クロノ・クロス(Chrono Cross)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『クロノ・クロス』は『クロノ・トリガー』の続編として1999年に発売された。
美麗なグラフィックやBGMは高評価を得たが前作との比較から賛否が別れることとなった。
前作のテーマが「タイムトラベル」であるのに対して、今作では「パラレルワールド」がテーマとなっている。
主人公セルジュは、「ホームワールド」と「アナザーワールド」という2つの世界を行き来し、パラレルワールドの秘密を解き明かしていく。

猫の顔をした謎の亜人。
セルジュの行く先々で登場し、セルジュの邪魔をする。
その正体は、クロノポリスのマザーコンピュータ「フェイト」。だがその肉体はセルジュの父・ワヅキである。
「凍てついた炎」にアクセスするべく10年前のアナザーワールドで調停者となったセルジュを殺害したのもヤマネコの仕業である。
セルジュを殺害後も「凍てついた炎」にアクセスすることができず、その保護システムである「プロメテウス」の製作者ルッカを拉致した後、殺害した。
しかしそれでも「凍てついた炎」にアクセスすることができず、いずれ現れるホームワールドのセルジュを待つことにした。
「フェイト」はコンピューターであるため、セルジュがアナザーワールドに出現することを予測していたのである。
そしてヤマネコはセルジュの肉体と入れ替わり、ダークセルジュと名乗ることとなる。
セルジュの肉体を手に入れたヤマネコは「凍てついた炎」にアクセスすることに成功する。

ツクヨミ (Tukuyomi / Harle)

ピエロのような恰好をした謎の少女。18歳。
最初はアナザーワールドでヤマネコの従者として登場する。
後にセルジュがヤマネコと体を入れ替えられ、ヤマネコの姿になったセルジュに同行するようになる。

ツクヨミの正体は、14年前に誕生した7番目の龍神「月龍」。
サラが自らの分身であるキッドをこの時代に生み出した際の影響でひずみが生じたために、「凍てついた炎」による龍神の封印が弱まり、龍神の一部が封印から流れ出してツクヨミが誕生したと思われる。
彼女の目的は、「凍てついた炎」を手に入れ、「フェイト」を倒し龍神を復活させること。
そのためにセルジュに協力し、「フェイト」を倒させようとした。
最初にヤマネコに協力したのは「凍てついた炎」を手に入れるため。
予定通りセルジュが「フェイト」を倒したことで、龍神たちの封印が解かれ、ツクヨミは六龍たちと結合し「時を喰らうもの」となった。

ホームワールド(Home)で仲間になる登場人物・キャラクター

ポシュル (Poshul)

レナの家に飼われている大型犬に似たペットで、メス。
人の言葉を話すことができ、語尾に「でしゅる」がつく。
ホームワールド・アナザーワールドのどちらの世界でも仲間にできる唯一のキャラクターだが、仲間になるのはどちらかでの一方のみ。
首に大きな南京錠がついており、外すと巨大化する。
物理攻撃に特化されている。

ラズリー (Lazzuly)

ホームワールドの水龍の島で暮らしていた少女の妖精。
風に流されヒドラ沼にたどり着くがそこで魔物に捕まっていた。
主人公が助けることで仲間になる。
「自然を壊し、争う人間」を嫌っているが、主人公に助けられたことで、そうじゃない人間もいると知る。
ラズリーを仲間にしたかどうか、パーティーに加えてヒドラを倒したか、水龍の島に立ち寄ったかどうかなどで、ラズリーの姉・ロゼッタの生死やドワッフ一族の行く末が変化する。
なお、アナザーワールドでは風に流されたまま行方不明となっている。

ラディウス (Radius)

ホームワールドのセルジュの故郷、アルニ村の村長。62歳。
若い頃はアカシア龍騎士団の元四天王だった。
ホームワールドでセルジュがヤマネコの姿になっている時に仲間になる。
アナザーワールドで登場するラディウスは、小島で隠居していてセルジュたちの旅を助ける。
グレンの父・ダライの親友であり、グレンとその兄ダリオの後見人でもある。

ザッパ (Zappa)

テルミナの鍛冶屋の主人。52歳。
元アカシア龍騎士団四天王の一人であり、カーシュの父。
頑固な職人で、かつての四天王筆頭、ガライの持つ「聖剣イルランザー」を超える剣を打とうと、最高の素材「虹色の貝殻」を探している。
ホームワールドではパレポリ軍の侵攻により、鍛冶屋を閉めており、こちらでのみ仲間にできる。
アナザーワールドではまだ営業中である。

バンクリフ (Bancliff)

テルミナに住む芸術を愛する少年。14歳。
父が売れない画家で、貧乏ゆえに幼い頃に母を亡くしている。
ホームワールドのみで仲間にすることができるが、ホームでは貧乏生活が続き、借金を返すため極度の守銭奴になっている。
アナザーワールドでは母親の死後、父親が画家を辞めて商売で成功を収めたため、裕福な生活を送ることとなっている。しかし、アナザーの彼の心は満たされていない。
彼の固有エレメントは、守銭奴らしく貯金額によって威力が変わる。

イシト (Ishito)

軍事大国パレポリの特殊部隊「黒き風」の隊長。26歳。
機工学の知識を持ち、伝説の秘宝「凍てついた炎」の情報を探るため、蛇骨館に潜入捜査をしている。
ホームワールドでは、調査を進めるうちに、軍の方針に対し疑問を抱くようになり、仲間になる。
アナザーワールドでは任務に忠実な男として描かれる。

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