高校入試(ドラマ)の謎・伏線を徹底解説・考察まとめ【ネタバレ注意】

『高校入試』は2012年放送のテレビドラマで、地元で有名な進学校である県立高校の入試を妨害するために勃発する出来事を描いている。伏線が多いミステリー作品となっており、一度見ただけですべての謎・伏線を理解することは難しい。
ここでは『高校入試』の謎・伏線を解説する。

糸口2:白紙を出した理由

白紙の答案用紙は何故出したのだろうか。もう一枚の答案を見つかるように貼っていたのだから、白紙ではなく最初から受験番号55と書いて提出していればいいはずだ。それができない理由が必ずあるに違いない。んー。理由はいくつか考えられて、一つは回収時に見つかった場合のリスクヘッジ。白紙の提出なら万が一見つかっても言い逃れできて、あとから答案を別の場所で見つけさせたほうがリスクは低そう。もう一つは、答案用紙に書く受験番号がわからなかった。携帯を回収されていたため、書くべき受験番号の情報がわからなかった。後者のほうが可能性高そう。

糸口3:答案に55番と書き、窓に貼った人物は誰

田辺が持ち帰ったとしたら、誰が55番と受験番号を書き、誰が窓に貼ったか。まず、田辺が自分で書いて自分で貼ったケース。でもこれができるなら、白紙ではなく55番の答案を提出してればいい話。一旦どこかに隠し、別の人物が受験番号を書いて窓に貼ったほうが可能性が高いのでは。
沢村同窓会長が答案を見つけて杏子たちに見せたのが20時55分頃。回収チャンスはいくらでもありそうなので単独で外にでていた描写で限定していくと、見回りをした相田、動き回っていた石川、外で煙草を吸っていた松島、捜索中に懐中電灯をとりにいった村井、村井がいなくなって一人になった杏子。田辺との共謀が確定している杏子が有力かな。

糸口4:選ばれた55番

なぜ55番だったのか。これは難しい。選ばれる理由があるとするなら、同窓会長の息子であることだろうか。もしくは、上の兄が不正入学をしており、問題に巻き込むことで「裁き」を下そうとしたのか。いずれにせよ、今後の展開に沢村一家が関わってくるのは間違いなさそうだ。
また、学校側は55番の答案が2枚あることについて、途中で白紙とすり替えたことを疑うはず。46番は受験番号を書き忘れて、そこに誰かが55番と書き込んだと考えれば沢村同窓会長に加担する教師がいるのでは?と嫌疑がかかる。犯人を仕立て上げるのが目的なのかも。

⇒2枚の答案の内、1枚を白紙で提出した田辺がもう1枚を校内に隠し、杏子が回収、捜索中に一人になった時に55番と記入し貼り付け。目的は罪を犯した奴らへの裁き。

田辺が隠した答案の場所は2B教室が妥当か。杏子の回収は2B教室掃除中。掃除用具入れにあった携帯をジャケットのポケットしまう時にアップになったのは、同じポケットに答案が入っていたからかもしれない。目的に関していえば、学校側への裁きは入試時の管理体制の杜撰さをネットを通じて白日のもとに晒すため。沢村一家が選ばれた理由は、兄弟たちの過去の不正入学を晒すため、もしくは今回の入試で注目を沢村の答案・合否に注目を集めさせることで不正がおこなわれることを防止させるためだろうか。
▼訂正→沢村同窓会長答案発見時の折り目から、答案は二つ折りで運ばれたことがわかる。つまり、杏子のポケットには入りそうもないです…。だとしたら石川、田辺が貼ったんだろうか。うーん。

第7話の伏線と思われるもの

【4】滝本みどり(音楽教諭)の彼氏

杏子のカマかけにより相田が暴露。やっぱり相田・滝本ラインでしたね。インディゴリゾートに入試当日の晩に出かける予定でしたが、予定通りにはいきそうにありません。

【6】相田と石川衣里奈の関係

教室で相田の彼女の話になった際に宮下が、「相田っち、みどりちゃんと付き合ってたんだ。俺、てっきり別の…」と発言している。見る人が見れば、相田と石川の関係はバレバレだということだろうか。まぁ、キヨタンだしなあ…

【3】受験生の英語の解答

発見された55番の答案の解答だが、「Shakespeare」「ハムレット、マクベス、リア王、オセロ」と記載されていた。また、小西が「これ満点だ!」と発言していることから、満点の答案であることが予想される。

【3】電気がついていたバレーボール部の部室

相田が確認しにいくと部室の電気が消えており、鍵がかかっていた。しかし、中には石川がまだいたのだったとさ。電気つけたり消したり、扉を開けたり閉じたりは一体何なんでしょうね。

【3】沢村息子のカンニング

スルーされ気味でしたが、掲示板に書き込み。21時00分「ケータイ騒ぎに便乗してカンニングしたヤツもいる試験官は気づいた様子。でも、同窓会長の息子なら見逃すか?」。直前に松島息子が掲示板の存在に気づいたので、カンニングを知っていて、同窓会長の息子ということも知っている松島息子が書き込んだのは間違いないだろう。

【2】引きこもり男の弟

5年前の回想。一高に落ちた男の弟の名前は「ジュンイチ」でした。そして現在に戻り、掲示板に書き込む田辺淳一。入試一つで人生狂わされた兄、そしておそらく家族関係も大きく変わってしまったのだろう。復讐するには十分な理由だ。

【2】パソコンの前にいる無精髭の謎のひきこもり男

5年前の回想で詳細が明らかになりました。田辺光一は自己採点5教科平均91点を取り、平年の合格ラインを上回ったはずだったが、一高に不合格になった。一緒に来ていた友人の点数は平均88点。通常なら自分ではなく友人が不合格になるはずなのに、という気持ちのあらわれから「なんでアイツが合格」という言葉も出ている。なお、5年前に受験生だったので、今は20歳と思われる。

受験生の点数

主要な受験生の点数がわかったので記載します。
芝田77番 国語91 数学76 社会89 理科78 英語95 総得点429 ボーダーライン1つ上
沢村55番 国語90 数学79 社会90 理科89 英語82 総得点430 ボーダーライン2つ上
田辺46番 国語100 数学100 社会97 理科97 英語0
松島は載っていなかったため不明。沢村よりは出来ていそうなので、余裕で合格圏内かな。

嘘をつく事情聴取

荻野の事情聴取に対してみんな嘘つきすぎです。笑 それぞれの嘘について。
村井、水野、教頭:受験番号は確認した⇒本当は確認していない
みどり:「職員室に戻ろうとしたところを呼び止められた」⇒応接室に耳を当て盗み聞きしているところに声をかけられた
みどり:「何にも指一本触れていません」⇒英語の答案が入った袋に触っている
相田:構内には誰もいなかった⇒石川に会っている
坂本と松島は、一応嘘を言っていないのかな…
男どもは嘘つくときに一瞬顔に出るのに、みどり先生まじポーカーフェイス!女性コワイね!

掲示板の書き込み

校内の人間しか知りえない情報について。20時55分「答案用紙、発見!」、20時57分「同窓会長、採点中の学校に乱入」。これを書き込めた人物は絞られる。まず校内を動き回れる石川。ただ同窓会長があらわれたことを知っているかどうかは不明。大きな声だから近くにいればわかるかも。知っていたのは20時55分頃に出会った杏子、村井、みどり、荻野。20時56分頃、職員室で知った小西、坂本、宮下、相田。書き込めるのは自由な石川と、荻野を呼びにいくため一人になった村井、お茶汲みをしている滝本みどりぐらいか。みどりと沢村が応接室にいる間、村井と荻野はどこ行った?怪しい?

5年前の入試で合格した田辺光一の友人

誰?一番可能性がありそうな沢村家の次男の可能性を検証。
沢村三男が15歳、兄の哲也は25歳。哲也が長男だとすれば、次男が現在20歳でもおかしくないので年齢的には合う。
次に学校の問題。田辺光一と合格した友人と田辺淳一は同じ制服。一方、松島と沢村三男が同じ中学。可能性があるとしたら田辺兄弟と合格した友人は私立の中学で、松島と沢村三男が公立中学ということ。であれば、田辺淳一と沢村三男の制服が違う説明になる。一応田辺淳一の部屋には中学入試の問題集があるように見えました…。
ただ説明がつきづらい部分がありまして、松島息子と沢村三男が通っている学校が「橘中央中学校」、田辺淳一は「川西中学校」で両方とも地名が学校の名前になっていて公立中学っぽいんですよね。
もう一つ可能性があるなら、沢村家が引っ越している場合。5年前には「川西中学校」の学区内で、現在は「橘中央中学校」の学区内に住んでいれば制服問題を解決できる。でも引越しは無理あるかな…。
というわけで、田辺光一の友人は沢村次男ではなく、単なるモブキャラ説を私は推してみます。要するに友人は不正入学をおこなったのではなく、光一の答案における採点ミスの結果だったということじゃないかと。

校内を動き回る人物

20時44分、男子トイレを捜索した宮下、小西が去った廊下で動く謎の人物。また、20時51分には食堂にいる滝本が何者かの足音を聞いている。普通に考えたら校内の実況をしろと言われている石川が情報収集してるのかなと思います。次点で次回予告に出てくる芝田母、大穴は大洋ツーリスト優ちゃん!

第8話

fod.fujitv.co.jp

第8話の謎

真相追求:受験生の親、松島先生の行動

今回謎と思しきものがなかったので、今回限りなくクロであることがわかった松島先生の行動について考察します。

英語の答案について何か知っている松島

dywbt45
dywbt45
@dywbt45

目次 - Contents