに決めた。
「フェイト」は直接ホームワールドに干渉できないため、「フェイト」の代理としてミゲルを「死海」に置いて監視させていた。
「死海」にはホームワールドの「凍てついた炎」が存在していたが、ミゲルがセルジュたちに倒されると「凍てついた炎」ごと「死海」は消滅してしまう。

ダリオ (Dario)

アカシア龍騎士団四天王筆頭。26歳。
リデルの婚約者で、グレンの兄である。
アナザーワールドでは死亡したとされている。
ホームワールドでは記憶をなくしてエルニド諸島の小島でひっそりと暮らしている。
実はグランドリームを手に入れるイベントで戦うボスである。

ガッシュ (Gash / Belthasar)

時の予言者と名乗ってセルジュたちの前に現れる老人。
古代の魔法王国ジールの3賢者の1人で「理の賢者」と呼ばれていた。
前作でクロノたちがラヴォスを倒したことにより、A.D.2300年の滅びの未来とは別の時間軸にある平和な未来に飛ばされた。
その結果、時間要塞クロノポリスの前身を築くこととなる。

サラ (Sarah / Schala)

前作『クロノ・トリガー』に登場した古代魔法王国ジールの王女。
ラヴォスの力が暴走し、魔法王国崩壊の際に消息不明となる。
14年前セルジュがヒョウ鬼に襲われ死に瀕した際、時空の狭間を彷徨っていたサラは、セルジュの泣き声に惹かれ、セルジュのいる時間軸に接触した。
その時にこの時間軸に自らの分身(キッド)を生み出した。
その後、サラは「時喰い」に飲まれてしまう。

フェイト (FATE)

アナザーワールドに存在し、エルニド諸島に住む人々を操り、管理しているクロノポリスのマザー・コンピューター。
A.D.2400年に「凍てついた炎」を利用した時間制御の実験中にタイム・クラッシュという事故が起こり、クロノポリスごとB.C.10000年へとタイムスリップしてしまう。
過去へと戻されてしまったことから、自らが存在するために、再びA.D.2400年の本来の歴史になるようにしなければならない。
そのため、「フェイト」はクロノポリスが移動してきたエルニド諸島を、現在に近い姿に再構成し、自然エネルギーを応用した「エレメント」や「運命の書」を開発し、余計な行動をしないように人間を管理するようにした。
エルニド諸島に住むようになったクロノポリスの職員たちは記憶を消去され、「フェイト」はその子孫たちを「運命の書」によって導き続けてきた。
さらに外部からの干渉を避けるために、クロノポリスを気象環境などで封鎖し、人間が近づけないようにした。以降、ここは「神の庭」と呼ばれるようになった。

ベースとなっているのは『クロノ・トリガー』のA.D.2300年に登場したコンピューター、マザーブレーンに当たる存在で、設計したのはガッシュ。
ガッシュは自らが発明したタイムマシンで時空を行き来しているうちに知った、やがて訪れるであろうフェイトの暴走を食い止めるため、A.D.1000年代にルッカが発案したコンピュータの暴走防止用セーフティ・プログラム「プロメテウス」を密かにフェイトに組み込んだ。
「プロメテウス」が起動すると、フェイトは「プロメテウス」が管理する「凍てついた炎」にアクセスすることができなくなってしまう。
やがてフェイトは有機体の乗っ取りにより、端末機能を外に移すという技を身に着ける。これにより、セルジュの父・ワヅキの体を乗っ取ってヤマネコという人格を作り出している。

時を喰らうもの(時喰い)

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@keeper

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