高校入試(ドラマ)の謎・伏線を徹底解説・考察まとめ【ネタバレ注意】
『高校入試』は2012年放送のテレビドラマで、地元で有名な進学校である県立高校の入試を妨害するために勃発する出来事を描いている。伏線が多いミステリー作品となっており、一度見ただけですべての謎・伏線を理解することは難しい。
ここでは『高校入試』の謎・伏線を解説する。
ドラマ「高校入試」
出典: t3.gstatic.com
湊かなえ書き下ろし脚本で話題のドラマ。
壮絶な伏線の量に見ているほうは頭がパンクしそうという声も。
高校入試
fod.fujitv.co.jp
県立橘第一高校。通称、一高。 在校生が続々と帰宅していく中、校内は殺気立っている。 明日、入試を控えているからだ。 過去のトラブルを参考に、完全なマニュアルを作り、校内の貼り紙や忘れ物などをチェックする教師たちの中に、一人、この年の新任教師・春山杏子(長澤まさみ)はいた。 杏子は幼い頃から海外で育ち、帰国子女として日本の大学に入学。旅行代理店勤務を経て、一高の教師になった。教師としての正義感には厚いが、高校生活を海外で送った彼女には、まだ理解できないルールも多い。
全校生徒を帰宅させ、いざ本格的に入試に向けての校内準備に入ろうと、杏子や他の教師たちが受験教室の扉を開けると、各教室から教師たちの声が上がる。 「なんだこれは!」 「そっちもか!?」
試験会場となる全教室にはられていたのは、「入試をぶっつぶす!」と書かれた紙。入試をつぶそうとする犯人はいったい何をしようとしているのか? そして犯人はいったい誰なのか。
入試の時間は刻一刻と迫っていた…。
相関図
教師陣
春山杏子(28) 英語… 長澤まさみ
滝本みどり(25) 音楽… 南沢奈央
相田清孝(28) 体育… 中尾明慶
小西俊也(33) 英語… 徳山秀典
村井祐志(25) 数学… 篠田光亮
宮下輝明(43) 美術… 小松利晶
荻野正夫(55) 情報処理… 斉木しげる
水野文昭(43) 社会… 阪田マサノブ
松島崇史(45) 英語… 羽場祐一
坂本多恵子(48) 英語… 高橋ひとみ
上条勝(50) 教頭… 清水一彰
的場一郎(58) 校長… 山本圭
受験生
芝田麻美:美山加恋
松島良隆:高杉真宙
沢村翔太:清水尋也
田辺淳一:柾木玲弥
石川衣里奈(17)一高生:山崎紘菜
沢村幸造(50)同窓会会長:入江雅人
芝田昌子(50):生田智子
寺島俊章:姜暢雄
徳原優介(28):倉貫匡弘
沢村哲也(25):荒木宏文
田辺光一:中村倫也
※※※ネタバレ注意!!!※※※
これより先は1話ごとに謎と伏線を解説していきます。
基本的に、各話とそれ以前の話で言及されている内容を扱っているので2話まで見たよ〜って人は2話の解説まで見て楽しんでください。
また、各回を細かく解説しますので詳細を知りたくない人は見ない方がいいです!
登場人物の詳細については最後のページに記載。最新話までの内容を反映させているので全話見ていない人は注意!
では、始めます。
第1話
第1話
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県立橘第一高校。通称、一高。学区で一番の進学校として、名高い名門県立高校だ。新任教師の春山杏子(長澤まさみ)は、彼女にとって初めての入試を数日後に控えていた。入試を目前に校内は殺気立っている。
入試会議のアナウンスが流れ、杏子は会議室へと向かった。入試部長の荻野正夫(斉木しげる)により、入試の全体的な流れが説明されていく。杏子は水野文昭(阪田マサノブ)と村井祐志(篠田光亮)と3人1組となり、試験会場2の試験監督を担当することになった。
入試会議が終わり、杏子は滝本みどり(南沢奈央)に音楽室に呼び出された。みどりが呼び出したのは、元旅行会社勤務だった杏子に予約が困難だというリゾートホテル「インディゴ」の予約を取ってもらうお願いをするためだった。入試終わりに、彼氏と一緒に旅行をする予定なのだ。その彼氏は一高関係者だという。杏子は誰がみどりの彼氏なのか気になりながらも、かつての同僚に「インディゴ」の予約を頼んだ。
5時になり、英語科準備室で英語教師たちが集まり教科会議が始まった。英語教師の松島崇史(羽場裕一)は、息子が一高受験生のため、今年の採点処理は行わない。松島を信頼している小西俊也(徳山秀典)は松島がいないことに不安がるのだが、松島は「今年は英語科のホープ、春山先生がいるからね」と不安がる小西をたしなめる。期待を寄せられた杏子は「頑張ります!」と、入試にますます気合いを入れ…。
第1話の謎
1話最大の謎:「入試をぶっつぶす」の張り紙は誰が貼ったのか?
入試前日15時5分、入試監督官である春山杏子、水野文昭、村井祐志が2Bの教室に入ると黒板に「入試をぶっつぶす!」と書かれた紙が貼られていた。
糸口1:入試前日の15時以降は生徒立ち入り禁止
生徒の立ち入りが禁止されていることにより、生徒の犯行可能性は限りなく0と言える。
糸口2:犯行時刻は12時50分〜15時5分
杏子が2Bの教室整理を終え、鍵を閉めた時刻が12時50分。その後、杏子は職員室に戻り鍵を置き、ジャージに着替えている。15時頃に職員室に戻った時には水野がおり、村井がその後に戻って来る。3人が鍵を手にして教室に着いた時刻が15時5分のため、この間の犯行となる。
【時刻訂正しました】
糸口3:2B教室の鍵を持っていた村井
職員室で2B担当の3人揃い、水野が鍵を取ろうとすると村井が2Bの鍵を持っていた。村井が鍵を取る描写がなく、村井が鍵を持っていることを水野が知っていないことから、村井は杏子が鍵を置き職員室を出てから水野が職員室に入るまでの時間に鍵を持っていったこととなる。時間としては、およそ12時50分〜15時00分の間に鍵を持っていったことになる。
糸口4:2A~2Cの教室(2D/2Eも使用しているが張り紙については不明)に犯行予告の紙が貼られていた
前述糸口3で、村井が2Bの鍵をもっていたが、2A/2Cの鍵は置かれたままだった。2B以外の教室は鍵が閉められた描写がないため、そもそも鍵が開いていて犯行可能だったという可能性はあるが…
糸口5:2Bの教室に置かれている椅子の位置
杏子が掲示板の張り紙を掃除しているとクラスの生徒石川が入ってきて掃除を手伝う。石川が出て行ったときには椅子の位置は黒板横の掲示板の下。「入試をぶっつぶす!」の張り紙を発見した際の椅子の位置は黒板の下に移動していた。掲示板の張り紙が全てはがされていたので、仕事を全うした杏子が椅子を移動させた可能性がある。ちなみに教室掃除後の黒板のカットがないため、杏子が「入試をぶっつぶす!」を貼った可能性ももちろんある。
⇒物理的に犯行可能なのは「春山杏子」と「村井祐志」
最後に鍵を閉めた杏子と、杏子が鍵を閉めた後に鍵を持っていた村井のどちらかしか「入試をぶっつぶす」の張り紙を貼るチャンスがないことから、この二人のいずれかの犯行であると言える(あるいは両方)。もちろん、合鍵があったり別の場所から侵入可能な場合、別の人物が犯行可能である。
第1話の伏線と思われるもの
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目次 - Contents
- ドラマ「高校入試」
- 相関図
- ※※※ネタバレ注意!!!※※※
- 第1話
- 第1話の謎
- 第1話の伏線と思われるもの
- 第2話
- 第2話の謎
- 第2話の伏線と思われるもの
- 第3話
- 第3話の謎
- 第3話の伏線と思われるもの
- 第4話
- 第4話の謎
- 第4話の伏線と思われるもの
- 第5話
- 第5話の謎
- 第5話の伏線と思われるもの
- 第6話
- 第6話の謎
- 第6話の伏線と思われるもの
- 第7話
- 第7話の謎
- 第7話の伏線と思われるもの
- 第8話
- 第8話の謎
- 第8話の伏線と思われるもの
- 第9話
- 第9話の謎
- 第9話の伏線と思われるもの
- 第10話
- 人物整理【6話時点】
- ▼メイキング映像から展開を探る
- ▼関係者の私生活からプライベートから展開を探る
- ・クランイン/クランクアップ情報
- ・出演者の絡み
- ・学校以外のロケシーン
- ・エキストラの出演シーン
- ・ラストシーン