機動戦士ガンダム(ファースト・初代)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

機動戦士ガンダムは日本サンライズによって制作された矢立肇・富野喜幸(現:富野由悠季)原作のロボットアニメである。ガンダム以前のロボットアニメとは違い、重厚な人間関係や緻密なロボット設計で新たなロボットアニメとしてジャンルを築いた。ロボットアニメでありながら、戦争という環境に置かれた主人公アムロ・レイの成長を主軸に描かれているこの作品には数多くの名言が残されている。

ザクとは違うのだよ、ザクとは

ランバ・ラルのセリフ。
戦死したガルマの仇討ち部隊として地球へと降り立ったジオン軍のランバ・ラル。エンジンの不調により地上へと不時着したホワイトベースにランバは自ら操るジオンの新型MSグフで襲いかかった。迎撃に出されたガンダムすら翻弄する事ができる性能に新型であるグフがザク以上の性能を持っていることを改めて確信し、それが言葉となって出たのだった。敵側の新型ロボットの突然の出現に視聴者の多くが興奮を覚えた。特に武人然としたランバ・ラルの性格と、その愛機グフは人気が高い。

我々は一人の英雄を失った。

ギレン・ザビのセリフ。
ガルマが戦死したことの報を受けたザビ家。特にガルマを可愛がっていたジオン公国の公王、デギン・ソド・ザビは盛大なショックを受けていた。公国の実権を握るギレン・ザビに対しデギンはガルマの葬儀は静かに安らかに行ってほしいと願うが、ギレンは優位な状況だった戦争が劣勢へと覆りつつある事を危惧し、盛大な国葬とすることで国民や兵の士気回復を図ろうとするのだった。

これはガルマの国葬においてギレンが発した演説の始まりの一文である。カリスマ性が高く、力強いこの演説に心を打たれた視聴者は多く、ジオニストと呼ばれる熱烈なジオンファンを生み出している。

ま、間違いない。奴だ、奴が来たんだ

アムロ・レイのセリフ。
北米を抜け、ランバ・ラルを退けたホワイトベースはジャブローへと辿り着く。しかし、北米以降姿を見せていなかったシャア、そしてシャア率いるマッドアングラー隊がジャブローへと侵入、襲撃を仕掛けてきていた。侵入してきた敵MSを迎撃するアムロの目の前に見たことのない赤く塗装された1機のMSが現れる。これはアムロがその機体を操縦する人物がシャアだと確信したセリフである。北米での戦闘以来、長らく姿を見せていなかったシャアの再登場である。新たな機体「ズゴック」という水陸両用を想定した新型の姿形は視聴者の度肝を抜いたであろう。

ぜ、全滅?12機のリック・ドムが全滅?3分もたたずにか?

コンスコンのセリフ。
ジャブローを出発し、再び宇宙へと帰ってきたホワイトベース。しかし、またしてもシャアの追撃に遭い、損傷した箇所を修理してもらうため、中立を唱えるコロニー、サイド6へと向かうのだった。それと同時期に、ジオン軍の中将ドズル・ザビはホワイトベース撃破のため、部下であるコンスコン少将が有する機動部隊を出撃させていた。サイド6宙域でホワイトベースを補足したコンスコンはMSリックドムを出撃させる。しかし、これまでの戦いで格段の成長を遂げていたアムロの前に12機のリックドムは敵ではなく、瞬く間に12機全てを撃破されてしまうのだった。
これはそのことに対する驚愕と動揺した言葉である。

ジオンの栄光、この俺のプライド、やらせはせん、やらせはせん!やらせはせんぞーっ!

ドズル・ザビのセリフ。
地上のジオン軍を一掃し、宇宙へと登ってきた連邦軍はジオン討伐の次手として、宇宙軍第3艦隊を集結させ、ジオンの戦略拠点の一つソロモンを攻略しようとしていた。その中にはサイド6を出発したホワイトベースの艦影もあった。連邦軍はソロモン攻略における切り札としてソーラ・システムという太陽光を利用した巨大な殲滅兵器を使用し、ソロモンに駐留するジオン軍大多数を撃破、攻略の突破口を開くのだった。ドズルはこの事態を見て、ソロモンを破棄する事を決意、妻子を避難用のシャトルに乗せ逃がすと、自ら巨大なモビルアーマー、ビグザムに乗り、撤退する味方を援護するために出撃した。Iフィールドというビーム攻撃を無効化する機能で艦船からの攻撃を防ぎ、次々と連邦軍を撃破していくドズルの前に、ホワイトベースから出撃したアムロと戦闘機パイロットであるスレッガー・ロウが迫る。ビーム兵器が通用しないことに気づいたスレッガーがコアブースターという戦闘機で、ビグザムに特攻、Iフィールドの機能を停止させた所にアムロが追撃、ビグザムを撃破したのだった。
これは、ザビ家の男として、武人として、夫そして父としてのドズルが放った気迫の言葉である。

あえて言おう、カスである、と

ギレン・ザビのセリフ。
ソロモンを攻略した連邦軍は次の目標をジオン軍の要である宇宙要塞ア・バオア・クーと定めていた。ジオンではギレンもまた連邦軍のソーラ・レイと同様に巨大な殲滅兵器ソーラ・レイを開発、攻め寄せる連邦の艦隊に対して発射準備を整えていた。ギレンはソーラ・レイを発射する目標地点を予め設定されていた3つの照準の1つであるゲルドルバと指示、集結していた連邦軍戦力の30%近くを消滅させた。消滅した艦隊の中には連邦軍の総司令官であるレビル、そして秘密裏に和平交渉に来ていたジオン公国公王デギンの姿があった。ギレンは今更和平交渉を行う父デギンを疎ましく思い、そこにいることを知りながらソーラ・レイを発射し謀殺したのだった。これはソーラ・レイ発射後、決戦に向けて将兵の士気高揚を狙うギレンによる演説の一部である。ホログラムに投影されたギレンによる再びの演説は、作中の将兵だけでなく視聴者のボルテージも上昇させ、いよいよ物語のクライマックスを迎える事を予期させたのである。

あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ!

ジオン軍整備兵のセリフ。
ア・バオア・クー攻防戦に参戦しようにも機体がないシャア。そこに上司であるキシリア・ザビからジオングというニュータイプのみが扱えるサイコミュ兵器を搭載した機体を受領する。しかし、ジオングは現状では80%しか完成していないという。シャアはその事をジオングの整備をしていた兵に尋ねると機体は80%の完成度となっているが、機体性能は間違いなく100%発揮できると断言した。これはシャアによるジオングの足がないという指摘に対しての返答のセリフである。しかしシャアのニュータイプとしての能力が不明なのでサイコミュ兵器を扱える保証はしないと言われたのだった。未完成の兵器で出撃させるという展開に視聴者は、 いよいよもってジオンが敗北に追い込まれている事を実感させた。さらに未完成機の登場にこの作品はリアリティを追求して作られている事を察する事ができる。

ごめんよ、まだ僕には帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない。わかってくれるよね?ララァにはいつでも会いに行けるから

アムロ・レイのセリフ。
ガンダムが撃墜されるも、シャアを撃退したアムロ。そしてホワイトベースもまた敵の攻撃に晒され危機的状況に陥っていた。ア・バオア・クー内部のあちこちで起きる爆炎に生を諦めかけるアムロだったが、そこに殺してしまったニュータイプの少女ララァ・スンの思念がアムロを、そしてそのアムロの呼びかけでブライトらホワイトベースクルーを脱出へと導くのだった。
お互いを理解し合いながらも殺してしまった少女、ララァ・スンの登場とアムロの「いつでも会いにいける」というセリフは、視聴者にニュータイプとはなにか?と疑問を持たせ、様々な議論が酌み交わされるきっかけとなった。これは、ア・バオア・クーから脱出してきた自分を暖かく迎えてくれたホワイトベースクルー達を見たアムロの喜びの言葉である。

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