ジョジョ第3部(スターダストクルセイダース)のスタンドとスタンド使いまとめ

『ジョジョの奇妙な冒険(第3部)』とは、荒木飛呂彦による漫画、及びそれを原作とするアニメ作品である。吸血鬼DIOの覚醒に伴い、突如スタンドなる能力が発動した高校生、空条承太郎。母ホリィにもスタンドが発動するが、操る力がなく死に至る高熱に倒れる。ホリィを救うため、DIOを見つけ出し倒すための旅が始まった。超能力の概念に像を与えた「スタンド」は『ジョジョ』の魅力として広く知られている。

ジョセフ・ジョースター(CV:石塚昇運)

承太郎の母方の祖父。第2部では主人公を務めていた。ニューヨークの不動産王。
性格は豪快にして時にお調子者。しかし、ここぞという時にはその人生経験から来る胆力や余裕を見せ、第2部で披露した知略を発揮する。尚、左手は若い頃戦闘で失っており、鉄製の義手を使用する。娘ホリィを救うべくエジプトへ向かう。
飛行機は乗る度に墜落し、潜水艇は大破するなど乗り物運はよくないようで、若い頃も含めると4回飛行機の墜落に巻き込まれている。スタンドと頭脳戦の他、第2部で習得した波紋という対吸血鬼用の技を持ち、DIO戦でスタンドと併用するも、DIOには通じずあっけなく敗れた。DIOにすべての血を吸われるが、承太郎がDIOに勝利した後、血を入れ替えられ、スタープラチナの心臓マッサージにより復活する。朝日の中DIOが灰になるのを承太郎と共に見届けた。
趣味は漫画集め。第2部ラストでは娘を奪ったという理由で日本人を嫌っていたが、日本製のウォークマンは好きとのこと。戦いの後もウォークマンでビートルズの曲を聴いていた。承太郎からは当初「おじいちゃん」と呼ばれていたが、旅をする中で「ジジイ」に変化。

スタンド:マジシャンズレッド / スタンド使い:モハメド・アヴドゥル

マジシャンズレッド(魔術師の赤)

出典: festy.jp

【破壊力】B
【スピード】B
【射程距離】C
【持続力】B
【精密動作性】C
【成長性】D

炎を操るスタンド。猛禽類の頭部以外は人型で、たくましい上半身を持つ。単純な格闘能力も非常に高い。アニメやフィギュアでは、脚や手首の辺りが炎として表されることもある。承太郎が初めて目にした他者のスタンドであり、対戦相手。
承太郎を牢から出すのが目的だったため、戦闘に夢中になった承太郎の足が外に出た時点でバトルは中断された。この時、スタープラチナはへし折った鉄格子を至近距離から投げ付けようとしていたが、アヴドゥルが言うには「そのくらい簡単に溶かせる」とのこと。実際火炎の力は強く、敵スタンド使いは一撃でアヴドゥルを片付けようとする傾向にある。一方で、鉄をも溶かす温度を持つものの、あまり大したやけどを負わずに済むケースが多い。
着火だけでなく消火もアヴドゥルの意思で行うことができる。終盤では生命のエネルギーに反応して炎の大きさが変わる炎の探知機を出すことで敵を見つけたこともあり、使い道は広い。必殺技として、アンクの形に炎を放つクロス・ファイヤー・ハリケーン、無数のアンクの炎を放つクロス・ファイヤー・ハリケーン・スペシャルがある。
スタンド名の由来はタロットカードの大アルカナ1番目に当たる「魔術師」。

モハメド・アヴドゥル(CV:三宅健太)

出典: www.youtube.com

カイロ出身の占い師。スタンド使いであることに目を付けられてDIOと出会う。彼のことは話に聞いて知っていたため、戦おうとはせず、逃走を選んだ。色々な国や刺客となる敵スタンド使いについての知識に長け、解旅の最中では説役も担っていた。真面目だが、本人が言うには熱くなりやすい性格とのこと。
ホル・ホースの銃弾により死亡したと思われたが、致命傷には至っていなかった。そのまま死んだことにし、孤島で皆と合流。敵スタンド使いと出くわすことを避けるため、アヴドゥルの父親の振りをしての再登場だった。「口が軽いから」との理由でポルナレフにだけ真相を話さずにいたため、彼にとっては感動の再会と相成った。
DIOの館に到着後はポルナレフとイギーに対して「自分の身は自分で守ること」を言いつけていたが、ポルナレフを庇って腕だけを残し殺された。

スタンド:ハイエロファントグリーン / スタンド使い:花京院典明

ハイエロファントグリーン(法皇の緑)

【破壊力】C
【スピード】B
【射程距離】A
【持続力】C
【精密動作性】B
【成長性】D

体を紐状にほぐし、相手の体内や狭所などに潜り込むことができる遠隔操作型のスタンド。射程距離は広く、100m以上ある。花京院曰く「狭い所に潜り込むのが好き」とのこと。
この他、ラバーズ戦ではほぐした体を本物のラバーズに縛りつけ、偽物と区別することにも成功している。
固有の技として、無数のエメラルドを打ち出す「エメラルド・スプラッシュ」という技を持つ。DIOと戦った際にはハイエロファントグリーンを糸状にして周囲に張り巡らせ、糸に触れると「エメラルド・スプラッシュ」が自動的に放たれるという「ハイエロファントの結界」という技を見せた。
スタンド名の由来はタロットカードの大アルカナ5番目に当たる「法皇(教皇)」。

花京院典明(CV:平川大輔)

出典: rupanana.fam.cx

DIOからの最初の刺客。家族でエジプト旅行をしている時、DIOに出会い肉の芽を埋め込まれる。生まれつきのスタンド使いで、他にスタンド使いを見たことがなく、「スタンドを持たない人間と芯から分かり合えることなどない」として友達を作らなかった。
そんな中でDIOと出会う。スタンドという共通項や聞いただけでほっとしてしまうDIOの声と言葉に油断したことを、物語の終盤まで後悔していた。
承太郎により肉の芽を抜かれて、共にDIO打倒の旅に出る。
孤独な少年期を過ごした影響なのか、テレビゲームをやりこんでおり、テレンス・ダービーとのカーレースゲームでは真っ暗になったトンネルでコーナーを曲がるタイミングやミサイルが撃ち込まれるタイミングなどを体で覚えており、車体を傾けさせてトンネルに入るなど、高度なテクニックを使い接戦を繰り広げた。
両親にはこの旅を告げておらず、最終戦の際そのことを気に掛ける描写があった。DIOの能力が「時を止める」ことであることを見抜くが、止まった時間の中で致命傷を負う。死ぬ間際にエメラルドスプラッシュで時計を破壊。「時計破壊→時計が止まる→時間停止がDIOの能力」というメッセージを送り、そのまま息を引き取った。

スタンド:シルバーチャリオッツ / スタンド使い:ジャン=ピエール・ポルナレフ

シルバーチャリオッツ(銀の戦車)

出典: jojo-fan.com

【破壊力】C
【スピード】A
【射程距離】C
【持続力】B
【精密動作性】B
【成長性】C

中世西洋騎士のような外見のスタンド。武器はレイピアで、その剣捌きは精細緻密なもの。アヴドゥルと戦った際に5枚のコインを投げ、それをレイピアで突き刺し、しかもコインの間に炎を挟むという技を見せる。戦いの場として選んだタイガーバームガーデンでは、無数にある岩でマジシャンズレッドの彫刻を作った。
パワーは低いがスピードに優れ、甲冑を脱ぐことで身軽になり、スピードがさらに上がる。
アヌビス神との戦いで精神を乗っ取られた時は、いつも使用するレイピアとはまったく異なる刀であるにもかかわらず二刀流として自在に使いこなした。
仲間にも教えていない能力が、刀身を飛ばすこと。その都度一回限りの騙し討ちの能力であり、そうそう使わない。
スタンド名の由来はタロットカード大アルカナの7番目に当たる「戦車」。

ジャン=ピエール・ポルナレフ(CV:小松史法 / 少年時代:藤村歩)

香港で接触してきたフランス人男性。当初は肉の芽を植え付けられた刺客であり、アヴドゥルと交戦。この際、律儀に名乗っており、騎士道精神を持っていると評される。タイガーバームガーデンという、石像の多い所で自らの能力を見せつけ、アヴドゥルの死にざまについて予言めいた言葉を口にした。だが、彼の能力を完全に把握していなかったこともあり、「占い師の私に予言で勝とうなど10年は早いんじゃないかな」と返り討ちにされる。
焼け死ぬよりはと短剣を渡されて自殺を促される。この時、背を向けたアヴドゥルに剣を投げつけることも出来たが、剣を投げることも、自害することもなく、彼の能力に敗れたことの礼儀として焼死を選んだ。その精神により炎を解除され肉の芽を抜き取られ素性が明らかになる。
10年近く修行をしていたが、それは妹シェリーの尊厳を奪って殺した「両手が右手の男」を探しており、そこをDIOに付け込まれて肉の芽を埋め込まれていた。
肉の芽が抜けた後はお調子者かつ女好きで、ジョセフと並んでコミカルな部分を担っていた。
戦闘時に頭脳戦を用いたり、冷静な判断も下せるが、熱くなりやすい方で、ジョセフやアブドゥル、花京院とも衝突している。
ヴァニラ・アイスを撃破後にアヴドゥル、イギーの死を悲しみながらも「そんな暇はない」と自分を鼓舞し、重傷を負いながらもDIOと再会した。
一行の中で初めてDIOの能力を体験したキャラクターであり、その後の「ありのままに今起こったことを話すぜ」から始まる話すシーンはアスキーアートが作られ『ジョジョ』の中でも一種の名セリフとしてネット上で人気を呼んでいる。第5部にも登場したが、作中の敵ディアボロとの戦いで戦闘不能の身体になった。それでもスタンドは使用でき、ディアボロの能力の対抗策も身に着けていた。第3部に比べ、落ち着いた人物になっている。

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ラバーソール(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

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ラバーソールとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』に登場する敵スタンド使いで、スタンド能力で花京院典明(かきょういん のりあき)に化けた人物。「ハンサム」を自称するほど整った顔立ちだが、性格は粗野で下品かつ暴力的で、花京院に化けていても空条承太郎(くうじょう じょうたろう)が不審に思うほど不自然だった。 肉を取り込んで強く大きくなるスライム状のスタンド「黄の節制(イエローテンパランス)」の使い手。

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マライア(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

マライア(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

マライアとは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part3『スターダスト・クルセイダース』に登場するキャラクターで、磁力のスタンドを持つ美女。いつも煙草を吸っており、余裕たっぷりに微笑みながらターゲットを術中に嵌める。けだるげな振る舞いと気品を併せ持つ女だが、頭に血が上ると顔を醜く歪めて相手を罵る。 スタンド能力はエジプト9栄神のひとつ「バステト女神」の暗示を持っており、触れたものに磁力を付与する。作中ではジョセフ・ジョースターとモハメド・アヴドゥルがバステト女神の餌食になり、大苦戦を強いられた。

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ケニーG(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

ケニーG(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

ケニーGとは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part3『スターダスト・クルセイダース』のDIOの館にいた幻覚を作り出すスタンド使い。館に侵入したポルナレフ、アヴドゥル、イギーをスタンドで作り出した迷宮に閉じ込めたが、アヴドゥルの生命探知機とイギーの嗅覚で見つけ出され、戦うことすらなく倒されてしまった。 スタンド能力は幻覚を作り出す「ティナー・サックス」。直接戦闘する力はない。

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エンヤ婆/エンヤ・ガイル(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

エンヤ婆/エンヤ・ガイル(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

エンヤ婆/エンヤ・ガイルとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』に登場する敵スタンド使いで、DIOにスタンドについて指南した魔女。ポルナレフの妹の仇であるJ・ガイルの母親で、息子を「心のきれいな子」と呼んで溺愛している。J・ガイルがジョースター一行に殺害されたことで激昂し、自ら始末するためにパキスタンへ向かう。 ジョースター一行に敗北した後、DIOの情報を引き出すために拘束されていたが、DIOに雇われたスティーリー・ダンに殺害された。

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フォーエバー(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

フォーエバー(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

フォーエバーとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』に登場するオランウータンのスタンド使い。ジョジョ史上初となる人間以外のスタンド使いだ。多面パズルを容易く解く高い知能を持っている反面、人間の女性のポルノを好んだり、家出少女アンに襲い掛かったりする好色な性質がある。承太郎に敗北して命乞いをするが、多くの船員を殺害していたため聞き入れられず、駆除された。 船と一体化したスタンド「力(ストレングス)」の使い手。

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呪いのデーボ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

呪いのデーボ(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ

呪いのデーボとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』に登場する敵スタンド使いで、シンガポールでポルナレフを襲撃した。アメリカインディアンの呪術師という触れ込みで商売している殺し屋で、世界中に雇い主がいる。デーボのスタンド「エボニーデビル」は相手を挑発してわざと攻撃を受け、その恨みのパワーで強くなる能力。そのため、デーボは全身傷だらけの恐ろしい見た目をしている。ポルナレフを術中に嵌めるが返り討ちにされ、ホテルのトイレでズタズタになった死体が発見された。

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