『高校入試』は2012年放送のテレビドラマで、地元で有名な進学校である県立高校の入試を妨害するために勃発する出来事を描いている。伏線が多いミステリー作品となっており、一度見ただけですべての謎・伏線を理解することは難しい。
ここでは『高校入試』の謎・伏線を解説する。
沢村同窓会長が窓に貼ってある答案を見つけたが、「沢村」が見つけたのは偶然だったのか、誰かの指示だったのか。荻野は「まさか沢村さんが答案用紙を見つけるとは思ってもいませんでした。厄介なのか、感謝すべきなのか」と言っている。この口ぶり、答案を見つけるのは想定内だったが、沢村が来たのは想定外だったのか。
光一のブログ
2009.5.1に開設したホームページ。「名もない個人のブログが社会にどのぐらい影響を与えるかっていう実験」という目的をもったブログを開設している。ここで入試に対する不平不満、不正入試に関する暴露がおこなわれたのだろうか。
視聴覚室に行く理由
校長室での会話がそのままインターネット上の掲示板に書き込まれた事態を受け、校長、荻野、沢村、芝田の4名は場所を視聴覚室へと移した。校長室には教頭のみが残り、廊下ではみどりがその様子を盗み聞きしていた。
みどりは教頭に対して、一同が視聴覚室へ移動した理由を尋ねるものの、直後に「あ、わかった。盗聴防止策ですね」と自己解決している。この場面にはいくつかの疑問点が残る。もしみどりが校長室での会話を最初から完全に聞き取っていたのであれば、移動の理由を教頭に尋ねる必要はないはずである。それにもかかわらず、移動の目的が「盗聴防止」であると即座に結びつけた点は不自然と言わざるを得ない。
この反応は、みどりが事前に学校内で盗聴が行われている事実、あるいはその可能性を把握していた裏付けとも解釈できる。過去に職員室で入試問題を大声で読み上げた行動についても、盗聴されている事実を認知した上での意図的な振る舞いだったという仮説が浮上する。作中で初めて「盗聴」という具体的な単語が提示された点も含め、みどりの動向には強い不審点が残されている。
ほぼ満点の答案
発見された55番の答案は採点すると満点だった。沢村同窓会長は答案について全部埋めており、ほほ満点と話している。正答を知るはずのない同窓会長がどうして「ほぼ満点」であることを知っていたのか。誰かの指示で学校にほぼ満点の答案を発見しに来たのだろうか。
第9話
第9話
fod.fujitv.co.jp
英語の答案用紙が依然見つからないため、春山杏子(長澤まさみ)ら教師たちは職員室で待機し続けている。2枚存在する受験番号55の答案用紙と紛失した受験番号46の答案用紙について、杏子が推測を始め、教師たちは耳を傾ける。
一方、松島崇史(羽場裕一)、村井祐志(篠田光亮)、滝本みどり(南沢奈央)は食料の買い出しにコンビニへとこっそり向かった。そこへ、松島の携帯に息子の良隆(高杉真宙)からメールが届く。勤務中を理由にメールを見ずにしまおうとした松島だったが、みどりが緊急の用かもしれないから見たほうがよいのではと促し、松島はメールを見ることにした。松島はコンビニを出て駐車場の陰で携帯電話を開き、文章を打ち込み始める…。
視聴覚室では、記者会見を開くことを要求してきた芝田昌子(生田智子)と同窓会長の沢村幸造(入江雅人)を、試験会場2の責任者である水野文昭(阪田マサノブ)がなだめていた。水野の説得に納得し、2人は視聴覚室を後にする。
そんな中、一高での出来事や教師たちの言動は何者かによって事細かく掲示板に書きこまれ続けていて…。
第9話の謎:松島が答案を1枚抜き、受験番号を書き換えたのか。
校長室での職員による話し合い。水野は2枚ある受験番号55の答案について、受験番号55が沢村同窓会長の息子であり、松島息子がいじめを受けている可能性を出した上で「そんなやつはたとえ合格点に達していても入学させたくない。本来ならそいつの答案を抜きたいところだが、試験監督でない限り難しい。だから混乱を起こすため同じ会場の受験生の答案を適当に一枚抜いてそいつの受験番号に書き換えて隠した。そういう親心は働きませんか?」と松島の犯行を推測した。この推理はあたっているのだろうか。
糸口1:松島の犯行時刻
第8話の謎で解説した通り、松島は英語の答案に触れるチャンスがあった。坂本が女子トイレに入っている数分の間だが、答案の置き場所を「洗面台に置いて」と知っていることから、英語の答案に対して何らかの細工をしていることは間違いない。
糸口2:受験番号46の答案
第7話の謎で解説した通り、46番の田辺は2枚の答案を持っていた。白紙の答案を提出し、満点の答案を持ち帰った。つまり、松島が本当の46番の答案(沢村同窓会長が見つけた答案)に細工することは不可能だった。
糸口3:息子の答案についてのリアクション
では松島は英語の答案に何をしたのか。考えられるのは息子の59番を合格させるための細工。しかし松島は息子の答案に書かれたカンニング告発文について「まさか」「何でこんなことを」と言っている。演技の可能性もあるが、知らなかったと考えていいだろう。つまり、息子の59番の答案は見ていないことになる。
糸口4:低すぎる55番の点数
沢村同窓会長の息子の答案の点数は82点だった。100点の答案とどちらが本物か兄に問われ「そりゃ100点じゃないけど、82点でもないと思う」と回答している。また兄は「だよなあ。82点じゃアホすぎるだろ」と言っている。55番の改ざんをした可能性が低いがありそう。「アホすぎる」と言われた後の弟翔太の反応から察するに、もっと俺は頭がいいと見栄をはりたいだけのような。
糸口4:真実を知る水野
水野は沢村息子と松島息子の関係性を見事指摘した。沢村息子について「クラスのリーダー格といえば聞こえはいいが、いじめを先導していたという噂もありますよ」と情報を得ている点が不思議である。高校教師が何も関係ない中学の事情を知っているのだろうか。入試でたまたま担当した教室の受験生のはずだが。
糸口5:管理職抗争
松島、水野、坂本が管理職試験を受けるらしい。「上司にしたい」と滝本、村井に評された松島を失脚させたい何者かが松島に疑惑の矛先を向けているのではないだろうか。
⇒松島に46番改ざんは不可。可能性があるのは55番もしくは77番の改ざん
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目次 - Contents
- 『高校入試』の概要
- 相関図
- 第1話
- 第1話の謎:「入試をぶっつぶす」の張り紙は誰が貼ったのか。
- 糸口1:入試前日の15時以降は生徒立ち入り禁止
- 糸口2:犯行時刻は12時50分〜15時5分
- 糸口3:2B教室の鍵を持っていた村井
- 糸口4:2A~2Cの教室(2D/2Eも使用しているが張り紙については不明)に犯行予告の紙が貼られていた
- 糸口5:2Bの教室に置かれている椅子の位置
- ⇒物理的に犯行可能なのは「春山杏子」と「村井祐志」
- 第1話の伏線と思われるもの
- オープニング映像
- ピンクの携帯電話
- 過去の入試の採点ミス
- 滝本みどり(音楽教諭)の彼氏
- コーヒー用のマグカップ
- 相田と石川衣里奈の関係
- 杏子に好意をもつ(?)小西
- 先生たちの出身校
- 松島と村井の関係性
- 宮下と水野の関係性
- 坂本と「入試をぶっつぶす」
- 第2話
- 第2話の謎:誰が何の目的で坂本先生の携帯電話を黒板の上に置いたのか
- 糸口1:坂本先生の携帯事情
- 糸口2:各教室のメッセージ
- 糸口3:掃除大臣の担当教室
- 糸口4:掲示板の書き込み
- ⇒石川の犯行の可能性が濃厚
- 第2話の伏線と思われるもの
- ヒガシヤマユキの「やっぱり好き」
- 杏子の過去
- 相田と石川衣里奈の関係(2回目)
- 滝本みどり(音楽教諭)の彼氏(2回目)
- 相田の女性関係
- インディゴリゾートのゴールドカード
- 杏子の元同僚の「優ちゃん」
- コーヒーの砂糖とミルクの量
- 入試の注意事項の張り紙
- 保護者待機室(食堂)の注意事項の張り紙
- 掃除後の村井と水野の行動
- 村井の観察眼
- 水野の秘密
- 管理職への興味
- 沢村の息子と松下の息子の関係
- 第3話
- 第3話の謎:試験中に試験問題の内容を掲示板に書き込んだのは誰でどんな方法だったのか。
- 糸口1:入試問題は高校自校作成なのか
- 糸口2:ポケットの携帯を触る芝田麻美
- 糸口3:9時31分書き込み「試験監督の3人は、生真面目2人と空回り1人、ってかんじ」
- ⇒受験生はほぼ不可能、書き込みがほぼリアルタイムのため教師が行なっている可能性大
- 第3話の伏線と思われるもの
- ピンクの携帯電話(2回目)
- 相田の女性関係(2回目)
- パソコンの前にいる無精髭の謎のひきこもり男
- 引きこもり男の弟
- 入試の注意事項の張り紙(2回目)
- 保護者たちの不審な動き
- 保護者待機室で見られている「永遠の夜に咲く花」
- 「今年の桜はいつ咲くと思いますか」
- 一昨年入試の石川携帯事件
- 別の階のトイレを利用する受験生
- 数学の時間に泣き出す女子受験生
- ニコニコ食堂のとんかつ弁当
- 杏子先生の携帯電話
- 廊下の机の中にあるもの
- 第4話
- 第4話の謎:試験中に携帯電話が鳴ったのは偶然なのか、仕込みなのか。
- 糸口1:マナーモードになっていない携帯電話
- 糸口2:携帯電話の着信音
- 糸口3:着信の時間と掲示板の書き込み
- 糸口4:携帯電話が鳴った時間
- ⇒おそらく偶然、計画では杏子の携帯を鳴らすはずだった
- 第4話の伏線と思われるもの
- 相田と石川衣里奈の関係(3回目)
- 杏子の元同僚の「優ちゃん」(2回目)
- インディゴリゾートのゴールドカード(2回目)
- 杏子の過去(2回目)
- 寺島俊章という男
- 保護者待機室(食堂)の注意事項の張り紙(2回目)
- 杏子先生の携帯電話(2回目)
- 沢村の息子と松下の息子の関係(2回目)
- 沢村の息子の体調
- 宮下先生の家庭事情
- 荻野先生の過去
- 一枚足りなかった英語の解答用紙
- 英語の入試問題
- 誰もいない職員室
- 沢村息子のカンニング
- 2B教室に残された2人の教師
- 構内を走り回る石川
- 構内の見回りをする相田
- 第5話
- 第5話の謎:白紙の解答用紙は誰が、何のためにどうやって出したのか
- 糸口1:杏子が田辺に渡した2枚の解答用紙
- 糸口2:英語の解答用紙に触ることが出来た人物
- 糸口3:田辺の2枚の解答用紙の行方
- ⇒受験番号46田辺が白紙の解答用紙を提出、本物は別の場所
- 第5話の伏線と思われるもの
- 入試の注意事項の張り紙(3回目)
- 沢村息子のカンニング(2回目)
- 杏子先生の携帯電話(3回目)
- 保護者待機室(食堂)の注意事項の張り紙(3回目)
- インディゴリゾートのゴールドカード(3回目)
- 滝本みどり(音楽教諭)の彼氏(3回目)
- 相田と石川衣里奈の関係(4回目)
- ニコニコ食堂のとんかつ弁当(2回目)
- 杏子に好意をもつ(?)小西(2回目)
- 電気がついていたバレーボール部の部室
- 杏子の観察眼
- 受験生の英語の解答
- 第6話
- 第6話の謎:石川にメールを送った人物は誰か
- 糸口1:メールを送ることができた人物
- 糸口2:試験問題のリーク
- 糸口3:滝本と相田の関係、インディゴリゾートの旅行の日程を知っている
- ⇒送信者は田辺の可能性高
- 第6話の伏線と思われるもの
- 電気がついていたバレーボール部の部室(2回目)
- 受験生の英語の解答(2回目)
- 相田と石川衣里奈の関係(5回目)
- 一昨年入試の石川携帯事件(2回目)
- 構内を走り回る石川(2回目)
- 沢村の息子と松下の息子の関係(3回目)
- 杏子の過去(3回目)
- 寺島俊章という男(2回目)
- ピンクの携帯電話(3回目)
- 松島と村井の関係性(2回目)
- コーヒー用のマグカップ(2回目)
- 過去の入試の採点ミス(2回目)
- 英語の答案回収
- 一昨年の入試で不合格になった女子生徒
- 芝田麻美のピアノ
- 村井と松島息子の関係
- 水野の点数入力
- 第7話
- 第7話の謎:受験番号55の答案はなぜ2枚あったのか。誰がやったのか。
- 糸口1:田辺の2枚の答案用紙
- 糸口2:白紙を出した理由
- 糸口3:答案に55番と書き、窓に貼った人物は誰
- 糸口4:選ばれた55番
- ⇒2枚の答案の内、1枚を白紙で提出した田辺がもう1枚を校内に隠し、杏子が回収、捜索中に一人になった時に55番と記入し貼り付け。目的は罪を犯した奴らへの裁き。
- 第7話の伏線と思われるもの
- 滝本みどり(音楽教諭)の彼氏(4回目)
- 相田と石川衣里奈の関係(6回目)
- 受験生の英語の解答(3回目)
- 電気がついていたバレーボール部の部室(3回目)
- 沢村息子のカンニング(3回目)
- 引きこもり男の弟(2回目)
- パソコンの前にいる無精髭の謎のひきこもり男(2回目)
- 受験生の点数
- 嘘をつく事情聴取
- 掲示板の書き込み
- 5年前の入試で合格した田辺光一の友人
- 校内を動き回る人物
- 第8話
- 第8話の謎:受験生の親、松島先生の行動
- 英語の答案について何か知っている松島
- 松島は英語の答案に何をしたのか
- 第8話の伏線と思われるもの
- 校内を動き回る人物(2回目)
- 掲示板の書き込み(2回目)
- 芝田麻美のピアノ(2回目)
- ピンクの携帯電話(3回目)
- 管理職への興味(3回目)
- パソコンの前にいる無精髭の謎のひきこもり男(3回目)
- 過去の入試の採点ミス(2回目)
- 滝本と荻野の関係
- 発見された55番の答案
- 光一のブログ
- 視聴覚室に行く理由
- ほぼ満点の答案
- 第9話
- 第9話の謎:松島が答案を1枚抜き、受験番号を書き換えたのか。
- 糸口1:松島の犯行時刻
- 糸口2:受験番号46の答案
- 糸口3:息子の答案についてのリアクション
- 糸口4:低すぎる55番の点数
- 糸口4:真実を知る水野
- 糸口5:管理職抗争
- ⇒松島に46番改ざんは不可。可能性があるのは55番もしくは77番の改ざん
- 第9話の伏線と思われるもの
- ほぼ満点の答案(2回目)
- 発見された55番の答案(2回目)
- パソコンの前にいる無精髭の謎のひきこもり男(4回目)
- 管理職への興味(3回目)
- 掲示板の書き込み(3回目)
- 受験生の点数(2回目)
- 沢村息子のカンニング(4回目)
- 松島と村井の関係性(3回目)
- 杏子の過去(4回目)
- 先生たちの出身校(2回目)
- 沢村の息子と松下の息子の関係(4回目)
- ヒガシヤマユキの「やっぱり好き」(2回目)
- 松島のメール
- 入試がターゲットになった理由
- 「M先生だよ~ん」の書き込み
- ネット上で鼻が利く沢村兄
- 掲示板を教える受験生
- 『高校入試』の登場人物整理(6話時点)
- 春山杏子(28)
- 滝本みどり(25)
- 相田清孝(28)
- 小西俊也(33)
- 村井祐志(25)
- 宮下輝明(43)
- 水野文昭(43)
- 松島崇史(45)
- 坂本多恵子(48)
- 荻野正夫(55)
- 上条勝(50)
- 的場一郎(58)
- 芝田麻美
- 松島良隆
- 沢村翔太
- 田辺淳一
- 石川衣里奈(17)
- 沢村幸造(50)
- 芝田昌子(50)
- 寺島俊章
- 徳原優介(28)
- 沢村哲也(25)
- 田辺光一
- 『高校入試』のメイキング映像から展開を探る
- 『高校入試』の関係者の私生活・プライベートから展開を探る
- クランイン/クランクアップ情報
- 出演者同士の交流
- 学校以外のロケ
- エキストラの出演シーン
- ラストシーン
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