高校入試(ドラマ)の謎・伏線を徹底解説・考察まとめ【ネタバレ注意】

『高校入試』は2012年放送のテレビドラマで、地元で有名な進学校である県立高校の入試を妨害するために勃発する出来事を描いている。伏線が多いミステリー作品となっており、一度見ただけですべての謎・伏線を理解することは難しい。
ここでは『高校入試』の謎・伏線を解説する。

【2】電気がついていたバレーボール部の部室

部室にいたのはやっぱり石川でしたとさ。

【2】受験生の英語の解答

受験番号77番芝田麻美の英語の点数は95点だった。最後の3問が空欄だったため、その他の解答は全て正解していたことになる(配点は設問5の3(1)が1点、(2)(3)がそれぞれ2点の計5点が空欄)。回収時の芝田の解答では「Shakespear」と記載してあり、採点時には「Shakespeare」と正答となっていることから、点数を上げたい何者かの改ざんがおこなわれたのは間違いない。

【5】相田と石川衣里奈の関係

石川の入試時の担当試験監督が相田だった。入学後にいじめられていた石川を男子バレーボール部マネージャーに誘ったのも相田で、石川の人生において相田はある種の救世主のような役割の人物のようだ。

【2】一昨年入試の石川携帯事件

明らかになりました。相田が入試監督の教室で受験していた石川の廊下の鞄の中の携帯が鳴り、試験終了後も残された石川だったが、処分はなかった。しかし、そのことがきっかけで入学後女子生徒にいじめられることとなる。なんにせよ、入試の携帯電話が彼女の人生に大きな影響を及ぼしたということである。

【2】構内を走り回る石川

試験問題のリークをしていたのは石川であることがわかった。しかし、試験問題の内容をどうやって知ったのかが謎である。構内を走り回っていたのは、問題をどこかに取りにいってたということだろうか。そうなると、構内で石川に問題を渡す人物がいることになる。また、職員室で喋った内容が掲示板に反映されていることから、職員室を盗聴しており、部室で石川が聞いているという可能性もある。

【3】沢村の息子と松下の息子の関係

数学の宿題を横取りされるという過去があった二人。因縁が深い。松下の息子はあえて県外の進学校を第一希望としており、沢村息子と決別したかったということなのだろう。また、同じ高校に入ることは是が非でも避けたいことなのかもしれない。動機としては十分。

【3】杏子の過去

3度目の回想。杏子「ミスなんて誰にでもあることじゃない。完璧な人間なんていないんだから、もっと前向きに考えようよ」、寺島「世の中、そうやって開き直った者勝ちなのか?」気になるのは、杏子の過去の性格が今とは違う点。ポジティブすぎる。今はそういった一面はあまり見られない。やはり、過去に性格を変えてしまうような大きな出来事が…。

【2】寺島俊章という男

「世の中、そうやって開き直った者勝ちなのか?」という発言から、問題に対して真っ向から向き合って苦悩していることがわかる。まあ入試採点ミスに関することなんでしょう。同じようにミスしたほかの教師がのうのうとしていたが、寺島は自責の念にかられて…が妥当なところか。それとも処分の重さが違ったのか。

【3】ピンクの携帯電話

第1話、学校の外で掲示板を見ていた携帯電話は石川の携帯電話で間違いなさそうです。つまり、石川は掲示板の存在を知っている人物というわけですが、情報リークしてるんですからそりゃ知ってますよね…。

【2】松島と村井の関係性

採点終了後の二人の会話で、村井が松島の元教え子であることが確定した。やはり仲は良さそう。しかし、二人きりでいるさいに今回の「入試をぶっつぶす」騒動について何も話さないので、二人が共謀して何かしているという可能性は限りなく低いことがわかった。

【2】コーヒー用のマグカップ

追加です。
春山杏子:ピンクのハローキティのマグカップ
相田清孝:さわやか国体記念2004のマグカップ(バレーボールの絵柄)。相田はバレーボール部。
宮下輝明:ひまわりのマグカップ
坂本多恵子:韓流スターのマグカップ。手前と奥で写真が違う。(取っ手を右手でもった場合、手前が黄字、奥が赤字)
NEW→水野文昭:東京大学のマグカップ

【2】過去の入試の採点ミス

本来2点の記号問題を坂本が1点と誤採点したことを小西が指摘すると、坂本は「たかだか1点、2点のことでそんな目くじら立てて攻めないでよ」と言い、小西は「その1点2点で人生を大きく変えられてしまうのが高校入試なんです。心に覚えがあるでしょう?」と反論した。坂本は採点ミスした側の人間のため、「心に覚えがあるでしょう?」と諭しているが、「その1点2点で人生を大きく変えられてしまう」と言っていることから過去の入試の採点ミスで人生を大きく変えられた人物がいる可能性を示唆している。

英語の答案回収

村井が一人で回収した2Bの英語の答案用紙。田辺は白紙の答案用紙を裏返しで出したが、村井はそれを確認することはなかった。今回小西の発言で「受験番号忘れはその場で書かせる決まりになってる」ことが明らかになった。つまり、村井がこのルールを遵守していなかっただけなのか、わざと白紙をそのまま回収したのか。前者なら村井のミスになり責任を問われる恐れがあり、後者なら犯行グループの一人であることが確定する。

一昨年の入試で不合格になった女子生徒

石川の回想で明らかに。試験中携帯電話がなったことで、過去にストーカーにあっていた時の記憶を呼び起こし英語の試験の点数が低かった女子生徒がいた。同じ中学から仲良し3人で受けており、他の4教科の点数は合格した生徒より高かったが、英語の低い点数が響き不合格となった。その子は英語のスピーチコンテストの代表に選ばれるぐらい英語に長けていたという。不合格になった人物は現在16歳~17歳の高校二年生。ストーカーしていた人物は当時高校生、現在も高校生もしくは卒業している人物だろう。ここらへんは現時点で登場している人物と一致、関連がありそうな人はいなそうです。もちろん、誰かの妹とかの可能性はありますが…。落ちた子がスピーチコンテスト代表なのと、石川がスピーチコンテスト出場は何か関係あるんでしょうかね。罪の意識でしょうか。

夕食はハンバーグ

何も関係ないと思いますよ。笑 単に、子どもはハンバーグが好きという親の勝手な決めつけの象徴としてハンバーグを使っているのかと。ハンバーグの芝田家と沢村家の親子仲が不和で、そうでない松島家は親和とか、そんなところ。

芝田麻美のピアノ

昔習っていたが、入試のために親に辞めさせられた。麻美は芸術系の強い菫ヶ丘女子高に行くことを希望している。菫ヶ丘出身の音楽教師が一高にいるけど、何か関係あるのか?年齢的には10歳離れている。ピアノの先生、もしくはレッスン仲間で知り合いだとしたら答案改ざんに加担するかも?

村井と松島息子の関係

受験生と試験監督の関係。村井と松島の会話の中で、息子の話になった際、息子が県外の高校を受験するといった際に「誰にも会わないとこのほうが心機一転できそうですよね」と村井が発言している。また、「同じ中学に嫌な奴がいるんだろう」という松島の発言に反応している。村井は松島息子がいじめられているということを知っているのだろうか。「いえ、自分にも思い当たることがあって」と松島に返したのは、その場を取り繕うためという感じがしたので、村井自身が過去にいじめられていたから「思い当たる」と言った訳ではないだろう。

水野の点数入力

今回一番怪しいなと感じた点。社会の点数の入力をおこなった水野は、国語の答案をもってきた滝本にパソコンの席を譲る。何故か部屋からは出ず、後ろを気にしながらその場に立って、読み上げを荻野が担当すると言った瞬間に「あ、私がやりましょう。たった今全員分読み上げてもらったばかりなんですから。お茶でも飲んで少し休んでてください」と水野が発言。水野は明らかに待ち構えていたように見える。国語の点数読み上げ時に何か細工をしたかったのか、荻野を自由にしたかったのか、滝本と一緒に作業したかっただけなのか…

第7話

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第7話の謎

第7話最大の謎:受験番号55の答案はなぜ2枚あったのか?誰がやったのか?

46番の英語の答案がないため校内を捜索することになった教師陣。杏子とみどりと村井が玄関前で探していると、突然同窓会長の沢村が現れた。沢村は英語の答案を持っていた。しかし、それは探していた46番の答案ではなく、沢村の息子である55番の答案であった。沢村によると、答案は校舎の玄関脇の窓にテープで貼ってあったらしい。答案は全て記入した状態で貼られており、沢村が受験番号を改ざんした可能性はない。

糸口1:田辺の2枚の答案用紙

白紙の答案用紙と、今回発見された55番の答案用紙に関しては前述の通り、田辺が2枚受け取った答案用紙の行方であると考えて間違いないだろう。田辺は白紙の答案用紙を提出し、解答を書いた答案用紙は持ち帰った(隠した)はずだ。

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