アンブレイカブル / Unbreakable

アンブレイカブル / Unbreakable

『アンブレイカブル』とは、2000年製作のアメリカ映画。日本公開は2001年の6月。大ヒットとなった「シックス・センス」の次にM・ナイト・シャマランが手掛けた作品。脚本もシャマラン自身が担当した。凄惨な列車事故に遭いながら、ただ一人かすり傷ひとつ負わずに生き残った男が辿る数奇な運命を描く。主演は「シックス・センス」に続きブルース・ウィリス。共演はサミュエル・L・ジャクソン、ロビン・ライト・ペン。

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アンブレイカブル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

アンブレイカブル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アンブレイカブル』とは、2000年製作のアメリカ映画。日本公開は2001年の6月。大ヒットとなった「シックス・センス」の次にM・ナイト・シャマランが手掛けた作品。脚本もシャマラン自身が担当した。凄惨な列車事故に遭いながら、ただ一人かすり傷ひとつ負わずに生き残った男が辿る数奇な運命を描く。主演は「シックス・センス」に続きブルース・ウィリス。共演はサミュエル・L・ジャクソン、ロビン・ライト・ペン。

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スプリット(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

スプリット(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『スプリット』とは、2017年製作のアメリカ映画。日本公開は2017年の5月。23人もの別人格を持つ多重人格者に誘拐されてしまった女子高生たちが体験する、予想不可能な恐怖を描く。監督は「シックス・センス」「アンブレイカブル」「サイン」など、意表を突いたラストやどんでん返しで有名なM・ナイト・シャマラン。誘拐犯である多重人格者をジェームズ・マカヴォイが熱演し、主役の女子高生をアニャ・テイラー=ジョイが演じている。

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シックス・センス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

シックス・センス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『シックス・センス』とはブルース・ウィルス主演の1999年のミステリー映画。 タイトルを直訳すると第六感。ブルース・ウィリスが演じる小児精神科医が、死者が見えるという第六感を持つ少年と向き合っていく、というストーリーだ。 映画館での上映では、「映画の秘密を話さないでください」のブルース・ウィリスの前置きも話題となり映画は大ヒット。アカデミー賞でも多くの部門にノミネートされた話題作。 監督は『サイン』などのM・ナイト・シャマラン。 第六感を持つ少年を演じたオスメントの名は世界中に知られた。

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パルプ・フィクション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

パルプ・フィクション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『パルプ・フィクション』とは、クエンティン・タランティーノ監督による1994年公開のクライム映画である。主演はジョン・トラボルタ、共演はサミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン等。アカデミー賞脚本賞とカンヌ映画祭パルムドール賞を受賞した。ギャングであるヴィンセントと相棒ジュールズは、ボスからの命令でスーツケースを取り返すべく、アパートに潜入する。3つの異なる犯罪エピソードから構成されており、ストーリーの時系列と映画の時系列が異なる構成が話題を呼んだ。バイオレンスと乾いた笑いに満ちた傑作群像劇。

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ジュラシック・パーク(Jurassic Park)のネタバレ解説・考察まとめ

ジュラシック・パーク(Jurassic Park)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジュラシック・パーク』とは、1993年に公開されたSF映画である。スリラー、ホラー、パニック、アクション、ドラマなど様々な要素で構成されている。マイケル・クライトンによる同名小説を原作としており、監督はスティーヴン・スピルバーグ。後に続編が公開されるジュラシック・パークシリーズの第1作。 バイオテクノロジーにより作られた恐竜が暴走し、恐竜に追われる恐怖と、仲間を守ろうとする主人公達の絆を描いており、生命や科学技術に関する倫理観が問われている。

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キャプテン・マーベル(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ

キャプテン・マーベル(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ

『キャプテン・マーベル』とは、アメリカ合衆国で2019年3月に公開されたスーパーヒーロー映画である。MCUシリーズとしては第21作品目。記憶を失った主人公ヴァースは、惑星ハラで暮らすエリート女性戦闘員である。任務の途中で訪れた1990年代の地球・アメリカでアベンジャーズ結成前のニック・フューリーと出会ったヴァースは、彼と行動を共にするうちに失った真実の記憶を取り戻し、自らの使命に気づくことになる。

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キングスマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

キングスマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

マーク・ミラー原作のコミックを「キック・アス」に続きマシュー・ボーンが監督した、常識破りの超過激ノンストップ・スパイアクション。亡き父の後を継いでスパイ組織「キングスマン」の一員としてスパイとなる道を選んだ青年が、ブリティッシュスーツを華麗に着こなし、最強の敵相手に奮闘する姿を描く。「英国王のスピーチ」でアカデミー賞を受賞したコリン・ファースが激しいアクションに挑戦。2015年公開のイギリス映画。

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アベンジャーズ/エンドゲーム(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ

アベンジャーズ/エンドゲーム(MCU)のネタバレ解説・考察まとめ

『アベンジャーズ/エンドゲーム』とは、2019年に公開されたディズニー配給・マーベル製作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の続編である。本作は、宇宙最大のパワーを持つ6つの石”インフィニティ・ストーン”を集めたサノスがアベンジャーズのメンバーを含む、全宇宙の生命の半分を消滅させたところから始まる。人類を守るため、”キャプテン・アメリカ”や”アイアンマン”を筆頭に最強ヒーローたちが再び立ち上がり、史上最凶最悪の敵・サノスに逆襲(アベンジ)する。

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サイン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

サイン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『サイン』とは2002年に公開されたアメリカのSFサスペンス映画。一時期大きな話題となったミステリーサークルの謎を題材にした映画で、宇宙人襲来のパニックを描きつつ、ある家族の再生と主人公の信仰心を扱った異色作。妻の不慮の死で信仰心を失った男グラハムの営む農場に、ある日突然ミステリーサークルが出現する。それと共に世界中でUFOや宇宙人が目撃。人々は宇宙人の襲来から神の啓示によって救われるのか、それともただの不幸な出来事となるのか。宇宙人から家族を守る鍵はなんとグラハムの信仰心だった。

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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(MCU版)のネタバレ解説・考察まとめ

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(MCU版)のネタバレ解説・考察まとめ

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』とは、2019年に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。マーベル・コミック『スパイダーマン』の実写映画化作品としては7作目、再リブートシリーズとしては2作目、また、マーベル・コミックの実写映画で、世界観を共有するクロスオーバー作品として扱われたMCUシリーズとしては23作目の映画となる。高校の夏休みにクラスメイト達とヨーロッパ旅行へでかけた主人公のピーター・パーカーは旅先でスパイダーマンとしての任務が与えられ、再び戦いに出ることになる。

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コーチ・カーター(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

コーチ・カーター(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『コーチ・カータ』とは、弱小高校バスケ部が、スパルタコーチであるカーターの指導によって成長し、活躍する姿を描いた青春映画。落ちこぼれの集まりであるリッチモンド高校バスケ部に、OBであるケン・カーターが新コーチとして赴任してくる。カーターは、バスケの技術を教えるより先に、まず選手たちと契約を交わす。契約を守らない者は試合に出さないというカーターに対し選手たちは反発するが、徐々にカーターの真意を理解し耳を傾け、相互に信頼しあうようになる。

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ディープ・ブルー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ディープ・ブルー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ディープ・ブルー』(原題:Deep Blue Sea)とは、1999年にアメリカで公開されたパニックアクション映画。監督はアクション映画を得意とすることで有名なレニー・ハーリン。興行収入は1.6億ドル。物語の主人公スーザンは、アオザメの脳を素材とするアルツハイマー病治療薬の開発を海洋上の研究施設アクアティカで行っていた。遺伝子操作を行った影響で脳が発達し賢くなった巨大ザメは、自らの考えを持つようになり、外界へ出て自由になるという目的のため、研究者や関係者たちを次々に襲撃する。

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レディ・イン・ザ・ウォーター(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

レディ・イン・ザ・ウォーター(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『レディ・イン・ザ・ウォーター』とは2006年に公開されたファンタジームービー。『シックス・センス』(1999)など衝撃的な結末の映画が大ヒットしたM・ナイト・シャラマンが監督を務めた。殻に閉じこもった人生を送っていたある中年男が、海の精に出会う。中年男は周囲の人々と協力して、海の精を助け、世界を救うために大奮闘する。天敵の恐ろしい魔物も登場し、危険と困難を伴うミッションを通して、中年男は失っていた自信を取り戻し、人生を見つめ直す。現代に蘇ったおとぎ話が、大きな感動を与えてくれる作品だ。

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デス・ウィッシュ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

デス・ウィッシュ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『デス・ウィッシュ』(Death Wish)とは、アメリカ合衆国で製作されたアクション・スリラー映画である。1974年に映画化された『狼よさらば』のリメイク作品。舞台はシカゴ、もはや警察でさえお手上げな無法地帯と化した町でブルース・ウィリス演じる外科医ポール・カージーは何不自由なく暮らしている。が、ある日何者かに襲われ妻を亡くし、娘は昏睡状態となる。家族の復讐を心に誓ったポールは「シカゴの死神」と化して自らの手で悪を成敗していく。監督のアメリカ銃社会への問題提起が伝わる映画である。

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オールド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

オールド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『オールド』(原題: Old)とは、2021年アメリカのスリラー映画。監督・製作・脚本は『シックス・センス』、『サイン』など数々の話題作を生み出したM・ナイト・シャマラン。南国のビーチにバカンスに来た家族。案内されたプライベートビーチで、漂流してきた死体を発見した時から事態は一変。次第にビーチにいる人の体にも異変が現れ始め、どんどんと老化していく。時間の概念を覆す不思議なビーチに囚われた人々は、様々な恐怖に襲われる。主演はガエル・ガルシア・ベルナルとヴィッキー・クリープス。

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キングコング:髑髏島の巨神(モンスターバース)のネタバレ解説・考察まとめ

キングコング:髑髏島の巨神(モンスターバース)のネタバレ解説・考察まとめ

『キングコング:髑髏島の巨神』とは、2017年に公開されたアメリカの怪獣映画。アメリカを代表する怪獣キングコングを題材とした作品としては8作目で、アメリカ版怪獣映画シリーズ『モンスターバース』の2作目の作品である。監督はジョーダン・ヴォート=ロバーツ、主演はトム・ヒドルストン。キャッチコピーは「この島で、人類は最弱」。全世界で5.6億ドルもの興行収入を記録した。 1973年、特務研究機関MONARCHは未開の「髑髏島」の調査を敢行。そこは巨大な怪生物と島の王コングが徘徊する脅威の場所だった。

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ジャンゴ 繋がれざる者(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ジャンゴ 繋がれざる者(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジャンゴ 繋がれざる者』とは、2012年のアメリカのリビジョニスト西部劇。ドイツ人賞金稼ぎキング・シュルツに助けられた黒人奴隷ジャンゴ・フリーマンが生き別れた妻ブルーム・ヒルダをを取り戻す物語。監督・脚本はクエンティン・タランティーノ、出演はジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、レオナルド・ディカプリオ、サミュエル・L・ジャクソン。アカデミー賞では5部門ノミネートされ、脚本賞と助演男優賞を受賞。興行成績も、タランティーノは前作の『イングロリアス・バスターズ』を超えて大ヒットを記録した。

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アルマゲドン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

アルマゲドン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アルマゲドン』は1998年に公開されたアメリカのSFアクション映画である。主演ブルース・ウィリス、監督をマイケル・ベイが勤める感動の大ヒット作だ。小惑星衝突による人類滅亡の危機を、60億人から選ばれたハリーたちは救えるのか。6人の宇宙飛行士と8人の石油採掘プロフェッショナルへ、命懸けの一大プロジェクトがNASAより告げられる。重大な責任を背負い宇宙へと飛び立つハリーたち。彼らの覚悟、そして仲間と家族を想う愛や絆の偉大さが壮大なスケールで描かれている。

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スパイダーマンの歴代スーツまとめ

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『スパイダーマン』とは、MARVEL COMICS発祥のアメコミヒーローである。 スパイダーマンは、スパイダースーツを着用してヴィランたちと戦いを繰り広げる。これまでスパイダーマンは『サム・ライミ版スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』『MCUスパイダーマン』の3つのシリーズで映画化されてきた。シリーズによってスパイダースーツの形状や能力が異なっている。

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【映画紹介】タランティーノの真骨頂!『パルプ・フィクション』の色褪せない名シーン3選

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クエンティン・タランティーノといえば、ずばり『パルプ・フィクション』ですよね!1994年に公開され、気付けば21年も経ってしまいましたが、何回観ても、何年経っても色褪せない面白さ&スタイリッシュさ。賛否両論ある作品ではありますが、改めて本作の魅力を名シーンと共に振り返りたいと思います。

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『シックス・センス』の子役ハーレイ・ジョエル・オスメントの軌跡

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ここでは映画『シックス・センス』や『A.I』などに出演して大人気になったハーレイ・ジョエル・オスメントを紹介する。『シックス・センス』の頃は子役として大人気だったが、その後は学業に専念してハリウッドの子役にありがちな転落人生にはならなかったようだ。大人になってからも俳優として活動を続けている。

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唐突なダンスシーンが印象的な映画8選!パルプ・フィクションやナポレオン・ダイナマイト(バス男)といった名作ばかり!

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ここではミュージカル映画ではないのに突然始まるダンスシーンが印象的な映画をまとめた。クエンティン・タランティーノ監督による『パルプ・フィクション』、『バス男』という日本語題が物議をかもした『ナポレオン・ダイナマイト』など、名作ばかりだ。

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アンブレイカブル / Unbreakableのレビュー・評価・感想

アンブレイカブル / Unbreakable
9

実はあまり知られていなが、その本質を見事についているアメコミ映画「アンブレイカブル」

「スパイダーマン」、「アイアンマン」、「X-MEN」などのマーベルコミックなどのマーベル作品の「アベンジャーズ」や、「バットマン」、「スーパーマン」などのDCコミック作品など当たり前となったアメコミ映画。しかし今回、私が紹介する映画「アンブレイカブル」(2001年日本公開)は、公開当初はアメコミ映画とは認識されませんでしたが、この作品は紛れもなくアメコミ映画です。
なぜ、アメコミ映画と認識されなかったのでしょうか。それは3つの理由があると思います。
まず、この「アンブレイカブル」は原作となるヒーローが存在するのではなく、オリジナル脚本で、かつアメコミというのはメインのストーリーではない点です。
次に、監督と主演が、あの〝史上最大のどんでん返し”作品として有名な「シックス・センス」のコンビである、M・ナイト・シャラマンとブルース・ウィリスのコンビで、しかもまた「どんでん返し」の宣伝が強調され、映画を見に行く観客もそれを期待していたためです。しかしながら、そのどんでん返しが思っていたよりもインパクトがあるものではなく、多くの観客が肩透かしを食らいました。
第3に、2002年に公開された「スパイダーマン」が世界的な大ヒットを記録し、ハリウッドでも「アメコミ映画は儲かる」という意識が根付く以前につくられていたため、まだ多くの観客はアメコミ映画と聞かれても、ピンとこなかったためです。
ストーリーは、アメフトのスタジアムの警備員として勤務するデヴィッド(ブルース・ウィリス)が乗る列車が、アメリカのフィラデルフィアで事故を起こし、デヴィッド以外の全員が亡くなる、というところから始まります。そして後日、イライジャと名乗る謎の人物から手紙が届きます。
ここで、アメコミが絡んでくるのです。イライジャはアメコミのコレクターであり、それに関するビジネスも展開していました。そして、彼は骨形成不全という難病を抱え、生涯にわたり骨折を繰り返していましたが、イライジャは長年、体が弱い自分とは対照的なアメコミのヒーローのような人物を本気で探しており、列車事故でただ一人生き残ったデヴィッドこそがヒーロであるというのです。
それではネタバレをしましょう。実はデヴィッドはあまりにも〝ヒーロー探し”に固執するあまり、自分自身でいくつもの悲惨な事故を起こし、「本当のヒーローなら絶対に生き残る」という思いにとりつかれていました。そして彼が起こした事故のうちの一つに、まさに正真正銘のヒーローであるデヴィッドが乗った列車が含まれていたのです。
ネタバレを知ると、始めは「な~んだ」と思うかもしれません。しかし、ヒーローを求めることの本当の危うさや、正真正銘のヒーローの誕生に瞬間が丁寧に描かれていることです。
もう一度いいますが、この映画にどんでん返しを期待してはいけません。何度もいいますが、これは「アメコミ」映画だからです!

アンブレイカブル / Unbreakable
8

コンプレックスを背負った人ならおもしろい

生まれつきの障害で、骨が非常に折れやすくすぐに壊れるため、子供の頃からミスターガラスというあだ名で呼ばれる主人公が自分の生きる意味を求め、アンブレイカブル、絶対に壊れない人間を探すというストーリーです。
ミスターガラスは幼少期、怪我を恐れ外に出ません。そんな時、母親がプレゼントがあるといいそのプレゼントが公園のベンチに置かれています。そのプレゼント欲しさに公園まで行けたミスターガラス。そのプレゼントはアメリカンコミック。そのコミックに惹かれ、昔から人間は絵や文章で伝説を伝えた、つまりコミックのような存在がいるはずだと、ひたすら超人を探し続ける人生をミスターガラスは選びます。
それはただただ、身体が弱すぎる自分という存在にも意味があるはずだという感覚。障害への嘆きがあります。そしてミスターガラスはアンブレイカブルを見つけます。きちんと見つかるのです。
実際の人間社会でも、自分の生きている意味がわからない人はいると思います。その中で、この映画はきちんと弱者であるミスターガラスが生きる意味を見いだせて終わります。
ラストはどの視点から観るかで評価が変わると思うのですが、ミスターガラス目線でこの映画を観た場合、こんなにも素晴らしい映画はありません。しかし、その結果を得るためにミスターガラスは犯罪を犯します。許しがたいことを犯します。なので、他の視点から観たらクソみたいな映画です。それをどう解釈するか、皆さんにもぜひ観ていただきたいです。

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