高校入試(ドラマ)の謎・伏線を徹底解説・考察まとめ【ネタバレ注意】
『高校入試』は2012年放送のテレビドラマで、地元で有名な進学校である県立高校の入試を妨害するために勃発する出来事を描いている。伏線が多いミステリー作品となっており、一度見ただけですべての謎・伏線を理解することは難しい。
ここでは『高校入試』の謎・伏線を解説する。
【2】インディゴリゾートのゴールドカード
優ちゃんが持ってきてくれたインディゴリゾートのゴールドカード。過去のカードの番号は「813545919」。今回渡したカードの番号は「813545926」。再発行というよりは、別に発行したんですかね。関係ないとは思いますが、一応念のために残しておきます。
【2】杏子の過去
宮下の言葉を受けて、過去に「帰国子女の君にはわからないよ」と無精ひげの男が部屋で言っていたことを思い出す杏子。杏子は「あなただけのせいじゃないのに、どうしてそんなにも責任を感じなきゃいけないの」と男に声をかける。男は相関図より寺島俊章で間違いないだろう。また、自宅でかなり親密な雰囲気だったところから恋人関係(だった)ことが推測される。
寺島俊章という男
確実に鍵を握るであろう人物。杏子の回想に2度登場。1度目はコンビニで「10代の子はどんなものに興味があるかリサーチ」と発言。白シャツで小奇麗な格好。2度目は本が多い部屋で「帰国子女の君にはわからないよ」と発言。無精ひげ。杏子は「あなただけのせいじゃないのに、どうしてそんなにも責任を感じなきゃいけないの」発言。寺島は教師である可能性が高く、杏子の発言より過去に複数人が絡む事件に関わっている可能性がある。おそらくかつて一高の教師で入試の採点ミスに関わった一人であろう。また杏子の回想から亡くなっている可能性もある。
【2】保護者待機室(食堂)の注意事項の張り紙
「校舎内、立ち入り禁止 お手洗いは右矢印の先をご使用ください」「携帯電話使用可」の二つの張り紙。別のものにすり替わってるかと思いましたが、そのままでした。笑 芝田母がこの母親を見てメールしたので、意味はあったようです。これ以上の展開はないでしょう。
【2】杏子先生の携帯電話
村井が英語の試験中に掃除用具入れから何かを見つけポケットに入れる。入試終了後の掃除中に何かを杏子に渡そうとするがまるで無くしたかのような不可解な表情をする。次回予告で杏子の携帯電話を村井が持っていることから、掃除用具入れで見つけた何かは「杏子の携帯電話」であろう。坂本の携帯と同様、教師の携帯が2Bの教室に仕掛けられていたこととなる。しかしながら、試験中杏子の携帯がアクシデントを起こす事態にはならなかった。ミッションの予備だったのだろうか。
【2】沢村の息子と松下の息子の関係
大勢の受験生がいる教室で、昼食の時間にキレた沢村の息子が松下の息子に「キモイ」等々の罵声を浴びせる。松下の息子のことを「キヨタカ」と下の名前を呼び捨てにしていることから、過去には仲がよかったことが推察できる。今の悪い関係性になった事件が何かあるのかもしれない。
沢村の息子の体調
同窓会長の親が言うには、入試の2、3日前から風邪を引き体調を崩しているらしい。試験中は終始体調が悪そうな素振りを見せる。昼食の休憩時間中に校長室の前にいるところを杏子に見つかる。腹痛の薬を探しており、保健室の場所を教えられる。なぜ校長室(本部)の前にいたかは不明。また、近い時刻に教頭と荻野が職員室で教師たちに報告をしており、校長室には校長一人の状態であった。
宮下先生の家庭事情
28歳の妻がおり、溺愛している。また、一高の近くに家を建てたばかり。出世に興味はないが、一高で教師を続けることに対する執着はそれなりにあるみたい。その弱みに突かれると犯行に加担する理由になるかもしれない。
荻野先生の過去
今回入試の入試部長。今回、荻野が職員室から去る際に、影を意図的にアップにするカットがあったので注目。現在は情報処理の教科を受け持つが、過去には英語の教科を担当していた。スーツの胸ポケットには赤ペンが刺さっている。OP映像で赤ペンが出てくるが、これは荻野個人を示すというよりは、入試の採点で何かあるぞということを示唆している可能性のほうが高い。また、パソコンに詳しいため今回のネット掲示板の書き込みに関わっている可能性も考えられる。
一枚足りなかった英語の解答用紙
杏子が本部で英語の解答用紙を確認した際、一枚足りないことに気づく。あらかじめ用意されていた補充用紙から一枚取り出し、補充する。その後、試験終了後に解答用紙を村井、水野が数えた際には40枚揃っている。伏線なのかどうかはわからないが、意味ありげなので残しておきます。
▼追記:2ちゃんねる情報を確認。「杏子が英語の解答用紙を田辺に配る際、2枚渡している」確認したら、たしかに2枚解答用紙を渡しているように見えました。つまり、解答用紙は全部で41枚あり、杏子と田辺が共謀。提出時には40枚だったので、田辺は解答用紙の1枚を提出しなかった可能性が高い。
英語の入試問題
関係ない可能性が高いんですが、問題の表表紙に「試験5英語 平成25年度 県立高等学校入学試験」と記載があり、注意書きに「試験時間は50分で、終了は3時15分です」とある。しかし、実際の試験終了時刻は15時10分。これに関しては誤植だろうか?ここまで何かの伏線だったら神ドラマだ。笑
誰もいない職員室
職員室待機のみどりが職員室を空けるシーンが何度もある。一度目は昼食を松島先生に届ける場面。この間に杏子の元同僚である優ちゃんが職員室に侵入している。また、保健室に呼び出された松島母を見つけた15時03分頃も職員室を出て、その後沢村同窓会長と生徒の石川を発見して追いかけることになる。職員室には各教室の鍵が置いてあり、実質的に誰でも入れる状態にあったということだ。
沢村息子のカンニング
英語の試験中、過呼吸になった芝田に注目が集まる最中、沢村息子がカンニングをする。松島息子はそれを目撃。次回予告で宮下が「告発文」が書かれていたという発言は、松下息子が英語の試験中に沢村息子がカンニングしていたという告発なのかもしれない。一応カンニング内容を残しておきます。カンニング相手の受験番号61番、見ていた部分「問い5.1(イ)b (ウ)a 問い5.2(2)ハムレット マクベス オセロ リア王 問い5.3 (2)b (3)c・f」
2B教室に残された2人の教師
本来3人体制だが、杏子は保健室に付き添いのため2B教室には水野と村井のみ。試験終了後、水野は志願して携帯回収袋を取りにいく。その間、村井は解答用紙を回収する。回収後、水野が戻ってきて村井が本部に解答用紙をもっていく。生徒に携帯が返されたのがおよそ15時17分、村井が本部で上条教頭に最後の確認印をもらったのが15時30分。他の先生が先に来ていて待たされたためラストとなったのか、15時30分間際に来たのかは不明。いずれにせよ、村井には英語の解答用紙に細工できる時間があったといえる。今後、英語の解答用紙に何か問題が発生したら村井が関わっている可能性が高い。ちなみに2A教室は小西が解答を持ってきた。
構内を走り回る石川
中学時代の制服を着て入試日に構内に侵入した石川。念願のキヨタンとバレー部の部室で会うことができたものの、相田との会話については不明な部分が多い。15時03分、職員室で待機していたみどりに走っているところを目撃されて追いかけられる。何故この時間に走っていたかは不明。わざと見つかりたかった?
構内の見回りをする相田
教頭に志願して学校内見回りの役目を請け負う。普通に考えれば、自由に動ける立場になり石川に会おうとしているのだろうが、それ以外の可能性もなくはないので残しておきます。
第5話
第5話
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ついに入試が終了。春山杏子(長澤まさみ)ら教師たちは後片付けを始める。受験中に携帯電話が鳴り、パニックを起こした受験生・芝田麻美(美山加恋)は受験妨害とみなされ失格を言い渡される。納得できない麻美の母、芝田昌子(生田智子)は応接室で校長・的場一郎(山本圭)、入試部長・荻野正夫(斉木しげる)、試験監督・水野文昭(阪田マサノブ)に対して猛抗議をする。そこに、受験妨害の被害者の親として抗議に来ていたはずの沢村幸造(入江雅人)も加わり、親たちは受験妨害が学校側の責任だと言い張る。学校側に落ち度はないと説明する荻野だが、麻美が受験した試験会場2の黒板に貼ってあった注意事項の張り紙には、他の教室に掲示してあった注意事項とは明らかに違う重大な欠落があった。証拠を盾に、学校側に責任を取るようにもとめる沢村と昌子。的場は、どのような結論を出すのか、一同の視線は的場へ集中する。
一方、採点を始めようとする教師たちの中、村井祐志(篠田光亮)は試験中に見つけた、ある物について口を開く…校舎は再び不穏な空気に包まれる。
第5話の謎
5話最大の謎:白紙の解答用紙は誰が、何のためにどうやって出したのか
英語の解答を採点中、宮下が2Bの解答用紙が39枚しかないことに気づく。足りないのは受験番号46番。相田が解答用紙を床に落としたとき、白紙の解答用紙があり、それを予備だと思い取り除いていたことを思い出す。新品と同様に何も書かれていない解答用紙は46番のものなのだろうか。
糸口1:杏子が田辺に渡した2枚の解答用紙
まず4話の伏線「一枚足りなかった英語の解答用紙」で紹介した通り、杏子が英語の解答用紙を受験番号46、田辺に対して2枚渡しているという前提に立って進めたいと思う。流れとしては、杏子は入試本部で英語の解答用紙が一枚足りないと演技をして、一枚追加し合計41枚の英語の解答用紙にする。解答用紙を配る際に、田辺に2枚渡すといったもの。ただ、これだけでは今回の騒動を説明できないので順を追って説明していく。
糸口2:英語の解答用紙に触ることが出来た人物
英語の解答用紙に何らかの細工ができる人物を挙げていく。英語の解答用紙を回収し本部に持っていった村井、本部で解答用紙を確認し金庫に入れた教頭、教頭がトイレに行っている間に本部に待機していた滝本、教頭から解答用紙を受け取った坂本、坂本がトイレに入っている間に隣のトイレにいた松島、坂本から解答用紙を預かった相田。他の教師は英語の解答用紙を単独で触れることが不可能である。
糸口3:田辺の2枚の解答用紙の行方
英語の解答用紙は41枚あったはず。しかし、村井、水野、教頭が枚数を確認した際には40枚だった。つまり、解答用紙を回収した際にどこかで40枚になったことになる。方法はいくつか考えられる。1.田辺が提出したのは白紙の解答用紙・本当の解答用紙は別の場所に置いてある。 2.田辺が提出したのは受験番号を偽装した解答用紙・もう一枚の解答用紙は使用せず教師が白紙の解答とすり替えをおこなった。 可能性が高いのは白紙の解答用紙を提出し、本当の解答用紙は教室等別のどこかに隠してあるというケース。
⇒受験番号46田辺が白紙の解答用紙を提出、本物は別の場所
田辺は英語の解答用紙を提出する際、裏返しにして提出している。回収の村井は解答用紙の表面は確認していない。また、村井、水野、教頭も解答用紙の枚数は確認しているが中身は確認していない。つまり、田辺が白紙の解答用紙を提出することは可能だったといえる。杏子と田辺が共謀していると考えると、杏子が芝田の付き添いで保健室にいなければいけなかったのは想定外の出来事で、本来は杏子が解答を田辺から2枚回収する予定だったのではないだろうか。アクシデントにより、田辺は白紙の解答用紙を1枚提出するという不本意な形でのミッションを決行しなければならなかった。この問題に関しては今後必ず解決の糸口が出てくるので注目だ。
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目次 - Contents
- ドラマ「高校入試」
- 相関図
- ※※※ネタバレ注意!!!※※※
- 第1話
- 第1話の謎
- 第1話の伏線と思われるもの
- 第2話
- 第2話の謎
- 第2話の伏線と思われるもの
- 第3話
- 第3話の謎
- 第3話の伏線と思われるもの
- 第4話
- 第4話の謎
- 第4話の伏線と思われるもの
- 第5話
- 第5話の謎
- 第5話の伏線と思われるもの
- 第6話
- 第6話の謎
- 第6話の伏線と思われるもの
- 第7話
- 第7話の謎
- 第7話の伏線と思われるもの
- 第8話
- 第8話の謎
- 第8話の伏線と思われるもの
- 第9話
- 第9話の謎
- 第9話の伏線と思われるもの
- 第10話
- 人物整理【6話時点】
- ▼メイキング映像から展開を探る
- ▼関係者の私生活からプライベートから展開を探る
- ・クランイン/クランクアップ情報
- ・出演者の絡み
- ・学校以外のロケシーン
- ・エキストラの出演シーン
- ・ラストシーン