高校入試(ドラマ)の謎・伏線を徹底解説・考察まとめ【ネタバレ注意】

『高校入試』は2012年放送のテレビドラマで、地元で有名な進学校である県立高校の入試を妨害するために勃発する出来事を描いている。伏線が多いミステリー作品となっており、一度見ただけですべての謎・伏線を理解することは難しい。
ここでは『高校入試』の謎・伏線を解説する。

オープニング映像

ドラマが始まる際に毎回流れるOP映像。机が宙に浮かぶ映像が印象的だが、いくつかキーになりそうなアイテムが出て来る。散らばるテスト用紙。ピンク色の携帯電話。ノートパソコン。赤ペン。これらのアイテムが後々重要になってくる可能性がある。無関係かもしれないが、一応何らかの可能性があるので残しておきます。

ピンクの携帯電話

OP映像に登場。また、入試一週間前の入試会議の最中に校舎近くで匿名掲示板を閲覧しているのもピンクの携帯電話である。学校生徒、もしくは受験生のものと思われる。

過去の入試の採点ミス

4年前、県下一斉で過去10年に渡る答案用紙の開示したことにより一高の採点ミスが発覚。先生が数名減給処分された(苦い表情をしたのは坂本、宮下、水野)。どのタイミングで採点ミスが起こったかはわからないが、4年前から14年前の間の受験生が採点ミスの被害を受けており、何らかの恨みを抱いている可能性がある。

滝本みどり(音楽教諭)の彼氏

映画のロケで有名になったインディゴリゾートに入試翌日に彼氏といくため、杏子にインディゴリゾートの予約をお願いした。その際、彼氏が学校関係者であることを明かした。その後のやりとりで、小西は自分が彼氏であることを否定、みどりは水野が彼氏であることを否定している。
以上のことから彼氏である可能性の人物は、既婚者群と相田、村井、学校生徒といえる。

コーヒー用のマグカップ

意図的にマグカップのアップのカットがあるので一応残しておきます。
春山杏子:ピンクのハローキティのマグカップ
相田清孝:さわやか国体記念2004のマグカップ(バレーボールの絵柄)。相田はバレーボール部。
宮下輝明:ひまわりのマグカップ
坂本多恵子:韓流スターのマグカップ。手前と奥で写真が違う。(取っ手を右手でもった場合、手前が黄字、奥が赤字)

相田と石川衣里奈の関係

教師である相田を女子生徒の石川は「きよたん」と呼ぶ間柄であり、恋仲のような描写がされている。その様子を村井に目撃されてしまったが、「きよたん」と呼んでいたこと知っている理由は不明。これは相田と石川のやり取りが体育館前の廊下、村井が2階以上の階の廊下で見ており、さらに村井の側の窓が閉まっていることから、この時の「きよたん」発言は聞こえていないと思われるためである。そうなると村井はこの時点より以前から二人の仲を知っていた可能性がある。
石川は相田に入試当日の日にちが何の日か尋ねるが、相田はわからず石川は拗ねてその場を去ってしまう。相田はその後、その日が石川の誕生日だったかもしれないと気づく。

杏子に好意をもつ(?)小西

小西が「たまには息抜きしたほうがいいんじゃないの。今度…」と話しかけたところでチャイムが鳴る。杏子が元同僚と電話しているところを村井に聞かれる。その際村井に、小西先生には内緒にしておくとささやかれる。
一見すると小西が杏子に好意を抱いているような流れではあるが、視聴者をミスリードさせている感もある。どう展開するかは不明だが。

先生たちの出身校

それぞれの出身校について残しておきます。
県立橘第一高等学校(通称:イチコウ 今回のドラマの舞台):相田、水野、宮下、坂本、松島、荻野、教頭、校長、沢村(同窓会長)
清煌学院(私立有名校):小西
菫ヶ丘女子高(私立女子高):滝本みどり
海外:春山杏子
※松島、荻野、教頭、校長が一高出身なのはフジテレビの登場人物紹介より

松島と村井の関係性

小西の話によると村井の担任が松島だったらしい。松島の前任校については思い出せていない。一高ではないことは確定している。

宮下と水野の関係性

関係がなさそうな二人だが宮下は水野先生のことを「水野!」と呼び捨てにしている。二人は同い年で同じ一高出身。おそらく同級生であるため、学生時代に何か関係があったかもしれない。

坂本と「入試をぶっつぶす」

女子更衣室でジャージに着替えようとした坂本は、自分のロッカーに「入試をぶっつぶす!」と書かれた紙があるのを発見し、ゴミ箱に捨てる。「気にしない」と言っていた坂本だが、一緒に着替えていた杏子とみどりが更衣室から出て行くと、その姿を怪しげな目で追いかける。表情が意味ありげでしたので残します。

第2話

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第2話の謎

2話最大の謎:誰が、何の目的で坂本先生の携帯電話を黒板の上に置いたのか?

入試前日の教室掃除中、掃除大臣こと相田清孝が2B教室の黒板の上から携帯電話を発見する。生徒同士のイタズラかと思われたが、ストラップと携帯の待ち受け画面から持ち主が坂本先生であることに気づく。

糸口1:坂本先生の携帯事情

坂本が携帯電話を車に置きっぱなしにしてしまったということは知られている話らしい。実際、今回の携帯電話がいつ頃なくなったのかはわかっていない。また、昨年のスピーチコンテストの時間変更メールに気づかなくて生徒の石川が失格になる、授業中に携帯電話を使用していた生徒の石川の携帯を取り上げた、以上のことから生徒の石川には恨まれている可能性が高い。

糸口2:各教室のメッセージ

2B以外の教室には、黒板の上に2Bに関連するメッセージが残されていた(2Aは「杏子LOVE」)。使われていたプリントからメッセージは3月12日火曜日から3月14日金曜日の間に置かれたことがわかった。メッセージが置かれたことについて宮下は、メッセージを置いた人物と携帯を隠した人物は別人と推理。小西は同一人物の犯行で携帯電話を発見させることで警告したかったと推理。

糸口3:掃除大臣の担当教室

掃除大臣こと相田が黒板の上まで掃除することは、相田自身が生徒たちに喋っていたこともあり、生徒の間でも知られていることであった。しかしながら、相田がどの教室を担当するかは職員のみが知っていて、生徒は知り得ない情報である。そのため、2Bの携帯電話を発見させるために各教室にメッセージを残していたという可能性が高い。

糸口4:掲示板の書き込み

16時台に「仕込み、バレタ」と掲示板に書き込みがされている。この「仕込み」が坂本の携帯電話のことならば、15時30分頃から16時終わりの約1時間半の間に情報が掲示板に書き込んだ人物に伝わったこととなる。携帯電話の発見については、2A〜2C担当教師及び報告された管理職のみが知っている情報である。そのため、書き込みは教師の手によるものか、教師と何らかのつながりのある生徒の可能性が高い(もちろん盗聴器でも仕掛けていれば別だが)。

⇒石川の犯行の可能性が濃厚

杏子が掃除中に石川が坂本の携帯電話を置いた可能性が高い。2ちゃんねるの鑑定によると掃除中の教室の黒板の上が、石川の登場前と登場後で若干異なると判断されている。本当に若干なので何ともいえないが、他の教師に比べて石川の可能性が高いのは間違いない。目的についてはまだ推測の域を出ないので止めときます。

第2話の伏線と思われるもの

ヒガシヤマユキの「やっぱり好き」

教室の壁に落書きされていた若い世代に人気の歌手ヒガシヤマユキの「やっぱり好き」のサビの部分
「好き 嫌い 会いたくない でも やっぱり 好き 会いたい」
この歌手が今後もでてきそうなので一応残しておきます。

杏子の過去

村井の言葉を受けて、過去に「10代の子はどんなものに興味があるかリサーチ」と白シャツの男がコンビニで言っていたことを思い出す杏子。距離感からおそらく過去の恋人である可能性は高いが、顔ははっきりと写されていない。杏子には明かされていない何らかの秘密があると思われる。

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