ウィルソン・フィリップス(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ
ウィルソン・フィリップスとは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part3『スターダスト・クルセイダース』に登場する上院議員。ジョースター一行とDIOとの戦いのさ中、DIOから距離を取るために車でカイロ市内を走るジョセフと花京院を追跡するため、DIOが無理矢理乗り込んだ車に乗っていた。DIOに暴行され、無理矢理運転させられた挙句、飛び道具代わりにされて殺された。
怒りに燃える場面の長いモノローグが読者にとって印象深い、『スターダストクルセイダース』を代表するモブキャラクターだ。
ウィルソン・フィリップス(ジョジョの奇妙な冒険)の概要
ウィルソン・フィリップスとは、『ジョジョの奇妙な冒険』Part3『スターダスト・クルセイダース』に登場する上院議員。ジョースター一行とDIOとの戦いのさ中、DIOから距離を取るために車でカイロ市内を走るジョセフと花京院を追跡するため、DIOが無理矢理乗り込んだ車に乗っていた。DIOに暴行され、無理矢理運転させられた挙句、飛び道具代わりにされて殺された。
怒りに燃える場面の長いモノローグが読者にとって印象深い、『スターダストクルセイダース』を代表するモブキャラクターだ。
ウィルソン・フィリップス(ジョジョの奇妙な冒険)のプロフィール・人物像
CV:チョー(TVアニメ版)、佐藤正治(ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』)、滝口順平(OVA版)
エジプトのカイロでDIOに殺された上院議員。国籍は明言されないが、OVA版ではアメリカの議員ということになっている。とつぜん車に乗り込んできたDIOに対してはじめは鷹揚に振舞っていたが、歯をへし折られて運転手にさせられた挙句、殺害された。
学生の頃からエリート街道を突き進んできた彼が、輝かしい経歴も絶対の自信も打ち砕かれて無惨に殺される姿はDIOの恐ろしさを演出している。一方、妙に長く詳細な自己紹介がコミカルでもあり、色々な意味で読者の印象に残った人物だ。
ウィルソン・フィリップス(ジョジョの奇妙な冒険)の来歴・活躍
上院議員の栄光
原作では国籍不明。OVA版ではアメリカ出身ということになっている。
高校・大学と首席で卒業し、大学ではレスリング部でキャプテンを務めるなど文武両道の学生時代を過ごす。社会人となってからも輝かしい道を歩み、社会的な成功を収めて政治家となる。懐の深い人物ではあるが、自身の半生を振り返る際に「どんな敵だろうとぶちのめしてきた」と語っており、ただ穏健なだけの人物ではない。
プライベートも充実し、ハワイに広大な別荘を購入。さらに25歳年下の元モデルの妻を得るなど順風満帆。いずれは大統領になることも目論みつつ、熱心に仕事を続けていた。
上院議員の末路
ジョースター一行はDIOの館に到達し、モハメド・アヴドゥルとイギーを失いながらもDIOのもとに辿り着くことに成功する。しかし謎に包まれたDIOのスタンド能力に翻弄され、吸血鬼の活動時間である夜がきてしまった。一行はジョセフ・ジョースターと花京院典明(かきょういん のりあき)、空条承太郎(くうじょう じょうたろう)とジャン・ピエール・ポルナレフの二手に別れ、ジョセフチームがカイロ市内を逃げてDIOを引き付けつつ、承太郎チームと挟み撃ちにする戦法を取る。
館を出たDIOは、市内を車で逃げるジョセフと花京院の追跡を開始する。近くに止まっていた高級車の運転手の腕をへし折って排除すると、後部座席に乗り込んだ。そこにいたのがウィルソン・フィリップスだ。
ウィルソン・フィリップスはDIOを優しくたしなめようとするが、歯と鼻を折られて運転席に放り込まれ、ジョセフ達を追って運転させられる。日没後のカイロは仕事終わりの人が乗った車でいっぱいで、車は渋滞に引っ掛かる。するとDIOは「歩道が広いではないか」と事もなげに言い、ウィルソン・フィリップスは歩道を歩く大勢の人々を次々に轢き殺しながら車を走らせるはめになる。「ここまでやったんです!この上院議員の命だけは助けてくれますよねェェ~~ッ!」と叫ぶが、DIOは何食わぬ顔で「だめだ」と言い放つ。この後、ウィルソン・フィリップスはDIOによって飛び道具にされ、ジョセフと花京院が乗る車に激突して死亡した。
OVA版にも登場し、内臓をぶちまけながら死ぬという原作・TVアニメ版以上に無残な最期を遂げた。
ウィルソン・フィリップス(ジョジョの奇妙な冒険)の関連人物・キャラクター
DIO
『スターダストクルセイダース』のラスボス。もとは『ジョジョの奇妙な冒険』Part1『ファントムブラッド』の主人公ジョナサン・ジョースターの宿敵で、作中で吸血鬼となっている。ジョナサンとの戦いで首だけになった後、ジョナサンを殺害して首から下を乗っ取り、海底の棺桶で100年の眠りについていた。『スターダストクルセイダース』から3年前に海から引き上げられて復活し、スタンド能力を身に着けて悪の帝王となる。スタンドは時間をとめることができる「世界(ザ・ワールド)」。
カイロ市内を車で逃げながら攻撃のチャンスをうかがうジョセフと花京院を追うため、ウィルソン・フィリップス上院議員が乗っていた車に無理矢理乗り込む。ウィルソン・フィリップスを脅して車を運転させ、歩行者が大勢歩いている歩道まで走らせた末に、飛び道具代わりにして殺害した。
ディオ・ブランドー/DIO(ジョジョの奇妙な冒険)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
ディオ・ブランドー/DIOとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物であり、吸血鬼にして時間を数秒間止めるスタンド「ザ・ワールド」の使い手。
歴代主人公であるジョースター一族の血統と、一世紀以上にも渡り因縁の宿敵となる、シリーズ最大の敵役にして悪のカリスマ。
第1部で吸血鬼となり、主人公ジョナサンと敵対する。第3部ではスタンド能力を身につけるが、主人公である空条承太郎に敗死する。死亡後も何らかの形で間接的にストーリーに関わってくる、最重要キャラクターである。
ウィルソン・フィリップス(ジョジョの奇妙な冒険)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「わしは…ウィルソン・フィリップス上院議員だぞーーーーーッ」
車に侵入してきたDIOに歯を折られたウィルソン・フィリップスは、「思いあがった見知らぬ若造」の暴力に怒りを燃やす。そして「そうじゃ…ゆるされるわけがない…誰だろうとこのわしに対してこんなことをしていいはずがない…… 高校・大学と成績は一番で卒業した 大学ではレスリング部のキャプテンをつとめ… 社会に出てからも みんなから慕われ尊敬されたからこそ政治家になれた… ハワイに一〇〇〇坪の別荘も持っている… 25歳年下の美人モデルを妻にした… 税金だって他人の50倍は払っている! どんな敵だろうとわしはぶちのめしてきた…いずれ大統領にもなれる! わしは…ウィルソン・フィリップス上院議員だぞーーーーーッ」と自信を呼び起こして自分を鼓舞し、DIOに立ち向かおうとする。しかしこの後もう一度歯を折られ、無理矢理車を運転させられた挙句、歩道を歩く人々を轢きながら車を走らされ、飛び道具にされて殺害されることになる。
いきなり登場したモブキャラクターが自分の人生を詳細に長々と語るこのモノローグは、多くの読者に強いインパクトを与えた。
ウィルソン・フィリップス(ジョジョの奇妙な冒険)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
名前の由来はアメリカの女性3人組コーラスグループ「Wilson Phillips」
ウィルソン・フィリップスの名前の由来は、アメリカの女性3人組コーラスグループ「Wilson Phillips」と言われている。1990年にチャイナ・フィリップスと、カーニー・ウィルソン、ウェンディ・ウィルソンの姉妹によって結成された。デビューアルバム『Wilson Phillips』は全世界で1,000万枚のセールスを記録している。
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目次 - Contents
- ウィルソン・フィリップス(ジョジョの奇妙な冒険)の概要
- ウィルソン・フィリップス(ジョジョの奇妙な冒険)のプロフィール・人物像
- ウィルソン・フィリップス(ジョジョの奇妙な冒険)の来歴・活躍
- 上院議員の栄光
- 上院議員の末路
- ウィルソン・フィリップス(ジョジョの奇妙な冒険)の関連人物・キャラクター
- DIO
- ウィルソン・フィリップス(ジョジョの奇妙な冒険)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「わしは…ウィルソン・フィリップス上院議員だぞーーーーーッ」
- ウィルソン・フィリップス(ジョジョの奇妙な冒険)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 名前の由来はアメリカの女性3人組コーラスグループ「Wilson Phillips」
- ウィルソン・フィリップス上院議員でDIOと戦えるフリーゲームがある